結婚願望がない彼の心を変える! 結婚したいと思わせる方法

結婚するつもりで付き合っていたのに、彼のほうに結婚願望がなかったら……?
まずは、男性が結婚したくないと考える理由をよく知ることが肝心です。
既婚男性にアンケートに協力してもらい、「この子と結婚しようと思った瞬間」はどんなときか、そして結婚願望がない男性の心を変えるにはどうすればいいかを調べました。
結婚願望がない男性はどのくらいいるの?
まずは、独身男性のうち結婚願望がない人の割合と、結婚したくない理由を調べてみました。
結婚願望がない男性の割合
(※1)有効回答数193件
「結婚願望はありますか?」という独身男性に対する質問で「ない」と答えたのは36.3%でした。
総務省が行った2015年の国勢調査によると、男性の未婚率は30歳~34歳で約47.1%、35歳~39歳で約35.0%です。2010年の調べからは横ばい状態であるものの、1970年代中頃から男女ともに未婚率が上昇しています。(※3)結婚願望がないという男性も増えている可能性が考えられるでしょう。
ただ、今回のアンケートでは結婚願望がある人のほうが多く、独身だからといって、必ずしも結婚願望がないというわけではないようです。
結婚したくないのはなぜ?
上の質問で「結婚したくない」と答えた独身男性70人に、そう思う理由を聞いてみました。
ひとりでいるほうが楽だから
・「まだまだ1人だからこそできることややりたいことがたくさん残っているし、ひとりで生きているほうが楽だから」(21歳/その他/その他)
・「今はひとりの時間、空間を大切にしたいと思っているから」(31歳/その他/技術職)
独身暮らしでも不自由しないから
・「特にひとりで不自由しないから。他人といると少なからず気を使ってしまうので、結婚して誰かと同居することは考えられません」(39歳/不動産/営業職)
・「家事は自分ひとりですべてこなせるため、特に結婚に必要性を感じません」(29歳/情報・IT/技術職)
経済的に余裕がないから
・「経済的に家族を養っていく自信がまだないです。今は自分ひとりの事で精一杯で、まだまだひとりでやりたいこともたくさんあります」(35歳/その他/その他)
・「今の年齢で結婚すると、子どもが生まれて成人するまでの収入に不安がある」(43歳/金属・鉄鋼・化学/その他)
結婚したくないという男性の中では、「独身でいることに不自由さを感じない」という理由や、「ひとりでいることが楽」などの理由が多く見受けられました。
そのような理由を挙げた人の場合、独身の楽しさや自由など、独身でいることのほうにメリットを感じているのでしょう。結婚して家庭に縛られたくないという気持ちを持っていることもありそうです。
また、独身でいることに慣れていると、よほど結婚したいと思う動機がなければ結婚願望が湧かないのかもしれません。経済的な面をはじめ、結婚して家庭を営むだけの基盤が築けていないという状況や、覚悟がまだできていないという場合も、結婚に気持ちが向かないという回答につながると考えられます。
既婚男性に聞く! 結婚しようと思ったきっかけ
続いて、既婚男性85人に対して「結婚しようと思ったきっかけは何か」を聞くアンケート調査を行いました。(※2)
既婚男性はどのようなきっかけで「結婚しよう」と思ったのでしょうか。
子どもが欲しかったから・できたから
・「一緒に住むようになって、3カ月で子どもを授かることができました。そこから一気にお互いの気持ちに整理がつき、結婚へと進んでいきました」(38歳/その他/その他)
・「好きな人と、子どもを含めての将来を望んでいたので」(32歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
趣味や価値観が合う女性に出会ったから
・「趣味や価値観が合っていて、一緒にいて楽しく過ごせると思ったので」(25歳/その他/その他)
・「考え方や価値観が似ていたからです。食べ物の好みも一緒で、共同生活を送ることに不安がなかったこともあります」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)
適齢期だと思ったから
・「30歳を過ぎて、年齢的に結婚しておきたいと思ったからです。同じ時期に付き合っていた恋人と別れてしまったので、結婚を前提にお付き合いできる人と知り合いたいと思っていました」(42歳/情報・IT/クリエイティブ職)
・「30歳目前になっていたので、身を固めなければという焦燥感があった」(38歳/情報・IT/技術職)
結婚しようと思ったきっかけに、「子どもが欲しい・できた」ことを挙げる既婚男性が複数見られました。子どもの存在が、家庭や結婚を現実として感じる大きな理由のひとつになっていると考えられます。
一方、「趣味や価値観が合う人に出会った」や「年齢的に適齢期だと思った」という回答も多く見られます。相手の女性との相性や結婚のタイミングが適していると感じたとき、結婚しようという気持ちが生まれるようです。
人生を一緒に歩んでいくことを実感できる相手に巡り会えたら、自然と結婚願望が生まれてくることもあるでしょう。相手との家庭生活を近い未来として思い描けることが、結婚に向けて一歩を踏み出すきっかけになると考えられます。
結婚願望のない男性に「結婚したい」と思わせる方法
さらに、既婚男性に対して、結婚願望のない男性の気持ちを変えるにはどうすればいいと思うか、意見を聞いてみました。
結婚生活のイメージを持ってもらう
・「さりげなく未来の自分たちについて話してみて、将来設計をぼんやりとでも2人で描いていく。男性側も現実的に捉えていくのでないかと思います」(38歳/情報・IT/技術職)
・「結婚生活に関することを細かく説明することです。結婚に踏み切れない人は、結婚生活が見えてこないから不安なのだと思います」(33歳/医療・福祉/その他)
手放したくない女性だと思わせる
・「彼女の存在を必要だと感じさせること。胃袋を掴めという言葉に間違いありません。できれば食べ物以外でも心を掴むといいでしょう」(39歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「美味しい手料理や旅行などの体験を共有することでしょうか。結婚願望がない方には、どんなに話しても気持ちは変わらないと思います。お互いが会う機会を積極的に増やすということしか気持ちを変化させられないのでは」(45歳/機械・精密機器/技術職)
結婚したいという意思を伝える
・「お互いがいつ結婚したいかをすり合わせる。実際に自分も相手と将来を話す機会があり、それを契機に想定より結婚する時期が1年早まりました。結婚願望がない男性にはプレッシャーかもしれませんが必要なことです」(30歳/情報・IT/事務系専門職)
・「自分は結婚したいのだと伝える。言葉や文字で表現しないと、結婚を具体的なものとして考えているかわからないので」(38歳/医療・福祉/事務系専門職)
「結婚したくない」と考える男性の中には、何らかの理由で「独身でいるほうがよさそうだ」と感じてしまう人がいるようです。
しかし、そういう人も「結婚したほうがいい」と思える機会に出会ったら、結婚に前向きになることもあるはず。男性の気持ちや性格を考慮したうえで、結婚して一緒に生活することのメリットを感じてもらえるよう努力をすることは必要なのかもしれません。
また、結婚を身近に感じたことがなかったために結婚願望が薄いというケースもあります。仲の良い夫婦や子どものいる家庭を見る機会を持ち、「自分もこんなふうに幸せな家庭を築きたい」と具体的にイメージできるようになれば、自然と結婚に気持ちが向いていく可能性もあります。
彼と一緒に結婚へのイメージを持とう
「結婚したくない」と思う理由はひとそれぞれ、多少の違いがあります。しかし、結婚することのよさを知り、結婚を身近に感じる機会があれば、例え当初は結婚願望がなかった人でも、気持ちが動く可能性はあるといえます。
結婚したらどんな家庭を築きたいのか、お互いにとっての幸せな生活とは何か、そうした具体的なイメージを一緒に描いていく。そうすることで、結婚を近い未来として実感でき、彼にも「彼女と結婚したい」気持ちが芽生えていくかもしれません。
(sachinoko)
※画像はイメージです
(※1)マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年10月16日~10月29日
調査人数:193人(20~45歳の未婚男性)
(※2)マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年10月16日~10月29日
調査人数:85人(20~45歳の既婚男性)
(※3)出典元
内閣府 平成30年版 少子化社会対策白書
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2018/30webhonpen/html/b1_s1-1-3.html
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