クレジットカードお役立ち情報 Ponta(ポンタ)ポイント運用がスタート!買物しなくてもポイントが増える!?

投稿日時:2019.04.26
新しいポイントの使い方として「運用」ができることをご存知でしょうか?株で失敗するのは怖いですが、ポイントなら誰でも気楽に投資できますよね。
現在複数の企業がポイント運用サービスを提供しており、数多くの利用者がいます。そこに今回新たに「Pontaポイント運用」が加わりました。
2019年4月に始まったばかりのPontaポイント運用について、これから初心者の方にも分かりやすく解説したいと思います。
Pontaポイントが運用で増やせる?5分で読める早わかり株式解説
これまで一度も投資したことのない方にとって、「ポイント運用」なんて言われてもピンときませんよね。
そこで初心者の方向けに、株式の仕組みから簡単にご説明したいと思います。
株式は企業に投資するための手段
株式は、簡単に言えば個人が企業に投資するための方法です。特定の企業の株式を購入して株主になれば、議決権や配当件など様々な権利を得ることができます。
株価が上がった時に売れば儲かる
株式の値段=株価は日々変動し、最初に株を買った時よりも高くなることもあれば、その反対に低くなることもあります。売りたい人よりも買いたい人が多ければ株価は上昇しますが、その反対なら株価は下落します。
つまり株価が高くなったタイミングで株式を売却すれば儲けが出ますが、低い時に売ると損することになる訳です。
お金の代わりにPontaポイントを運用する
投資にはこのような資産を失うリスクが伴うので、怖くて手が出せない人が多いんですね。しかしPontaポイント運用では、お金の代わりにPontaポイントを使用します。
Pontaポイントも1ポイント=1円として現金同様に使えますが、個人が保有するポイント数は僅かですから、万が一損失が発生してもダメージは少なくて済むでしょう。
もちろんポイントを増やせるチャンスもあるので、初心者の方でも気軽に擬似的な投資を楽しめるのです。
実在する株式銘柄と連動して値動きする
なぜ「擬似的」なのかと言えば、Pontaポイント運用では実際にポイントが投資される訳ではないからです。
Pontaポイント運用における値動きは、本物の株式相場と連動させることによって生じます。
連動とは言っても値動きは即時反映されますから、Pontaポイントの価値も実際に毎日上がったり下がったりするのです。
タイミングよく売ればPontaポイントを増やせる
もしも株価が下がったとしても、すぐに損失につながる訳ではないので慌てる必要はありませんよ。Pontaポイント運用は長期運用ですから、待てば株価はまた上向きになるからです。
そして良いタイミングで運用をやめてPontaポイントに交換すれば、運用を始めた時よりもPontaポイントを増やせる訳です。
運用をやめるタイミングはあなた次第ですし、運用や再開や銘柄の選択も自由です。上手に運用すれば、Pontaポイントは少しずつ増えていくでしょう。
Ponta会員+Pontaポイント運用会員登録で準備完了
Pontaポイント運用を始める手順はとても簡単です。既に以下のようなPontaポイントを使っている方であれば、Pontaポイント運用に会員登録するだけでOKです。
- Pontaカード
- Ponta機能つきクレジットカード
- Pontaカード(公式)アプリ
もしもまだPonta会員登録をしていなければ、先にPonta WebでIDを取得してくださいね。
運用を始めるには最低20ポイントが必要
また運用には最低でも20ポイントが必要ですので、Ponta会員になったばかりの方はポイントを貯めるところからのスタートとなります。
最後の方でPontaポイントを貯めやすいカードをご紹介しますので、ぜひそちらもご参照ください。
Ponta(ポンタ)ポイント運用のメリット&デメリット
当面ポイントを使う予定のない方にとって、Pontaポイントを運用に回すことはとても賢明な選択のように思えます。しかし必ずしもいいことばかりではありません。
次にPontaポイント運用のメリットとデメリットを調べてみました。
運用なら買物せずにPontaポイントを増やせる
まずはPontaポイント運用のメリットを見ていきましょう。通常ポイントを貯めようと思ったら、ショッピングでお金を使うしかありません。
しかしポイント運用に回せば、お金を使わずにポイントを増やすことが可能です。これこそがPontaポイント運用最大のメリットですよね。
運用中はポイントが無期限になる
また通常Pontaポイントは最後の加算から1年経つと失効しますが、ポイント運用中はこの有効期限がなくなります。
ここでPontaポイント運用に使われるポイントの種類を見てみましょう。Pontaポイントを運用に回すと、運用中は「銘柄ポイント」となり、運用をストップすれば「未運用ポイント」となります。
ポイントの種類 | 性質 | 有効期限 |
---|---|---|
Pontaポイント | 未運用 | あり・12ヶ月 |
銘柄ポイント | 運用中 | なし・無期限 |
未運用ポイント | 運用停止中 | あり・12ヶ月 |
運用中の銘柄ポイントのみ有効期限がない点にご注目ください。Pontaポイントを次々に投資に回せば、有効期限を気にせず長期間に渡って貯め続けることができるのです。
日本航空やローソンなどの銘柄を選べる
またPontaポイント運用の特徴として、実在の株式銘柄を選べるというメリットがあります。
Pontaポイント運用で選べる銘柄とETF
- ゲオホールディングス
- 日本航空
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- リクルートホールディングス
- ローソン
- 上海株式指数・上証50連動型
- ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
- 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型
- ジャパンリアルエステイト投資法人
ローソンや日本航空など、有名企業の株主気分になれるとは楽しいですよね!
Pontaポイント運用は擬似的投資とは言っても、特定の銘柄を選べる点ではリアリティが高いのです。
他社のポイント運用では株式銘柄を選べない
一方で他社のポイント運用は投資信託やETFのみが対象で、以下のようにコース選択制が普通です。
・アクティブコース(外国株式、外国債券中心)
・バランスコース(国内債券中心)
以下はポイント運用では最も実績の長い永久不滅ポイント運用の選択コースですが、こちらも同様ですね。
・アクティブコース(外国株式、外国債券中心)
・バランスコース(国内債券中心)
・TOPIX(日本株)コース
・VOO(アメリカ株)コース
永久不滅ポイント運用にはこの他にも「株式コース」があって、こちらでは以下3銘柄を取り扱っています。
- カルビー
- 日清食品
- ホンダ
ただしこの永久不滅ポイント運用「株式コース」では「StockPointアプリ」のインストールと、あらかじめ永久不滅ポイントを「ストックポイント」に交換するといった準備が必要です。
Pontaポイント運用には2種類の手数料がかかる
実はPontaポイント運用を利用するには「手数料」がかかります。といっても手数料分のポイントが差し引かれるだけなので、別途費用を請求される訳ではないんですよ。
しかし下表を見て頂くと分かるように、他社のポイント運用には手数料は一切不要です。手数料がかかることは、Pontaポイント運用の決定的なデメリットだと言えるでしょう。
ポイント運用 | ※運用手数料 | ※交換手数料 |
---|---|---|
Pontaポイント運用 | 2019年5月31日まで無料 | 5% |
永久不滅ポイント運用 | – | – |
楽天ポイント運用 | – | – |
dポイント運用 | – | – |
2019年6月からは運用手数料も有料になる予定
Pontaポイント運用の運用手数料はキャンペーン中は無料となっていますが、2019年5月中旬にはパーセンテージが決まる予定です。
Pontaポイント運用を始めるなら5月末までがチャンスですが、現時点でも銘柄ポイントからPontaポイントに交換する際には交換手数料として5%分が差し引かれてしまいます。
そして2019年6月以降は合計2度も手数料を取られるようになるため、Pontaポイント運用のコストパフォーマンスは決して良いとは言えません。
とりあえずポイントを運用してみたいという方には、コストのかからない他社のサービス(dポイント運用など)がおすすめです。
20ポイント単位でしか引き出せない
またPontaポイント運用は、銘柄ポイントから20ポイント単位でしかPontaポイントに交換できない点もちょっと不便です。
他社のポイント運用だと、運用は100ポイントからになりますが、ポイントへの交換は1ポイント単位から可能です。
売買が反映されるまでにはタイムラグがある
またこれは他社のポイント運用でも同様ですが、「売り」「買い」が反映されるまでにタイムラグが生じる点にもご注意ください。
以下は楽天ポイント運用のスケジュールですが、このように前日の申し込み受付が翌日に反映されるため、処理確定の時点では値下がりしている可能性もあるのです。
「運用をとめる」がキャンセルされるケースもある
Pontaポイント運用で「運用をとめる」を選択した場合も、申し込んだポイント数よりも保有銘柄ポイントが少なくなっていれば、申し込みはキャンセルされてしまいます。
なので保有銘柄ポイントを全額Pontaポイントに交換したい時には、値動きを見越して申し込むポイント数を少なめに見積もる必要があります。
ちなみに楽天ポイント運用には「全て引き出す」という選択肢があるため、株価が下がっても運用中のポイントを残さず引き上げることが可能です。
将来的には擬似的配当や株主優待も可能か?
Pontaポイント運用は、他社ポイント運用に比べてコストがかかるし、使い勝手の悪さも気になりますね。
しかしPontaポイント運用は実在の株式銘柄に投資できるので、将来的には疑似的な「配当」や「株主優待」も検討されているそうです。
もしもこれが実現すれば、手数料以上のベネフィットが得られるかもしれません。ただしいつそうなるかは不明ですが。
使うあてのないPontaポイントを保有している方は、運用手数料が不要な間に運用を始めてははいかがでしょう。有効期限もないことですし、配当や株主優待のサービス開始を期待して待つのも悪くありません。
Pontaポイントが減るリスクもある
しかしPontaポイント運用にも、やはりポイントが減ってしまうリスクはあります。株式相場に連動して日々Pontaポイントも増えたり減ったりを繰り返すので、投資を始めた時点よりも低い価格でPontaポイントに交換すれば、当然損失を被ることになります。
サイトで常に値動きをチェックしていればこのような失敗はありませんが、慣れない方は交換のタイミングに注意してくださいね。
このように値動きを見ることで株式相場が身近になり、経済の知識が増えることはPontaポイント運用のメリットのひとつだと言えるでしょう。
Ponta(ポンタ)ポイントが貯まりやすいおすすめのクレジットカード
では最後にPontaポイント運用におすすめのクレジットカードをご紹介しましょう。Pontaポイントはポイントカードでも貯まりますが、これからご紹介するクレジットカードなら、Ponta提携店以外のお店でも効率よくPontaポイントを貯めることができますよ。
ローソンで2%の高還元JMBローソンPontaカードVisa
JMBローソンPontaカードVisaは、Pontaポイントが貯まるセゾンカードです。このカードでは永久不滅ポイントは貯まりませんので、セゾンの永久不滅ポイント運用サービスは利用できませんよ。
なんといってもローソンではPontaポイントがよく貯まるので、運用には好都合です。この通りポイントを2重取りできるのはクレジットカードだからこそですよね。Pontaポイントカード提示で現金払いしても、1%分のポイントしか貯まりません。
Ponta加盟店 | ポイント付与 | その他優待 |
---|---|---|
ローソン | ①買い上げ:100円で1P ②クレジット決済:100円で1P |
各種キャンペーン お試し引換券 |
ローソン100 | ①買い上げ:100円で1P ②クレジット決済:100円で1 |
各種キャンペーン |
またこのカードの特徴として、PontaポイントをJMBマイルにも交換できます。
- 2ポイント → 1マイル
また半端なマイルをお持ちなら、以下のレートでPontaポイントに交換してPontaポイント運用に回すことも可能です。
- 1マイル → 0.5ポイント(3,000マイル〜9,000マイル)
- 1マイル → 1ポイント(10,000マイル〜)
以下がJMBローソンPontaカードVisaのスペックです。年会費も永年無料ですし、Ponta加盟店だけでなく、セゾン提携の西友とLIVINでも優待が使えます。
カード名称 | JMBローソンPontaカードVisa |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
スペック |
・ローソンでは100円につき2ポイント ・西友とLIVINは毎月第1・第3土曜日は5%オフ |
昭和シェルSSを年1回使えば年会費無料!シェル-Pontaクレジットカード
車をよく使う方ならシェル-Pontaクレジットカードがおすすめです。Ponta加盟の昭和シェルSSでのクレジット決済で、給油1Lにつき2ポイントが貯まるほか、Ponta加盟店でもポイントアップします。
年会費もPonta加盟の昭和シェルSSを年1回以上使えば2年目以降も免除なので、実質年会費無料ですね。
シェル-Pontaクレジットカードは基本の還元率が1%ですから、どこで使っても効率よくPontaポイントが貯まります。
カード名称 | シェル-Pontaクレジットカード |
---|---|
年会費 | 1,250円(税別) 初年度無料、条件付優遇あり |
スペック |
・給油1Lにつき2ポイント ・ローソンでポイントアップ ・最高2,000万円 海外旅行傷害保険 ・ショッピングパートナー保険(楽Pay登録中のみ) |
Ponta(ポンタ)ポイント運用には手数料が最大のデメリット!今後に期待
現在複数のポイント運用サービスが稼働中ですが、新しく登場したPontaポイント運用は、他のものとは違って手数料がかるのがデメリットです。
現時点ではPontaポイントに戻す際に5%分の手数料を取られるだけですが、2019年6月からはポイントを運用に追加する際にも手数料がかかってきます。
ローソンや日本航空など具体的な銘柄を選べるので、将来的には配当や株主優待が使えるようになれば、手数料以上のメリットが得られる可能性もあります。