クレジットカードの支払い クレジットカードの利用明細はいつ届く!?明細が届かない原因

投稿日時:2021.01.12
クレジットカードを使うと、カード会社からは毎月利用明細が発行されます。これによって毎月の支払額を確認できるので、利用明細はなくてはならないものですよね。
しかしこの大切な利用明細が、なかなか届かないという声が時々聞かれます。そもそもクレジットカードの利用明細はいつ頃届くものなのでしょう?そして届かない原因にはどんなことが考えられるのでしょうか?
今回はクレジットカード利用明細が届く時期と、届かなかった時の原因と対策について調べました。万が一の時のために、ぜひ最後までお読みください。
クレジットカード利用明細はいつ届く?各社の対応を徹底調査
クレジットカードと利用明細は切っても切れない関係です。クレジットカードを持っていれば、毎月の利用代金のチェックは欠かすことのできない習慣ですよね。
でも新しくカードを作った時、待てど暮らせど利用明細が届かないことがあります。これはどうしてなのでしょうか?
利用明細が届く日は「支払日」によって異なる
実は利用明細は、どのクレジットカードでも同じ時期に届くとは限りません。これはクレジットカードの「締め日」と「支払日」が、カード会社によって異なるからです。
カード会社は各カードの締め日までの利用額を集計し、請求額を確定します。そして支払日には、その金額が金融機関の口座から引き落とされます。クレジットカード利用明細は、この締め日から支払日までの間に発行されるのです。
カード会社によって締め日と支払日は異なるので、クレジットカード利用明細が届く日もカードによって違うんですね。もしも複数のクレジットカードを持っていれば、それぞれの利用明細が届く日はバラバラです。
下は「10日締め日・翌月4日が支払日」のクレジットカードの例ですが、この場合は毎月およそ20日前後に利用明細が発行されます。
10日(締め日) | 20日前後 | 翌月4日(支払日) |
---|---|---|
①利用額を集計 | ②利用明細の発行 | ③口座から引落し |
口座にお金を準備する時間を見込んで、どのカード会社も支払日の1~2週間前までには届くよう利用明細を発送しています。
利用明細到着は支払日の1~2週間前が目安
以下は各カード会社の支払日と、利用明細書の到着時期の一覧です。ただし諸処の事情で数日以上前後する可能性もあるので、この到着時期はあくまでも目安に過ぎません。
カード会社 | 支払い日 | 明細書到着の目安 |
---|---|---|
セゾンカード | 4日 | 20日頃 |
セディナカード | 月末 | 20日頃 |
楽天カード | 月末 | 20日頃 |
イオンカード | 毎月10日 | 25日頃 |
エポスカード | ①27日 / ②4日 | ①15日頃 / ②25日頃 |
三井住友カード | ①10日 / ②26日 | ①月末頃 / ②15日頃 |
カード会社も到着時期を明言できない
カード会社は利用代金が確定するとすぐに利用明細の発送に取り掛かりますが、休日を挟んだり郵便事情も重なるため、到着日を確定することは難しいのです。
そのためどのカード会社も、クレジットカード利用明細の到着日を「毎月○日」とはっきり記載していません。なのでクレジットカード利用明細が予定通りに届かなくても、必ずしも何かトラブルが生じている訳ではありません。多くの場合、待っていれば問題なく到着するケースが殆どなのです。
クレジットカードの利用明細が届かない4つの主な原因
クレジットカード利用明細書の到着時期は、カード会社によって異なることが分かりました。そして到着する日はおおよその目安でしかないことも確認できましたね。
しかし支払日の直前まで待っても、やっぱり利用明細が届かないこともあります。この場合は一体何が原因なのでしょうか?次にクレジットカード利用明細が予定通りに届かない4つの原因に迫ります。
【原因①】その月のカード利用額が0円だった
いつもは予定通り届くクレジットカード利用明細が、支払日が近づいてもまだ来ないと不安になってきますよね。こんな時に案外忘れているのが、その月のカードの利用状況です。全くカードを使っていなければ記載事項はなく、利用明細を発行する必要がないからです。
クレジットカード利用明細は、その月のカード利用額が0円の時には届きません。
カードを全く使っていなくても年会費だけ請求される月もありますが、その場合も利用明細は発行されないことになっています。
キャッシング返済があれば明細は届く
ただしショッピング利用額が0円でも、キャッシングの返済があれば利用明細は届きます。この場合は毎月の約定返済だけでなく、追加返済も含まれます。
このように利用上は全く問題がなくても、クレジットカード利用明細は月によって届いたり届かなかったりするんですね。過去1ヶ月間にカードを使った覚えがなければ、利用明細が届かなくてもそのまま放置して大丈夫ですよ。
・カードを使わなければ利用明細は発行されない
・利用額0円でもキャッシングの返済があれば明細は発行される
【原因②】利用明細書は封書で届くとは限らない
またカードの利用件数が極端に少ない月は、クレジットカード利用明細が封書ではなくハガキで届く場合もあります。
毎回必ず封書で届くはずだと思い込んでいると、小さなハガキは見逃しやすく、利用明細だと気がつかないかもしれません。他の郵便物と紛れていないか、もう一度探してみてください。
万が一間違って捨ててしまっても、多くの場合は再発行が可能ですが、楽天カードのように再発行してくれないカード会社もあるので気をつけてくださいね。なおこのハガキはペリペリ剥がす圧着タイプですから、誰かに中身を見られる心配はありません。
・利用件数が少ないと圧着ハガキで届く場合もある
・もしも捨ててしまっても再発行可能(例外あり)
【原因③】住所を間違えていた
とても単純なミスですが、送付先の住所を間違えている場合もクレジットカード利用明細は届きません。例えば入会時にカードの送付先に自宅ではなく勤務先を指定した場合、利用明細書もやはり会社に郵送されます。
また引っ越しをした後、カード会社に住所変更届を出していなかったというケースもよくある話です。
利用明細が転送不要ならカード会社に返却される
通常の郵便物なら日本郵便に転送届けを出しておくと、引越し先にちゃんと転送してくれるはずですよね。しかしクレジットカード利用明細の場合は、そうはいかないこともあるのです。
クレジットカード利用明細は多くの場合「転送不要」扱いです。この場合住所が違うと転居先には届かず、カード会社に返却されてしまいます。
住所が変わってもカード会社に通知しなかったとなると、あなたの信用が著しく損われても仕方ありません。解決法はただ一つ、速やかにカード会社に住所変更届けを出すことだけ。それでもカード会社の確認が済むまでは、カードが使えなくなることもあるので気をつけてください。
・明細書はクレジットカードの送付先に届く
・利用明細が転送不要だとカード会社に返却される
・カード会社への住所変更届は必須
【原因④】WEB明細に登録済みだった
明細書が届かない原因として、最もありがちなのが「WEB明細サービスの登録」です。WEB明細サービスの登録を済ませると、それ以降はWEB明細に切り替わり、紙の明細書は郵送されなくなるのです。
「私はWEB明細サービスなんかに登録した覚えはない」と言う人もいますが、実は以下の手続きをすることで、自動的にWEB明細に切り替わっている場合もあるんですよ。
- クレジットカードのインターネット入会申し込み
- 会員サイトへの登録
- WEB明細サービスの登録
クレジットカードの入会申し込みと同時にWEB明細に登録されるだなんて、気づかない人がいてもおかしくありませんよね。
WEB明細サービスの名称もカード会社によって様々ですから、カード申し込み時にはよく確認してから登録してくださいね。なおWEB明細から紙明細へ、またその逆の変更はいつでも可能ですよ。
・ネット入会だけでWEB明細登録される場合もある
・WEB明細登録中は紙の明細書は郵送されない
・切り替えはいつでも可能
WEB明細に切り替えることによって年会費がお得になるおすすめのクレジットカードも是非あわせてチェックしてみてくださいね。
クレジットカード利用明細が届かない原因!WEB明細のメリット
最後に利用明細が届かない最大の原因、「WEB明細」のメリットについてご説明しましょう。もうIT化はどこでも当たり前になっていますが、クレジットカード利用明細も、これまでの紙の明細書からWEB明細への切り替えが進んでいます。
ただし紙の明細書にも利点は多く、紙明細を継続して利用中の方、またWEB明細から紙明細に切り替える方も居られます。明細書の変更はいつでも可能なんですよ。
絶対に紙の利用明細じゃないと嫌だという方はさておいて、実はWEB明細にはおすすめしたい理由がたくさんあるのです。間違ってWEB明細にしてしまったという方も、試しに使ってみる価値はありますよ。
WEB明細にはお得な特典がついてくる
まず第一に、WEB明細は紙の明細書よりもお得です。というのもWEB明細化を一気に推し進めたいカード会社は、WEB明細を利用するだけでお得なサービスを実施しているからです。
ここで、WEB明細を利用する事でメリットがあるクレジットカードを何枚か抜粋してご紹介しておきましょう。
WEB明細で年会費500円OFF!三井住友カード
三井住友カードは、WEB明細の利用によって年会費が500円OFFになる特典を用意しています。更に「マイ・ペイすリボ」を登録のうえ、年1回以上のリボ払い手数料のお支払いで年会費が無料になる特典がありますよ。(2021年2月分の支払いから適用)
マイペイすリボは登録型のリボ払いサービスですが、月の支払い設定金額を超えた分に対してリボ手数料が発生する為、月の設定金額をカードの限度額に設定しておけば、実質1回払いとして利用できて手数料も発生しません。
WEB明細による年会費割引特典サービスが、「1年間に6回以上の請求がある」場合が対象となりますので、注意してくださいね。
三井住友カードは即時発行のサービスを利用すれば、最短5分でApple PayやGoogle Payで利用頂けますから、お急ぎの方にもおすすめです。
更にコンビニやマクドナルドでポイント5倍(還元率2.5%)で利用できますし、「ココイコ」サービスで実店舗での買い物の還元率を大幅にアップできるお得なカードでもありますよ。
WEB明細への切り替えで0.5%還元率アップ!TOKYU CARD
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOはWEB明細への切り替えで、なんと還元率が0.5%もアップする特典が用意されています。
WEB明細利用で基本還元率が1%になりますので、高還元カードとしてもおすすめの1枚です。東急百貨店を3~10%で利用できるなど東急電鉄の沿線にお住まいの方には使い勝手抜群のクレジットカードと言えるでしょう。
電子マネーPASMOが標準搭載されていて便利ですし、PASMOトーとチャージで1%のポイントを貯める事ができますので、PASMOを利用したい方にもおすすめの1枚ですね。
WEB明細で毎月50ポイント貰えるビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードは、WEB明細が発行される度に50ポイント貰える特典があります。WEB明細に切り替えれば年間600ポイント(
50円×12カ月)も獲得できるお得なクレジットカードとも言えますね。
このカードは電子マネーSuicaを利用する方に一押しのクレジットカードで、Suicaチャージで1.5%ものポイントが貯まりますよ。
貯まったポイントも電子マネーSuicaに1ポイント1円としてチャージできるので、Suicaを利用する方ならポイントの使い道に困る事もありません。
年に1度以上利用すれば年会費も無料ですから、実質無料で利用できますし、基本還元率も1%と高い点も魅力のカードです。
ここでは、WEB明細に切り替える事によって特典がつくカードを4枚抜粋してご紹介しましたが、WEB明細のお得なサービスも、利用が普及すればいつ終了してもおかしくありません。得できる今の間に、ぜひ積極的にご利用くださいね。
WEB明細は24時間好きな時にチェックできる
お得なサービスはさておいても、やはりWEB明細は利用時間を問わず使えるのが便利ですよね。夜間でも外出中でも、時間のある時にいつでもクレジットカード利用明細をチェックできるのはWEB明細だからこそ。
それに請求金額が確定されるよりも前に、その時点での利用明細を随時確認できるので、使い過ぎを防いで節約にも役立ちます。
WEB明細なら便利なサービスが使える
またWEB明細利用者は、紙の明細書の利用中は使えなかった便利なサービスが使えます。以下は楽天カードの利用速報メールの例ですが、この通りすぐに速報が入れば安心してカードを使えますよね。
クレジットカード | 速報メール(最短翌日) | 詳細メール(最短2日後) |
---|---|---|
楽天カード | ・利用日 ・金額 |
・利用日 ・金額 ・利用先 |
楽天カードだけでなく、こういったお知らせメールサービスを実施しているカード会社は他にもありますよ。使ってすぐに利用速報が入るので、心配性の方にはオススメです。
利用明細が届かない原因はWEB明細を設定している可能性あり
クレジットカード利用明細が届かない原因としては、その月の請求がなかった場合、また住所変更をしていないことなどが考えられます。
もしもあなたが新しいクレジットカードに入会した直後なら、WEB明細利用を登録していることが原因かもしれません。WEB明細利用が始まると、紙の明細書は郵送されなくなるからです。
しかしWEB明細にはメリットが多々ありますから、積極的にご利用ください。クレジットカード利用がより便利で快適になりますよ。