結婚したい人が実践すべきこと・やめるべきこと

「早く結婚したい」と思っていても、成婚に至るのはそう簡単ではないですよね。何年も婚活をしているのに幸せをつかめない、というケースも少なくありません。そうなると気ばかり焦って、さらに物ごとがうまく進まない悪循環に陥ることも……。では、早く結婚するためにはどんなことを心がけるといいのでしょうか?
■どうして結婚したいの?
早く結婚するための方法を探る前に、まずは「すぐにでも結婚したい!」と思っている女性がどのくらいいるのか、すぐにでも結婚したいと思う理由を調べてみました。
◇すぐにでも結婚したい女性の割合
Q.すぐにでも結婚したいと思いますか?
はい(41.1%)
いいえ(58.9%)
※有効回答数399件
「すぐにでも結婚したい」と回答した女性は約41%と半数を下回りました。「すぐ結婚したいとは思わない」と考えている女性のほうが多いようです。とはいえ、晩婚化が進んでいる中、すぐに結婚したいという女性が4割もいるのは驚きです。
◇結婚したいと思う理由
次に、上の質問で「すぐにでも結婚したい」と回答した女性164人に、そう思っている理由を聞いてみました。
☆子どもがほしいから
・「年齢が年齢なので、もし子どもを産むとすればギリギリだと思うから」(33歳/その他/その他)
・「子どもが好きだから子どもがほしい。温かい家庭を築くのが幼いころからの夢だったから」(24歳/学校・教育関連/専門職)
☆安定した生活がしたいから
・「マイホームがほしい。結婚式を挙げたい。安定した生活がほしい」(43歳/学校・教育関連/その他)
・「金銭的余裕がないから。安定と安寧がほしいから」(31歳/医療・福祉/専門職)
☆パートナーがほしいから
・「老後を一緒にすごせるパートナーがほしいから。日々楽しいことを共有して楽しい日々を送りたい」(44歳/その他/事務系専門職)
・「自分の家族をつくりたい。一生パートナーがいないのはつらいから心の支えがほしい」(38歳/生保・損保/営業職)
「すぐにでも結婚したい」と思っている理由でもっとも多く寄せられたのは、「子どもがほしいから」というもの。年齢を重ねるほどに妊娠・出産のリスクが高まりますから、リスクが低いうちに産みたいというのが主な理由でした。
また、安定した生活がほしいから結婚したいと思っている女性や、生活のパートナーがほしいから結婚したいという女性も多くいます。ただ、安定した生活をするために経済力だけに期待してしまうと、男性からは少し敬遠されてしまうかもしれませんね。
■結婚するために何か行動している?
先ほどの質問で「すぐにでも結婚したい」と考えている女性は、現在婚活をしているのでしょうか? 婚活をしている女性の割合や、取り組んでいる婚活の内容を聞いてみました。
◇婚活している女性の割合
Q.現在婚活はしていますか?
はい(26.8%)
いいえ(73.2%)
※有効回答数164件
「すぐにでも結婚したい」と考えている女性のうち、婚活をしている女性は約27%。およそ4人にひとりが婚活をしています。早く結婚したいと思っていても、7割超の女性は婚活には積極的に取り組んでいないようです。
◇どんな婚活をしているの?
次に、上で「婚活をしている」と回答した女性44人にどんな婚活をしているのかとその婚活方法を実践した成果を聞いてみました。
☆婚活パーティーへの参加
・「若い人ばかり選ばれて相手にされない。年齢層が高いパーティーに行くと、女性参加者に対して男性参加者が少ないなどうまくいかない」(38歳/その他/事務系専門職)
・「婚活パーティーに参加しているが、いい出会いがない」(26歳/その他/その他)
☆結婚相談所に入会
・「何度かお見合いはしたが結果に結びついていません。目的が同じだからこそ、いろいろと考えすぎてしまう」(37歳/その他/秘書・アシスタント職)
・「ネット上でのやりとりではスムーズに進んでも、実際に会うと会話が進まなかったり、写真と雰囲気がちがったり、難しかった」(34歳/医療・福祉/専門職)
☆合コンに参加
・「いい人と巡り会えない。若い人が多く、合わない」(33歳/小売店/営業職)
・「いいなと思う人がたまにいるが、付き合うまでは至らない。合コンに数多く行っていると次第に疲れてくるし、むなしくなる」(32歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
寄せられた回答のうち、特に多かったのが婚活パーティーに参加していると回答した女性。気軽に参加しやすいものですから、取り組みやすい婚活のひとつだといえますね。
また、結婚相談所に入会して本格的に婚活に取り組む女性もいますが、芳しい結果は得られていないとのこと。他にも、合コンに参加して理想の男性を探している女性もいますが、こちらもよい結果が得られていないという回答が見られました。いずれにしても、婚活をうまく進めるのは簡単ではないようです。
■結婚するために今すぐ実践すべきこと・やめるべきこと
では、できるだけ早く結婚するためには、どんなことを実践するといいのでしょうか? 「結婚するために今すぐ実践すべきこと・やめるべきこと」を、コミュニケーションの専門家で、女性からの相談を受ける機会も多い吉戸三貴先生に聞いてみました。
◇結婚するために今すぐ実践すべきこと
☆「絶対に譲れないことリスト」を作る
早く結婚したいといっても、誰でもいいという人はほとんどいないでしょう。
ただ、相手に求める条件をやみくもに増やしてしまうと、候補者の数が減ってしまいます。「これだけは絶対」という譲れない点だけを決め、そこをクリアしたら、いったんは合格といった形で選択肢を広げてみてはいかがでしょうか? もしかしたら、これまでとはちがう出会いが生まれるかもしれません。
☆いつまでに結婚したいのか具体的な期間を設定する
「すぐに結婚」と考えていても、その「すぐに」がいつまでなのかは人それぞれです。まずは自分の考える「すぐに」がいつまでなのかを明確にしましょう。次に、そこに至るまでの具体的な行動を組み立ててみるのはいかがでしょうか。
たとえば「1年以内に結婚したい」(期日)から「最初の2カ月は出会いの数をとにかく増やしてみよう」(行動)といった具合です。私のところに相談に来た人の中には、SNSの友だちリストから独身の人を選び、一定期間、集中してコンタクトを取る方法でゴールインした女性もいますよ。
☆サポーターの力を借りる
結婚に限らず、いい結果を出す近道として有効なのが「誰かに応援してもらうこと」です。家族や友人、職場の人などに「結婚を前提にしたお付き合いができる人を探している」と相談してみるのもよい方法だと思います。
婚活をオープンにすることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、はっきりと意思表示をして、率直に気持ちを伝えるほど、目標達成につながるサポートが得やすくなるので、無理のない範囲で試してみるのがオススメです。
◇結婚するためにやめるべきこと
☆減点方式で相手を見ること
ある日突然、理想どおりの完璧な相手が現れる可能性は低いでしょう。
しかし配偶者選びに慎重になるあまり、相手を減点方式でジャッジして切り捨ててばかりいると、候補者が減ってしまいます。減点方式で見るのではなく、「話し下手だけど、誠実そうな人だ」など、相手のよいところも見るようにして、「批判的な視点」を少し控えめにしてみるといいでしょう。
☆秘密主義を貫くこと
私の相談者の中には、酔っぱらったときにまわりに「結婚したい」と素直に告げたことがきっかけで、成婚に至った人もいます。結婚の意思があることを誰にも言わずに活動していると、相手を見つける難易度は上がってしまうのです。
結婚までの期間を短くしたいのなら、気恥ずかしさは少し脇に置き、周囲に相談してみませんか? 意外とすんなり次の展開に進むことができるかもしれません。
☆職場と自宅の往復のみで生活すること
平日は職場と自宅の往復だけ。週末はたまった家事をするだけで精いっぱい。だから、出会いがないなんて状況が続いていたら、まずは行動パターンを変化させてみるのはいかがでしょうか。
今とはちがう結果を得たい場合は、固定されたルーティンを変えるのが近道になります。いつもは行かない集まりに足を運んでみるなど「普段とちがった行動をすること」が、未来のパートナーとの出会いにつながる可能性があります。
■身近なことから意識して変えてみよう
「すぐにでも結婚したい」と考えている女性は約4割。しかしそのうち婚活を行っている女性は3割弱と、「結婚したいと思っているものの積極的に婚活を行っていない女性」が多いようです。
もしかしたら、どのように婚活していいのかわからず、積極的に取り組めていない人が多いのかもしれません。もしそうならば、いつものルーティンを崩してみるなど、できることから行ってみるのはどうでしょうか?
同時に「絶対に譲れないことリスト」を作ったり、いつまでに結婚するか期間を決めたりなどして前向きに行動すれば、素晴らしい未来を切り開くことができるかもしれませんよ。
(文:吉戸三貴、中田ボンベ/dcp)
※マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年9月6日~9月7日
調査人数:399人(20~44歳の未婚女性)
※画像はイメージです
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