海外クレジットカード事情 ハワイ旅行におすすめのクレジットカードと現地でのお役立ち情報

投稿日時:2020.12.11
もしもあなたがハワイ旅行を計画中なら、きっとパスポートなど必要なものを揃えるのに余念がないことでしょう。そこで絶対に忘れてはいけないのがクレジットカードの準備です。
ハワイへ行くならクレジットカードは必携。できれば2枚以上の持参がおすすめです。その理由をこれから詳しくご説明しましょう。
また案外知られていないハワイのカード事情や、ハワイ旅行に最適なクレジットカードもご紹介します。ぜひ楽しい旅行にお役立てください。
ハワイのクレジットカード事情!クレジットカードが絶対に必要なワケ
でも普段クレジットカードを使わない方は「旅行のためにわざわざカードを作るなんて」と思うかもしれません。
確かに旅行前の慌ただしい時に、クレジットカードを申し込むのは面倒ですよね。でも適切なクレジットカードを持たずにハワイに行くと、後で後悔することになるかもしれません。
ハワイはクレジットカード普及率が高い
クレジットカードの必要性の前に、現地ハワイのカード事情についてご説明しましょう。ハワイはアメリカ合衆国の州ですから、当然クレジットカードの普及率は日本国内よりもずっと高いのです。
現金しか使えないのは小さなお店や屋台など一部で、ショッピングモールやレストランなど多くの場所でクレジットカードが使えます。
特にホテル宿泊にはクレジットカードが欠かせません。チェックインの際にクレジットカードを持っていないと、現金でデポジット(保証金)を支払う必要があります。
またハワイではレンタカーもクレジットカードがないと使えないケースがほとんどです。
海外旅行にクレジットカードは必携
ハワイに限らず海外旅行にクレジットカードが絶対に欠かせないのは、以下のようなメリットがあるからです。
- 安全に決済できる
- ATMで現地通貨を引き出せる
- 海外旅行傷害保険が付帯している
- カードの特典が使える
どれも旅行を楽しむためには欠かせないことばかり。これからそれぞれについて詳しくご説明しましょう。
クレジットカードの方が安全
日本では「現金が一番安全」と言い切る人も多いのですが、海外でその考え方は全く通用しません。
特にハワイ都市部は治安が悪く、置き引き、ひったくり、車上荒らしなど旅行者が巻き込まれやすい犯罪が多発しています。
もしもハワイで大金を盗まれてしまったら、二度と取り戻す手立てはないでしょう。
しかし盗まれたのがクレジットカードなら、簡単な手続きで利用停止と再発行が可能ですし、不正使用分については請求もされません(※届出が必要)。
クレジットカードなら不測の事態が起きても、現金と比べて大きなダメージを受けることなく、旅行を継続できるのです。
ハワイはクレジットカード先進国で犯罪対策も万全
カード犯罪について心配する方もいますが、これについても国内以上の警戒は不要です。
日本よりもハワイの方がカード先進国ですから、よほど怪しいお店で使わない限り、スキミングなどカード犯罪に巻き込まれる心配はありません。
もちろんクレジットカードの盗難・紛失時、また不正使用が疑われた際には、現地からすぐにカード会社に連絡を入れてくださいね。
現地カードデスクがサポートしてくれる
クレジットカード会員なら、カードの盗難含め何かあった際には、すぐ現地カードデスクに相談できるのも心強いですね。
このカードデスクが使えることも、海外旅行にクレジットカードを持っていくメリットの1つです。
- ハワイは置き引きなどの犯罪が多い
- クレジットカードなら盗まれても損害を受けない
- 緊急時には海外デスクに連絡を
- カード会員は日本語対応の海外サポートを受けられる
ハワイでもチップなどに現地通貨が必要
ハワイで日本と同じ感覚で大金を扱うことは大変危険です。しかし以下のように現金しか使えない場面もあるので、最低限のドルは持ち歩く必要があります。
- 屋台や小さなお店での買物
- ホテルやレストランのチップ
- バスなどの運賃
現地通貨を手に入れるには、出国前もしくは現地で銀行や空港などでの両替するのが一般的ですよね。そしてその際には必ず手数料をとられます。
キャッシングで現地通貨を引き出せる
そこでおすすめしたいのがクレジットカードの海外キャッシングです。キャッシングならATMから手軽に出金できますし、利用日数分の利息しかかかず安上がりだからです。
為替レートも、利用日の実勢レートで換算されることから、銀行などで両替するよりもお得になることが多いのです。
キャッシング利用の流れは以下の通りです。なお詳しいATMの操作方法については、国際ブランドもしくはカード会社のサイトにてご確認ください。
- 1.現地のATMでクレジットカードでキャッシングする
- 2.現地通貨で出金
- 3.帰国後日本円で返済する
キャッシングを利用するときには、できるだけ金融機関など安全な場所にあるATMを利用しましょう。通りに面したATMなどは危険です。
また、キャッシングの注意点は、日本に帰国したらなるべく早く繰上げ返済(一括払い)することです。リボ払いになっている場合には、手数料が高くなってしまいますので、注意してください。
キャッシング枠が0円になっていないか要確認
ハワイでキャッシングしたい方は、必ずお手持ちのカードの利用枠をご確認ください。もしもそのカードの「キャッシング枠」が0円になっていると、海外でキャッシングを使うことができません。
その場合は事前にカード会社に申し込めば、一時的な利用枠の増額が可能です。
- 海外キャッシング機能を使えばハワイのATMでドルを借りれる
- 帰国後は早く返済しないと利息がかさむので注意!
- 旅行前には必ずキャッシング利用枠を確認すること
ハワイ旅行に便利でお得な特典がついてくる
ハワイにクレジットカードを持参する必要性については以上です。次にクレジットカードのメリット「特典サービス」についてご説明しましょう。
カード特典の旅行優待や空港サービスを、ぜひハワイ旅行にお役立てください。以下が一般的なクレジットカードによく見られる旅行特典の一例です。
- パッケージツアーなど旅行商品の優待
- 海外店舗の優待
- 観光ラウンジ
- 空港ラウンジなど空港関連サービス
- 海外旅行傷害保険
- ショッピング保険
特典内容はクレジットカードによってかなり差がありますから、カードを作る前にはサービス内容を入念にチェックしてくださいね。
VisaもしくはMasterCardが使いやすい
ではハワイで使うには、どんなクレジットカードが適切なのでしょうか?
そこで世界ではどのブランドがどのくらい流通しているかを調べました。以下はNILSON REPORT(2015年3月)による世界のカードブランドシェア率です。
順位 | ブランド | シェア率 |
---|---|---|
1 | VISA | 58% |
2 | MasterCard | 26% |
3 | 中国銀聯 | 10% |
4 | アメックス | 3% |
5 | JCB、 ダイナースクラブ |
1% |
これを見ると、ハワイ旅行にはVisaもしくはMasterCardブランドのカードを持参すれば間違いないことが解ります。
しかしアメックスやJCBが全く使えない訳ではなく、これらのカードもシェア率は低いもののハワイでも利用可能です。
JCBブランドは特典の豊富さでおすすめ
特に日本産ブランドのJCBはハワイ旅行にはおすすめです。
ハワイには日本人観光客が多く、JCB対応のお店は数多く存在しますし、またJCBブランドは旅行関係のサービスを数多く提供しているからです。
なおJCBの特典についてはまた後で詳しくご説明します。
ハワイにおすすめのクレジットカード!特典豊富なカードを厳選紹介
次はハワイに持っていくのに最適なクレジットカードのご紹介です。海外旅行傷害保険やハワイ旅行に役立つ特典が使えるカードを厳選しました。
もちろんハワイ旅行中だけでなく、帰国後も長く愛用できるものばかり。国際ブランドの種類、特典内容、付帯保険をよくご確認の上、2枚以上の入会もぜひご検討ください。
ハワイでの優待が豊富!JCB CARD W
最初にご紹介するのは、JCBのプロパーカード「JCB CARD W」です。
JCB CARD Wは39歳以下の方限定のクレジットカードですが、年会費無料の上に常にポイントが2倍と高還元ですからメインカードとしても一押しです。
ハワイ旅行にはJCBの海外優待「たびらば」と、JCB行き届いたサポート体制がきっとお役に立つでしょう。ここでハワイで利用できる「たびらば」優待を一部抜粋してご紹介しておきましょう。
- ザ・コンプリートキッチン:30ドル以上の利用でロゴアイテム1つプレゼント
- ビショップ・ミュージアム:入館料20%割引F
- キリン・レストラン:食事の注文でデザートサービス
- コオリナ・ゴルフクラブ:ゴルフショップで100ドル以上利用で利用代金10%割引
- アロハ・テーブル・ワイキキ:25ドル以上の利用で10%割引
- ジグ:利用代金から10%割引、パーティーメニュー割引
- ホール・フーズ・マーケット:50ドル以上利用でオリジナルエコバッグプレゼント
- ワイキキ横丁:対象店の利用代金10%割引
- ヨーグル・ストーリー:朝食、ランチを10%割引、ディナーは15%割引
- ハーゲンダッツ:10%OFF
ご紹介したのはほんの一部で、その他にもハワイの沢山の店舗で優待を楽しめます。
またホノルルのJCBプラザにはJCBカード会員専用ラウンジが併設されており、ホテルやレストランの予約など基本的なサポートの他にも以下のサービスを受けることができます。
- インターネット利用、プリントアウト無料サービス
- 日本語新聞と雑誌の閲覧
- 現地ガイドブックや情報誌の閲覧
- ドリンクサービス
- マッサージ機の利用
- レンタル傘サービス
- 荷物の当日中一時預かり
またハワイ旅行で絶対に見逃せないのがワイキキ・トロリーに無料で乗れること。これはJCBブランドの貴重な特典の一つです。
対象:ピンクライン(ワイキキ・アラモアナショッピングコース)
利用方法:乗車時にJCBカードを提示
無料:本人+家族大人1名、子供2名(11歳以下)まで
なおJCB CARD Wには海外旅行保険が付帯しますが、このカードで旅行費用を支払わないと補償がつきませんのでご注意くださいね。
また、冒頭でご説明した通りJCBブランドはハワイでのシェア率が低いため、ハワイ旅行に持参するならこれ以外にもVISAもしくはMasterCardのカードと2枚持ちすると良いでしょう。
年会費 | 無料 |
---|---|
スペック |
・【ブランド】JCB ・申し込み年齢は18歳以上39歳以下 ・還元率1% ・JCB海外優待「たびらば」 ・JCBプラザ・ラウンジ ホノルル ・ワイキキ・トロリーの乗車賃が無料 ・海外旅行保険 最高2,000万円(利用付帯) ・海外ショッピングガード保険 |
ハワイをお得に楽しめる三井住友カードA
海外でシェア率の高いVISAカードならハワイ旅行でも安心して使えます。
三井住友カードAは、ポイントUPモールやココイコ!など国内でもポイントを増やせる機会が多いですし、三井住友カードの「世界のお得なお店ガイド」では以下のようなハワイの優待店を見つけることもできます。
- クラ&コー(パイナップルケーキ):10%OFF
- 居酒屋 海:15%OFF
- ダウントゥアース(カカアコ店):50ドル以上利用でトートバッグをプレゼント
- クラッキン・キッチン:10%OFF
- ビルズ・ハワイ:10%OFF
優待を受けるには印刷した用紙もしくはアプリでクーポンを提示し、三井住友カードAで支払ってください。
三井住友カードには年会費1,000円の一般カードもありますが、海外旅行傷害保険の治療費用や救援者費用が低いため、ハワイ旅行にはこちらの「三井住友カードA」の方がおすすめです。
年会費 | 1,500円(税別) ネット入会で初年度無料 WEB明細書サービス利用で500円引き マイ・ペイすリボに登録かつ年1回以上のリボ払い手数料のお支払いで年会費無料 ※2021年2月分の支払いから適用 カード利用額に応じて半額/無料 |
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スペック |
・【ブランド】VISA、MasterCard ・ポイントUPモール、ココイコ!(国内優待) ・世界のお得なお店ガイド(ハワイなど海外優待) ・最高2,500万円の海外旅行傷害保険(自動付帯分は最高300万円) ・最高2,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯分は最高300万円) ・お買物安心保険(国内はリボ/3回以上の分割払いのみ対象) |
同行する家族にも旅行保険!セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」は、アメックスブランドのセゾンカードです。ハワイのアメックスのシェア率はJCBより高いため、使える店舗も多くて安心です。
このカードの海外旅行傷害保険は自動付帯なので他保険と合算しやすく、補償額も5,000万円と高額です。また、同行家族には最高1,000万円の補償がつきます。
リーズナブルな年会費で、アメックスの特典とセゾンカードの特典の両方が使えるのも嬉しいですし、エアポートサービスも充実、空港ラウンジサービスや手荷物宅配の優待サービスなどグレードの高い特典が揃っています。
空港ラウンジは、国内主要空港とダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが使えますし、世界の空港のVIPラウンジが使えるプライオリティパスの年会費も優待価格になります。
年会費 | 10,000円(税別) 初年度無料 |
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スペック |
・【ブランド】American Express ・海外旅行保険 最高5,000万円(自動付帯、家族特約1,000万円) ・国内旅行保険 最高5,000万円(利用付帯、家族特約1,000万円) ・海外航空機遅延費用 ・空港ラウンジサービス(国内主要空港、ハワイ国際空港) ・プライオリティパスの年会費優遇 ・手荷物宅配サービス ・コートお預かりサービス優待 ・アメリカン・エキスプレス・コネクト ・毎月第1・第3土曜日は西友とLIVINで5%オフ ・ロフト、パルコ、ノースポート・モールの優待 ・オンラインプロテクション |
ミライノカードGOLDも家族特約が手厚い!しかも格安
ミライノカード GOLDは年会費3,000円で、年100万円以上使えば次年度以降も無料になる大変リーズナブルなゴールドカードです。
年会費が安いのに空港ラウンジサービスが無料で使えますし、JCBブランドですのでハワイのワイキキトロリーなどJCB会員の特典を存分に利用できます。
また海外旅行保険は最高5,000万円と高額で、しかも家族特約付き。同行家族にも最高1,000万円の補償がつきます。しかも自動付帯ですので他の保険との合算にも便利です。
ハワイ家族旅行の費用を少しでも安く上げたいあなたには、ミライノ カード GOLDがおすすめです。
年会費 | 3,000円(税別) 年100万円以上の利用で次年度無料 |
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スペック |
・【ブランド】JCB ・豊富な空港優待サービス ・JCB優待「たびらば」など ・海外旅行保険 最高5,000万円(自動付帯、家族特約1,000万円) ・国内旅行保険 最高5,000万円(自動付帯、家族特約1,000万円) ・ショッピングガード保険(海外、国内利用条件あり) ・住信SBIネット銀行の優遇サービスあり ・QUICPay(電子マネー)一体型 |
ドコモユーザーにおすすめ!dカード GOLD
あなたがもしもドコモユーザーなら、ぜひおすすめしたいのがdカード GOLDです。ドコモの料金が10%還元される上、ハワイでもポイントを貯めやすいカードだからです。
ハワイでdポイントが貯まる!使える!
ハワイでも日本同様にdポイントが貯まりますので、提携店ではぜひdカード GOLDをご活用ください。貯めるときには1ドル1ポイントで、使うときには1ポイント1セントとして使えます。貯まる、使える店舗の一部を紹介しましょう。
- アラウンド・ザ・パール
- サンリオサプライジーズ
- カハラ・ローズ
- アロハテーブル
- エッグスン・シングス
- サムズ・キッチン
- ビルズワイキキ
- リココマッサージサロン
- ハワイアンロミロミマッサージアロハ・ハンズ
また、以下の店舗は、ポイント換算が違いますので、注意してください。
Tギャラリアハワイby DFS
- 2ドルごとに1ポイント
- 500ポイントを5ドル単位で利用(専用ギフト券と交換)
DFSダニエル・K・イノウエ国際空港店
- 2ドルごとに1ポイント
- 500ポイントを5ドル単位で利用(専用ギフト券と交換)
他にもdカード会員向けの優待店はハワイにも沢山ありますよ。ハワイ旅行にでかける前に、ぜひdカード会員のサイトで詳細をチェックしておきましょう。
dポイントクラブで受けられるハワイの特典
- TギャラリアハワイbyDFS:Manoaチョコレートをプレゼント
- ビルズ ハワイ:11時以降の利用代金10%割引
- ザ クッキーコーナー:50ドル以上のお買い物でスモールBOXをプレゼント
- 牛角:15%割引
- マリポサ:メイン料理を1つ注文につきデザート1品プレゼント
- シー・ライフ・パーク:入場料金15%割引
- アロハツアーサービス:オプショナルツアー5%割引
dカード GOLDは海外旅行保険が充実しており、家族特約つきなので同行家族も安心です。また航空便遅延費用つきなので、遅延トラブルやロストバゲージにも保険金がおります。
dカード GOLD会員は空港ラウンジが無料で使えるため、国内でもハワイでも、搭乗前のひとときをゆったり過ごせるのも嬉しいですね。
年会費 | 10,000円(税別) |
---|---|
スペック |
・【ブランド】VISA、Mastercard ・電子マネーiD搭載 ・海外旅行保険最大1億円(自動付帯分5,000万円) 家族特約つき ・海外航空便遅延費用 ・国内旅行保険最大5,000万円 ・国内航空便遅延費用 ・dカード ケータイ補償 ・お買物あんしん保険(国内はリボ/3回以上の分割払いのみ対象) ・日本国内とハワイの主要空港ラウンジサービス |
ハワイ旅行にはカード付帯保険を合算!高額な医療費に備えよう
クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険は、安全な旅行にはとても役立つものです。特にハワイには旅行保険が欠かせません。
これからその理由と、クレジットカード付帯保険の活用法をご説明しましょう。
クレジットカード付帯保険は無料サービス
普段クレジットカードをよく使う人でも、カードに無料でついてくる保険については全く無関心な方も多いようです。
しかしクレジットカードの付帯保険は、保険料を支払う必要のない大変お得なサービスなので使わないともったいないです。
特にハワイに旅行するなら、ぜひお手元のクレジットカードの付帯保険を今一度確認することをおすすめします。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 海外航空機延着費用
- ショッピング保険(海外、国内)
一般的なクレジットカードについている保険サービスとは上記のようなものです。ハワイ旅行には、この中の海外旅行傷害保険・海外航空機延着費用・海外ショッピング保険が役立ちます。
年会費無料のカードにも海外旅行保険は付帯する
付帯保険の種類や補償内容は、クレジットカードによってかなり違います。
年会費無料のカードでも殆どの場合海外旅行傷害保険が付帯しますが、一般に年会費が高いカードほど、付帯保険の種類や補償内容は充実します。
ハワイ旅行のために入会するなら、ぜひ海外旅行傷害保険の充実したクレジットカードを選んでください。
利用付帯の保険はカード決済しないと発動しない
ハワイ旅行のためにクレジットカードを選ぶ場合には、付帯保険の利用条件にも気をつけてください。
カードに付帯する海外旅行傷害保険の中には、保険が有効になるために条件が課せられていることがあるからです。
以下に「条件なしの保険(自動付帯)」と「条件つきの保険(利用付帯)」それぞれの違いをまとめましたのでご覧ください。
付帯保険の種類 | 条件なし 《自動付帯》 |
条件あり 《利用付帯》 |
---|---|---|
保険発動の条件 | 自動的に発動 |
旅行費用※のカード決済で発動 ※パッケージツアー代金、 出国前もしくは出国後の交通費 |
どちらも保険料は不要ですが、利用付帯の保険は条件を満たさないと有効になりません。つまり海外旅行保険が付帯するクレジットカードを持っているからといって、万が一の際に必ずしも保険金がおりるとは限らないのです。
適用条件はカードによって微妙に違いますから、海外旅行傷害保険については利用条件まで詳しく調べることが大切です。
ハワイは医療費が高額!救急車も有料
なぜ旅行保険がこれほど重要なのかというと、旅行先のハワイで怪我や病気の治療を受けた場合、医療費がとても高くつくからです。
日本では国民皆保険制度が当たり前ですが、海外ではそうではありません。なので国内と同じ感覚で現地で医者にかかると、後で高額な請求をされる可能性があるのです。
以下はジェイアイ傷害火災保険株式会社の調査による、ハワイ・ホノルルと日本国内の医療費の比較表です。
項目 | ハワイ・ホノルルの医療費 | 日本国内 |
---|---|---|
救急車 | 82,000円〜 | 無料 |
初診料 | 15,400円〜16,400円 | 2,820円 |
骨折治療 | 50,000円 | 20,000円 |
虫垂炎手術 | 総費用:3,000,000円 平均入院日数:2日 |
総費用:600,000円 平均入院日数:4日間 |
ハワイの医療費は桁違いですね!これを知らずに現地で治療を受けて、後でビックリする方も多いようです。
世界の中でもハワイの医療費はダントツに高い
同じジェイアイ傷害火災保険株式会社のデータによると、世界の中でも特にハワイの医療費が飛び抜けて高額だということが解ります。
都市名 | 虫垂炎手術費用 | 入院日数 |
---|---|---|
ホノルル | 3,000,000円 | 2日 |
バンクーバー | 812,500円 | 2日 |
ロンドン | 945,000円〜1,350,000円 | 2〜3日 |
パリ | 1,089,200円 | 3日 |
北京 | 77,800円〜1,556,000円 | 3〜7日 |
グアム | 656,900円 | 3日 |
ハワイは島国ですので、これに加えて搬送費用がかさむ可能性もあります。ハワイへ行くなら海外旅行保険が絶対に必要だということは、これで十分ご理解頂けるでしょう。
複数の付帯保険は合算も可能
しかしクレジットカードの海外旅行傷害保険はあくまでも付帯サービスですから、一般加入の保険に比べるとその補償額は決して十分とは言えません。
例えばAとBの2枚のクレジットカードを保有していれば、それぞれの海外旅行傷害保険A+Bを合算することが可能です。
下表を見て頂けると分かる通り、傷害死亡/後遺障害以外は、それぞれの保険金の合計額が補償の最高額になります。
補償 | カードA | カードB | A+B |
---|---|---|---|
傷害死亡 後遺障害 |
2,000万円 | 1,000万円 | 2,000万円 ※高い方 |
傷害治療費用 | 200万円 | 100万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 100万円 | 300万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | – | 2,000万円 |
携行品損害 | 20万円 | – | 20万円 |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 | 400万円 |
この通り2種類の保険を合算すれば、Bカードに欠けている補償項目を、Aカードによって補填することもできるんですね。
なお付帯保険の合算は、3枚以上のクレジットカードでも可能です。
利用条件つきの保険に注意
ただしクレジットカード付帯保険の補償を合算するには、どの保険も有効でなくてはなりません。
もしもそのカードの保険が条件つきの利用付帯ならば、必ず旅行費用をそのカードで決済して、保険を発動させる必要があります。
一方自動付帯の保険であれば、何もしなくても旅行時には自動的に保険が有効になりますから、補償を合算するにはとても便利なんですね。
ハワイ旅行のために選ぶなら、海外旅行傷害保険が自動付帯になっているクレジットカードがおすすめです。
ハワイには2枚以上のクレジットカード持参がオススメです
ハワイへ行くならクレジットカードが絶対に必要です。できれば2枚以上の持参をおすすめします。
異なるブランドのカードを持参すれば、現地で使えなくて困ることもないからです。それにハワイは医療費が高く、複数のカードで保険を強化する必要もあります。
特典や優待はクレジットカードの種類や年会費によってそれぞれ異なりますが、JCBブランドのカードならハワイ優待店が豊富でホノルルの観光ラウンジが使えますし、トロリーも無料で乗り放題です。