ビットコインは価格変動がとても大きい通貨です。
「ビットコインが安いときに買って、高くなったら売る」このように価格変動の流れにうまく乗り、売買を繰り返せば億万長者も夢ではありません。
しかしここで忘れてはいけないのが「ビットコインがセキュリティのしっかりしている取引所で安全に管理されているかどうか」ということ。
ビットコインが誰もが知る有名な通貨となったことで、ハッキング集団があなたのコインを盗み取るチャンスを狙っているかもしれません。
この記事ではセキュリティ面でも信頼のおける仮想通貨取引所、bitFlyer(ビットフライヤー)について解説します。
ビットフライヤーの手数料は、取引方法によっては安くおさえることができるんです。一番ローコストでビットコインを売買する方法も紹介します。
ビットフライヤーとは?最も安心できるビットコイン取引所
ビットフライヤーは、ビットコイン取引数日本一を誇る仮想通貨取引所です。
「ビットフライヤーはセキュリティ面で信頼できる」というのが、人気の理由のひとつです。ここではビットフライヤーが講じるセキュリティ対策を紹介します。
- 個人情報保護のため、ユーザーの全データを暗号化
- 世界最高の認証局「DigiCert」の証明書を採用
- セキュリティ強度の高いハッシュ関数SHA-2を採用
- システム内部の通信にもSSLを使用
- FW(ファイア・ウォール)で不正アクセスの防止
- WAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)で不正アクセスを監視
- DNSサーバーの性能や耐障害性向上のため、IP Anycastを導入
bitFlyerのセキュリティシステムは、大手金融機関よりも強固な暗号技術を使い、二重にも三重にも張り巡らされた防御壁でビットコインや個人情報を守っています。
また、ユーザーがログインパスワードを盗まれることのないような対策も取られています。
- パスワードの強度チェック機能
- ブルートフォースアタックから守るアカウントロック機能
- SMS、メールアドレス、認証アプリによる2段階認証機能設定
- 不正アクセスから守るログイン履歴の管理
- 第三者による不正動作を防ぐため長時間操作しなかった場合自動でログアウト
また新たに開発されているウィルスを想定し、ウィルス負荷試験をしたり、継続的にセキュリティのアップデートを行ったりしています。
ビットコインを取引するなら、セキュリティ面でしっかりした取引所を選ぶことが最も大切なんだぞ!
ビットフライヤーが安全な理由!潤沢な出資金で盤石な経営
ビットフライヤーが安全なのは、セキュリティ面だけではありません。ビットフライヤーはたくさんの企業に高い評価を受けていることが分かります。
その判断基準の一つが「資本金」です。
日本を代表するたくさんの大企業がビットフライヤーに出資しています。そのため資本金がほかの仮想通貨取引所と比較してもダントツのナンバーワン。
もちろん資本金だけで、企業の価値を判断することはできませんがこれほどたくさんの企業から将来性を期待されている企業が、破綻するようなことはまず考えられないでしょう。
上の図はビットフライヤーの主な株主です。
ビットフライヤーは資本金(資本準備金を含む)は41億円を超えており、日本を代表する仮想通貨取引所といっていいでしょう。
これなら安心して自分の資産を預けられますね。
ビットフライヤーが海外展開!仮想通貨事業でアメリカ進出
ビットフライヤーは2017年秋に、アメリカに進出する予定です。
日本の取引所では初めての海外進出です。
ビットフライヤーの100%子会社、「bitFlyer USA」は、本社をサンフランシスコとし、アメリカでビットコインと米ドルの取引所事業を行う予定。
bitFlyer USAのCEOでもある、ビットフライヤーの代表取締役、加納裕三氏は、世界的に有名な金融投資会社ゴールドマン・サックスでエンジニアを務めた経歴もある人物。
きっと豊富な経験を活かし、アメリカでも成功を収めるでしょう。
口座開設については「ビットフライヤーの口座開設方法!取引所と販売所の違いを解説」で詳しく説明しています。
ビットコインから派生する新しい事業に、今後も期待できますね!
ビットフライヤーでオトクなのはどっち?販売所と取引所の違い!
bitFlyer(ビットフライヤー)は、仮想通貨を売買することができる「販売所」兼「取引所」です。
「販売所と取引所は同じじゃないの?」と思っている人は、この違いをハッキリ把握しておかないと手数料で損をすることになりますよ!
販売所と取引所の違いは、以下のとおりです。
販売所 | ・ビットフライヤーが保有するビットコインをビットフライヤーが提示した価格で売買 ・販売所が仲介するためビットコインの時価より購入価格は高く、売却価格は安い ・成行注文のみ |
---|---|
取引所 | ・ビットコインユーザーと直接やりとりする場所 ・ビットコインの時価で売買 ・指値・成行注文が使える |
販売所でビットコインを購入する場合、ビットフライヤーに仲介してもらう分、購入価格が割高になります。
そのためビットフライヤーでビットコインを売ったり買ったりするときは、「取引所」を利用するのが賢いやり方なんです。
ビットフライヤーの取扱仮想通貨一覧!仮想通貨で購入場所が違う
ここでビットフライヤーがどんな仮想通貨の取り扱いがあるのか、どの仮想通貨がどの取引方法で売買できるのかをまとめました。
取引方法 | 取引できる仮想通貨 |
---|---|
販売所 | ・ビットコイン ・イーサリアム ・イーサクラシック ・ライトコイン ・ビットコインキャッシュ ・モナコイン ・リスク |
ビットコイン取引所 | ・ビットコイン |
Lightning 現物取引 |
・ビットコイン ・イーサリアム |
Lightning FX/Futures |
・ビットコイン |
このようにビットフライヤーでは、さまざまな仮想通貨を取り扱っています。
ビットフライヤーの販売所ではビットコインから分裂して生まれた新しい仮想通貨「ビットコインキャッシュ(BTC、BTH)も売買できます。
ビットコインキャッシュについての詳しい解説は、「【8月1日】ビットコインが分裂~ビットコインキャッシュ誕生~」を参考にしてください。
しかしビットフライヤーの取引所で売買できるのはビットコインのみ。自分が欲しい仮想通貨の種類で取引方法を選びましょう。
ビットコインの取引方法は3種類
ビットフライヤーの取引所は、ビットコインの売買方法の難易度に合わせ、取引方法を選ぶことができます。
それぞれの違いは以下のとおりです。
ビットコイン取引所 | ・簡単な取引方法 ・指値注文が可能 |
---|---|
Lightning 現物取引 |
・詳細なデータや価格推移、出来高で分析しつつ取引することができる |
Lightning FX |
・難易度が高い ・ビットコインの証拠金取引 ・ロングだけでなくショートもでき、レバレッジは最大15倍 |
あまりリスクを好まず「長期投資でノンビリ」と考えている人は、「ビットコイン取引所」か、「Lightning現物取引」を選ぶとよいでしょう。
この2つの取引方法は、保有資金より多くの取引をしないので、元本を超えるほどの損失を被るリスクがなく安心です。
特に「ビットコイン取引所」と呼ばれている「ビットコイン簡単取引所」は、専門的な知識もいらず分かりやすい注文方法なので、ビットコイン初心者にはおすすめ。
一方、「LightningFX」のほうは、預けている証拠金より多く(最大15倍まで)の取引ができ、ロング(買い)だけでなくショート(売り)もできるメリットがあります。
何度も取引を繰り返し利益を取りたい人は、売買手数料が無料になる「LightningFX」を利用するのがおすすめです。
「LightningFX」を利用する場合、保有資産に余裕をもって取引しましょう。
ビットフライヤーライトニング(bitFlyer Lightning)についての詳しい解説は「ビットフライヤーライトニングの見方と使い方!本格トレード攻略法」をお読みください。
建玉 | スワップポイント |
---|---|
買建玉 | 0.04%/日の支払い |
売建玉 | 0.04%/日の支払い |
ビットコインは、買建玉を持っていても売建玉を持っていても、日付をまたぐと建玉の0.04%の金利を支払わなければなりません。
保有日数に応じて金利がかさむため、LightningFXははビットコインの長期投資には向きません。
ビットフライヤーの手数料一覧!どの取引を選べば一番オトク?
ビットフライヤーでビットコインを売買するには、ビットフライヤーでアカウントを作る必要があります。
またセキュリティ面で安全性の高いビットフライヤーですが、「ビットコインを取引するときの手数料が高いのではないか」といわれています。
しかしビットコインの取引方法を選ぶことで、手数料を抑えることができるんですよ。
ビットフライヤーのどの取引方法を使うと、どんな手数料が必要になるのでしょうか。ビットフライヤーの手数料をまとめました。
アカウント作成手数料 | 無料 |
---|---|
アカウント維持手数料 | 無料 |
取引場所 | 手数料 | 備考 |
---|---|---|
ビットコイン販売所 | 無料 | 購入価格と売却価格の差額(スプレッド)がある |
取引所 Lightning 現物取引 |
0.01% ~ 0.15% | 手数料は直近30日の取引量によって決まる。たくさん取引するほど手数料は安くなる |
Lightning FX/Futures |
無料 (終了の2週間前に告知) |
スワップポイントが必要になる |
先ほども説明したとおり、販売所のビットコインの値段にはすでに手数料が含まれているイメージです。
「ビットコイン取引所」と「Lightning現物取引」は同じ手数料で、直近30日の取引量が多いほど手数料が安くなる仕組みです。
手数料だけで比較すると、LightningFXが最も売買手数料が安い取引方法。
ビットコインの取引回数が多い人は、LightningFXで取引したほうが手数料を節約できるのでおすすめです。
ビットコイン送付手数料 | 0.0004BTC |
---|---|
bitWire | 無料 |
ビットコイン送付手数料とは、ビットコインを誰かに送るとき必要になる手数料です。
送付手数料が無料になるbitWireとは、ビットフライヤーのアカウントを持っている同士で使える、ビットコイン送付方法。
bitWireは煩わしいビットコインアドレスの入力が必要がなく、メールアドレスの入力でビットコインの送金がすぐにできるというメリットがあります。
ビットフライヤーには2つの入金方法がある!出金は三井住友銀行が安い
ビットフライヤーでビットコインを購入したいなら、まずはアカウント(口座)にお金を入金しなければなりません。
ビットフライヤーに入金する方法は、3通りあります。
- クイック入金
- 銀行振込
「クイック入金」と「銀行振込」の入金手数料は、以下のとおりです。
クイック入金手数料 | 300 円(税抜)/件 |
---|---|
銀行振込手数料(入金時) | 各金融機関の所定額 |
「クイック入金」は24時間利用できる即時入金です。ビットコインの取引を急いでいる人には、クイック入金が便利でオトクです。
ネットバンク | 住信SBIネット銀行、イオン銀行、ジャパンネット銀行 |
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コンビニ決済 | ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート |
Pay-easy(ペイジー) | Pay-easy(ペイジー)対応の金融機関のインターネットバンキングおよびATM |
特に急ぎでなければ、銀行振込を利用するのもおすすめ。
他行宛の振込手数料が無料になる銀行口座から振り込めば、手数料をかけずに入金できますよ。
ビットフライヤーの出金手数料!割安なのは三井住友銀行
ビットコインから日本円に換金し、日本円を引き出したいときに必要になる手数料が「出金手数料」です。
ビットフライヤーの入出金に関する手数料は、以下のとおりです。
出金手数料 (三井住友銀行) |
出金額が3万円未満200円(税抜) 出金額が3万円以上400円(税抜) |
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出金手数料 (三井住友銀行以外) |
出金額が3万円未満500円(税抜) 出金額が3万円以上700円(税抜) |
出金に関しては、ビットフライヤーと提携している三井住友銀行から出金するのが最も割安になります。
ビットフライヤーでビットコインを購入する方法は、「ビットコインの購入方法・買い方を解説します」で詳しく解説しています。
ビットフライヤーの手数料は高くない!安心できる取引所を選ぼう
ビットフライヤーは資本提携先がいずれも名だたる大企業ばかりで安定しており、セキュリティ面でも安心です。
ビットコインを取引したり、保有したりするうえで最も大切な要素を満たした取引所だといえるんですよ。そのメリットを利用しつつ、もっともコストをかけないで取引するには、以下の3点に注意しましょう。
・「クイック入金」か「銀行振込」で入金する
・「ビットコイン取引所」か「bitFlyer Lightning」で取引する
・「三井住友銀行」で出金する
取引方法を選べば、コストに大きな違いが出ます。あなたもぜひビットコインの取引を「安全」に、かつ「オトク」に取引してみてくださいね!