リアクションと内容が大事? 話しやすい人の特徴と話し方のコツ

「会話」はコミュニケーションの基本。できれば誰とでもスムーズに会話できるような「話しやすい人」になりたいですよね。では、どんなことに注意すれば、相手から話しやすいと思われるのでしょうか? 今回は恋愛や仕事をする上でも重要になる「話しやすい人になるコツ」を異性間コミュニケーションのスペシャリスト・佐藤律子先生にご紹介いただきます。
■話しやすさってどこに表れるの?
そもそも、どんな点が「話しやすさ」においては大事なのでしょうか? 話しやすさにつながる要素について教えてもらいました。
◇内容とリアクションが大事な要素
まずは「会話の内容」そのものです。話しやすいと思ってもらうには「話しやすい話題」を選ぶことが大切です。
なかでも、一番話しやすいのが「体験談」。仕事、旅行、日々の出来事など、誰しもリアルな情景を想像できて、話し手も話しやすい話題です。
次にリアルなのは「目で見たこと」です。電車で目撃したおもしろい出来事の話題などは盛り上がりそうですよね。そして「聞いたこと」、「読んだこと」と続きます。
また、会話の内容以外で話しやすさを形成しているのが「動き」、つまりリアクションです。言葉を使わないコミュニケーションとして、うなずきや表情の変化を相手に見せることが話しやすさを形作る大事なポイントです。
■話しやすい人と話しにくい人の特徴
話しやすい人がいれば、反対に話しにくい人もいますよね。ではそれぞれどんな特徴があるのでしょうか?
◇話しやすい人の特徴
無表情の人と笑顔の人。ノーリアクションの人とリアクションがある人。体がまったく動かない人と身ぶり手ぶりがある人。
皆さんはどちらのほうが話しやすいでしょうか? すべて後者ではないですか? このように「動き」が話しやすさをつくっています。顔の表情が豊かで、体のリアクションが大きい人は相手に「話しやすい印象」を与えるのです。
◇話しにくい人の特徴
無表情、無反応、会話が続かない、自慢話が多い、マニアックな趣味の話、空気が読めない……。これらは、女性には比較的少ないのですが、人とコミュニケーションを取る機会が女性より少ない男性に多く見られる「話しにくいタイプ」です。
■話しやすい人になるコツ
では、相手に「話しやすい」と思ってもらえる人になるには、どんなことに注意すべきなのでしょうか? 「話しやすい人になるコツ」を教えてもらいました。
◇(1)体験談を多く話せるようにする
日常のいろんなことにアンテナを立てて、おもしろい体験をしたことを「その場ですぐに話す訓練」をしましょう。誰かに聞いてもらうのではなく、頭の中で「独りすべらない話」を披露するのです。その体験をより楽しむことで、誰かに話したくなります。
◇(2)表情を豊かにする
どうして笑顔や表情を変えることが有効なのかというと、人は「生き物」だからです。人の目は動いているものにフォーカスします。特に男性は狩りをしていた頃の名残で「目で追う習性」があります。そのため、笑顔で表情豊かな女性に好意を寄せやすいのです。
◇(3)相づちを打つ
話しやすい振る舞いとして最もわかりやすいのが「首を縦に振る運動」、つまり「相づち」です。ある話題では細かく、ある話題では大きく、バリエーション豊かに首を縦に振ってリアクションするようにしましょう。
◇(4)顔全体を眺める
話しやすい人は相手の顔を見ます。時々目も合わせますが、目を合わせすぎることなく、「顔全体をナチュラルに眺める」ように目線を走らせます。
これを異性間コミュニケーションでは「視線のストライクゾーン」と表現して、話しやすい人は、相手のストライクゾーン内に目線を走らせています。
◇(5)共感の言葉を使う
「なるほど」「いいですね」「わかります」「そうですよね」など、相手の話に対しての「共感の言葉」を会話の合間に入れましょう。餅つきの合いの手のような感じです。そうすることによって、相手に「話を聞いてくれている」という安心感を与え、話しやすいと思ってもらうことができます。
■会話の内容だけでなく動作も大切にしよう
相手に「話しやすい」と思ってもらう人になるには、会話の内容はもちろん、身ぶり手ぶりや表情、また目線など「アクション」も大事とのことでした。
おもしろい話をしているはずなのに盛り上がらない場合は、もしかしたら効果的なリアクションができていないのかもしれません。逆にリアクションは十分でも話の内容次第で盛り上がらないこともあります。誰かと話すときは「内容」と「動き」の両方をしっかりと意識してみるといいかもしれませんね。
(監修・文:佐藤律子、文:中田ボンベ/dcp)
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