お得なマイルの貯め方と使い方 どこかにマイルは通常の半分以下のマイルで国内航空券に交換できてお得

投稿日時:2020.04.10
クレジットカードはポイント付与が嬉しいサービス。そのポイント、旅行好きのあなたはマイルに換えているかもしれませんね。
旅行と言えば行先を決めて計画を立てて…というのがセオリーですが、JALの「どこかにマイル」はご存知ですか?
これは、通常の半分以下のマイル(6,000マイル)で国内旅行ができてしまう驚きのサービス。しかも行先は決定まで分からないという、サプライズが楽しめます。
今回はどこかでマイルの詳細や、JALマイルを貯めるのにお得なクレジットカードをご紹介していきます。
「どこかにマイル」の概要!通常の半分以下(6,000マイル)で国内往復航空券に交換できる
2016年12月12日より、「どこかにマイル」というJALの新たなサービスがスタートしています。「どこかにマイル」は、スタート以来大人気のサービスです。
特典航空券に交換する為に、マイルを貯めている方も多いことでしょう。通常の交換サービスなら、条件を満たすには最低でも12,000マイル必要になります。
「どこかにマイル」は通常の半分以下のマイルで国内往復航空券に交換できる
「どこかにマイル」なら通常の半分、6,000マイルで往復航空券をゲットできてしまいます。
これなら、普段あまりマイルが貯まらずにガッカリしている人でも手が届きそうですよね。これがどこかにマイルが人気ある一番理由なのです。
行先はランダムの候補から!サプライズが楽しめる
どこかにマイルの最大の特徴は、「4つの候補地から行先が決定される」ということなんです。公式サイトから手続きをすると、JALが用意した国内の行先がランダムで4つ表示されます。
- 行先はJAL側が公式サイトで提示した4つの土地
- 行先の完全な決定はJALからの予約完了メールで分かる
- 希望先がなければ検索し直し、別の4つの候補地を見ることが可能
予約手続きをし、JALからの予約完了メールを待ちましょう。数日で返信されたメールに、4つの候補地からJALが決定した行先が記されています。
また、公式サイトで提示された4つの候補地のいずれもイマイチ…という時には、再び検索し直してみましょう。別の候補地が再び4つ、あなたの前に用意されます。ただし1日あたりの検索回数には上限が設けられているので、注意してください。
申込から3日以内に決定した行き先の連絡が入る
好みの行先が見つかったら、今度は早速予約です。予約完了後、3日以内に予約した候補地のいずれかのフライトが確定します。
JALの予約完了メールで行先が分かりますので、それまで楽しみに待っていて下さいね。気を付けたいのは予約枠です。
既に他のユーザーが同じ行先で予約を完了していて、予約枠が埋まっていると、当然ですがあなたはその行先を予約することができません。行きたい!と思う候補地があったら、できるだけ早く予約してしまった方が良いでしょう。
4人まで行ける!マイルも家族同士で一括精算可能
どこかにマイルで旅行をしよう!という時、一人旅も良いものですが、家族みんなで行きたいこともありますよね。友達同士で行くのも楽しいものです。
- 最大4人(大人・子どもの合計)+大人が同伴する幼児2名まで予約可能
- 家族同士なら一人のマイルで一括精算できる
- 家族以外は各自のマイルで個別精算となる
どこかにマイルはひとつの行先の予約に対し、4人まで対応しています。家族旅行も友人同士の旅行ももちろんOK。
しかし、マイルの精算には気を付けておかなければいけません。家族同士での旅行であれば、一人のマイルで一括精算することができるのですが、友人同士になると、一人ひとりがそれぞれのマイルで精算することになります。
なお、ここでいう家族の条件に当てはまるのは、会員本人の配偶者、2親等以内の家族・親族、そして義兄弟姉妹の配偶者までです。
どこかにマイルが利用できるのは羽田空港発・伊丹空港発・関西国際空港発のみ
どこかにマイルは国内旅行が対象となります。また、発着路線が多少限られていることも念頭に置いて予約をしましょう。座席についてもやはり制限があります。
- 発着路線は東京(羽田)、大阪(伊丹・関西)のみ
- 座席は普通席、予約時に座席指定が可能
どこかにマイルを利用したフライトは、東京の羽田空港、大阪の伊丹空港発着便に限定されていましたが、2018年2月20日から大阪の関西国際空港も発着路線に追加されました。
新たに関西国際空港の発着便が追加された事により対象路線が64路線まで拡大し、サービスの幅が広がっています。
座席は予約時に指定できるのですが、普通席のみとなっています。ただしフライト当日に空きがあれば、実費負担でグレードアップも可能になっています。少し贅沢な座席を狙うのも良いかもしれませんね。
一ヶ月前から予約可能!往路はギリギリ7日前までOK
どこかにマイルの予約申し込みは、往路希望日の一ヶ月前から行うことができます。復路は往路希望日を含めた10日先の日程での申し込みが可能です。
- 往路は搭乗希望日一ヶ月前の0時から予約可能
- 期限は往路搭乗希望日7日前の23時59分まで
- 復路の日程は往路希望日を含めた10日先まで可能
出発希望日の7日前まで予約が可能ですので、急に思い立っても対応が可能な申し込み期間になっています。
往路、復路共に、あなたの都合に限りなく合わせた予定が組めるシステムですので、かなり自由度が高い旅行を楽しむことができそうですね。
予約の時間帯は5つから選べる(大阪は3つ)
出発時間、到着時間も羽田空港発着路線は5つの時間帯から、伊丹・関西国際空港発着路線は3つの時間帯から選べますよ。羽田発の場合下記の時間帯から選べます。
- 05:00~08:59
- 09:00~11:59
- 12:00~15:59
- 16:00~18:59
- 19:00~23:59
スマホからも申し込みOK!思い立ったらすぐ予約
飛行機の予約と言うと、ひと昔前はパソコンからでなければwebでの手続きは無理なケースが多かったのですが、今時はそんなこともありません。
どこかにマイルも当然ながら、最近の技術の進歩に合わせ、スマホからの予約手続きが可能になっています。思い立ったらその場でJALの公式サイトを検索し、そのまま予約手続きまで完了可能です。
行き先が四国の空港ならJR四国全線フリーきっぷオプションも利用できる
2018年6月26日より、JR四国全線フリーきっぷをマイルで交換できるサービスが開始されました。このオプションサービスは行き先が下記四国の空港に確定した場合に利用頂けます。
- 徳島
- 高松
- 高知
- 松山
JR四国全線フリーきっぷは、以下のマイル数で交換が可能です。
JR四国全線フリーきっぷ | 交換に必要なマイル数 |
---|---|
フリーきっぷ2日間大人用 | 6,000マイル |
フリーきっぷ2日間子供用 | 3,000マイル |
フリーきっぷ1日間大人用 | 3,500マイル |
フリーきっぷ1日間子供用 | 1,750マイル |
フリーきっぷはJR四国全線の特急・普通列車の普通車自由席のきっぷですが、当日空席があれば「みどりの窓口」で追加料金なしで普通車指定席に変更してくれますよ。
行き先が九州の空港ならJR九州フリーきっぷオプションも利用できる
2018年12月6日より、羽田空港発・行き先が九州の下記空港に確定した場合、マイルでJR九州の多彩なフリーきっぷに交換できるオプションサービスも開始されています。
- 福岡
- 大分
- 北九州
- 長崎
- 宮崎
- 熊本
- 鹿児島
交換できるフリーきっぷは3種類で、新幹線を除く特急列車もしくは快速・普通列車を自由に乗り降りできます。また、520円の追加料金を払えば指定席も利用頂けますよ。
北九州フリーきっぷ | 由布院・別府 フリーきっぷ |
西九州フリーきっぷ | |
---|---|---|---|
必要マイル数 | 2,000マイル | 6,000マイル | 6,000マイル |
有効期限 | 2日間 | 3日間 | 3日間 |
座席 | ※自由席 | ※自由席 | ※自由席 |
※追加料金520円で指定席利用可能
さらに2019年9月にはこのJR九州フリーきっぷ特典にもう1種類、「博多~ハウステンボス1日間(片道・自由席利用)」が追加されました。これはその名の通り、博多駅~ハウステンボス駅間の片道チケットとなっています。
交換に必要なマイル数は2,200マイル(小学生以下:1,100マイル)です。こちらも合わせてぜひ活用してください。
どこかにマイルのサービスはJMB会員限定!おすすめはやっぱりJALカード
目新しい旅行を楽しむにはうってつけの「どこかにマイル」。これはJMB(JALマイレージバンク)の会員限定のサービスです。
JMB会員であればJMBカードでもJALカードでもどちらでもサービスを利用できますが、やはりおすすめしたいのはJMB機能に加えてクレジット機能を備えたJALカードを持つことです。
JALカードは様々な種類がありますが、その中でも圧倒的にマイルを貯めやすく一押しのカードは「JALカード TOKYU POINT ClubQ」。
スタンダードな普通カードは日常生活の中でも使いやすく、どんどんポイントが貯まっていきますよ。
電子マネーとも相性が良いJALカード TOKYU POINT ClubQ
TOKYU POINT加盟店利用で、JALマイルとTOKYUポイントが2重取りできる上に、TOKYU POINT加盟店でのポイント還元率は最大10%にもなります。
また、電子マネーWAONチャージでもポイントが貯まり、チャージ&利用で2重にマイルを貯める事もできます。
- JMB WAONチャージ:200円につき1マイル
- WAONで支払い:200円につき1マイル
- 合計:チャージ&利用で200円で2マイル
イオングループや東急グループをよく利用する方なら、日常生活で自然にマイルが貯まりますね。
年会費 | 2,200円(税込) |
---|---|
特徴 |
東急グループ利用でマイルとTOKYU POINTがダブルで貯まる 電子マネーWAONチャージでマイルが貯まる 海外旅行傷害保険最高1,000万円 国内旅行傷害保険最高1,000万円 |
JR東日本ユーザーにオススメ!JALカードSuica
もう1つ、こちらはJR東日本ユーザーの方にぴったりのカードとしてご紹介したいのが、JALカードSuicaです。
このカードはその名の通り、JALカードに電子マネーSuicaを搭載したもので、基本はマイル、SuicaチャージなどJR東日本の対象サービス利用ではJRE POINTが貯まります。
JRE POINTとマイルは相互交換が可能なので、すべてのポイントをマイルに集約して効率よくマイルを貯めていくことができるでしょう。
通勤や通学でSuicaを利用している方なら、日常生活の中で効率よくマイルを貯められる一押しの1枚です。
カード名称 | JALカードSuica(普通カード) |
---|---|
年会費 | 2,200円(税込) |
特徴 |
マイルとJRE POINTがダブルで貯まる マイルとJRE POINTの相互交換が可能 電子マネーWAONチャージでマイルが貯まる Suicaオートチャージ可能 海外旅行傷害保険最高1,000万円 国内旅行傷害保険最高1,000万円 |
どこかにマイル南の島~那覇・鹿児島発~も登場
2018年5月24日から「どこかにマイル南の島~那覇・鹿児島発」のサービスも新たに加わりました。
往復6,000マイルで、那覇空港もしくは鹿児島空港のいずれかから、南の島のどこかへ行けます。以下のうち3つの候補地から決まり、時間帯も3つの時間帯から選べますよ。
空港 | 路線 |
---|---|
那覇 | ・奄美大島・沖永良部・与論 ・南大東・北大東・久米島 ・宮古・石垣・与那国 |
鹿児島 | ・種子島・屋久島・喜界島 ・奄美大島・徳之島 ・沖永良部・与論 |
「どこかにマイル」の注意点!申し込みできないブラックアウト期間がある
普通の旅行よりもサプライズ感が強く、楽しめそうなどこかにマイルですが、申し込みができない期間もあります。
休暇との兼ね合いを考えて予約を取る人は、ぜひ注意しておいて下さい。
予約できない期間を「ブラックアウト期間」と呼ぶのですが、このブラックアウト期間は主に繁忙期に設定されやすいことがポイントです。
2020年4月~8月に関してはお盆期間も含め除外日は設定されていませんが、タイミング次第ではどこかにマイルで予約可能な席数の上限が普段よりも少なくなる可能性があります。
2020年9月以降のブラックアウト期間は、決まり次第公表されます。通常の搭乗であれば問題ありませんので、どこかにマイル以外の方法で旅行をする分には予約可能ですよ。
キャンセル注意!マイルの払い戻しは不可
注意点としてもうひとつ挙げておきたいのは、不測の事態でどうしてもキャンセルせざるを得ない状況になった時のことです。
- 予約後のキャンセルをしてもマイルの払い戻しはできない
- 他のサービスにマイルを振り替えることもできない
予約が確定した後、何らかの事情でキャンセルをすることになってしまっても、マイルの払い戻しは行われず、この時点で既にマイルは消費されたことになっています。
また、やはりキャンセルし、マイルを他のサービスに振り替えて利用しようと思っても、そちらも不可能となっています。
どんな理由があったとしても、キャンセルをした時点で最低6,000マイルが消えてしまうということですね。
予約確定前?それでも変更希望は通らない
申し込みをし、JALからの予約確定メールが来てからやっと行先が分かるのがどこかにマイルの醍醐味です。しかし、もしかすると予約確定前でも、他の行先候補の方が良かったかも?今から申し込みし直そうかな?と思うことも。
どこかにマイルは一度申し込みを終えると、残念ながらその内容を変更することはできません。
予約確定メールに書かれた日程、行先に対応することになります。また、前項での説明通り、キャンセルするとマイルは戻って来ません。
申し込み前にはしっかりと日程や候補地を吟味し、後で変更をしなくても良いような計画を立てておいた方が、とことんまでどこかにマイルのサービスを楽しめることは間違いないでしょう。
通常の特典航空券と「どこかにマイル」を比較!通常の特典航空券より圧倒的にお得!
どこかにマイルは自由度がやや制限される部分はありますが、通常の特典航空券と比較すると、かなりお得にフライトができるということは間違いありません。
JALではフライト区間をA、B、Cと分けており、それぞれの区間で消費されるマイルが異なっています。
どこかにマイルはその中でも、消費マイルが他の特典航空券よりも少なくて良いというメリットがあるのです。
フライト区間 | どこかに マイル |
特典航空券 |
---|---|---|
A区間 東京⇔名古屋 東京⇔大阪 東京⇔秋田 大阪⇔福岡 大阪⇔大分 大阪⇔松本 |
往復6,000 マイル |
往復12,000 マイル |
B区間 東京⇔札幌 東京⇔福岡 東京⇔沖縄 大阪⇔札幌 大阪⇔沖縄 大阪⇔青森 |
往復6,000 マイル |
往復15,000 マイル |
C区間 東京⇔久米島 大阪⇔石垣 |
往復6,000 マイル |
往復20,000 マイル |
最も消費マイルの少ないA区間でもどこかにマイルと比べると倍、さらにB区間、C区間になると、倍以上に違ってくることが分かりますね。
どこかにマイルはどの区間でも一律、往復で6,000マイルの消費のみです。区間分けの詳細な発着空港は公式サイトで紹介されていますので、ぜひ一度目を通してみて下さい。
いつもの旅行よりサプライズ!どこかにマイルは絶対お得
どこかにマイルは予約確定まで行先が分からない、消費マイルが他の特典航空券よりも少ないという、サプライズ感とお得感を楽しめるJAL独特のマイルサービスです。
発着空港が限定されていたり、キャンセル時のマイルの没収など、人によっては不便と感じる点がないわけではありませんが、それを上回る楽しみを得られることは間違いないでしょう。
家族間でマイルを分け合えるのも嬉しいポイントですよね。
マイルが貯まりやすいJALカードを利用して、どんどんマイルを貯めていくのも賢い楽しみ方ではないでしょうか。良い旅行を楽しんで下さいね。