出会いのきっかけはどこに? 結婚につながる恋人の作り方

そろそろ結婚につながる出会いがほしい。10代はただ彼が好きとか一緒にいて楽しいといった理由で恋愛にのめり込めていたけれど、大人になると、結婚を考えられる相手と落ち着いた恋愛がしたいと思うもの。それって自然なことですよね。
でも恋愛も楽しめて将来も考えられる相手って、一体どこで出会えるのか。彼氏がいない人からすると疑問に思うこともあるでしょう。今回はデータと照らしあわせながら、社会人から結婚につながる出会いの見つけ方をご紹介します。
社会人の出会いのきっかけとは?
社会人から結婚につながる出会いを見つけるにはどうしたらいいのか。最近マッチングアプリなども盛り上がっていますが、国立社会保障・人口問題研究所が5年に1回おこなっている「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の2015年の調査(※1)によると、「夫婦の出会いのきっかけ」は、
1位:友人・兄弟姉妹を通じて(30.9%)
2位:職場や仕事関係(28.1%)
3位:学校で(11.7%)
4位:見合い(6.5%)
5位:街なかや旅先で(5.7%)
となっています。
この友人の紹介と職場恋愛というのは、結婚につながる出会いのツートップとして常に君臨しており、基本中の基本といえます。まずみなさん、半径5mを見渡してください。
ではこれ以外だとどうなるかというと、お見合いや旅先の出会いもいいのですが、個人的にはマッチングアプリでの成婚数も、首都圏を中心にどんどん増えていると思っています。
そもそも「結婚できない」と嘆く人の理由の多くは「いい出会いがない」というものです。職場や友人関係という大きなチャンスを逃した人は、ひと昔前であれば出会えるチャンスは皆無に近かったのです。
それが今では、マッチングアプリという方法により、出会いの数が増えチャンスをつかむ時代になっているのです。
社会人の出会いのきっかけエピソード3つ
結婚までいく出会いの場所はある程度データで傾向が出ています。とはいえ、ただの恋愛で終わるものと結婚まで進むもののちがいはどこにあるのか? 今回は3つのエピソードからそのちがいを考えてみましょう。
【case1】マッチングアプリで出会い、ゆっくりゆっくり結婚へ
マッチングアプリでの成婚は首都圏を中心に増えています。ただその出会いの中には、遊びや結婚を考えていない方の利用も多いため、相手の見極めが重要です。
そんな相手選びを成功させたのが、27歳の沙保里さんです。
沙保里さんが相手探しで必ず確認していたのが「結婚の意向がどの程度あるか」という点。「いずれいい人がいれば結婚したい」程度の熱意の人もOKにしていたそうですが、プロフィール上での確認だけでなく、実際会って話すときに「結婚はどの程度考えているんですか?」といった質問をしていたそうです。
「対面で確認することで、女性ウケを考えてなんとなく『アリ』にしている人のウソを見抜けるんです。本当は遊びたいけど真面目な交際を考えているフリをしている人や、結婚してもいいけどそれは自分の都合のいい相手に限る、みたいな人に質問をすると、回答がブレたり曖昧になったりします」
そう話す彼女は、現在マッチングアプリで出会った彼と半年の交際を経て婚約中。結婚という本気度はお互いズレがないからこそ、今はゆっくりうまくやっていけるのか……という点を見定めているようです。
【case2】29歳で一念発起! 友だちに頭を下げまくって結婚をゲット
29歳の茉奈さんは、30歳で結婚して子どもを持ちたいという夢を描いていました。しかし、奥手な彼女は彼氏すらなかなかできない状況。このままだと夢はおろか、彼氏すらできないかも……そう思い、彼女は29歳で一念発起し、とにかく友だちに頭を下げまくったといいます。
「この人ならって思える人が、私の友だち関係にひとりもいなかったんです。マッチングアプリとかもチャレンジしましたが、結婚につながる出会いは職場か紹介のほうがいいって話は聞いていました。とにかく『彼氏ほしいの! 誰か紹介して! 合コンして!』って本気でお願いしていました。そしたら友だちが今の夫を紹介してくれたんです」
紹介してと頼む際、茉奈さんは最低限の条件を3つ伝えたそうです。
・結婚願望のある人
・仕事が好きなので、あまり家庭的な女性を求めない人
・趣味が映画鑑賞やマンガを読むことなど比較的インドアなので、合いそうな人
この3つをポイントとして伝えたそうです。
紹介や合コンをしてもらう中で、今の旦那さんが一番しっくりくる感じがあったそうで、ほどなくして交際、結婚とステップを進めていった茉奈さん。
焦るとよく『「誰でもいいから紹介して」と言いがちですが、本気だからこそ最低限の条件を出すことで、友だちにも真剣度が伝わり、チカラを貸してくれたようになるのかもしれませんね。
【case3】ハイスペモテモテ男女が合コンで知り合い結婚へ!
ハイスペでモテモテ! そう聞くと結婚も選び放題かとおもいきや、実はハイスペすぎて結婚しそこねた男女も一定数存在します。そのひとりが38歳の夏子さん。
彼女はもともと男性顔負けに働くバリキャリ女子。美人で仕事もできる夏子さんは、モテこそするものの、付き合いが長くなると男性側が夏子さんに圧倒され、うまくいかなくなることも多かったそうです。
そんな彼女は現在の夫、茂さん(41歳)と合コンで知り合います。茂さんの職業は経営コンサル。頭もよく高収入だった彼は、普通にモテるものの、家庭的で従順な女性にあまり興味がなく、同じく結婚をしそこねて仕事に打ち込んでいたそうです。
そんな2人は意気投合。趣味のゴルフやワインをガッツリ楽しみ、2年の交際を経て結婚に至ったそうです。
「結婚を諦めていたわけじゃありませんが、自分の好きや自分らしさを無理に曲げずに相手を探した結果、いい人と出会えたなと今では思っています」
結婚につながる出会いと恋人の作り方
3つのエピソードは参考になったでしょうか。彼女たちの出会いの場所はバラバラですか、そこにはいくつか共通するポイントがあるような気がします。
・「結婚したい」を隠さない
大前提として、本気で結婚を考え動き出す女性たちは、結婚したい気持ちを隠したりしません。どんなに好きになっても結婚を考えない男性とはオサラバ……くらいに思い、焦りを感じさせない程度に相手に伝えている(確認を取っている)人が多いように思います。
・自分を無理に変えない
結婚したいから、相手に合わせる。これって得策にみえて長期的にみると自分が苦しむだけの行為です。だからこそ、結婚へつながりそうな出会いかもと思ったら、自分を合わせすぎたり無理をしすぎたりしないよう、気をつけたほうがいいように思います。
・取り組む温度はバラバラでいい
よく「本気ならガツガツモチベーション高く、期限をきめて婚活はしたほうがいい」なんて言いますが、正直エピソードを集めると、結婚に対する覚悟や本気は高いとしても、取り組む温度感はバラバラです。そもそも人は必死な人に魅力をあまり感じません。余裕があるくらいがちょうどいいと言うことは、結婚したいと気持ちの中で抱いていても、マイペースに探している人のほうが魅力的に映るというものです。
「結婚したい!」それは怖がらず宣言し、行動していく
男女ともに「結婚したい」という思いを抱いている人は多いものですが、結婚願望を抱きはじめる年齢には男女差があったりします。
だからこそ、女性は新しい出会いを求める際には、不安になることも多いようです。ただ不安になったとしても、恋愛を通して自分の幸せを追い求めていることを忘れずに。
結婚したいという意志表示をすることは、相手から嫌われるリスクをはらんではいるものの、自分を幸せにしてあげる真正面からの行動でもあります。
出会いは今の時代溢れています。だからこそ、心に正直に、そして相手をしっかりみて、結婚につながる出会いを引き寄せましょう。
(おおしまりえ)
※画像はイメージです
※1 国立社会保障・人口問題研究所「第 15 回出生動向基本調査」 第Ⅲ部 独身者・夫婦調査共通項目の結果概要 2-(2)より
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_gaiyou.pdf
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