みずほ銀行カードローンは低金利で、コンビニATMも月4回までは手数料無料で利用できます。
ただしキャッシングするには、みずほ銀行の口座開設が必要。口座を持っていない人が申し込むと、借り入れまでに日数がかかってしまいます。
みずほ銀行カードローン利用時のポイントは次のとおり。
- 手数料がかからないよう借り入れ・返済する
- 任意返済や全額返済で総返済額を減らす
- 利用状況に応じて増額する
使い方を少し変えるだけで、お得にキャッシングできますよ。みずほ銀行カードローンの基本情報やメリット・デメリット、賢く利用するコツについて解説します。
みずほ銀行の前身は日本最古の銀行!安心の老舗を利用しよう
日本の銀行には「銀行コード」という4ケタの数字がそれぞれ付けられているのですが、0001番はみずほ銀行なんです。たくさんある銀行の中で、どうしてみずほ銀行が1番なのかご存知ですか?
理由は、みずほ銀行の前身「第一国立銀行」が日本最古の銀行だからです。
第一国立銀行は1873年に創設されてから、数社との合併を経て2002年に現在のみずほ銀行となりました。
みずほ銀行は第一国立銀行の時代から140年余りの期間、日本の経済発展に寄与してきた銀行なんです。
歴史ある老舗の銀行だと、借入れも安心ですよね。
みずほ銀行カードローンの商品概要・利用方法総まとめ
みずほ銀行カードローンの貸付条件(商品概要)は次のとおりです。
分類 | 銀行 |
---|---|
保証会社 | 株式会社オリエントコーポレーション |
申込資格 | 満20~66歳 |
職業 | 安定した収入がある人(正社員、派遣社員、契約社員、パート、アルバイト、自営業) |
無利息期間 | なし |
即日融資 | みずほ銀行普通預金口座があれば可能 |
借入可能額 | 800万円 |
金利 | 2.0~14.0% |
金利計算 | 前月約定返済日前営業日から当月約定返済日前営業日の前日まで、 毎日最終残高の累計額×年利÷365 |
返済例 | <金利14.0%で借りた10万円を6ヶ月で返済する場合> 毎月の返済額17,556円×6=105,336円 |
申込方法 | インターネット、郵送、電話、窓口 |
必要書類 | ・本人確認書類のコピー ・収入証明書類 |
借入方法 | ATM(時間帯によっては手数料要)、ネットバンキング(みずほダイレクト) |
返済方法 | 口座引落のみ |
返済方式 | 残高スライド方式 |
返済期日 | 毎月10日 |
提携ATM | セブン銀行、E-net、ローソンATM、提携金融機関、ゆうちょ銀行 |
ATM手数料 | ・みずほ銀行ATMは無料 ・コンビニATMは有料 |
その他 | ・みずほ銀行の口座開設が必要 ・口座残高不足の際に自動融資サービスで延滞を予防できる (みずほ銀行カードローン以外の決済時のみ) |
※2:200万円を超える借入れの場合
これらの基本情報をもとに、みずほ銀行カードローンのメリット・デメリットを見ていきましょう。
みずほ銀行のメリット!限度額が大きく低金利
みずほ銀行カードローンのメリットは何と言っても限度額が大きく、金利が低いことです。
それぞれのメリットについて、詳しく説明します。
1、みずほ銀行の限度額は800万円と大きい!
みずほ銀行カードローンの利用限度額は最高800万円です。
これは銀行カードローンのなかでは比較的大きい限度額。銀行によっては限度額の上限が300~500万円までの場合も多いんですよ。大手銀行という点でも、みずほ銀行なら安心して借入れできますよね。
2、みずほ銀行カードローンなら低金利で借入できる
みずほ銀行カードローンは、年2.0~14.0%と低金利です。
消費者金融では約18%、銀行カードローンでは14%台半ばの上限金利が設定される場合が多いんです。
みずほ銀行の住宅ローンを利用している場合は、金利特典(金利優遇)により更に0.5%低い金利が適用されます。
ただし金利特典を利用するためには、次の条件を満たす必要があります。
- みずほ銀行カードローンの契約店で住宅ローンを利用している
- フラット35を利用している場合は、店頭で申出があり、みずほ銀行が住宅金融支援機構から利用者情報の提供を受けることに同意できる
3、残高不足でも延滞なし!自動融資サービスなら不足分だけ融資
「クレジットカードの返済、残高不足でうっかり延滞してしまった・・・」そんなことはありませんか?みずほ銀行カードローンの自動融資サービスを使えば、残高不足による延滞を防ぐことができるんですよ。
サービスを利用するためには、カードローンの申込とは別に、みずほ銀行窓口の専用申込書で手続きする必要があります。
窓口で手続きしなければならないのは面倒ですが、便利な機能なのでみずほ銀行カードローンを利用する際には、ぜひこのサービスも使いこなしてくださいね。
あくまで、みずほ銀行カードローン以外の決済時に、引落口座の残高が足りない場合だけ融資してくれるのよ。
4、提出書類一切なしで借入れできる!?通帳あれば手続き楽ラク
カードローンの申込書類の提出って、たとえ運転免許証だけでOKでも何だか面倒に感じてしまうこともありますよね。みずほ銀行カードローンなら、提出書類一切不要で申込できるケースがあるんです。
みずほで借入れるなら口座が必須!融資まで時間がかかることも
みずほ銀行カードローンのデメリットは、契約の際にみずほ銀行の口座を持っていることが必須だという点。
口座を持っていない場合は口座開設に時間が取られて、融資まで時間がかかってしまうんです。
みずほ銀行カードローンのデメリットと、デメリットを最小限に抑える方法を紹介します。
みずほ銀行での借入れは口座が必要!なければ口座開設は絶対
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行の普通口座を持っていなければ契約ができません。
口座不要の銀行カードローンも増えている中、余分な口座を作らなければならなくなるのは不便ですよね。口座開設の手続きは、窓口とインターネット、スマホのアプリから行うことができます。
口座開設の手続きは、面倒ですがみずほ銀行の窓口で行うようにしましょう。手続きに行く際には、印鑑と運転免許証などの本人確認書類を忘れずに持って行ってくださいね。
融資まで1ヶ月!?申込方法によっては融資まで時間がかかる
申込から融資までにかかる時間は、申込方法やみずほ口座の有無によって大きく異なります。
みずほ口座を既に持っている場合の申込方法と融資時間は以下のとおりです。
申込方法 | カードの種類 | 融資までの時間 |
---|---|---|
Web完結申込 (キャッシュカード兼用型のみ可能) | キャッシュカード兼用型 | 最短即日 |
インターネット・電話 | カードローン専用型 | 2~3週間 |
郵送 | キャッシュカード兼用型 | 1週間 |
郵送 | カードローン専用型 | 2週間 |
窓口 | どちらのカードでも | 最短即日 |
みずほ口座を持っている場合はWeb完結申込ができますが、キャッシュカード兼用型のみの受付となります。カードローン専用型のカードを新たに作るとなると、カード作成時間や郵送時間がかかるので時間がかかってしまう傾向があります。
みずほ口座を持っていない場合はさらにこれだけ時間がかかってしまいます。
口座開設方法 | カードの種類 | 融資までの時間 |
---|---|---|
窓口 | キャッシュカード兼用型 | 2週間 |
窓口 | カードローン専用型 | 3~4週間 |
インターネット | キャッシュカード兼用型 | 4週間 |
インターネット | カードローン専用型 | 1ヶ月以上 |
口座開設方法 | カードの種類 | 融資までの時間 |
---|---|---|
窓口 | キャッシュカード兼用型 | 最短即日 |
窓口 | カードローン専用型 | 最短即日 |
口座開設をインターネットで行うと、口座開設だけで2週間もかかってしまい、その上書類のやり取りも発生するため、融資まで1ヶ月前後とかなり時間が掛かってしまいます。
消費者金融なら、来店不要で即日融資が一般的。それと比べると、対応が遅くて使いづらいカードローンとも言えます。
口座を持っていない人は、申込の時点で窓口に行って手続きするのが一番早くて確実な方法です。
約定返済方法は口座振替のみ!返済期日は選べない
返済方法が口座引落しかない点も、みずほ銀行カードローンのデメリットです。
口座引落なら返済のし忘れがないので安心ですが、返したいタイミングで返済したい人には不便です。返済期日も毎月10日のみと、選択肢はありません。
お財布に余裕があるときの繰上げ返済(任意返済)は、ATMで行えます。またみずほ銀行のネットバンキング(みずほダイレクト)を利用していれば、ホームページや電話でも繰上げ返済が可能です。
みずほ銀行カードローンで手数料と返済額を節約する方法!
ここまで、みずほ銀行カードローンの基本情報や特徴について説明しました。最後に、みずほ銀行カードローンを賢く使う方法を確認しておきましょう。
次の3つのポイントについて解説します。
任意返済・全額返済で総返済額を減らす
カードローンは毎月の返済(約定返済)に加えて任意返済・全額返済することで、総返済額を減らすことができます。
指定されているより早いペースで返済でき、利息分を減らすことで総支払い額が安くなるんです。
みずほ銀行カードローンの返済方法や返済のポイントは「みずほ銀行カードローンの返済のコツ・注意点を解説」で解説しています。
当サイトがカードローンを利用したことがある人向けに行ったアンケートで「実際にお金を借りる前の心境と借りた後の心境を教えてください」質問をしたところ、次のような回答が見られました。
・数カ月経っても返済が進まないと感じた
・他の借金と合わせて返済プランを立てないといけないので大変
・毎月の返済に悩まされている
なかなか返済が終わらないのは、利息ばかり支払って、元金(借りた金額)が減らないのが原因です。
このような問題も、任意返済で多めに返済して元金を早く減らしていけば解決するはずですよ。
借り入れ・返済時は手数料に注意!
カードローン利用で余計な出費を抑えたいなら、ATMの利用手数料にも注意しましょう。
そんな気にする必要ないと思うんだけどなー。
でも、よく考えてみて。カードローンは契約期間中、限度額の範囲内なら、繰り返し借り入れ・返済できるでしょ。ATMの利用回数が多ければ多いほど、手数料の負担は大きくなるわ。
優良顧客になれば増額可能!限度額アップで金利を下げる
みずほ銀行カードローンの利用状況によっては、利用限度額を増額(増枠)できる可能性もあります。
増額には、次のようなメリットがあります。
- より多額の借り入れができる
- 金利が下がる可能性がある
「今の限度額では足りなくなりそう」「もっと金利を下げて、お得にカードローンを利用したい」という人は検討してみましょう。
みずほ銀行の増額については「みずほ銀行カードローンの増額審査のポイントや増額方法を解説!」を参考にしてください。
みずほ銀行カードローンで賢く低金利に借り入れしよう!
また限度額200万円以下で、みずほ銀行の通帳が手元にある場合やネットバンキングを利用している場合には、本人確認書類すら提出不要な点も、みずほ銀行ならではの利点です。
一方、みずほ銀行の口座がなければカードローンの契約ができないのは大きなデメリットです。口座開設にも数週間かかってしまうため、口座を持っていない場合には融資までかなりの時間がかかってしまうのも難点です。
低金利なみずほ銀行カードローンで賢く借入れするためにも、もし口座を持っていない場合は窓口で口座開設からカードローンの契約まで済ませてしまいましょう。来店するのは面倒ですが、一番早く融資が受けられますよ。