スマホ決済 PAY ID(ペイアイディー)の使い方!ネットに便利なスマホ決済を解説

投稿日時:2019.04.03
新しいスマートフォン決済が登場する度に、ダウンロードすべきかどうか迷ってしまいませんか?しかし何も支払い方法を一つに絞る必要はないんですよ。
これからはぜひ複数の決済方法を必要に応じて使い分けてください。今回ご紹介するPAY ID(ペイアイディー)は、主にネット通販に便利なスマートフォン決済です。
これからPAY IDの使い方について解説しますので、あなたのライフスタイルに合うようならぜひアプリをダウンロードしてみてください。
PAY ID(ペイアイディー)とは!?主にネットショップBASEに便利な決済方法
現金主義の国と言われる日本ですが、時代の流れで今では数多くの電子決済が使われるようになりました。
これからはこのお店ではこのアプリ、あのショップではこのアプリといった風に、必要に応じて決済方法を切り替えるスタイルが普通になるのかもしれません。
もしもネットショップBASE(ベイス)をご利用なら、ぜひあなたのスマートフォンにもPAY IDアプリを追加してください。
PAY IDはBASE(ベイス)に便利
PAY ID(ペイアイディー)とは、BASE(ベイス)の100%子会社PAY株式会社による決済サービスです。
- PAY株式会社による決済サービス
- PAY株式会社はBASE(ベイス)の100%子会社
PAY ID(ペイアイディー)には様々な使い方が可能ですが、特にBASE(ベイス)の商品購入に便利な決済方法です。
BASE(ベイス)には他にはないショップが見つかる
ご存知ない方のために、BASE(ベイス)について簡単にご説明しておきましょう。BASE(ベイス)は誰でも簡単にネットショップを開設できるサービスです。2019年の時点ではなんと70万店舗が出店しており、その数は増える一方です。
・30秒でネットショップを開設できる
・開設や運営の費用は無料
誰もが手軽に出店できるので、ここでは他の大型ショッピングサイトには見つからないような商品も手に入るのです。
BASEかんたん決済は5種類
BASE(ベイス)のショップは、以下5通りのいずれかの方法で決済します。なお代引き決済、ゆうちょ銀行振込、Paypal決済、銀行口座への直接入金には対応していません。
- クレジットカード決済
- コンビニ(Pay-easy)決済
- 銀行振込決済
- 後払い決済
- キャリア決済
これらをまとめて「BASEかんたん決済」といいます。しかしPAY IDアプリをダウンロードすれば、BASEかんたん決済よりもっと簡単に商品を購入することができます。
PAY IDで購入すると簡単に決済できる
BASE(ベイス)のショップで購入手続きに進むと、以下①②のいずれかを選択する画面になります。
BASEの購入方法 | 説明 |
---|---|
①ゲストとして購入 | 「BASEかんたん決済」で支払う ※決済方法を選んで必要項目を入力 |
②PAY IDで購入 | 「PAY ID決済」で支払う ※メールアドレスとパスワードを入力 |
①ゲストとして購入を選ぶと、「BASEかんたん決済」の5種類のうちいずれかで支払うことになります。この場合は、毎回購入の度に住所やカード番号を入力しなくてはなりません。
しかし②PAY IDで購入を選択すれば、メールアドレスとパスワードを入力するだけで簡単に決済できるのです。これはとても便利で快適ですよね。
70万店以上のショップでもPAY IDが使える
PAY IDのオンライン決済は、BASEのショップ以外でも利用可能です。BASEを利用していなくても、PAY.JPに登録すれば誰でもPAY IDを導入できるからです。
何よりPAY IDは決済手数料が安いので、取り入れる事業者は今後も増えていくでしょう。
BASEだけでも70万店(2019年3月時点)ですから、現在ネット上にはそれを上回るPAY ID対応ショップが存在している訳ですね。しかもその数はどんどん増えています。
もしもオンラインショップに「PAY IDで支払えます」と表示されていれば、PAY IDで簡単に決済できますよ。クレジットカード番号を入力する必要がないので、初めてのショップでも安全確実に決済できるでしょう。
PAY ID(ペイアイディー)なら実店舗決済や送金もカンタン
でもPAY ID(ペイアイディー)の機能はこれだけじゃありません。PAY IDは実店舗での決済もできますし、個人間決済も可能です。次にオンライン以外でのPAY IDの使い方をご紹介しましょう。
商品QRコード決済は金額が表示される
まずお店での使い方です。PAY ID対応店舗ではQRコードを使用した2通りの支払い方が可能です。以下は「商品QRコード」を読み取った際のスマホの画面です。
これはQRコードが割り当てられた商品に対する支払い方法です。この通りコードを読み取ると金額が表示されますから、支払いに進んで決済を完了させます。
店舗QRコード決済は自分で金額を入力する
次の画像は「店舗QRコード」を読み取った時のスマホ画面です。
この場合は金額が表示されませんから、自分で金額を入力して決済に進みます。こちらは割引やクーポンを使う際や、複数商品をまとめて購入する時に便利です。
PAY IDは50円以下の商品は決済できないので、少額商品を購入する際は「店舗QRコード」決済でまとめ買いするとよいでしょう。
PAY IDはコンビニなどでは使えない
ところでPAY IDD(ペイアイディー)はどんなお店で使えるのでしょうか?以下がPAY IDでの支払いが可能な加盟店の一例です。
- 弁当将軍(ベントー・ドット・ジェーピー)
- Office Oasis(阪神酒販)
- 下山松濤軒(つるの玉子本舗)
- Co-nect 神楽坂(GOB Incubation Partners)
- 移動販売Cocorotus(COCOROTUS)
- チャンス創成ファンド(特定非営利活動法人ユニバーサル就労ネットワークちば)
- ZEBRA Coffee(Shimada Design)
これはPAY IDがリリースされた2017年6月27日に公式発表されたものです。その後加盟店の数は増えているはずですが、店舗検索ができないため詳細は不明です。
PAY IDは小さなお店向けのスマホ決済
少なくともコンビニやドラッグストアで使えないことは確かですが、だからといってPAY IDが不便な決済方法だと断定するのは間違いですよ。
そもそもQRコード方式のPAY ID(ペイアイディー)は、大型店舗ではなく小さなお店のための決済方法だからです。コンビニやスーパーなど大型チェーン店では、ぜひApple Payや電子マネーなど他の決済方法を使ってください。
QRコード方式の決済方法は初期費用0円なので、電子マネーやクレジットカード決済を導入できない以下のような場所でよく使われています。
- 移動販売
- 屋台
- フリーマーケット
- お祭りやイベントなどの催し
もしも街中でこのブルーと白のアイコンとQRコードを見かけたら、ぜひPAY ID払いを試してみてくださいね。
個人間決済は物品販売に便利
またちょっと特殊な使い方ですが、PAY IDは個人間の決済にも対応します。こののように伝票や画像を添付して請求書を送ることで、相手方のPAY IDユーザーにお金を請求することが出来るのです。
振込先銀行口座を登録すれば請求可能
ただしPAY IDで個人あてに請求するには、振込先銀行口座の登録が必要ですし、その際には手数料もかかります。
個人間決済 | 手順 | 費用 |
---|---|---|
請求 | ①相手のIDを入力 ②レシート画像など情報を入力 ③確定して送信 |
決済手数料 (1.5%~3.0%、 BASEは2.9%固定) |
支払い | ①プッシュ通知が届く ②登録したクレジットカードで支払う ※対応ブランドはVISA、MasterCard |
無料 |
なお請求された側に手数料はかかりませんし、アプリに登録したクレジットカードを使って簡単に支払うことができます。
こうして請求者側に届いたお金は、アプリの「PAY ID残高」に貯まります。
PAY ID残高は251円以上なら口座に入金できる
そしてこのPAY ID残高には、以下のように利用上の制限があるのです。
- 251円以上なら銀行口座に入金できる
- 加盟店や事業者への支払い、他ユーザーへの支払いに充当可能
- 1回の決済上限は50円以上35,000円以下
- 1ヶ月の取引上限は10万円まで
251円以下だと銀行口座に移せないなど、PAY ID残高には不便な点も多いですね。もちろんPAY IDを商品購入のみに使うのであれば、銀行口座の登録も不要ですし、PAY ID残高も発生しません。
PAY ID(ペイアイディー)の使い方!設定と準備
PAY ID(ペイアイディー)はBASE(ベイス)でショッピングする方には必須アイテムですが、現時点では街中では使えるお店が少ないことが分かりました。
PAY IDは万人向けではありませんが、PAY ID対応のオンラインショップを使う方にはとても便利な決済方法としておすすめです。ではPAY IDはどうすれば使えるようになるのでしょうか?
iOSとAndroidいずれにも対応
PAY ID払いに準備するものは以下の3点です。それぞれ順番にご説明しましょう。
- スマートフォン
- PAY IDアプリ
- クレジットカード
PAY IDはスマートフォンの機種を選びません。スタート時はiOSのみ対応でしたが、現在はAndroidでも使えます。
- iOS・・・・・9.0以上(iPhone、iPad、iPod touch)
- Android・・・5.0以上
対応するスマートフォンなどがお手元にあれば、次にApp StoreもしくはGoogle Playで、対応するアプリをダウンロードしてください。もちろん費用は一切かかりませんよ。
PAY IDを利用するにはクレジットカードの登録が必要
PAY IDアプリをダウンロードしたら、アカウントの取得とクレジットカードの登録が必要です。PAY IDは他のチャージ方法には対応していないので、クレジットカードがないとPAY IDを使用することができません。現時点で登録できるクレジットカードのブランドは以下の2種類です。
- VISA
- Mastercard
JCBやAmexなど他ブランドのクレジットカードしかお持ちでない方は、ちょっと面倒ですが新たにカードを作るしかありません。
しかし新規入会するにしても、VISAやMastercardブランドには年会費無料のカードも多いのでどなたも手軽に申し込めるでしょう。
カードポイントが貯まっておトク
中にはクレジットカードが嫌いな方もおられるでしょうが、PAY IDが簡単に決済できるのはクレジットカードあってこそです。それにPAY IDを使う度に、間接的にカードポイントまで貯まります。
例えば還元率1%のクレジットカードを1ヶ月間使えば、以下のようにポイントが貯まるのです。
カード利用 ※1ヶ月の利用額 |
ポイント還元 ※還元率1%で計算 |
---|---|
PAY ID払い:5,000円 | 50ポイント |
スーパー:20,000円 | 200ポイント |
光熱費:15,000円 | 150ポイント |
電話料金:10,000円 | 100ポイント |
上記のケースでは、毎月合計500ポイント=500円分があなたのお財布に戻ってくることになります。年間では合計6,000円ですから、決して馬鹿になりませんよね。
PAY IDでカード決済を増やそう
そのためにもクレジットカードを作ったら、極力現金払いを減らしてカード決済するのがお得な利用のコツです。
もちろんPAY IDも一役買ってくれますが、PAY IDに紐付けた後のクレジットカードの方も、ぜひネットや街中でどんどんご活用ください。次にPAY ID(ペイアイディー)におすすめのクレジットカードをご紹介します!
PAY IDにおすすめのクレジットカード!年会費無料で高還元
では最後にPAY IDの登録に最適なクレジットカードを2枚続けてご紹介しましょう。いずれも年会費が永年無料、しかも還元率が高いコスパ最強のクレジットカードです。
作りやすくてお得!オリコカードザポイント
オリコカードザポイントは年会費永年無料、しかも還元率は常に1%以上です。PAY IDに紐づければ、PAY ID利用額の1%分のオリコポイントが貯まります。
しかも入会後半年間はポイントが倍で還元率2%なので、この間はぜひPAY IDを集中的にご利用ください。
またオリコカード会員向けショッピングサイトのオリコモールでは、通常よりもポイント倍率が高くなるだけでなく、さらに0.5%分のポイントが上乗せされます。オリコカードの中でも大変お得な1枚としておすすめです。
カード名称 | オリコカードザポイント |
---|---|
年会費 | 無料 |
スペック |
・還元率は1% ・入会後半年間は還元率は倍の2% ・オリコモールでは0.5%の特別加算 |
基本還元率1.2%の高還元!リクルートカード
リクルートカードは基本還元率が1.2%という超お得なクレジットカードです。PAY IDに紐づければ、常に利用額の1.2%分のポイントが貯まります。
また付帯保険が充実している点も見逃せません。年会費無料で国内海外ショッピング保険、海外旅行保険、国内旅行保険の3点セットが付帯するクレジットカードは大変貴重です。
またリクルートカードは、電子マネーnanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードとしてもおすすめです。nanacoチャージでポイントが貯まるカードも、今や貴重品となりました。PAY IDの他にnanacoも活用して、どんどんポイントを貯めてくださいね。
カード名称 | リクルートカード |
---|---|
年会費 | 無料 |
スペック |
・還元率1.2% ・nanacoチャージでポイントが貯まる(上限月3万円) ・ショッピング保険(国内/海外) ・海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯) ・国内旅行保険最高1,000万円(利用付帯) |
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PAY ID(ペイアイディー)は、BASE(ベイス)を中心とするネットショッピングに便利なスマホ決済です。毎回カード情報を入力しないで済むので、快適かつ安全にお買い物ができます。
クレジットカードを紐付けて使うため、PAY ID払いする度にポイントが貯まるのも嬉しいですね。
ただし街中の加盟店は小規模なお店が対象で、現時点ではコンビニなど大型チェーン店では使うことができません。もしもイベントや移動販売などでPAY IDのロゴを見かけたら、ぜひスマホ決済をお試しください。