楽天証券の取引ツール「マーケットスピード(MarketSpeed)」は、人気の高いトレードツールです。マケスピを使いたくて楽天証券に口座開設した、という利用者もいるほど。
楽天証券のマーケットスピードは多くの投資ブロガーが愛用していたり、16分で20億稼いだ男として有名なデイトレーダー、ジェイコム男が使っているという噂もあります。
しかし楽天証券のマーケットスピードが投資家に人気である理由は、有名人が使っているからだけではありません。
初心者にも上級者にも、使いやすい高機能なツールだからなんです。
この記事では楽天証券「マーケットスピード」の人気の秘密や、高機能ツールを無料で使える条件、マーケットスピードの評判や口コミを紹介します。
マーケットスピードが気になっている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
マーケットスピードは初心者にも上級者にも人気
楽天証券のマーケットスピードが人気の理由は次のとおり。
- 便利な機能が豊富
- さまざまな取引ができる
- 投資情報が充実
では、それぞれのメリットについて詳しく説明していきます。
初心者にも上級者にも便利な機能が豊富
楽天証券のマーケットスピードは直感的な操作が可能で、株の初心者にもおすすめ。
リアルタイムでの注文や自動発注機能も充実しているので、スピードを重視するデイトレーダーやヘビーユーザーにも使いやすいです。
また、さまざまなスクリーニング機能を組み合わせた銘柄選定が可能。
ランキングは30種類以上、テクニカルチャートはなんと20種類以上用意されています。
マーケットスピードの優秀な機能について詳しくは、2章「マーケットスピードが使いやすい理由!ツールのおすすめ機能を紹介」でチェックしてくださいね。
マーケットスピード1つでさまざまな取引が可能
マーケットスピードでは、楽天証券で取り扱うさまざまな商品の取引が可能です。
複数の商品を保有している人は、ログイン・ログアウトの手間がなく同じツールで取引できてとても便利。
楽天証券のマーケットスピードで取引できる商品は次のとおりです。
取引できる商品名 | 詳細 |
---|---|
国内株式 | 東証・ジャスダック銘柄の国内現物取引 |
米国株式 | ニューヨーク証券取引所、ナスダック市場などに上場する米国株式や米国ETF |
信用取引 | 制度信用、一般信用取引 |
先物・オプション取引 | 日経225先物取引、日経225ミニ先物取引、東証マザーズ指数先物取引、日経225オプション取引 |
海外先物取引 | CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)、CBOT(シカゴ商品取引所)などで、株価指数や原油、金、銀、穀物等の商品先物の取引 |
カバードワラント | eワラント |
為替取引 | 米ドル現金決済による提示取引 |
ただし、一部マーケットスピードの画面上から取引できないものもあります。
- 東証・ジャスダック以外の国内現物取引
- 投資信託
- FX
- 海外株式
- 債券
- ジュニアNISA口座からの取引
- iDeCoの運用
上記の取引はマーケットスピードの画面上から行うことができません。
ただし、「ウェブ取引ダイレクトログイン」機能を使って、直接ウェブサイトやFXの取引ツールにジャンプすることは可能です。
楽天証券のマケスピなら投資情報がやニュースが無料で読める!
楽天証券のマーケットスピードは、得られる情報がとにかく豊富。
投資に必要な情報やニュースはほぼ網羅しているといっていいでしょう。
マーケットスピードでチェックできる投資情報は次のとおり。
投資情報名 | 内容 |
---|---|
市況情報 | 国内株式や米国株式、カバードワラント、外国為替をリアルタイムで自動更新 |
個別チャート・チャート情報 | 指定銘柄のチャート情報、リアルタイム株価情報を表示 |
登録銘柄情報 | 登録した注目銘柄をリアルタイムで一覧表示 |
ザラバ情報 | 5種類の画面レイアウトが可能で、自分で好みのカスタマイズ。チャートや気配を一度にチェック |
銘柄動向速報 | 国内株式の東証・マザーズ・ジャスダック・その他の銘柄について、ストップ高/安、特別売り気配/買い気配、大口約定などの情報を提供 |
ランキング情報 | 値上がり・値下がり率や出来高など、銘柄選びに欠かせない国内株式の各種ランキング上位30銘柄を一覧表示 |
立会外・場外情報 | 東証銘柄の立会外取引及び取引所外取引の情報を表示 |
会社四季報・四季報速報 | 東洋経済新報社提供の会社情報を閲覧できる |
またマーケットスピードはニュース機能も充実しています。
主なニュース機能名 | 内容 |
---|---|
ロイターニュース | ロイター・ジャパン社の株式関連・アジア市場関連・為替マネー・金利関連など、幅広い経済ニュースを配信 |
日経テレコン21 | 日本経済新聞社の日経テレコン(楽天証券版)が無料で読めます |
フィスコ市況 | 市況情報の大手、フィスコ社のフィスコ市況速報(楽天証券版)読めます |
QUICKリサーチネット | QUICKリサーチ研究所によるアナリストレポート(有料) |
日経テレコン(楽天証券版)では、日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどを読むことが可能。
さらに過去1年分の新聞記事を検索することもできます。
スマホの株アプリiSPEEDからも日経テレコンが読めるので、通勤時間や空き時間を利用して情報収集するのに便利です。
マーケットスピードのおすすめ機能を紹介
この章では、楽天証券のマーケットスピードの機能を詳しく紹介します。
主な機能名 | 機能の概要 |
---|---|
豊富な分析チャート | 表示可能なテクニカルチャートは20種類以上。計算期間の設定も自由自在。 |
銘柄リストで自分だけの画面作り | 銘柄登録は1ページに最大100銘柄、合計10ページまで可能。ザラ場情報を自分なりにレイアウトできます。新機能「スーパークイック注文」で一瞬のタイミングを逃しません。 |
リアルタイムランキング | ランキング情報、業種別指数一覧、銘柄一覧、銘柄同行速報で、流動性の高い銘柄を素早く発見できます。 |
スクリーニング機能 | 各種テクニカル指標の売買シグナルと、PERなどのファンダメンタルズの両面からスクリーニングができる「スーパークリーナー」を搭載。 |
オリジナル機能が充実 | 板からの発注ができる「武蔵」や、ワンクリック注文の「エクスプレス」など、スピーディーに売買できる機能が充実。 |
特殊注文に対応 | 指値、逆指値注文を同時に入れる「逆指値付き通常注文」で自動的に約定できる。 |
売買支援機能 | 複数の注文をあらかじめセットしておき、同時に発注できる「注文予約」機能や、実際の売買と動揺の操作方法で仮想トレーディングができる「シュミレーション」機能などがユニーク。 |
ウェブ取引ダイレクトログイン機能 | マーケットスピードから素早くウェブ取引画面に移行できる機能が便利。 |
リアルタイム入金・出金 | マーケットスピード画面上からリアルタイム入金(即時入金)や出金指示が行える。資産管理画面から保有資産の内訳をリアルタイムで表示。 |
マーケットスピードの機能は基本的なものからオリジナルのものまで、とても充実しているのです。
自慢の板発注機能「武蔵」!マケスピユーザーならフル板も無料
楽天証券のマーケットスピードで使える「武蔵(むさし)」という板発注ツールは直感的に使えてとても便利。
注文の訂正方法も簡単で、マウス操作だけで値段の訂正ができます。
注文済みの株数を希望の値段までマウスでドラッグ&ドロップするだけなので、入力の手間いらず。取り消しもマウス操作でOKです。
「武蔵」はフル板※対応しているので、板表示形式切り替えボタンで全ての気配を閲覧し、売買ポイントを探ることも可能。
売り方と買い方の気配を制限値幅まですべて表示できる機能のこと。
ちなみに、通常板の気配は基準値を中心に8本までしか見ることができません。
マーケットスピードのフル板は、売買件数や売買累計、引け注文の値段、引け注文の数量まで配信されるため、今後の値動きを予測するために重要な手がかりとして使えるのです。
フル板は、マーケットスピードの利用者なら無料で使えます。
フル板が無料なのは大手ネット証券の中でも楽天証券のマーケットスピードだけ。
ほかの証券会社のツールにはないありがたい機能です。
特殊注文もお任せ!マケスピの便利な機能で兼業投資家も安心
常時チャートを見続けていることができない兼業投資家は利益確定や損切りをリアルタイムで行うことはできません。
そこで活躍するのが、指定の価格になったら自動的に決済してくれる特殊注文です。
利益確定や損切りを感情に流されることなく機械的に執行できるというメリットもあります。
楽天証券のマーケットスピードで便利なのが「逆指値付き通常注文」機能。
指値注文と逆指値注文を同時に発注でき、どちらかが約定したら片方が失効するようになっています。
また買い注文と売り注文が同時に発注できる「セット注文」という機能も。
これらを活用できれば、兼業投資家も安心して取引できますね。
マーケットスピードなら表示可能なテクニカルチャートは20種類以上!
楽天証券のマーケットスピードは表示できるテクニカルチャートが豊富で、チャート分析能力が高いことが強み。
20種類以上ものテクニカルチャートを表示できるのです。
- RSI
- ノーマルストキャスティクス
- スローストキャスティクス
- ストキャスティクス(オリジナル)
- サイコロジカルライン
- DMI
- RCI
- MACD
- ボリュームレシオ
- 株価移動平均乖離率
- レシオケータ
- 強弱レシオ
- ボリンジャーバンド
- パラボリック
- 逆ウォッチ曲線
- 新値足
- ポイント&フィギュア
- 価格帯別出来高
- 一目均衡表
- インプライドボラティリィティ
- デルタ
- フィボナッチ
中でも有名なチャート分析法には、RSIやMACD(マックディー)、ボリンジャーバンドなどがあります。
RSIについての詳しい解説は「RSI(アールエスアイ)を活用し株の売買ポイントを探そう」を参考にしてください。
MACDについての詳しい解説は「移動平均線が進化!MACD(マックディー)の見方と活用法」をどうぞ。
ボリンジャーバンドについて詳しく知りたい人は「株の売買サインを簡単に見極めるボリンジャーバンドの使い方」がおすすめです。
いろいろ試して、自分にあう分析方法を見つけられるのもマーケットスピードのメリットです。
MACやスマホでも!マーケットスピードは幅広い環境に対応
楽天証券のマーケットスピードは使用環境を選べるところも魅力。
OSやデバイスへの対応状況は次のとおりです。
ツール名 | 詳細 |
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MarketSpeed for PC | 楽天証券の提供するパソコン用取引ツール。Microsoft Windowsに対応しています。 |
MarketSpeed for Mac | 楽天証券が提供するMac専用の取引ツールです。 |
iSPEED | 楽天証券のスマホアプリ。国内株式用、FX用、先物・オプション取引用があります。 |
iSPEED for iPad | 楽天証券の提供するiPad専用の取引ツールアプリです。 |
マーケットスピードでは、ウェブ上でお気に入り登録した銘柄を、MacやiSPEEDアプリからクラウドで共有することも可能。
気になる株価をいつでもどこでもチェックできますよ。
マーケットスピードはだれでも無料で利用できる
マーケットスピードは、なんと利用料が無料!(2019年6月24日から)
楽天証券に口座があれば、だれでも利用できます。
なお、初めて利用するときには利用申請が必要です。
楽天証券のホームページからログインして、利用申請を行ってください。
申請当日から、マーケットスピードが利用できます。
楽天証券で口座開設をするなら、「楽天証券の口座開設にかかる期間は最短3日!メリットや機能も解説」を参考にしてください。
また楽天証券の証券マンに取材して、直接楽天証券のメリットやアピールポイントを聞いた記事「楽天証券に取材!高機能ツールや人気のサービスについてインタビュー」もぜひ読んでみてくださいね。
マーケットスピードは人気の万能ツール!
楽天証券のマーケットスピードは、初心者にも上級者にもおすすめのツール。
機能が充実しているのはもちろん、取引できる対象商品が多いことや、投資情報コンテンツが充実しているのが魅力です。
多機能にも関わらず、無料で提供されているので使わない手はありません。
ぜひ、楽天証券に口座開設をしてマーケットスピードを活用してみてくださいね。
次の章ではマーケットスピードの機能を具体的に説明していくぞ!