本当にいいのかな……? 結婚に迷いが出たときの解決法

彼氏との結婚が無事に決まるとうれしいものです。しかし、中には結婚が決まったあとになんらかの不安や迷いが生じることもありますよね。そうなると、このまま結婚してもいいのかと、結婚への気持ちが揺らぐ可能性も出てきます。今回は、そうしたシチュエーションでどうすればいいか迷っている女性に向けて、「結婚が決まってから入籍までの間に生じる迷い」について、その原因や解決法を探ります。
■結婚前に迷いはあった?
そもそも「結婚前に迷いが生じたことがある人」はどのくらいいるのでしょうか? 既婚女性に聞いてみました。
◇結婚前に迷いがあった女性の割合
Q.結婚が決まって入籍するまでの間に、結婚に対しての迷いが生じたことがありますか?
はい(41.8%)
いいえ(58.2%)
(※)有効回答数400件
「結婚前に迷いが生じたことのある人」は約42%。ポジティブな感情で入籍まで至れない人が、およそ2人にひとりの割合でいるということです。
◇なぜ迷ったの?
続いて、結婚前に迷いが生じたことのあると答えた167人に、入籍までに迷いが生じた理由を聞いてみました。
☆この人でいいのか不安になったから
・「相手がこの人でいいのか、一生に一度のことなので不安になった」(35歳/その他/その他)
・「この人でいいのかだけでなく、相手にとっても自分でいいのか不安になったから」(30歳/その他/その他)
☆相手の経済面が不安だったから
・「夫になる人の経済力が心配だった。自分が就いていた仕事を辞めないといけなくなることで、こちらも無収入になるので経済面で不安になった」(33歳/その他/その他)
・「彼の貯金額があまりにも少なかったから」(25歳/その他/その他)
☆生活環境が変わることが不安だったから
・「相手が転勤族だったので、故郷を離れて暮らすことに不安を感じた」(34歳/その他/その他)
・「仕事も辞めて住む土地も変わるため、結婚後の生活が変わりすぎるのが不安だった」(28歳/その他/販売職・サービス系)
結婚から入籍までの間に迷いが生じた理由はこのようになりました。特に多く寄せられたのが「この人でいいのか不安になったから」という声。結婚=生涯を添い遂げることでもありますので、不安に思ってしまう人が多いようです。また、結婚が決まったものの、相手の経済面に不安を感じたり、結婚して生活が変化することに不安を覚える女性も見られました。
■結婚前に迷ってしまう原因
では、なぜ結婚から入籍までの間に迷いが生じてしまうのでしょうか? 婚活コンサルタントの澤口珠子先生に聞いてみました。
◇結婚前に迷ってしまう原因とは?
はじめてのことは誰でも不安になるもの。ましてや結婚は、基本的に人生一度きりのものです。女性にとって人生を左右する大きな決断のひとつです。結婚に失敗したくないというプレッシャーや、本当に思い描いていた結婚生活を送れるのか、結婚相手はこの人でいいのかという不安から、マリッジブルーになるのはとても自然なことです。また、まれに自分自身に「幸せになる許可」を出しておらず、結婚して幸せになること自体に恐怖を覚える女性もいます。
■結婚前に迷いが出たときの3つの解決策
迷いが生じたままなし崩し的に入籍すると、結婚生活に不和が生じる可能性もあります。できれば、入籍までに迷いを打ち払いたいものですよね。そこで、「迷いが生じたときの解決策」を澤口先生に挙げてもらいました。
◇迷いができたときの解決策とは
☆(1)何に迷っているのか、何が不安なのかを明確にする
何に迷っているのか、何が不安なのかがはっきりしていないから、余計に不安が増幅するのです。まずは自分の不安の正体を片っ端からノートに書き出して、明確にしましょう。結婚式や新居、結婚後の夫婦生活、金銭問題、家事分担、仕事との両立、お互いの親や親戚との付き合い、将来設計や家族計画などなど。書き出したらスッキリしますよ。すべて書き出してみたら、あとは整理して一つ一つ解決策や対策を考えていきましょう。
☆(2)彼に相談する
(1)で書き出したメモをもとに、彼に相談できることは相談してみましょう。結婚してから「こんなはずではなかった」とならないように、結婚前にお互い腹を割って話し合うことが重要です。男性は女性から漠然とした不安を訴えられても理解できませんが、こういった整理されたメモを見せて説明されると、理解しやすく、解決に向けて思考が動きだす傾向にあります。ここで彼があなたと真摯に向き合ってくれるかどうかも合わせてしっかり見極めてみましょう。
☆(3)既婚の友人に相談する
(1)で書き出したメモを使って、彼以外に友人にも相談してみましょう。ここでのポイントは、すでに幸せな結婚生活を送っている友人限定で相談すること。なぜなら、結婚直前に生じる不安は「結婚を経験したことがないからこそ起こるもの」だからです。経験者に相談することでいいアドバイスがもらえるでしょう。できれば、既婚の女友だちだけでなく、既婚の男友だちにも意見を聞くことをオススメします。男性の意見を聞くことで彼への理解が深まり、より2人の絆が強くなりますよ。自分が思ってもいなかった男性視点での発見もあるかもしれません。
■迷いが振り払えないときは経験者の意見を参考に
「結婚が決まってから入籍までの間に迷いが生じる女性」の割合は、およそ2人にひとり。つまり、女性なら多くの人が経験する可能性があるということです。結婚そのものや結婚生活はそれまで経験しなかったことですから、迷いが生じて当然だといえますね。ですから、迷いが生じないようにするのではなく、うまく迷いを解消する工夫をすることが大事でしょう。その際は、澤口先生のアドバイスを参考にまずは自分の迷いを明確にして、経験者に相談すればうまく対処できるかもしれませんね。
(文:澤口珠子、構成:中田ボンベ/dcp)
※画像はイメージです
※マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年7月5日~7月10日
調査人数:400人(20~44歳の既婚女性)
結婚に関するキーワード
結婚に関する記事
結婚相談所ナビは
"結婚したい"と思う人の
「第一歩」を応援するサイトです
