価値観が合わない彼とは別れるべき? 結婚して幸せになる秘訣

離婚原因で多いといわれる「性格の不一致」。
つまりはこれ、「価値観が合わなかった」ことが原因と言い換えることもできます。
それゆえ、多くの人が「価値観が合う人」との結婚を願うものなのではないでしょうか?
そんなこんなで今回は結婚相手との価値観の一致はどのぐらい重要なのか? 一致が重要な価値観とちがっていていい価値観。価値観が合わない彼とは別れるべきなのか?
価値観のちがう相手と結婚して幸せになる秘訣など。結婚相手との間の「価値観」についてまとめてみたいと思います。
結婚相手との価値観の一致は重要?
実は価値観の一致は重要ではありません! 価値観とは、端的にいうと物事の優先順位です。生きていくうえで、なにを優先して、なにをあきらめるのか。そのバランスのとりかたともいえるでしょう。
夫婦とは元は赤の他人同士。ひとつ屋根の下で育った兄弟ですら価値観なんて一致しませんよね。価値観が合わずに兄弟ゲンカになることもよくある話。
ですから、夫婦間で価値観が完全一致することなんてあり得ません。
もちろん価値観が似ていることはありますが、結婚生活を長らく続けていけば、どこかしらで価値観の相違にぶち当たります。
そんなときに大切なことは、とことん話し合い、価値観のすり合わせをしていくこと。お互いに理解し合い、ちがうところに折り合いをつけていくこと。また、その覚悟を決めることです。
ちがっていていい価値観と一致していたほうがいい価値観とは?
価値観はちがって当たり前という話を前述しましたが、そうはいっても一致していたほうがなにかとムダな摩擦を回避することができます。価値観にもいろいろなものがありますが、結婚するにあたってちがっていていい価値観と一致していたほうがいい価値観についてまとめます。
ちがっていていい価値観
(1)趣味全般
よく「趣味が合う人がいい」という人もいますが、趣味がちがっていても、まったく問題ありません。その趣味が受け入れがたいものでなければ。お互いに趣味がちがっていても、お互いの趣味を受け入れあうことで、視野が広がっていくものです。たとえば、フルマラソンが趣味の男性と結婚した友人は、結婚前はまったく運動しておりませんでしたが、今はすっかりマラソンにハマり、夫婦2人で皇居ランを楽しんだり、一緒にマラソン大会に出席したりして、絆を深めています。ちがう趣味をもった男性と出会ったことを縁に、新しい趣味にチャレンジしてみるのも案外楽しいものです。
(2)家事のルール
育った環境がちがう2人が一緒に暮らすわけですから、日常生活を営めば、それはもういろいろな違和感を抱くことがあるでしょう。お互いに。掃除や洗濯の頻度ややり方、野菜の切り方、トイレの便座を閉めるかどうか、役割分担……結婚してから、小さなことにカチンときたり、家事分担に不満を抱いたり、「こんなはずじゃなかった!」と衝撃を受けることもあるかもしれません。ですが、結婚とはそういったちがいを受け入れ、折り合いをつけていくことが醍醐味なのです。
一致していたほうがいい価値観
(1)嫌いなもの&許せないもの
好きなものの方向性がちがっていても、お互いに歩み寄ることができますが、嫌いなものや許せないものがちがっていると、波乱が起きかねません。たとえば、私は喘息気味なところがあるため、たばこの煙がものすごく苦手です。もはや生理的に無理。もちろん私のために禁煙をしてくれるならいいのですが、無理に禁煙をすることが多大なストレスにつながってしまうとしたら……無理は長続きしませんから、最終的には破局してしまうでしょう。好きなものが合うよりも、嫌いなものが一致しているほうがトラブルが起きにくいものです。
(2)家庭と仕事のバランス
たとえば、家族で過ごす時間を何よりも大切に考えているのにも関わらず、仕事第一の激務系男子と結婚してしまうと、お互いにとって結婚生活が不満だらけとなってしまいます。でも、一見すると、ハイスペな激務系男子って、世間的には評価が高かったりもします。ですが、世間的にどんなによくても自分とのスタンスが合わない相手とはすれちがってしまいがち。どういう家庭を築いていきたいのか? 結婚する前によく話し合ったほうが結婚後の摩擦が少なくてすみます。
(3)育ってきた環境
どのような家庭環境で育ち、どのような人生を歩んできたのか? その人生の中でどのような教養を身につけてきたのか? イマドキ、結婚相手に家柄を求める人は少ないものですし、時代錯誤も甚だしいと感じる人もいるかもしれません。ですが、育ってきた環境を侮るなかれ! たとえば、家庭の料理に関しても当たり前の基準がちがいすぎると、夫婦ゲンカの元凶となる場合があります。魚1匹やお肉にいくらかけるか? 外国産の養殖でいいのか? 国産にこだわるのか? 野菜は? そういう細かいことのひとつひとつで食費がちがってきます。また子どもを授かれば、子どもの教育にどれぐらいの労力やお金をかけるか? など、夫婦のあり方の根幹に及ぶほどの影響があるものです。同じということはありませんが、似た者同士のほうがイチイチ揉めなくてすむこともあります。
価値観が合わない彼とは別れるべき?
お互いに尊重する気持ちをもって、話し合いや譲り合いができる間柄であれば、大抵の価値観のちがいは乗り越えていけるものです。
もちろん本来は一致していたほうが摩擦が少なくてすむ価値観もありますが、お互いの「一緒にいたい」という気持ちと覚悟が強ければ、意外とどうにかなる!
もっとも大切なことは、そもそも価値観はちがって当たり前と考えること。
そのちがいをときにはおもしろがり、受け入れあい、折り合いをつけていくことこそが結婚の醍醐味であり、人間としての成長につながると思うのよね。
なので、価値観が合わないレベルがどの程度なのか? それはどうにも譲り合えない価値観なのか? などにもよりますが、ちょっとぐらい価値観が合わないからといって、別れるべきとはいえません。
価値観のちがう彼と結婚して幸せになる秘訣とは
前述しておりますが、そもそも価値観はちがって当たり前と認識し、2人で乗り越えていく覚悟を決めることが大切です。
価値観の相違にばかりフォーカスするのではなく、その相違を乗り越えていくために話し合いや譲り合いができる相手なのかどうかがもっとも重要なこと。逆にそうでなければ、「価値観が合う」と思って結ばれた相手でも、破局してしまうことが多いんですよね。
価値観がちがうことに対して、話し合いをするって、かなり骨が折れる作業です。
よもやケンカに発展してしまい、お互いに嫌な思いをするかもしれないし、正直面倒くさいと感じてしまうときもあるでしょう。
結婚前にすでに「価値観がちがう」と感じているわけですから、「価値観が合う」と思っているカップルよりもそのハードルは高くなるかもしれません。
だからこそ、そのちがう分だけ強く固い決意をすることが必要だし、面倒なことから逃げずに地道に努力することが幸せの土台になるのではないでしょうか。
価値観が合う人を見つけるよりも、価値観を合わせる努力ができる相手を!
価値観が合うと思って結婚しても、99%の夫婦が価値観の相違に愕然とする場面を経験しているといっても過言ではないと思います(※私の個人的主観)。
結婚も生活となれば、本当に些細なことにイラっとしてしまうことがあるのよ。
チリも積もればじゃないけど、小さな不満が積み重なっていくことで修復不能なほどに2人の関係が崩れてしまうこともある。
そういうときによくいわれる破局理由が、「価値観の相違」や「性格の不一致」だったりするんですよね。
だからこそ、たとえ価値観がちがっていても、2人で何度も軌道修正をしながら、ずっと一緒にいられる努力を続けられる相手を見つけることが大切なのではないでしょうか。
その努力の積み重ねが深い絆になっていくものよ。
(ひろん)
※画像はイメージです
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