楽天証券は「口座開設費」や「口座維持手数料」が無料で、取引手数料がリーズナブル。また、入出金手数料が無料になるサービスもあり、低コストで取引できるのは大きなメリットです。
口座開設に必要な期間は最短3日。
WEB上で完結するので、早く取引を始めたい人にオススメです。
この記事では、楽天証券で口座開設する方法を画像付きで解説します。
楽天証券で使える機能やサービスも紹介するので、「楽天証券で投資をしたい!」「楽天証券で口座開設するメリットを知りたい」という人は参考にしてみてくださいね。
楽天証券の口座開設は早くて簡単!画像付きで口座開設の流れを解説
楽天証券の口座を開設する場合、手順は次のとおりです。
- 楽天証券のサイトから申し込みページへアクセスする
- 氏名、住所などの基本情報を入力する
- 各種サービスの有無を選択する
- 入力・申し込み内容を確認する
- 本人確認書類をアップロードする
- ログイン情報のお知らせが届いたら、マイナンバーを登録する
それでは、口座開設の手順を画像付きで解説します。順に確認しましょう。
手順1、楽天証券のサイトから申し込みページへアクセスする
まずは、楽天証券のページにアクセスします。
次に、口座開設のページに進みましょう。
すでに楽天会員の人は「楽天会員の方」を、楽天のアカウントを持っていない人は「楽天会員ではない方」を選択してください。
手順2、氏名・住所などの基本情報を入力する
会員・非会員を選択後、基本情報の入力をします。楽天会員なら、基本情報の入力は省略可能です。入力する情報は次のとおり。
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 郵便番号・住所
- 電話番号
- メールアドレス
ここまでの情報は非会員の人のみ入力が必要です。
楽天会員の人は「ユーザID」と「パスワード」を入力するだけで、ここまでの入力がカットされます。
楽天会員の人はログインページで、ユーザーID・パスワードを入力してください。
「ブラウザを閉じるときオートログインを無効にする」のチェックは、必須ではありません。希望する場合はチェックを入れましょう。
手順3、各種追加サービスの有無を選択する
楽天証券で口座開設する際、様々なサービスに同時申し込みできます。
サービス内容は次のとおりです。
- 特定口座
- NISA(※1)口座
- 楽天銀行口座
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)(※2)
- 楽天FX口座
- 信用取引口座
少額投資非課税制度のことです。国民の銀行預金や貯金を投資に使ってもらうことを目的に、年間120万円以下の投資で得た利益が非課税として優遇されます。
自分が拠出して掛金を自分で運用し、資産形成を図る制度のことです。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳移行に老齢給付金を受け取ることができます。
特定口座開設の有無を選択しましょう。
「特定口座」は納税を簡単にするサービスです。
取引などで利益が発生した場合は、所得税を納めなければなりません。
「特定口座」を開設しない場合は、「一般口座」が開設されます。2つの口座にどのような違いがあるか、次の表で確認してください。
口座の種類 | 詳細 |
---|---|
特定口座 | ・投資家の「年間取引の損益計算」を証券会社が行う ・「源泉徴収あり」か「源泉徴収なし」のどちらかを選べる ・「源泉徴収あり」の場合のみ、確定申告が不要になる |
一般口座 | ・損益計算から確定申告まで、すべて投資家自身で行う |
特定口座を開設すると、楽天証券が源泉徴収して税務署に納付してくれます。
一般口座の場合、税金計算や確定申告、納税などすべての手続きを投資家自身で行う必要があり面倒です。納税関係に詳しくない場合は「確定申告は原則不要」を選び、特定口座を開設しましょう。
特定口座を開設した際のメリット・デメリットや確定申告の違いについては、次の記事で詳しく紹介しています。
続いてNISA(ニーサ)口座の選択をしましょう。
NISA口座の開設を希望する場合は「つみたてNISAを開設」もしくは「NISAを開設」を選択。
他社でNISA口座を開設していて、楽天証券のNISA口座へ変更する場合「他社でお持ちのNISA口座を楽天証券に変更する」に必ずチェックを入れてください。
NISA口座の開設を希望しないときや、悩む場合は後から開設もできるので「開設しない・あとで登録」を選択しましょう。
取引額が年間40万以内かつ、長期運用したい場合は「つみたてNISA」がオススメです。
「つみたてNISA」と「NISA」、それぞれの特徴は次のとおり。
区分 | つみたてNISA | NISA |
---|---|---|
投資期間 | 20年 | 5年 |
年間 | 40万円 | 120万円 |
投資方法 | 積立方式のみ | 一括・積立どちらでも可能 |
対象商品 | ・厳選された銘柄※ | ・国内株式 ・海外株式 ・投資信託 |
途中引き出し | いつでも可能 | いつでも可能 |
「つみたてNISA」と「NISA」の特徴をしっかり確認し、どちらにするか決めたら「NISA約款」を読みましょう。
NISAのメリットやデメリットについては「NISA(ニーサ)とは?株初心者が知るべきメリットとデメリット」で詳しく解説しています。
また、つみたてNISAについては「つみたてNISAとは?既存NISAとの違いとiDeCoとの併用方法」を参考にしてください。
楽天銀行の口座を同時に申し込むことも可能です。
楽天銀行の口座を持っていない場合は、口座開設した方が得策。
楽天証券で口座開設を行い、楽天銀行の銀行口座も登録すれば「マネーブリッジ」というサービスを受けられます。
「マネーブリッジ」は預金金利アップや自動入出金サービス、取引に応じた楽天ポイントの付与など、優遇サービスを受けることができるのです。
マネーブリッジについて詳しくは「マネーブリッジで優遇バンザイ!楽天銀行も口座開設して賢い取引を」の章で紹介していますので、参考にしてくださいね。
iDeCoやFX、信用取引の口座も開設できます。希望する場合は申し込みましょう。
申し込みを希望するサービスには「申込む」を選択。申し込みを希望しない、もしくはあとで申し込みたい場合は「申込まない」を選びましょう。
手順4、入力した内容や申し込んだサービスを確認する
ここまで終わると、入力した基本情報や申し込んだサービスの確認画面が表示されます。
確認画面では入力・選択した内容に誤りがないか、しっかり確認しておきましょう。
内容に問題なければ「内容を確定する」ボタンを選択。次の「重要書類への同意」画面で、楽天証券の規定などを確認してください。
「規定等PDFを確認する」にて内容を確認すると、「未閲覧」から「閲覧済」に表記が変わります。
「上記の規定等に同意のうえ、口座開設申し込みます。」にチェックを入れたら、「同意して次へ」を選択して次へ進んでください。
手順5、本人確認書類をアップロードする
基本情報の入力と追加サービスの選択が終わったら、本人確認を済ませましょう。
本人確認書類は「顔写真があるもの」なら1点、「顔写真がないもの」は2点必要です。
提出可能な本人確認書類は次のとおり。
- 運転免許証
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 各種健康保険証
- パスポート
- 在留カード・特別永住者証明書
- 個人番号カード(表面のみ)
あと有効期限の定めが無くても、発行から6カ月以内のものが必要だから注意しておけよ!
本人確認書類を提出する方法は、「スマートフォンでアップロード」「郵送」の2種類が選択可能。
特別な理由がなければ「スマートフォンから提出する」をオススメします。本人確認書類を、スマホで撮影してアップロードするだけなので簡単です。
次の画面で、本人確認書類をアップロードしてください。
今すぐに本人確認書類が用意できなくても、「後でアップロードする」を選択すれば本人確認以外の手続きから済ませることができます。
口座開設の手続きは以上で終了です。お疲れ様でした。
手順6、ログイン情報のお知らせが届いたらマイナンバーを登録する
楽天証券で審査が行なわれ、問題なければ登録した住所に「ログイン情報のお知らせ」が届きます。IDとパスワードが記載されている書類を確認し、楽天証券にログインしてください。
ログインしてマイナンバーを登録すれば、取引が始められますよ。
希望の取引開始日があるなら、早めに口座開設手続きをするよう注意しておくんだな。
楽天証券の口座開設は、10分~15分程度で申し込みできます。ぜひこちらから口座開設をしてくださいね。
楽天証券の豊富なメリットを取引前に確認しよう!
楽天証券には、ほかのネット証券にないメリットが豊富にあります。
口座開設の手続きが完了したら、取引開始前に機能やメリットを確認しておきましょう。
それぞれ詳しく解説しますね。
マネーブリッジで優遇バンザイ!楽天銀行も口座開設して賢い取引を
楽天証券で取引をする場合、登録する銀行口座を楽天銀行にしておけば、「マネーブリッジ」という、とてもお得なサービスを受けることができます。
「マネーブリッジ」のサービス内容は次のとおりです。
- 預金金利が0.02%から0.1%にアップする
- 取引の際、楽天証券の口座に足りない資金は、楽天銀行の口座から自動入金される
- 楽天証券の口座に残っている資金は、毎営業日の夜間に楽天銀行の口座へ自動出金される
- 楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが貯まる
- 楽天証券のサイト上で楽天銀行の残高を確認できる
- 入出金が手数料無料になる
- 24時間入出金できる
- 入出金後リアルタイムで反映される
このように、ほかの銀行口座を利用するよりもかなり優遇されます。
楽天銀行の口座を持っていない人は、これを機にぜひ開設おきましょう。
楽天銀行を使わない場合でも入出金手数料は無料にできる!
楽天銀行を使わない場合は、楽天証券の「リアルタイム入金」というサービスがオススメです。
また楽天証券は、どの銀行に出金しても手数料が無料です。楽天銀行を使わない場合でも、「リアルタイム入金」を使えば入出金の手数料は発生しません。
「リアルタイム入金」に対応している銀行は次のとおりです。
- 楽天銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- ジャパンネット銀行
- セブン銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 近畿大阪銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
多くのメガバンクやネット銀行が「リアルタイム入金」に対応しています。楽天銀行を使わない場合は「リアルタイム入金」を使って、入出金の手数料を無料にしましょう。
楽天証券への入金について詳しくは「楽天証券の口座へ入金する方法とは?手数料や入金の反映時間も解説」を参考にしてください。
楽天証券は取扱商品も豊富!自分に合った商品を選ぼう
楽天証券では豊富な商品への投資が可能なので、自分に合った商品を選べますよ。
楽天証券の取り扱い商品は次のとおりです。
- 国内株式(現物・信用)
- 海外株式(海外ETF)
- 投資信託・積立
- 債権
- FX
- 先物・オプション
- 商品先物
- 金・プラチナ
- 楽ラップ(ロボアドバイザー)
- NISA・つみたてNISA
- 確定拠出年金(iDeCo)
- 保険
楽天証券は投資初心者からベテラン投資家まで、幅広いユーザー層が満足できるネット証券だぞ!
楽天証券の高機能ツール『マーケットスピード』
楽天証券のマーケットスピード(通称マケスピ)は、多くの投資家が愛用する高機能ツールです。
マーケットスピードの機能は次のとおり。
主な機能名 | 機能の概要 |
---|---|
豊富な分析チャート | 表示可能なテクニカルチャートは20種類以上。計算期間の設定も自由自在。 |
銘柄リストで自分だけの画面作り | 銘柄登録は1ページに最大100銘柄、合計10ページまで可能。ザラ場情報を自分なりにレイアウトできます。新機能「スーパークイック注文」で一瞬のタイミングを逃しません。 |
リアルタイムランキング | ランキング情報、業種別指数一覧、銘柄一覧、銘柄同行速報で、流動性の高い銘柄を素早く発見できます。 |
スクリーニング機能 | 各種テクニカル指標の売買シグナルと、PERなどのファンダメンタルズの両面からスクリーニングができる「スーパークリーナー」を搭載。 |
豊富な株式情報が自慢 | 「市況情報フル板」で全板情報や、日経新聞や日経テレコン21、トムソン・ロイターなどのマーケットニュースが無料で読める。 |
オリジナル機能が充実 | 板からの発注ができる「武蔵」や、ワンクリック注文の「エクスプレス」など、スピーディーに売買できる機能が充実。 |
特殊注文に対応 | 指値、逆指値注文を同時に入れる「逆指値付き通常注文」で自動的に約定できる。 |
売買支援機能 | 複数の注文をあらかじめセットしておき、同時に発注できる「注文予約」機能や、実際の売買と動揺の操作方法で仮想トレーディングができる「シュミレーション」機能などがユニーク。 |
ウェブ取引ダイレクトログイン機能 | マーケットスピードから素早くウェブ取引画面に移行できる機能が便利。 |
リアルタイム入金・出金 | マーケットスピード画面上からリアルタイム入金(即時入金)や出金指示が行える。資産管理画面から保有資産の内訳をリアルタイムで表示。 |
このように多機能なマーケットスピードは、月に1回の取引や信用取引口座を開設することで利用可能です。
また楽天証券のさらなるメリットは「楽天証券のメリットは投資情報の豊富さ!日経テレコンや四季報も無料」の記事にまとめてあるので参考にしてくださいね。
楽天証券で口座開設して、快適な投資ライフを満喫しよう!
この記事では、楽天証券で口座開設する方法と、楽天証券の機能やメリットを紹介しました。
楽天証券では、口座開設の申し込みから取引可能になるまで最短3日なので、すぐに取引を始められますよ。
ただし入力内容や本人確認書類に不備があると、手続きから口座開設までの期間が長くなるケースもあるので注意しましょう。
楽天銀行の口座を併用すれば「マネーブリッジ」というサービスで、多くの優遇措置を受けられます。楽天証券だけでなく、楽天銀行の口座も開設しておくと便利です。
楽天証券はサービス内容や取り扱い商品が豊富なので、快適な投資ライフを満喫できますよ。
ぜひ楽天証券で口座開設してみてくださいね。