クレジットカード基礎知識 クレジットカード新規入会に絶対必要なもの!必要書類を徹底解説

投稿日時:2020.03.26
クレジットカードの新規申し込みをするにあたって、できるだけ速く手続きを済ませて、カードを手に入れたいと考える方も多いですよね。
そこでぜひ知っておいてほしいのが、新規入会時の必要書類です。必要書類をあらかじめ用意しておくだけでクレジットカードの入会手続きは格段にスムーズに進めることができます。
そんなクレジットカード新規入会の必要書類について、ここでは詳しく解説していきましょう。
クレジットカード新規入会に絶対欠かせない3つの必要なもの
クレジットカードを新しく作るにあたっては、絶対に欠かせないと言える必要なものが3つあります。
- 本人確認書類(2種類)
- 銀行口座と銀行印
- 電話番号
この3つに関しては、ほんの一部の例外を除いて、どこのカード会社でどんなクレジットカードを作る場合にも必要となります。
以下に、それぞれの項目について、必要となる理由や、提出できる書類の種類を詳しく解説していきます。
最重要!本人確認書類は最低2種類必要
3つの必要なものの中でも、最も重要性が高いと言えるのが、本人確認書類です。
本人確認書類は、文字通り、申し込んできた人物が間違いなく申請通りの個人情報を持つ本人であることを確認するための書類です。
クレジットカードの契約においては、犯罪抑止のために、本人確認書類の提出は法律で定められた必須事項となっています。
しかも2020年4月1日施行の法改正により、本人確認書類は少なくとも2種類用意する必要があるのです。
厳密には2つの本人確認書類の組み合わせも、その書類の内容によって、原則として2つのパターンに決められています。
- 本人確認書類【A群】2点
- 本人確認書類【A群】1点+本人確認書類【B群】1点
【A群】と【B群】それぞれのグループ分けは以下のようになっています。
【A群】 | 【B群】 |
---|---|
・運転免許証/運転経歴証明書 ・各種健康保険証 ・パスポート(日本国発行) ・ 国民年金手帳 ・ マイナンバーカード (通知カード不可) |
・社会保険料の領収書 ・納税証明書 ・公共料金(電気・水道・ガスなど)の領収書 |
【A群】に属する書類のポイントは、氏名・生年月日・現住所の3点がすべて確認できるというところです。
なお、カード会社によって本人確認書類として認められる書類が多少異なることがあります。申し込み前には必ずカード会社のホームページなどで確認するようにしてください。
本人確認書類の住所が現住所と違う場合は別途補完書類が必要
また、書類上の住所と現住所が異なる場合には、現住所の証明のために公共料金の領収書などを別途補完書類として提出しなければならないケースもあります。
こちらももちろん、本人名義のものでなければ意味をなさないので、注意してください。なお、カード会社によっては、補完書類の提出が認められない場合もあります。
その場合は本人確認書類の住所を現住所に訂正してから申し込むしかなくなってしまいます。
さらに健康保険証を本人証明書類として提出する場合にも、カード会社によっては同じく上記のような補完書類が必要になることがあります。
これは健康保険証が運転免許証のような公的な書類と比べて、信頼性の点でやや劣るとみなされてしまうためです。
日本人とはちょっと違う!外国人の本人確認書類
外国人の方でも、審査基準を満たすことができれば、日本でクレジットカードを作ることができます。ただし、本人確認書類が日本人とは少し異なるので、注意が必要です。
外国人の方がクレジットカードの本人確認書類として提出できる書類は、主に以下の2つとなります。
- 在留カード
- 特別永住者証明書
いずれも、日本での長期滞在や永住を証明する書類ですね。クレジットカードを新たに申し込む際は、あらかじめ書類に不備がないか確認しておきましょう。
本人名義のものに限る!引き落とし用の銀行口座と銀行印
クレジットカードでは、毎月の支払いは指定口座からの引き落としが基本になります。そのため、契約の時点で引き落とし用の銀行もしくはゆうちょの口座を必ず用意しなければなりません。
この引き落とし用の銀行口座は、原則として契約者本人の名義であるべきとされています。
例えば配偶者や保護者の口座を引き落とし先として指定したい場合は、自分の名義で新たにクレジットカードを作るよりも、口座の名義人となっている本人が持っているクレジットカードの家族カードを利用する方が手続きがスムーズに進められるでしょう。
なお、口座が間違いなく契約者本人のものであることを確認するために、申し込みの際には、口座番号などの基本情報と併せて、その口座の銀行印も必要となります。
ただし、楽天カードなど一部のクレジットカードでは、提携している銀行に限り、銀行印の提出なしで引き落とし口座の登録が可能なサービスを取り扱っているところもあります。
銀行印がどれだったかわからなくなってしまった…など、すぐに用意するのが難しい場合は、こうした印鑑不要のサービスを利用するのも1つの方法です。
クレジットカード申し込みには『連絡の取れる電話番号』が必須
もう1つ、クレジットカードの新規入会の申し込みの際に必ず用意できなければならないのが、確実に連絡の取れる電話番号です。実はクレジットカードの大半は、電話連絡ができない場合は利用することができません。
申し込み資格として、『電話連絡が可能であること』を明記してるカード会社も少なからずあります。
固定電話・携帯電話ともに対応しているので、たいていの場合は問題ないとは思いますが、必ず連絡の取れる電話番号を1つ用意しておきましょう。
条件次第で必要かも?知っておきたいその他の必要書類
上記でご紹介した、絶対に必要な書類の他にも、個人の条件や申し込むカードによっては必要になる可能性がある書類がいくつかあります。そちらも、必要条件と併せてご紹介しておきましょう。
未成年の方なら絶対必要!保護者の同意書は印鑑も忘れずに
クレジットカードの契約自体は、18歳以上であれば可能です。ただしカードによっては申し込みが可能な年齢の設定が異なる場合もあるので、その点はよく確認しましょう。
そして、18歳~19歳の未成年の方がクレジットカードを契約するにあたって、必ず提出しなければならない書類が、保護者の方の同意書です。
同意書には、保護者の署名と印鑑が必要になるので、忘れずに記入&押印をしてもらいましょう。一人暮らしの大学生の方などは、わざわざ保護者の方に同意書を書いてもらうのは面倒かもしれませんが、だからといって自分で記入するのは絶対にNGです。
保護者の同意書を未成年が自分で記入してしまうと、私文書偽造にあたるため、万が一バレてしまったらほぼ間違いなくカードの利用停止や強制解約になります。
一見ちょっとした書類ですが、非常に重要性の高いものなので、正しい手順を踏むようにしてください。
学生向けクレジットカードを作るなら…学生証が必要かも
クレジットカード会社の中には、学生に対象を限定した学生カードを取り扱っているところもあります。
たいていの場合、通常よりも低めの価格設定で、比較的充実したサービスを受けられるお得なつくりになっており、学生の方には非常におすすめです。
この学生カードを作る場合には、やはり学生であることの証明として学生証を提出しなければならないところがほとんどです。その他の必要書類と併せて、忘れずに提出しましょう。
収入証明書類が必要かどうかはキャッシング枠の金額次第
クレジットカードを申し込む際に、収入証明書類を提出しなければいけないケースもあります。それは、キャッシング枠を利用する場合です。
ただし、キャッシング枠を利用する方が必ずしも収入証明書類を提出しなければいけないというわけではありません。
これは、貸金業法と言う法律に基づいた取り決めで、条件に合致する場合は収入証明書類の提出は必須となるので、注意してください。
なお、収入証明書類として利用できるのは、以下のような書類です。
- 源泉徴収票
- 所得証明書
- 確定申告書
- 給与明細(直近2~3か月分+賞与)
いずれも、本人確認書類とは違って、普段持ち歩いていたり、すぐに用意できるようなものではありませんよね。収入証明書類が必要になると想定される場合は、必ず事前に用意しておきましょう。
また、カード会社によって、収入証明書類として利用できる書類に多少の違いがあることがあるので、良く確認するようにしてください。
必要書類は事前に準備で、クレジットカードを最短発行
しかし、せっかくのスピード発行が可能なクレジットカードでも、必要書類が不足していたり、書類に不備があったりすると、そのやり取りでどんどんカードが手元に届くのが遅れてしまうことになるのです。
クレジットカードを最短スピードで手に入れるためにも、必要書類はしっかりチェックし、なるべく不備のないように事前準備しておくことをおすすめします。収入証明書類も必要なケースでは、スムーズな申し込み手続きのために必ず事前準備しましょう。