ずっと仲のいい夫婦でいるために大切にしていること

結婚してしばらく経つと、コミュニケーションやスキンシップが減り、夫婦関係が希薄になってしまうことがありますよね。いつまでも仲のいい夫婦でいるためには、普段どんなことを心掛けるといいのでしょうか。また、「これだけはしないほうがいい!」という注意すべきことも気になるところ。そこで今回は、「いい夫婦でいるために大切にしていること」を既婚女性に聞いてみました。
■夫婦間の距離を感じることってある?
長い結婚生活の中では、ときに夫婦の仲に「距離」が生じることも少なくありませんよね。では、どんなときに夫婦間の距離を感じるのでしょうか?
◇夫婦間の距離を感じた経験はある?
「どんなことで夫婦間の距離を感じるか」を調べる前に、まずは結婚生活の中で「夫婦間の距離を感じた経験の有無」を調べてみました。
Q.結婚生活の中で、夫婦間に距離があると感じたことはありますか?
はい(49.7%)
いいえ(50.3%)
(※)有効回答数398件
ほぼ半分の女性が、旦那さんとの距離を感じたことがあるようです。好き合って結婚したとしても、いつまでも仲むつまじいままでいるのはそう簡単ではないのかもしれませんね。
◇どんなときに夫婦間の距離を感じる?
上の質問で「夫婦間に距離を感じた経験がある」と回答した女性198人に、どんなことがきっかけで夫婦間に距離を感じたのかを聞いてみました。
☆子ども中心の生活になった
・「子どもができてから子ども中心の生活になり、夫婦間に距離ができたように思う」(34歳/その他/その他)
・「子どもが生まれてから子育てが忙しく、子ども中心の生活になった。その結果、お互いのことを考えることが少なくなり、興味が薄れてしまった。以前は夫が今どこにいるか気になっていたが、もうどうでもよくなっている」(40歳/機械・精密機器/事務系専門職)
☆子育てに関する考え方の相違
・「子どもの問題が生じたときは距離を感じる。やはり男性は仕事第一なところがあり、子どものことは女がひとりで奮闘している感じがします」(41歳/小売店/その他)
・「子育て中ですね。家族なのに子育てをほぼ私のみがしていて、孤独に育児をしていると感じました」(26歳/その他/その他)
☆スキンシップの減少
・「夫は仕事で多忙、私は育児にいっぱいいっぱいでスキンシップがなくなった。それぞれが自分のことに精いっぱいで会話をする時間もなかったから」(33歳/その他/その他)
・「スキンシップが減ったとき。お互い忙しいときは時間が取れなくてなかなか話もできなかったりして、距離を感じた」(28歳/正社員一般事務)
どんなときに旦那さんと距離を感じたのかを聞いてみましたが、多く挙がっていたのがこの3つ。中でも「子ども中心の生活になったことで夫婦間に距離を感じた」という人が特に多くいました。育児がメインになったことでお互いを気にすることが減り、その結果距離が生じたとのことです。
また、育児に関して協力を得られなかったり、意見に相違があった場合にも距離を感じるようです。ほかにも、スキンシップが減ったことで距離を感じたという女性もいました。いずれにしても、夫婦間のコミュニケーションの減少が、距離を感じさせる大きな原因になっているようです。
■そもそもいい夫婦ってどんな夫婦?
では、そもそも「いい夫婦」とはどんな夫婦なのでしょうか? 「理想の夫婦像」について聞いてみました。
◇理想の夫婦ってどんな夫婦?
☆お互いを思いやれる夫婦
・「お互いが相手のことを思いやれれば自然と感謝できると思うし、相手を敬う気持ちも大切だと思うから」(33歳/その他/その他)
・「何年経っても、相手の気持ちを考えられる夫婦は仲良しだと思う」(33歳/その他/その他)
☆なんでも言い合える夫婦
・「なんでも言い合える夫婦。何でも話し合えたり、意見を言い合えたりする夫婦のほうがうまくいく」(41歳/学校・教育関連/その他)
・「お互いに育ってきた環境が違うのだから必ず価値観の違いはある。それを話し合いができて、お互いに相手の立場になって考えて、意見を尊重し合える夫婦がいいと思う」(26歳/その他/その他)
☆相手の欠点を補える夫婦
・「お互いに協力し合い、苦楽をともにできる夫婦。どんなことでも共感・共有し、協力していかなければ一緒にいる意味がない」(31歳/医療・福祉/専門職)
・「お互いの欠点をフォローし合えるような夫婦がいいですね。欠点をうまく補えるほうが一緒に生活していく上でやりやすいと思うので」(31歳/その他/その他)
非常に多く寄せられていたのが「お互いを思いやれる夫婦」という回答。やはりお互いのことを思いやり、尊重し合える関係でなければ夫婦生活はうまくいかないかもしれませんね。また、何でも言い合えたり、互いの欠点を補えるのも理想の関係です。もしこれらすべての条件を満たしているのであれば、いい夫婦だといえるかもしれません。
■いい夫婦でいるために大切にしていること
上で挙げたような条件を備える「いい夫婦」に近づくためには、普段の生活でどんなことを心掛けるべきなのでしょうか? 既婚女性に「いい夫婦でいるために大切にしていること」を聞いてみました。
◇いい夫婦でいるために大切にしていることって?
☆会話を大事にする
・「その日にあったことなどを話す時間を必ずつくるようにしている。黙っていたほうが楽なこともちゃんと伝える」(43歳/その他/その他)
・「会話を大切にしている。子どものことやくだらない笑い話、最近のニュースのほか仕事の愚痴など、とにかくいろんな話をしています。会話を通して相手がリラックスしているとか、ストレスがたまっているとか感じられるので」(33歳/その他/その他)
☆感謝の気持ちを素直に伝える
・「『ありがとう』をちゃんと言葉に出すようにしています。同じ内容を伝えるにしても、言い方次第で受け取り方が変わってくるので、普段の言葉選びも気をつけています」(28歳/警備・メンテナンス/その他)
・「『ありがとう』と『ごめんね』をちゃんと伝えることや、小さなことでも感謝すること」(22歳/その他/その他)
☆相手の気持ちを考える
・「相手を頭ごなしに否定せず、ちゃんと認めること。意見や考えが大きく食いちがう場合はきちんと話し合う。感謝と謝罪はちゃんとする」(37歳/その他/その他)
・「直して欲しいところと、自分が我慢したり譲ったりするところのバランスを考えている。
相手ばかりに求めすぎないように気をつけている」(29歳/その他/その他)
「いい夫婦でいるために大切にしていること」として多く挙がっていたのが「会話を大事にする」でした。毎日の何気ない会話を大事にすることで、コミュニケーション不足を避け、お互いの気持ちを推し量ることにもつながるとのことです。
また、相手に対して感謝の気持ちを忘れず、その気持ちをちゃんと言葉で伝えることも、いい夫婦でいるために多くの人が実践していることのようです。「相手の気持ちを考える」もそうですが、お互いを思いやり、よい関係を維持するためには大事なことばかりですね。
■お互いに思いやりの気持ちを忘れないことがいい夫婦への道
「いい夫婦」でいるためには、やはり「思いやりの気持ち」を持つことが最も重要です。その気持ちがないと、夫婦間の距離は開いていく一方かもしれません。いい夫婦関係を長く維持するためには、お互いが普段の何気ないことに感謝し、相手を思いやる気持ちを忘れないようにしたいですね。
(中田ボンベ/dcp)
※画像はイメージです
※マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年6月27日~6月29日
調査人数:398人(21~44歳の既婚女性)
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