2019年7月10日 公開
2019年7月10日 更新

エアコンをかしこく使おう! 冷房の電気代節約テクニック

エアコンの冷房を使用する際、電気代がいくらかかるのかは気になりますよね。快適な室温を保ちつつ電気代を節約したいと考える方も多いのではないでしょうか。この記事では、エアコンの冷房を効率的に節約する方法を紹介します。かしこく節約しながら、暑い夏を乗り切りましょう!

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毎年、夏が近づいてエアコンの冷房を使い始めると、とたんに電気代が高くなってしまう方も多いでしょう。しかし、電気代を節約したいからといってエアコンの使用を控えた結果、熱中症になってしまっては元も子もありません。

そこでこの記事では、エアコンの冷房をじょうずに使いながら電気代を節約する方法や、よく聞く節約術のウソ・ホントを紹介していきます。

いくつ実践してる? エアコン(冷房)の電気代節約術

まずは、エアコン(冷房)の電気代節約術を紹介します。どれも自宅で気軽にできる節約術ばかりです。もしまだ実践していない節約術がある場合は、ぜひ取り入れてみてください。

室内で実践したいエアコン(冷房)の電気代節約術

  • あたたかい空気が入り込まないよう、冷房使用中の部屋のドアや窓の開閉を少なくする
  • 窓にはレースのカーテンやすだれを使用し、室内に差し込む日差しをカットして室温の上昇を抑える
  • 冷房を切って外出するときは、室温が上がらないよう昼間でもカーテンを閉める
  • 長時間外出する際は冷房を切るなど、必要なときだけエアコンを使う
  • 冷房と一緒に扇風機を使用して室内の空気を循環させる
  • 冷房の温度設定は28℃を目安にする
  • 月1~2回を目安に、フィルター掃除はこまめに行う
  • 古いエアコンから省エネ性能の高い新しいエアコンに買い替える

室外で実践したいエアコン(冷房)の電気代節約術

  • 排出された熱気を再び吸い込んで効率が下がる可能性があるため、室外機のまわりには物を置かない
  • 空気の流れを妨げないよう配慮しつつ、周りによしずなどを置いて室外機を日陰に入れる

室内でできる節電術を実行している方は多いかもしれませんが、室外機にまで配慮している方は少ないのではないでしょうか。

室外機は、その周りの空気を吸い込みつつエアコンが設置されている室内の熱を外に排出しています。吸い込む空気の温度が低いほど、効率よく室内の温度を下げられるため、室外機を日陰に入れるのは効果的です。
また、空気を吸い込み排出する流れを妨げないよう、室外機の周りにはものを置かずに風通しをよくしましょう。

エアコン(冷房)の使用方法を変えるといくら電気代を節約できる?

エアコン(冷房)の使用方法を変えることで、どれくらい電気代を節約できるのかも気になりますよね。そこで、先に紹介した節電術の中から、資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」の情報から3点ピックアップして節電できる金額がどれくらいになるのかを解説します。

設定温度を27℃→28℃に1℃あげた場合

ひとつ目は、エアコン(冷房)の設定温度を27℃から28℃にあげた場合です。

外気温度31℃、冷房性能2.2kWのエアコンを1日あたり9時間使用すると仮定すると、年間で約670円の節約になります。

必要な時だけエアコンをつけた場合

次に、エアコン(冷房)をつけっぱなしにせず、必要なときだけつけた場合の節約についてみてみましょう。

設定温度28℃で、エアコン(冷房)使用時間を1日1時間短縮すると仮定すると、年間で約410円の節約になります。

月1~2回、こまめにフィルター掃除をした場合

最後に、フィルターを月に1回~2回、こまめに掃除した場合でも、電気代を節約することができます。

フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターが掃除されたエアコンを比較した場合、電気代は年間で約700円の差が出ます。フィルターをこまめに掃除することで冷房効率が上がり、電気代の節約になります。

ひとつずつ見ると小さな額に見えるかもしれませんが、複数の節約術を同時に心がけることで大きな節約額になります。

よく聞くエアコン(冷房)の電気代節約術のウソ・ホント

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節約・省エネ意識の高まりによって、さまざまな節約術が紹介されるようになりました。ここでは、よく耳にするエアコン(冷房)の電気代節約術が本当に正しいのかどうかを見ていきます。

エアコン(冷房)は24時間つけっぱなしのほうが節約できるってホント?

「外出時にエアコン(冷房)を消すことで室温が上がってしまい、帰宅して再び温度を下げるために多くの電気を使うため、つけっぱなしがよい」といわれることがあります。しかし、冷房をつけっぱなしにせず使用時間を1日1時間短縮すれば(設定温度28℃の場合)、年間で約410円の節約になります。そのため、基本的には外出時などはオフにして、必要なときだけつけるのがよいでしょう。

ただし、エアコンは運転開始時にもっとも多くの電気を使うため、短い間隔でオン・オフを繰り返すのは逆効果です。外出が30分程度の短い時間であれば、冷房をつけっぱなしにしたほうがトータルで電気代の節約になるでしょう。

寝るときは朝までつけっぱなしのほうが節約できるってホント?

「暑い夏の日の夜は、寝ている間エアコン(冷房)をつけっぱなしにしたほうがよい」というのもよく耳にする節約術です。

なかには、寝る前にタイマーを設定し、数時間で消えるように設定している方もいるでしょう。しかし、室内の温度が上がり、結局夜中に目が覚めてエアコンを入れてしまうことにもなりかねません。

暑い日に部屋を閉め切って寝れば夜でも室温は上がり、再び室温を下げるには多くの電力を消費することになります。そのため、タイマーで一度切ってから再びつけるよりは、弱めの冷房をつけっぱなしにしたほうが節電になる可能性が高いといえるでしょう。

また、夜中に暑くて目が覚めることがなくなるため、質のよい睡眠がとれるようになり、熱中症の心配もなくなるでしょう。

風量設定は自動運転のほうが省エネになるってホント?

「風量設定は自動運転にしたほうが省エネになる」という節約術を聞いたことはありませんか?

エアコンの自動運転は、「エアコンが自動で判断し、設定温度まで室温を近づける」という設定ですから、この節約術は間違いではありません。もし、より節約をしたい場合は冷房のつけ始めは強風運転モードで一気に室温を下げ、設定温度に達したら自動運転に切り替えるようにするのがおすすめです。

冷房は、室温を下げる際にもっとも電力を消費し、設定温度に到達すると消費電力は少なくなります。できるだけ短い時間で設定温度に近づけることが節約につながるのです。

除湿(ドライ)より冷房のほうが電気代が安いってホント?

「除湿より冷房のほうが電気代は安い」というのもよく聞きますね。これは、正解とも間違いともいえる噂です。

エアコンの除湿方法には、「弱冷房除湿」「再熱除湿」のどちらかが採用されています。

「弱冷房除湿」とは、室温を設定温度まで下げることを優先するものです。湿度を下げるために一度冷やした空気をそのまま部屋に戻します。そのため、運転によって室温が下がることがあります。これに対して、「再熱除湿」は湿度を下げることのみを優先するものです。空気を冷やして湿度を下げたのち、室温が下がらないよう空気を温めなおして部屋に戻します。

「再熱除湿」は、空気を冷やして上げる運転をするため消費電力量は多くなり、その分電気代も高くなります。一方、室温を下げながら除湿をする弱冷房除湿は、冷房よりも電気代が安くなります

なお、「再熱除湿」はおもに上位機種のエアコンに搭載されている機能です。メーカーごとに名称が異なり、ダイキンは「さらら除湿」、三菱は「さらっと除湿冷房」、日立は「カラッと除湿」という名称になっています。また、取扱説明書を見れば、どちらの除湿方法なのかがわかります。

電力会社を見直せば電気代が節約できるってホント?

2016年の電力自由化以降、「電力会社を見直せば電気代が安くなる」という節約術も聞くようになりました。実際、ほとんどの方は電力会社を切り替えることで、電気代を大きく節約できる可能性があります。

ポイントは、自分の家庭にあった電力会社を選ぶことです。

電力自由化によって、夜間・休日の電気料金が安いプランや基本料金が0円のプラン、地域の一般電気事業者より一律5%安く料金設定されたプランなど、多くの電力会社がさまざまな電気料金プランを提供するようになりました。

これらの中から、電気を使用する時間帯や家族構成、付帯サービスなどを考慮し、自分のライフスタイル自分にあった電力会社を選ぶことができれば、年間1万円以上の電気代節約につながることもあります。

エアコン(冷房)の使用方法を見直して夏の電気代を節約しよう

エアコン(冷房)の電気代節約術を紹介しました。電気代が高いというイメージのある冷房には、実はたくさんの節約術があります。

この記事では気軽に取り組める節約術を集めて紹介しましたが、なかなか実践できない方もいるかもしれません。そんなときはまず、電力会社の見直しから始めてみてはいかがでしょうか?

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※画像はイメージです※本文の価格は税込価格となります

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エネチェンジ編集部 エネチェンジ編集部