クレジットカード保険 クレジットカードのショッピング保険!クレジットカードで買い物が安心

投稿日時:2021.01.18
クレジットカードには様々なサービスや保険を付帯することができますが、その中でも利用する可能性が比較的高いと言えるのがショッピング保険です。
ショッピング保険の基本的な仕組みや適用条件、さらには年会費無料でショッピング保険が付帯できるおすすめのクレジットカードまで、役立つ情報をご紹介しましょう。
購入商品の破損・盗難を補償!ショッピング保険の仕組みとは
クレジットカードのショッピング保険とは、簡単に言えば、そのクレジットカードで購入した商品が破損したり、盗難に遭った際に損害を補償してくれる保険です。正式には、動産総合保険といいます。
カード会社によっては独自に名称がつけられていることもありますが、基本的な仕組みは変わりません。カードの種類やグレードによって、購入日からの補償期間の長さや補償金額などの細かい設定はかなり異なってくるので、その点も注意が必要です。
ショッピング保険は自己負担が必要なカードもある
中には、1回の利用、つまり1つの商品に対して保険を申請するごとに、数千円から1万円程度の自己負担金が必要になる仕組みになっているものもあります。
ショッピング保険が付帯するクレジットカードを選ぶ際には、そのサービス内容は細かくチェックするようにしてくださいね。
ショッピング保険適用外の商品一覧
クレジットカードのショッピング保険というのは、どんな商品にも必ず適用されるというわけではありません。
まずその保険が付帯しているクレジットカード以外のカードや現金で購入した商品については、当然補償の対象外になります。
また、商品のカテゴリによっては、たとえクレジットカードで購入した商品であってもショッピング保険の適用外になります。主なショッピング保険適用外の商品は、以下のようなものです。
- 動物・植物
- 食料品
- 船舶、航空機、自動車、自転車などの乗り物の本体及びその付属品
- 雪上オートバイ、ハングライダー、サーフボード、セーリングボートなどの本体及びその付属品
- ラジコン模型の本体及びその付属品
- パソコン、携帯通信機器(携帯電話、スマホなど)の本体及びその付属品
- めがね、コンタクトレンズ、義歯、義肢、などの身体的な矯正器具
- 現金や現金に類する価値を有するもの(小切手、手形など)、チケット類
- 稿本、設計書、帳簿類
- 不動産
- 会員が従事する職業上の商品
こうして一覧にしてみると、生物や精密機械、医療要素のあるもの、金銭と同等に扱われるもの、そして明確な価格付けができないものなどは、ショッピング保険の対象にはならないということがわかりますね。
このようなショッピング保険の適用外の商品のカテゴリというのは、ほとんどすべてのカード会社に共通しています。ただし、例外もあるので注意が必要です。
実際にクレジットカードのショッピング保険を利用する際には、申請する前にその商品が補償対象かどうかを確認することをおすすめします。
ショッピング保険の申請には必ず控えが必要
ショッピング保険の申請の際には、購入控えが必ず必要になります。購入の控えが無い場合、補償されないケースもありますので、注意が必要です。
万が一の時のために、レシートやクレジットカードの決済の控えは補償期間内だけでも保管しておく習慣をつけましょう。
補償期間は基本90日間!180日間以上のケースもあり
クレジットカードによってショッピング保険の補償期間は異なりますが、ほどんどのカードの補償期間は90日間です。
中には補償期間が180日間以上あるお得なクレジットカードもあります。後ほどショッピング保険付帯のおすすめクレジットカードをご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。
破損・盗難の原因にも要注意!ショッピング保険適用外のケース
間違いなくショッピング保険の適用範囲内と言える商品であっても、破損や盗難の原因によっては補償が受けられないケースがあります。ショッピング保険が適用外になるケースとしては、主に以下のような状況が該当します。
- 本人の故意または重大な過失、犯罪行為による損害
- 使用による品質・機能の劣化や誤使用による損害
- 虫害や変質、カビ、さびなど保管状態が原因の損害
- 紛失、置忘れによる損害
- 商品自体の欠陥、故障による損害
- 配送中に生じた損害
- 戦争、暴動などによる損害
- 国または公の権力の行使に伴う損害
- 地震や噴火、水害など自然災害による損害
- 詐欺または横領に起因する損害
- 商品機能に直接影響のない汚れや破損
- 楽器や美術品の損害、価値の下落
まず、持ち主の使い方や保管方法、管理に問題があった可能性が高いという場合は、原則ショッピング保険による保証は受けられません。
例えば、革製のバッグを水の中に落として風合いが変わってしまった、湿気の多い所に保管していた服がかびてしまった…などのケースがこれに該当します。
家の中でどこにしまったかわからなくなってしまったものや、外出先で置き忘れて盗難に遭ってしまったというものも、補償の対象外になります。
また、もともとが不良品だった、配送中に破損してしまったなどのトラブルに関しては、ショッピング保険ではなく、メーカーや配送会社に補償を求める必要がある可能性が高いでしょう。
自然災害や行政などの外部要因は対象外
もう1つ、ショッピング保険の適用が不可能になってしまうのは、戦争や自然災害、行政などの避けようがない外部的な力によって商品が破損してしまった場合です。
国や公の権力の行使というのは少しわかりにくいですが、例えば何らかの理由で公的機関による家財差し押さえに遭ったとしても、それで失った品物をショッピング保険で補償してもらうことはできない…というようなイメージです。
こうしたショッピング保険の適用外の項目も、カード会社によって細かい規定が異なることがあります。適用外の商品と同様に、申請の際にはよく確認するようにしましょう。
年会費無料カードもあり!ショッピング保険つきクレジットカード3選
上でもお伝えした通り、年会費が無料または格安でショッピング保険が付帯されるクレジットカードというのは、そう多くはありません。実際に探してみると、見つけるのに手間取ってしまうこともあるでしょう。
ここからは、そんな少しレアな年会費無料のショッピング保険付帯クレジットカードの中でも、特におすすめ度が高い3つのカードをご紹介しましょう。
- イオンカードセレクト
- 三井住友カード
- VIASOカード
それぞれのカードについて、ショッピング保険にスポットを当てて、詳しく解説していきたいと思います。
補償期間180日間!自己負担金なしもうれしいイオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオン銀行が発行する多機能カードで、年会費無料ながら、クレジットカード機能に加えてイオン銀行キャッシュカード機能、そして電子マネーWAON機能を備えています。
そんなイオンカードセレクトのショッピングセーフティ保険のすごいところは補償期間の長さです。
- 補償期間:180日間
- 補償金額:年間最高50万円
※1品につき5,000円以上の商品のみ対象 - 自己負担金:なし
見ていただくとわかる通り、実に180日間という一般的なショッピング保険の2倍の補償期間を設定しています。
また、保険適用の際の自己負担金も一切かからない為、安心して利用できますよね。ただし1品につき5,000円以上の商品でなければ保険の適用対象とはならないので、その点は注意が必要です。
その他のサービス面を見てみても、20日30日にイオンで5%OFF、イオン銀行普通預金金利がアップなど、イオンユーザーの方に大変メリットが多いカードとなっています。
また、このカードはWAONへのチャージで唯一ポイントを獲得できるカードですので、WAONを利用する方には必携の1枚と言えるでしょう。
年会費 | 無料 |
---|---|
スペック |
・クレジットカード+イオン銀行キャッシュカード+WAONの多機能カード ・基本ポイント還元率0.5% ・ショッピングセーフティ保険付帯 ・イオングループ対象店舗でいつでもポイント2倍 ・イオングループ対象店舗にて毎月10日はポイント5倍 ・毎月20日・30日はイオングループ対象店舗で5%オフ ・イオン銀行にて普通預金金利など優遇多数 ・WAONチャージでポイント二重取り ・利用実績に応じてゴールドカードを無料発行 |
なんと200日間補償適用!三井住友カード
クレジットカードの老舗、三井住友カードでは、お買い物安心保険の補償期間を2019年6月より、なんと200日間に延長しました。これは業界トップクラスの補償期間の長さで、これよりも補償期間が長いショッピング保険はほぼ皆無と言ってよいでしょう。
三井住友カードはインターネット入会で初年度無料、次年度以降1,250円(税別)というお手頃年会費で、海外旅行保険も付帯しています。
さらにサービスの利用やショッピング利用に応じて500円割引から、最大で無料までの年会費優遇が受けられるので、非常にお得に維持することができるでしょう。
- 補償期間:購入日および購入日翌日から200日間
- 補償金額:年間最高100万円
※海外利用または国内でのリボ払い・分割払い(3回以上)利用に限る - 自己負担金:1事故につき3,000円
200日間という補償期間の長さに加えて、年間最高100万円というある程度手厚い補償金額を設定しており、大事な購入品のトラブルにしっかりと対応できるでしょう。
また、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでポイント5倍と還元率も高い為、これらの店舗をよく利用する方はお得にお得に利用頂けるカードです。
最短5分で即時発行してくれる為、ApplePay(アップルペイ)やGoogle Pay(グーグルペイ)すぐに利用できますから、お急ぎの方にもおすすめですね。
年会費 | 1,250円(税別) ※インターネット入会で初年度無料 ※サービスの利用状況に応じて優遇あり |
---|---|
スペック |
・最短翌営業日発行 ・基本ポイント還元率0.5% ・最高2,500万円の国内・海外旅行傷害保険付帯 ・年間最高100万円のお買い物安心保険付帯 ・優待サイト『ココイコ!』利用で対象店舗にて優遇あり ・セブンイレブン、ファミリーマートなど対象店舗でポイント5倍 |
楽Pay登録でショッピング保険グレードアップ!年会費無料のVIASOカード
もう1つ、年会費無料でショッピング保険が付帯するクレジットカードとしておすすめしたいのは、三菱UFJニコスのVIASOカードです。
VIASOカードのショッピングパートナー保険は以下のような補償内容となっています。
- 補償期間:購入日から90日以内
- 補償金額:年間最高100万円
※『楽Pay』登録中は国内・海外すべての利用に対して支払い方法を問わず適用
※『楽Pay』未登録の場合、すべての海外利用または国内でのリボ払い・分割払い利用に限り適用 - 自己負担金:1事故につき3,000円
ここで注目してほしいのが、登録制リボ払いサービス『楽Pay』の登録の有無によって補償が適用される対象が多少異なるという点です。『楽Pay』登録中は国内外、支払い方法問わずすべての利用に対して補償が適用されるのに対し、『楽Pay』登録がないと国内の利用についてはリボ払い・分割払いの利用のみの補償となってしまいます。
『楽Pay』は毎月の支払金額をあらかじめ設定しておき、超過分を翌月以降のリボ払いとするサービスです。毎月の支払い額は最高10万円までで、自由に設定できます。無理のない支払いができる便利なサービスであり、ショッピング保険の適用範囲も広がるとなれば、登録しておいて損はないでしょう。
ただし『楽Pay』登録時に翌月以降への繰り越し金が発生した場合は、初月以降に所定の手数料がかかります。『楽Pay』に登録はしたいけれど、なるべく手数料を支払いたくないという方は、毎月の支払い額をやや高めに設定して基本全額一括払いとして利用することをおすすめします。
年会費 | 無料 |
---|---|
スペック |
・最短翌営業日発行 ・基本ポイント還元率0.5% ・最高2,000万円の海外旅行傷害保険付帯 ・年間最高100万円のショッピングパートナー保険付帯 ・ETC、携帯料金など特定加盟店の利用でポイント2倍 |
ショッピング保険付帯のクレジットカードなら買い物が安心
せっかく欲しかったものを買ったのに、思わぬことで破損したり盗難に遭ってしまうというのは、誰にでも起こり得ることです。
そんな時に補償が受けられるクレジットカードのショッピング保険は、多少の条件や制約はあるものの、かなり頼れるサービスとなるでしょう。
クレジットカードに付帯できる様々な保険やサービスの中でも、ショッピング保険は利用する可能性が比較的高いので、確実にあって損はないと言えます。
もしもの時のために、クレジットカードはぜひショッピング保険が付帯しているものを選ぶことをおすすめします。