証券会社を選ぶとき「取引手数料が安いかどうか」は気になるポイントですよね。
たとえ1回あたりの取引手数料は少額でも、取引回数が多くなるほど金額は大きくなります。投資で資産を増やすには、自分の投資スタイルに合わせて取引手数料を節約することが大切。
楽天証券は、取引手数料を安くできるサービスが充実していますよ。
この記事では、楽天証券の取引手数料について紹介するので参考にしてください。
楽天証券の取引手数料は安い!2つの手数料コースを紹介
楽天証券には取引手数料コースが2つあります。投資スタイルに合わせて、取引手数料を安く抑えることが可能です。
それぞれの取引手数料コースは、次の表で簡単に説明しています。
超割コース | 1回の取引金額で、取引手数料が決まる |
---|---|
いちにち定額コース | 1日に取引した現物・信用取引の合計約定金額で、取引手数料が決まる |
それでは「超割コース」と「いちにち定額コース」、それぞれの詳しい手数料を見ていきましょう。
楽天証券の超割コースが安い!リーズナブルな手数料でお得に取引
「超割コース」の取引手数料は取引の種類によって異なります。現物取引の場合、手数料は次のとおりです。
取引金額 | 手数料 |
---|---|
5万円まで | 50円 |
10万円まで | 90円 |
20万円まで | 105円 |
50万円まで | 250円 |
100万円まで | 487円 |
150万円まで | 582円 |
3000万円まで | 921円 |
3000万円超 | 973円 |
次の表で信用取引の手数料も見てみましょう。
取引金額 | 手数料 |
---|---|
10万円 | 90円 |
20万円 | 135円 |
50万円 | 180円 |
50万円超 | 350円 |
たとえば、楽天証券で80万円の現物取引をした場合、取引手数料は487円です。
同じ取引金額で他社と比較すると、SMBC日興証券は800円、マネックス証券や松井証券は1,000円かかります。
同じ取引内容なら、取引手数料を安く抑えられる楽天証券が断然お得。
ただし取引内容によって、各ネット証券の取引手数料設定は違います。「一番わかりやすい証券会社比較と人気の組み合わせ方法」で詳しく比較しているので参考にしてくださいね。
また楽天証券には、大口優遇の制度もあります。
投資信託で1カ月の平均残高が5000万円以上のときや、信用取引で1日の取引金額が5000万円以上なら、取引手数料がさらに安くなるのです。
大口優遇は一度条件を達成すると、達成月の翌月から3カ月間適用されます。
取引金額が大きい人や、いずれ取引金額を大きくしたい人は、ぜひチェックしてくださいね。
取引するほどポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天グループでのショッピングにも使えるんですよ。
いちにち定額コースは、株初心者やデイトレーダーにおすすめ!
「いちにち定額コース」は、1日に行った現物取引・信用取引の合計約定金額で、取引手数料が決まります。
少額で取引したい株初心者や、1日に何度も取引するデイトレーダー向けのコースです。
「いちにち定額コース」の取引手数料を詳しく見てみましょう。
1日の合計約定金額 | 手数料 |
---|---|
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 858円 |
200万円まで | 2,000円 |
300万円まで | 3,000円 |
「いちにち定額コース」を選んだ場合、「デイ割り」という割引サービスを受けられます。
「デイ割り」は取引がデイトレードであれば、「1日の合計約定金額」に取引の片道分しか手数料が含まれないサービスです。
買付/発生手数料 | 売却/発生手数料 | 合計手数料 | |
---|---|---|---|
通常時 | 100株40万円/429円 | 100株45万円/429円 | 858円 |
デイ割り | 100株40万円/429円 | 100株45万円/なし | 429円 |
「いちにち定額コース」では合計約定金額が50万円~100万円の場合、取引手数料が858円発生します。
「デイ割り」を適用させれば、売却時の取引金額を「1日の合計約定金額」に含まないため取引手数料が半額に。
少額で1日に何度も取引したい場合や、デイトレーダーには「いちにち定額コース」がおすすめです。
自分の投資手法を変えたときでも、手数料コースを簡単に変更できるから安心しろよ!
楽天証券は投資商品が充実!それぞれの取引手数料を紹介
楽天証券の投資商品は種類が豊富です。
商品によっては手数料コースに関わらず、取引手数料が無料のものや個別で設定されているものも。
この章では、投資商品ごとに取引手数料を紹介します。商品選びの参考にしてくださいね。
楽天証券で取引手数料が0円の商品とは?もっと取引の幅を広げよう!
楽天証券には、取引手数料が発生しない商品もあります。取引手数料0円で取引できる商品は次のとおりです。
- 楽天ETF(※1)
- 投資信託(一部商品を除く)
- いちにち信用
- IPO(新規公開株式)
- 立会外分売(※2)
- 国内債券
- 海外債券
上場している投資信託のこと。通常の株式投資と同じように、証券取引所が開いている時間ならいつでもリアルタイムな値段で売買できます。
ETFについて詳しくは「ETFとは?仕組みやメリットをわかりやすく解説」の記事を参考にしてください。
証券取引所の取引時間外に、企業や大株主が自分の持ち株を割引価格で売りに出すことです。詳しくは「立会外分売とは」の記事で詳しく解説しています。
IPOや投資信託、債券は他社でも手数料無料の場合が多いです。
楽天証券は独自の商品を展開することで、他社と差別化しています。
楽天証券が独自に展開する商品は、次の2つです。
商品名 | 特徴 |
---|---|
楽天ETF | ほかの投資信託よりも高利回りを期待できる |
いちにち信用取引 | 指定銘柄の信用取引で、取引手数料が無料になる |
「楽天ETF」は投資信託商品で、「楽天ダブルブル」と「楽天ダブルベア」という2つの商品があります。
「いちにち信用」は、デイトレード専用の商品です。当日中に決済しなかった場合、翌営業日に強制決済されます。
楽天証券における、米国・中国・アセアン株式の取引手数料を紹介!
楽天証券で海外株式の取引をする場合、取引手数料の設定はそれぞれ違います。
米国株式の取引手数料は、約定金額がいくらでも一律0.45%です。
中国株式とアセアン株式の取引手数料は、次の表を確認してください。
10万円まで | 500円 |
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10万円超100万円未満 | 約定金額の0.5% |
100万円以上 | 5,000円 |
手数料の種類 | インターネット取引手数料 |
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国内手数料 | 約定金額の1.0%※ |
現地手数料 | なし |
現地諸費用 | なし |
海外株式と投資信託は、一般口座・特定口座・NISA口座問わず、共通の取引手数料が発生するぞ。
楽天証券で扱っている金融商品について、詳しくは次の記事を参考にしてください。
楽天証券の取引手数料は安い!自分に合った手数料コースを選ぼう
自分の投資スタイルに合わせて手数料コースを選べるので、取引手数料をより安く抑えられるのです。
また、楽天証券は取引手数料だけでなく、入金手数料がお得になるサービスも充実しています。楽天証券の入金手数料については「楽天証券の口座へ入金する方法とは?手数料や入金の反映時間も解説」で紹介しているので、参考にしてください。
楽天証券の口座開設は、短期間で簡単にできます。口座開設をする際は「楽天証券の口座開設にかかる期間は最短3日!メリットや機能も解説」を確認してくださいね。
楽天証券で取引するなら、自分に合った手数料コースを選んで手数料を安く抑えましょう。