- 2024年のパリオリンピックで正式種目になる可能性あり
- 市場規模やオーディエンス人口が拡大する見込み
- 企画・運営銘柄やプロチームを結成している銘柄に注目
この記事の後半では、特にオススメのeスポーツ関連銘柄も紹介しています。
パリ五輪で正式種目に?急成長するeスポーツの市場規模
世界中で大注目されているeスポーツ。
市場規模は年々拡大し、2024年のパリオリンピックで正式種目への採用が検討されているほど。
そもそもeスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で対戦型コンピュータゲームのこと。シューティング、戦略、格闘など、幅広いジャンルの大会が開催されています。
市場規模の増加に伴い、観客やファンなどのオーディエンス人口も拡大し続けているのです。
eスポーツの市場規模とオーディエンス人口の推移は次のとおり。
西暦 | 市場規模 | オーディエンス人口 |
---|---|---|
2018 | 16億ドル | 3億8千万人 |
2021 | 21億ドル | 5億5千万人 |
eスポーツの第一線で活躍する選手は「プロゲーマー」と呼ばれ、トップクラスになると年俸数千万~数億円も稼いでいます。
また開催企業の場合は、広告収入や観客が購入するチケット代金などが収益源だぞ。
eスポーツは優勝賞金が1億円を超える大会もあり、ほかのプロスポーツに匹敵する金額が優勝者に与えられるのです。
しかし消費者庁によると、「見ている人を感動させたり、楽しませたりするプレー」に対する賞金は「仕事の報酬」と受け取れるため、「景品類」には該当しないとのこと。
もしeスポーツがオリンピック種目に採用されたら、市場規模やオーディエンスはさらに拡大されることが予想されますよね。
今後さらに活況となる見込みのeスポーツ関連銘柄は、株価上昇にも期待できます。
オススメのeスポーツ関連銘柄4選
ここではeスポーツ関連銘柄のなかでも、オススメの4銘柄を紹介します。
<3903>カヤック
カヤックでは「RANKERS」という、スマホゲームの大会が集まるeスポーツプラットフォームを運営しています。
気軽に参加できるeスポーツ大会の運営は、今後もさらに多くのユーザーを集めて支持を集めるでしょう。
またカヤックはウェルプレイドという、eスポーツを企画・運営・制作する専門会社を2017年6月に子会社化しました。
専門会社のノウハウにより自社サービスや、ウェルプレイドのサービス展開によって株価も上がることに期待できます。
<3664>モブキャストホールディングス
モブキャストホールディングスは、スポーツに特化したソーシャルゲームが主力の会社です。
「チームモブキャスト」というeスポーツのプロチームを発足するなど、eスポーツ産業を盛り上げる企業のひとつ。
今後eスポーツの市場規模が拡大していけば、株価アップにも期待が持てます。株価は600円台を推移しており、少ない資金で購入できるのも魅力。
<3911>Aiming
Aimingは人気ゲーム「剣と魔法のログレス」を始めとした、RPGが主力のゲーム制作会社です。
なかでもAimingの強みは、大規模多人数参加型オンラインRPG「MMORPG」。
eスポーツは複数人で同時対戦するゲームなので、「MMORPG」の技術を持つAimingが関連銘柄として注目されているのです。
会社としてeスポーツの大会に出場することもあり、積極的にeスポーツに取り組む企業のひとつ。
eスポーツ市場の活発化に伴い、株価上昇が予想されます。
<6050>イー・ガーディアン
イー・ガーディアンは、アプリ・ゲーム業界のカスタマーサポートやデバッグサービスなども提供している会社です。
イー・ガーディアンもモブキャストと同様、「イーガーディアンズ」というeスポーツのプロチームを結成しています。
普段からバグチェックで、ゲームを「作る側」ではなく「プレイする側」の仕事をしていることもあり、大会で好成績を残す能力を持っているのではないでしょうか。
大会で好成績を残すことで、本業であるデバックサービス事業が好調になり、株価アップにも期待が持てます。
eスポーツ市場が成長を続けることで、関連銘柄の株価上昇に期待大
大会は世界中で開催され、賞金額も年々増加しています。年俸数億円のプレイヤーがどんどん生まれるでしょう。
市場規模や観客・ファンなどのオーディエンス人口は、年々拡大し続け関連銘柄の株価上昇に期待できます。
また2024年のパリオリンピックでは、eスポーツの正式種目化を国際オリンピック委員会が協議している最中。
もし正式にeスポーツが種目となれば、市場がさらに盛り上がることが予想されます。今のうちに、eスポーツの関連銘柄をチェックしておいてくださいね。