結婚が怖い。結婚を「怖い」と感じる女性の心理とその対処法

結婚は人生において大きな変化をもたらします。結婚したいと思いながらも、結婚することが怖いと感じている女性は少なくないものです。
実際にどのくらいの割合の女性が結婚を怖いと感じているのか、アンケート調査の結果を紹介しつつ、結婚が怖いと感じる心理とその理由を明らかにします。
結婚が怖いと感じたときの対処法についても解説しますので参考にしてみてください。
結婚を怖いと感じる女性の実態
結婚を怖いと感じる女性はどのくらいいるのでしょうか。アンケート調査を行いました。
結婚するのが怖い女性は約2割!
結婚するのが怖いと感じる女性は約2割でした。多くの女性は怖くないと回答していますが、そもそも結婚は、好きな男性と結ばれるもの。本来であれば幸せなはずなのに、怖いと感じてしまう人が2割近くいるということは、決して少なくない数字だと思います。
結婚するのが怖い理由とは
失敗しそうだから
・「なんとなく失敗しそう」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「離婚する可能性がある」(33歳/金融・証券/専門職)
両親が不仲だったから
・「両親の仲がうまくいってないのを見て育ったので、自分もいい夫婦関係を築けないんじゃないかという不安がある」(34歳/その他/その他)
・「両親が離婚しているから」(33歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
生活が変わるから
・「現実的な生活がはじまること。好きな人との生活が、穏やかにできるか不安」(31歳/小売店/販売職・サービス系)
・「新しい環境でうまくやっていけるか」(43歳/情報・IT/技術職)
自由がなくなるから
・「自分の自由がなくなるし、少しでも信頼関係が崩れたら終わりだからです」(27歳/不動産/秘書・アシスタント職)
・「自由がなくなる」(25歳/情報・IT/技術職)
夫婦仲がうまくいかなくなったり離婚したりといった失敗をしたくないと考えている人が多いようです。両親が不仲だったなど、まわりに幸せなカップルがいないと、いいイメージが持ちにくいという事情もあるかもしれません。また、独身時代はお金も時間も自由にできましたが、結婚すると自由が制限されると感じている人も多いようです。
結婚を怖いと感じるのはなぜ?
結婚を怖いと感じるのはなぜなのでしょうか。その心理と理由について解説します。
結婚を怖いと感じる心理とは?
私たちは、「変化すること」「わからないこと」に対して強い恐れを感じます。結婚は生活や環境の大きな変化を伴います。それが幸せな変化であったとしても、今までの延長線上にないことには心理的な抵抗感が強くなるものです。また、結婚は未知の領域なので、「経験がないからわからない」ことによる漠然とした不安が生まれます。そうした不安感が、結婚が怖いと思ってしまう大きな要因になります。
結婚に対するイメージがよくない場合も、結婚が怖いと感じてしまう一因です。両親が不仲だったり、まわりの結婚した人が幸せそうではなかったり、離婚していたりすると、結婚しても失敗しそうなイメージがついてまわり、傷つきたくないと思えば思うほど怖く感じてしまうでしょう。
また、完璧な妻・完璧な母にならなければ、という義務感を持っていると、うまくできなかったらどうしようという不安が生まれます。自分に完璧さを求めれば求めるほど、結婚が怖くなってしまいます。
結婚を怖いと感じる理由とは?
仲よくやっていけるか不安だから
付き合っているときは問題なくても、一緒に生活するようになると、価値観のちがいが気になって我慢できなくなったりするのではないかと思うことがあるようです。過去につらい離別を経験していると、将来心変わりされて捨てられてしまうのではないかといった不安を感じる人もいます。結婚に対する考え方は昔とは大きく変わってきたとはいえ、多くの場合、女性は名字が変わり嫁にいく立場です。相手の両親や親族とうまく付き合えるだろうかという不安を感じている人は多いでしょう。
自由がなくなるから
独身のうちは、好きなときに遊びにいくなど自由にできていたことも、結婚すると家族への配慮がいりますよね。将来子どもができたときのためにお金を貯めておこうとなるかもしれません。ひとりの時間を大切にしている人であれば、結婚することで、ひとりの時間を持てなくなるのではないかという不安を感じ、自由が制限されて窮屈になってしまうイメージを持つ人も多いようです。
家事育児に不安がある
独身のうちは、親が家事をやってくれていたかもしれませんし、ひとり暮らしであれば自分の分だけやればいいので気楽な面がありました。しかし結婚すれば、そういうわけにもいきません。家庭によって家事分担は異なりますが、きちんとやらなければと思う責任感が強い人ほど、不安に感じてしまうようです。また、結婚と子どもを持つことがセットと考えている人は、いいお母さんになれるのだろうか、きちんと育てられるだろうかという漠然とした不安を持っている人も多いです。
結婚を怖いと感じたときの対処法
結婚を怖いと感じたときはどのように対処していけばいいでしょうか。恐怖を乗り越えて結婚に前向きになるための方法について紹介します。
(1)結婚して幸せに暮らしているカップルの話を聞く
結婚が怖いと思う理由のひとつに、「わからないことに対する不安」があります。幸せなカップルの姿を見ることで具体的なイメージがわき、不安が軽減される可能性があります。結婚前に感じていた不安はなかったか、結婚後その不安はどう解消されたのか、また、関係を良好に保つために気をつけていることなども聞いておくといいですね。結婚の愚痴を言っている人の話は、不安を増幅してしまいますので、聞かないように気をつけましょう。
(2)パートナーに不安を素直に話してみる
パートナーがいる人は、今自分が感じている不安や恐怖を、素直に話してみましょう。結婚してもひとりの時間を大切にしたいと思っているのなら、「私はこうしたい」と伝えてみて、ふたりにとってどういう形が一番いいのか話し合ってみましょう。結婚生活はひとりではできません。ふたりで作り上げる意識を持ってみると気が楽になるはずです。
(3)困ったときに相談できる人をつくる
パートナー以外にも、困ったときに相談できる人をつくっておくのがオススメです。「結婚して、もしパートナーとうまくいかないことがあっても、〇〇さんに相談したらいいや」と思えると随分気が楽になるものです。自分が困ったときに親身になってくれる人や応援してくれる人がいるだけで勇気が出て、結婚に対する心理的な抵抗が減る効果があります。
結婚が怖いときは、ひとりで抱えず相談できる人をつくろう
結婚は人生における大きな変化です。特に責任感が強い人は不安が大きいかもしれません。漠然とした不安は、何を不安に感じるのかを具体的にしていくことで克服していくことができます。
また、相談できる人をつくるなど、人とのつながりがあると恐怖や不安が和らぎ前に進む勇気が出てくるものです。最初から完璧を求めるのではなく、進みながら考えていこうと発想を切り替えていくのがオススメです。恐怖を乗り越えて幸せをつかんでいきましょう。
(高見綾)
※画像はイメージです
※マイナビライフサポート調べ
調査日時:2019年7月8日~7月9日
調査人数:198人(20~44歳の未婚女性)
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