相性のいい人の特徴とは。結婚における相性のよさを見極める方法

ひとりでも楽しく幸せに生きられる現代。結婚はしたいけど、出産・子育てで失速してしまうであろうキャリアやライフスタイルの変化に不安を抱いてしまうという相談をよく受けます。幸せになるために結婚したいのに、結婚することで起こる変化を不安と感じてしまうのです。
でも、結婚して子どもをもちながら、さらにパワーアップして活躍する女性がいるのも事実。結婚しても、自分の好きな自分でいられるかどうかは、実は結婚相手との相性にかかっています。
今回は、そんな、自分と相性のいい人を見極めるポイントをご紹介します。
相性がいいってどういうこと?
相性がいい人とは、一緒にいて自分が自分らしくいられる人です。気を使いすぎず、リラックスできる、沈黙すら怖くないような相手。気の合う友だちも、兄妹も、仕事を円滑にすすめやすい人も相性がいい人にあたります。
気の合う兄弟や友人、上司がそうであるように、相性がいいかどうかは、自分と似ている、考え方が同じである必要はありません。
たとえば何かを決めるとき、自分が決めたいタイプと、相手が決めてくれるほうが楽なタイプがいるとします。2人はお互いの利害が一致するので、相性がいいですよね。そんなふうに、相性のいい人というのは、お互いに求めるものがかみ合う人です。
相性がいい人の特徴とは
相性がいい人を探すには、まず、自分がどんなタイプかを知る必要があります。相性のいい人は、それに合う、合わせてくれる人です。相性がいい人といると、こう感じることが増えます。
一緒にいて楽
相性がいい人と一緒にいると、とにかく楽で、安心できます。自分の考え方や行動を受け入れてもらえるので、自己肯定感や安心感がうまれるのです。沈黙でも、リラックスしていられるような人は、相性がいい人の典型です。
においや肌のふれあいでほっとする
直感的ですが、においや肌のふれあいは相性がいいかどうかがはっきりわかります。「相性がいい」と、においを結婚の理由のひとつにする人もいるくらいです。また、身体の相性のよさは、気持ちと別のところにあると感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
自分を好きになれる
相性がいい人といると、のびのびできます。逆に、合わない人と一緒にいると精神がすり減りますよね。また、相性のいい人といると、ときに、自分ひとりでは超えられない壁を超えることも可能です。つまり、相性がいい人と一緒にいると、自分をさらに好きになれて、幸せになれる確率があがるのです。
結婚において重視すべき相性とは?
結婚相手と相性がいい点は多いに越したことはありません。食や笑いのツボが合えば、楽しさや幸福度が増します。ただ、すべてを満たすのはなかなか難しいですよね。ここでは、すでに結婚をした人からよくきく不満を反面教師とした、結婚で重視すべき相性をまとめました。
どんな家庭にしたいかの相性
ここでいう相性のよさは、結婚後のビジョンがかみ合うこと。具体的にいえば、子どもはほしいかほしくないか、何人ほしいか、両親と同居かどうか、など家族構成に関する考え方の相性が合うかどうかです。ここがかみ合わない場合、どちらかが我慢することになり、「こんなはずじゃなかった」という後悔に直結します。
金銭感覚の相性
お金の話ってしづらいので、うやむやにしがちですよね。ところが、結婚ではお金の話がとっても大事なんです。金銭感覚のちがう人と暮らしはじめると、自分のお金の流れが一気にかわります。そこでうまれるのは、不安やストレスです。それだけじゃなく、お金は、信頼関係を損なうトリガーにもなり、ときには離婚の原因になり得ます。
生理的な肌感覚の相性
ふれるだけで落ち着く、安心する、そう思える人は相性がいい人です。結婚後、家庭は、体とこころを休める場となります。だから、肌感覚の相性のよさは、安心した眠りや、リラックスのために意外と重要です。
悲しさや怒りを感じることの相性
結婚生活は楽しいこと、うれしいことは倍に感じ、悲しいことやつらいことは分け合える、といいます。でも、それはお互い寄り添うことができてこそです。自分が悲しいと感じることを相手にわかってもらえなければ、悲しみは倍になってしまいます。
相性のよさを見極める方法
相性がいいかどうかは、ふんわりした感覚なので、何を基準にしたらいいかわかりづらいですよね。ここでは前述した結婚相手との相性を見極める方法を具体的にご紹介します。
どんな家庭にしたいかの相性
お互いの目指す結婚生活にズレがないか確認することは重要です。ポイントはこの2点。
1.お互いの実家に足を運ぶ
2.結婚後のことを具体的に話し合う(家・車・子ども・親)
夫婦になるときに大事なのは同じ目標をもち、ときには助け合えるかどうかです。実家の家族関係は、お互いの理想の下敷きになっているはずなので、将来の自分たちのサンプルになります。また、働き方、家事育児・育児休暇をどうするかなど、結婚する前にある程度具体的な話しをすると、自分と相性がいい人かどうかがわかります。
金銭感覚の相性
金銭感覚で確認しておくべきなのはこの2点。
1.貯蓄額や生活、趣味にかける大まかな金額
2.リボやローンの状況
お金の使い道に関して、お互いにストレスにならないのが理想です。財布をひとつにするにしろ、別にするにしろカップルごとにその正解があります。ただ、妊娠出産など、2人で選択したことに関する金銭的なルールや、家族としての出費に関しては、2人で話し合う必要があるはずです。もし、価値観が合わなくても、知識がなかったり、お金に無頓着すぎたりしている場合もあります。きちんと話し合い、改善、調整できるなら相性はいいといえるでしょう。
生理的・肌感覚の相性
寄り添っていると落ち着く、など直感的にすぐわかる人もいます。ただ、慣れていく中で、安心感や愛着がうまれ、居心地がよくなることもありますよね。チェックポイントはズバリこの2つ。
1.生理的に無理! 以外はOK
2.服装や清潔感
気になるところは改善してもらう、自分がプロデュースして変えてしまうなど、こちらの希望が受け入れられるなら相性はいいといえるでしょう。
悲しさや怒りを感じることの相性
楽しいことならすぐわかりますが、日常では悲しさや怒りにふれることがあまりないかもしれません。たとえば、こんなことに着目してみてください。
1.悲しいニュースについて話してみる
2.身近な人の病気や死に関して話してみる
相手の価値観や喜怒哀楽は、そのまま家族になる自分に紐づいてきます。悲しみや怒りのツボが近い、もしくは理解しようとしてくれるかどうかの相性はとても重要なのです。
結婚は自分がより自分らしくいられるためにしよう
相手を好きになると、つい合わせて、2人は相性がいいと思い込もうとしてしまうことがあります。それは、ただの我慢の積み重ねで、相性がいいとはいえません。
結婚相手はずっと一緒にいる人だからこそ、より自分が自然体でいられるかどうかが重要になります。相手も同じように思えるなら、それは最高に相性がいい人ですよね。
まずは、自分が自分らしくいられる相手かどうか。そして、結婚する上での相性がいいのかも見極めてください。そうやって、ひとりでいるよりも幸せになれる結婚をしてくださいね!
(さかもとみき)
※画像はイメージです
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