2019年6月26日 公開
2019年6月26日 更新

ガス料金の平均はいくら? おトクなガス会社の選び方と簡単節約術を解説

2016年の電力小売全面自由化に次いで、2017年には都市ガスも小売全面自由化がはじまりました。これにより、消費者がガス会社や料金プランを自由に選べるようになりました。この記事では、都市ガスとLPガスの違いやガス料金の計算方法を解説しています。ガス料金をおトクにする方法もみていきましょう。

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ガス料金を見直したいと考えている方の中には、「LPガス(プロパンガス)は都市ガスに比べて高い」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。この記事では、都市ガスとLPガスの違いやそれぞれのガス料金の計算方法、ガス料金を安くする方法について解説していきます。

1カ月あたりのガス料金の平均はどれくらい?

総務省が発表する「家計調査」によると、2018年の1世帯当たりのガス料金は平均で4,216円/月です。こちらは総世帯の平均値で、日本の平均世帯人数は2.33人程度なので、単身世帯ではこれよりも安く、ファミリー世帯ではこれよりも高くなるでしょう。

ガスには「都市ガス」と「LPガス(プロパンガス)」の2種類がある

ガスには都市ガスとLPガスの2種類があります。それぞれの特徴やガス料金の計算方法を見てみましょう。

都市ガス

おもに都市部で普及している都市ガスは、天然ガスのメタンが主成分です。供給所から各家庭までは地中に埋設されたガス管を通して供給されます。

都市ガスの料金は、「基本料金+使用量(m3)×単位料金(円)」で計算されます。

2017年4月の都市ガス小売全面自由化によって多くの会社が新たにガス事業に参入したことで、料金体系やサービスのバリエーションが増えています。

LPガス(プロパンガス)

LP(Liquefied Petroleum)ガスは、おもにプロパンやブタンを主成分とした液化石油ガスのことです。ガスボンベに詰めて各家庭に届けられるため、都市ガスのようにガス管が通っていない場所でも使用でき、災害時の復旧が早いという特徴があります。

LPガスの料金体系は次の4種類です。

  • 「基本料金+使用量(m3)×従量単価」で計算される「二部料金制」
  • 「基本料金+使用量(m3)×使用量に応じて変動する従量単価」で計算される「スライド制」
  • 「基本料金+使用量(m3)×従量単価+設備使用料」で計算される「三部料金制」
  • 「基本料金+使用量(m3)×原料費の変動を反映させた従量単価」で計算される「原料費調整制度」

LPガスでもっとも主流の料金計算方法は「二部料金制」です。また、LPガスはもともと小売に関する規制がないため、都市ガス同様、消費者が自由にLPガス会社を選ぶことができます。

ガス料金が安いのは都市ガス

都市ガスとLPガスは原料とするガスに違いがあるほか、1m3あたりの熱量に大きな差があり、同じ体積でもLPガスのほうが約2倍の熱を出すことができます。とはいえ、火力は使用する機器によって変わるため、実際に使うときの火力に差はありません。

料金面では、LPガスに比べて都市ガスのほうが安くなるのが一般的です。

これは、LPガスは各ガス会社が自由に料金を設定しているのに対し、都市ガスは国や自治体への許可制であるために自由に料金を設定できない「公共料金」であることがおもな理由に挙げられます。

また、LPガスはガス会社の従業員が各家庭までガスボンベを運んで設置するのに対し、都市ガスは埋設されたガス管を通してガスを供給できます。都市ガスのほうが人件費が安く済むため、ガス料金に大きな差が出るのです。

ガス料金を安くする方法

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毎月のガス料金を安くするにはさまざまな方法があります。その中から、おもな3つの方法をピックアップして紹介しましょう。

ガス会社を切り替える

ガスの小売全面自由化によって、消費者は都市ガス会社を自由に選べるようになりました。単純にガス料金の安いガス会社を選べるようになったのはもちろん、電気とガスをセットで契約することで料金が割引になるサービスや、ガスの料金に応じてポイントがたまり、ポイントを買い物に使用できるサービスなども登場しています。

ライフスタイルや目的に応じてガス会社・料金プランを選んで切り替えれば、節約につながる可能性があります。

LPガスから都市ガスやオール電化へ切り替える

LPガスから都市ガスやオール電化に切り替える方法があります。

しかしLPガスから都市ガスに切り替える場合、ガス導管を引き込むための費用とコンロや給湯器などのガス機器の交換・設置費用がかかります。オール電化に切り替える場合も、エコキュートや蓄熱暖房機などを設置する必要があるため、設備関係の初期費用がかかります。

毎月のガス代を安くすることができるかもしれませんが、初期費用としてかなりのコストがかかってしまう可能性が考えられます。まずは、どれくらいの金額がかかるのか、見積もりを取るようにしましょう。

長期的な目で見て、都市ガスやオール電化に切り替えて総合的にコストをおさえることができるのかどうかをしっかり検討することをオススメします。

ガスの節約術を習慣化する

ガスの節約術を知り、習慣化することで毎月のガス料金を節約することが可能です。具体的な節約術には次のようなものがあります。

ガス給湯器(キッチン)

冬場の洗い物を冷水で行うのは大変ですが、不必要に温度を上げるとエネルギーのムダにつながります。お風呂を42℃で入れていたとしても、そのままの温度で使うのではなく、洗い物は38℃で行うなどの工夫をするだけでもガスの節約になります。

ガス給湯器(お風呂)

お風呂では、シャワーの使用は必要最小限にする、家族ができるだけ間隔をあけずにお風呂に入り追い炊きを控える、風呂の蓋を占めて保温性を高めるなどの節約術が効果的です。

また、給湯付風呂釜を使用している家庭ならば、水をためて沸かすのではなく給湯器を使用してお湯をためるようにしたほうがガスの節約になります。

ガスコンロ

鍋やフライパンの底に水滴があると、加熱の際に余計なエネルギーが必要になります。洗ってからすぐにコンロにかける場合は、底の水滴を軽く拭いてからにするとよいでしょう。

また、コンロで使用する鍋は底が平らなものを選び、炎が鍋の底からはみ出さないよう火力を調整すると効率的に熱が伝わります。少量のお湯を沸かす際は、水から温めるよりも給湯器のお湯を使用して温めるほうが節約になります。

ガスファンヒーター

暖房器具としてガスファンヒーターを使用している家であれば、室温は少し低めの20℃を目安にし、必要なときだけガスファンヒーターを使用することでガスを節約できます。また、外出や就寝の際は15分くらい前にガスファンヒーターを消すなど、運転時間を短くする工夫をするのも効果があります。

暖房器具のフィルターはこまめに掃除をし、窓を背にしてガスファンヒーターを置くと効率よく室内を暖められます。また、ガスファンヒーターだけに頼るのではなく、1枚多く着たりひざ掛けを使用したりして、体感温度を上げることも節約のコツです。

ガス会社選びのポイントと節約術でガス料金をおトクにしよう

都市ガスとLPガスの違い、ガス料金の節約術について紹介しました。毎日のガスの使い方を見直すだけでなく、対応するエリアであればLPガスから都市ガスに切り替えることでもガス料金を節約できる可能性があります。また、ガスを使用しないオール電化にするのも方法の1つです。

今一度、ガスの使い方を見直して、ガスをおトクに使いましょう。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※画像はイメージです※本文の価格は税込価格となります

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エネチェンジ編集部 エネチェンジ編集部