取り扱い商品の多さや手数料の安さで選ばれ、口座開設数が国内ナンバー1のSBI証券。この記事では、SBI証券で口座開設する手順を解説するので、参考にしてくださいね。
SBI証券の口座開設手順は次のとおりです。
- 本人確認書類の提出方法を選択する
- 氏名、住所などの基本情報を入力する
- 各種サービスの有無を選択する
- SBI証券会員ページにログインする
- SBI証券から送られてくる書類を受け取る
- 取引を開始する
口座開設の申し込み自体は、個人差もありますが5分前後で終わります。
それでは詳しく見ていきましょう。
1、本人確認書類を提出しよう!手軽なオンラインでの提出も可能
まずはSBI証券のWEBサイトにアクセスして、「口座開設はこちら」を選択してください。
口座開設の申し込みには、マイナンバーと本人確認書類が必要です。
マイナンバーと本人確認書類の提出方法を、次の3通り。
- WEBアップロード
- Eメールで提出
- 書面で提出
SBI証券の「口座開設はこちら」を選択したあと、次のような画面が表示されるので、提出方法を選択しましょう。
取引開始までに必要な日数は、提出方法によって異なります。
WEBアップロード・Eメールで提出する場合は最短2日、書面で提出する場合は10日前後です。
WEBアップロードで提出する場合、はじめに「通知カード」と「個人番号カード」のどちらを提出するか選択します。
「個人番号カード」を持っている場合は、個人番号カードの両面の写し。個人番号カードがない場合は、通知カードと本人確認書類を提出しましょう。
「通知カード」を選択した場合は、次に本人確認書類の提出方法を選択します。
本人確認書類は「顔写真付き」なら1種類、「顔写真なし」なら2種類必要です。
写真付き 本人確認書類 |
・運転免許証 ・在留カード ・特別永住証明書 のいずれか1種類 |
---|---|
写真なし 本人確認書類 |
・各種健康保険証 ・印鑑登録証明書の原本 ・住民票の写し ・各種年金手帳 のいずれか2種類 |
すぐにマイナンバーや本人確認書類を用意できないときは、Eメール・書面での提出を選択しましょう。
「書面で提出」の場合、申し込み完了後に「本人確認書類届出書」という提出用の書類が届きます。この書類の指示に従って、本人確認書類を返送してください。
2、氏名・住所などの基本情報を入力しよう
本人確認書類のWEBアップロードが完了したら、次のステップに進みましょう。書面・Eメールでの提出を選択した場合も同様です。
ここでは基本情報を入力します。入力する情報は次のとおり。
- 名前
- 生年月日
- 郵便番号・住所
- 性別
- 電話番号
- メールアドレス
- 居住地国
ここで入力した住所、メールアドレス宛に郵便やメールが届きます。記入情報に不備がないか確認して、次に進んでくださいね。
3、特定口座を開設しよう!NISA口座を開設するどうかも選択
基本情報の入力が済んだら、口座の種類やサービスの利用有無を選択します。
特定口座または一般口座を開設する
「特定口座」か「一般口座」どちらを開設するか選びましょう。
確定申告 | 損益計算 | |
---|---|---|
特定口座 (源泉徴収あり) |
不要 | 証券会社が代行してくれる。 |
特定口座 (源泉徴収なし) |
必要 | 証券会社が代行してくれる。 |
一般口座 | 必要 | 投資家自身が行う。 |
面倒な税金の手続きをしたくないなら、特定口座(源泉徴収あり)がオススメです。
特定口座と一般口座についてもっと詳しく知りたい人は、「特定口座と一般口座の違いって?損しないための選び方」を見てくださいね。
NISA(ニーサ)口座を開設する
次にNISA(ニーサ)※口座を開設するか否かを選択します。
少額投資非課税制度のことです。国民の銀行預金や貯金を投資に使ってもらうために、年間120万円以下の投資で得た利益は非課税として優遇されます。
NISAについてもっと詳しく知りたい人は、「NISA(ニーサ)とは?株初心者が知るべきメリットとデメリット」を見てくださいね。
NISA口座の開設を希望する場合は、「つみたてNISA」もしくは「NISA」を申し込みましょう。
区分 | つみたてNISA | NISA |
---|---|---|
投資期間 | 20年 | 5年 |
非課税枠 | 年間40万円 | 年間120万円 |
投資方法 | 積立方式のみ | 一括方式または積立方式 |
対象商品 | 厳選された投資信託 | 国内株式・海外株式・投資信託 |
途中引き出し | いつでも可能 | いつでも可能 |
少額からコツコツと、長期で資産形成をしたい人には「つみたてNISA」がオススメです。
つみたてNISAのメリット・デメリットは「つみたてNISAとは?既存NISAとの違いとiDeCoとの併用方法」で解説しているので、参考にしてくださいね。
NISA口座は、あとからでも申し込めます。迷っている人は、じっくり検討してから決めましょう。
住信SBIネット銀行口座を開設する
住信SBIネット銀行の口座も、同時に開設可能です。コンビニATMでの引き出し手数料が月2回~15回無料、SBI証券との連動預金であるハイブリッド預金※など便利なサービスがあります。
SBI証券の口座と住信SBIネット銀行の普通預金口座を連動させることで使える、便利なサービスのこと。普通預金口座と比べて金利が10倍になったり、口座間での資金移動がネット上で簡単にできたりします。
SBI証券をメインで利用する人は、住信SBIネット銀行口座も開設することがオススメです。
4、会員ページにログインして取引に必要な情報を入力しよう
これでSBI証券口座開設の申し込みは終わりました。取引を開始するには国籍や職業を入力する必要があるので、申し込み完了画面に表示された「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」を使って、SBI証券の会員ページにログインしましょう。
ログインしたら、「Eメールアドレス」国籍」「職業」と、簡単なアンケートに対する回答を入力。その際にiDeCo(イデコ)※の申し込みや、信用取引口座やFX口座などの口座開設も同時に行えます。
自分で年金を積み立て、積み立てた掛金の分だけ毎年税金から控除が受けられる制度のことです。
iDeCoについて詳しくは「【個人型確定拠出年金】iDeCo(イデコ)とは!メリットとデメリットを紹介」を参照してください。
- 信用取引口座
- FX口座
- CFD(クリック株365)取引口座
- 先物・オプション口座
- 金・プラチナ口座
信用取引やFXなども利用する可能性がある人は、専用の口座を同時に開設しておきましょう。
5、SBI証券から送られてくる書類を受け取ったら取引可能!
審査が完了したら、「口座番号」や「取引パスワード」などが記載された書類が届きます。本人以外が受け取ることのできない「本人限定郵便」なので、代理受け取りはできません。
WEBアップロードやEメールで本人確認書類の提出が済んでいる人は、この書類に記載の「取引パスワード」を使えばすぐに取引を開始できます。
NISA口座を申し込んだ場合も、「NISA申請書」に本人確認書類を添付し、返送する必要があります。
SBI証券で口座開設して、投資をはじめよう
本人確認書類の提出にはWEBアップロードを利用すると、スムーズに取引が始められます。基本情報の入力は5分ほどで終わるので、口座開設の申し込み自体はとても簡単です。
住信SBIネット銀行口座も同時に開設しておけば、ハイブリッド預金というサービスを利用できます。ATM利用手数料が無料になったり、入出金がネット上で手軽にできたりと便利です。
またNISAやiDeCoといった制度も事前に知っておくことで、スムーズに手続きができます。
必要書類や申し込み手順、自身に必要なサービスを事前に確認しておきましょう。
ぜひSBI証券で口座開設してくださいね。