株式投資で重要なのが取引ツール。
どの証券会社からも高機能で使いやすい取引ツールが提供されているため、どれを選べばいいか迷ってしまいますね。
そんな中でもおすすめの取引ツールが、マネックス証券の株取引ツールです。
「マネックストレーダー」は、株初心者でも使いやすいのはもちろん、デイトレーダーなど様々な投資家にうれしい機能がたくさん盛り込まれています。
また、高機能ツール「トレードステーション」もなんと無料で利用可能。高度なトレードを行いたい人にはこちらのツールがおすすめです。
この記事ではマネックス証券おすすめのトレードツール、「マネックストレーダー」と「トレードステーション」を詳しく紹介します。
どの証券会社に口座を作ろうか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
マネックス証券の取引ツールは使いやすさ抜群!多角的な分析が可能
マネックス証券は独自の高機能ツールをいくつも開発、バージョンアップを続けています。
日々の取引が便利になって、投資家にとってはありがたいことですよね。
マネックス証券の代表的な取引ツールは4種類。
取引ツール名 | 月額利用料(税抜) |
---|---|
マネックストレーダー | 無料 |
トレードステーション | 無料 |
マーケットライダー | 1,890円 |
マーケットライダープレミアム | 3,990円 |
「マネックストレーダー」と「トレードステーション」は月額利用料がかかりません。
とはいえ、マネックストレーダーとトレードステーションの両方とも、有料ツールに引けをとらない機能が自慢です。
ほかの証券会社のツールと比較して使いやすいのはもちろんのこと、分析力も圧倒的に優れており、ユニークな機能も盛りだくさん。
マネックス証券の無料の取引ツール「マネックストレーダー」と「トレードステーション」の主な機能について、次から詳しく紹介します。
初心者なら迷わずマネックストレーダー!機能も豊富
株式取引の初心者~中級者クラスなら、マネックストレーダーが断然おすすめ。
マネックス証券のマネックストレーダーは、注文や取り消し、注文の訂正機能が分かりやすいです。
また、銘柄選びに欠かせない銘柄スクリーニング機能やチャート分析機能も充実しています。
マネックストレーダーの、主な機能を次にまとめました。
主な機能 | 詳細 |
---|---|
Trading One | 板、チャート、ニュースがすべて閲覧できる。画面から注文も可能。 |
株式スピード注文&2WAY注文 | 板を見ながらワンクリックで注文できる。2WAY注文なら最良気配から発注可能。 |
マルチチャートビューア&マルチ気配ビューア | 銘柄フォルダに登録されている銘柄のチャートを画面上に複数並べられる。 |
リアルタイムランキング&株式市況アラーム | ランキング上位やゴールデンクロス、当日高値/安値更新など、設定した条件に合致した銘柄がリアルタイムで表示される。 | チャートフォリオ | チャートの形や、オリジナル業種から銘柄検索ができる。 |
次から詳しく説明していきます。
マネックストレーダーの注文方法は4種類!ツイン指値も自在
マネックス証券のマネックストレーダーでは、次の4つの方法から注文が可能です。
- Trading Oneからの注文
- 通常注文
- スピード注文
- 2WAY注文
自分の使いやすい注文方法を選べますね。
1つ目の「Trading One」からの注文は、画面中央部に注文画面を表示させ、銘柄情報の画面を見ながら注文できるシステム。
最も使いやすくおすすめです。
2つ目は「通常注文」と呼ばれる画面からの注文方法です。
この画面から現物取引や信用取引を行うことができます。
また、指値や逆指値、ツイン指値※などの特殊な指値注文を出すことも可能。
利益確定できる指値注文と、自動的に損切りするための逆指値注文が同時にできる機能のこと。
日中時間の取れないサラリーマン投資家にも便利です。
その他の注文方法として、最短ワンクリックで注文できる「スピード注文」や、最良気配でワンクリックで注文が出せる「2WAY注文」機能もあります。
ディトレードなど、スピードが重視される取引の場合、これらの機能を活用できますよ。
マルチチャートビューア&マルチ気配ビューアで登録銘柄を一覧表示
マネックストレーダーの「マルチチャートビューア」や「マルチ気配ビューア」を使えば、気になる銘柄をまとめてチェックすることが可能。
デイトレーダーが、取引中に多くの銘柄をチェックするのに便利です。
また、日中取引をしないサラリーマンが保有銘柄の値動きを一度に確認するのにも活用できます。
リアルタイムランキング&株式市況アラームで値動きを見逃さない!
マネックストレーダーには多種多様な銘柄ランキングを表示できる機能があります。
- ストップ高、ストップ安
- PER、PBR
- 新高値、新安値
- 上昇率、下落率
- 出来高
- 売買代金
投資家が注目するランキングの一つに「出来高ランキング」があります。
このランキングの上位に入る銘柄は、市場の注目度が高く、値動きが激しい銘柄である可能性が高いからです。
リアルタイムランキングを活用すれば、このような銘柄を簡単に見つけられます。
また「株式市況アラーム」の設定をすれば、自分の探している条件に合致する銘柄をリアルタイムで抽出することも可能。
株式市況アラームは、ゴールデンクロスやデッドクロス、ストップ高やストップ安、出来高や気配などかなり細かく設定できます。
チャートを注視していなくても、アラームで知らせてくれて便利です。
チャートフォリオ分析は直感的にわかりやすい検索ツール!
難しい分析ツールは使いこなせない、という人に、「チャートフォリオ」はおすすめ。
上図のように、ざっくりしたチャートの動きから、それに合致した銘柄を検索することができるのです。
直感的に銘柄を探せるので、細かい分析が苦手な人には便利。
シンプルで使いやすいツールだな。
また、東証の業種分類とは異なるオリジナル分類から銘柄を探す機能もあります。
気になる業種やテーマを選択することで、簡単に銘柄を見つけられるのです。
ここまで、「マネックストレーダー」について説明してきました。
マネックストレーダーは、初心者にも使いやすいツールですが、「トレードステーション」はより高度なトレードを行いたい人にピッタリのツール。
次から詳しく説明していきます。
マネックス証券のトレードステーションは株取引を極めたい人におすすめ
マネックス証券の「トレードステーション」は、米国でも高い評価を受けているトレーディングツールです。
細かい分析や特殊な発注機能を駆使して、ワンランク上のトレードを行いたいという投資家にピッタリ。
マネックス証券「トレードステーション」の特徴や機能をまとめました。
機能 | 詳細 |
---|---|
レーダースクリーン(銘柄ボード) | 1画面に最大2,000銘柄が登録可能。市場のチェック、お気に入り銘柄の動向から銘柄選び、注文メニューの呼び出しまで、取引に関わる動作をすべてカバー。 |
マトリックス(板情報) | 発注や取り消しはワンクリックで、注文の訂正はドラッグ&ドロップで簡単。価格別出来高をグラフや数値、パーセンテージで表示することも可能。 |
取引機能(クイックトレードバー、チャート取引、トレードマネージャー) | 最良売気配・最良買気配が左右に配置されたクイックトレーバー、チャート分析画面からマウスクリックで発注できるチャート取引、注文一覧や余力を表示したトレードマネージャーなどがある。 |
チャート分析 | テクニカル指標が豊富で、100種類以上利用できる。 |
注文機能 | 逆指値・トレーリングストップ注文、自動指値/逆指値注文が利用可能。 |
マルチビューア | 銘柄をまとめて表示できる「マルチチャートビューア」や、銘柄の板、歩み値などを一度に確認できる「マルチクオートビューア」が表示できる。 |
アルゴ取引(マネックスアルゴ) | 同業種の銘柄や、値動きの似ている銘柄を手掛かりにして、最適な気配で発注できる機能。特殊な注文プログラムを自分で組み立てられる。 |
情報(ホットリスト、スキャナー、ニュース) | 寄り前気配のギャップアップ率/ダウン率や出来高急増をリアルタイムでランキング。細かい条件を設定したスクリーニング機能も充実。 |
システムトレード(自動売買) | 機械的に判断するプログラムトレードも可能。戦略通りに売買したらどうなるか、パフォーマンスの計算機能もあり。 |
次から詳しく見ていきましょう。
トレードステーションの開発の歴史を紹介
トレードステーションの開発の歴史について最初に紹介しておきます。
それはキューバ移民の二人の兄弟ウィリアムとラファエルの物語です。彼らは貯金でためたお金をタネ銭にして先物取引を始めますが、大失敗。
口惜しさをばねにしてチャートを勉強し、勝つための法則を分析しました。そしてトレーディングアイデアを練り、テストにテストを重ね、どんな投資家でも理解しやすいトレードツールとしてソフトウエア化することに成功したのです。
二人はオメガ・リサーチ(のちのTradeStation Groupの母体)という会社を立ち上げ、やがて念願の「トレードステーション」というソフトウエアを発売しました。
トレードステーションはより詳しく専門的なトレードツールとして瞬く間に大ヒットし、全世界で1億ドル以上の売り上げを上げたといわれています。
以前は有料ツールとして提供されていた「トレードステーション」
2011年にTradeStation Groupがマネックスグループの一員になったことで、マネックス証券口座を作り、申込をすれば無料で利用できるようになりました。
ブラックマンデー、リーマンショックとは、どちらもアメリカを発端にして世界に影響を与えた、恐慌レベルの株価の暴落のことです。
ブラックマンデーについて詳しくは「ブラックマンデーの3つの原因と大暴落から最も早く回復した日本」で説明しています。
リーマンショックについて詳しくは「リーマンショックの本当の原因とは?日本への影響を簡単に解説します」を読んでみてください。
トレードステーションはチャート注文が可能!豊富な取引機能あり
マネックス証券のトレードステーションには、独自の発注機能があります。
「チャート注文機能」がその1つ。
マネックス証券のトレードステーションでは、チャート上でクリックした値で指値、逆指値、成行注文、全決済など、複雑な注文まで発注可能なのです。
価格を入力する手間が省けるのはとても便利。
一日に何度もトレードするデイトレーダーやスキャルピングを行う投資家にとって、うれしい機能ですね。
マネックスアルゴやシステムトレードを実行可能
さらに専門的な取引ができる機能が、「マネックスアルゴ」と呼ばれるアルゴ取引です。
マネックスアルゴでは、同業種の銘柄や、値動きの似ている銘柄などをトリガーとして設定し、トリガーの動きに応じて発注することができます。
自分でずっと銘柄をウォッチしていなくても、発注ができる仕組みです。
またマネックス証券のトレードステーションでは「システムトレード(自動売買)」が実行可能。
プログラム通りに売買したらどうなるか、バックテスト※をすることもできます。
今後のチャートの動きを、過去のチャートを参考にして上がるか下がるかをコンピューターで検証し、勝ちパターンをシュミレーションする機能のこと。
結果が詳細に計算された「パフォーマンスレポート」を見て、今後の投資方法を検討することも可能なのです。
緻密な計算と分析力によって「稼ぎたい」「負けない投資をしたい」人向けの、勤勉さが求められるツールでもあるんだ。お前もトレードステーションでオタク化するくらいツールを極めてみろ!
トレードステーションの留意事項!手数料などに注意
マネックス証券のトレードステーションを利用するにあたって、次のような留意事項があります。
- 取引手数料はマネックストレーダーとは別
- マネックストレーダーと併用ができない
- NISA口座での取引ができない
- IPO(新規公開株)の応募ができない
トレードステーションの取引手数料は、マネックストレーダーとは別。
次のような独自の料金体系になります。
プラン名 | 一日の約定金額 (現物取引と信用取引の合算) |
取引手数料(税抜) |
---|---|---|
ミニプラン | 10万円ごと | 50円 |
ノーマルプラン | 100万円ごと | 400円 |
ラージプラン | 1,000万円ごと | 3,250円 |
トレードステーションの手数料は、一日の約定金額に対して定額で決まっています。
約定金額は現物取引と信用取引の合算で算出。
一日に何度も取引するデイトレーダーにとっては、手数料定額プランはありがたいですね。
ちなみに、トレードステーションには手数料無料プログラムもあります。
トレードステーションの利用契約日から最大3カ月間手数料が無料!
ぜひ気軽にトレードステーションにチャレンジしてみてください。
ちなみに、マネックストレーダーでの手数料については「マネックス証券で口座開設前に知っておきたい8つのポイント大公開」で紹介しています。
また、トレードステーションはマネックストレーダーと併用できないので気を付けましょう。
トレードステーション契約をすると、マネックストレーダーは利用できなくなります。
なお、トレードステーションはNISA口座からの取引もできません。
少額投資非課税制度のこと。年間120万円までの投資で得た利益が非課税になる制度です。
「NISA(ニーサ)とは?株初心者が知るべきメリットとデメリット」を参考にしてください。
IPOへの応募もできないので、他の証券会社を利用するなどの方法を取る必要があります。
デメリットがあるとはいえ、他の証券会社のツールにはない特別な機能がたくさんあるトレードステーション。
複雑で専門的なワンランク上のトレードを望む人はぜひ活用してみてください。
マネックス証券の無料取引ツールを活用しよう!まずは証券口座開設を
この記事では、マネックス証券の取引ツール「マネックストレーダー」と「トレードステーション」を紹介しました。
どちらのツールも無料で利用できます。
マネックストレーダーは、株初心者~中級者におすすめのツール。
シンプルで取引しやすい機能も充実している一方で、デイトレーダーやサラリーマン投資家にもうれしい機能がたくさんです。
トレードステーションは、より高度なトレードを行いたい人におすすめ。
ただし、手数料体系はマネックストレーダーとは別なので気をつけましょう。
どちらの取引ツールを使うにも、まずはマネックス証券の証券口座を作る必要があります。
口座を作ってツールを活用し、あなたの株取引に活用してくださいね。