リボ払いを完済するためにできる4つのコツとは?返済が厳しいときに検討すべき債務整理も紹介

リボ払いを完済するためにできる4つのコツとは?返済が厳しいときに検討すべき債務整理も紹介

リボ払いは毎月の返済額が一定になるため、返済計画を立てやすく、頻繁に利用されている方も多いでしょう。

しかし、リボ払いは便利なサービスである反面「なかなか返済が終わらない」と悩んでいる方も多いです。

リボ払いは毎月の返済額が一定になるため「自分が何に、いくら利用したのか把握しづらい」といったデメリットもあります。

「気付かぬうちにリボ払い残高が膨れ上がっていた」ということも考えられるでしょう。リボ払いは、返済のコツを抑えなければ一向に元金が減りません。

そこで今回は「リボ払いの返済が厳しい」「リボ払いを確実に返済できるコツはないのか?」と疑問を持たれている方に向けて、下記のことをお伝えします。

  • リボ払いを確実に返済できるコツは4つ「毎月の返済額を増やす」「積極的に繰り上げ返済をする」「固定費のリボ払いを避ける」「低金利ローンへの借り換え」
  • リボ払いの返済を確実にしたいなら「債務整理」も検討する価値はある。しかし、デメリットもあるので、あくまでも「最終手段」として考えておくのが良い

この記事では、リボ払いを確実に返済するコツや、最終手段として検討すべき債務整理についてお伝えしています。リボ払いに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。

リボ払いを確実に返済できる4つのコツとは?

「リボ払いしている借金を確実に返済したい」と思っているのであれば、まず先に検討すべきことは下記の4つ。

  • 毎月の返済額を増やす
  • 積極的に繰り上げ返済をする
  • 固定費のリボ払いを避ける
  • 金利の低いカードローンへの借り換えを検討する

リボ払いは毎月の支払額が一定になるため、毎月の返済計画が立てやすいといったメリットがあります。

しかし、リボ払いの沼に入ってしまうと、なかなか抜け出せないのがデメリットです。

今「リボ払いの返済できるコツを知りたい」と思えたのであれば、積極的に上記のことを実行してください。

まずは、リボ払いを確実に返済するためのコツについて、お伝えします。

リボ払い返済のコツ①:毎月の返済額を増やす

リボ払いを確実に返済するためのコツ、1つ目は「毎月の返済額を増やすこと」です。今までの支払額が1万円だったのであれば1.5万円や2万円まで増やしてみましょう。

「生活に余裕がない」と思うのであれば、まずは生活スタイルの見直しが必要です。

リボ払いは、住宅ローンの支払等に利用される「元利均等返済型」と呼ばれる返済方法と同じです。

画像出典:三井住友銀行|返済方法の選び方

上記の画像を見ていただければわかるように、リボ払いを返済し始めた当初は「利息」が大半を占め、ほとんど元金に充当されていません。

たとえば、10万円の商品を年率15%のリボ払いで完済しようとしたときは、下記のような利息と元金の関係になります。

毎月約1万円(計算上、9,786円を一定)ずつ支払いをしたとき

返済月数 支払金額 元金充当額 利息 元金残高
1カ月目 9,786円 8,536円 1,250円 91,464円
2カ月目 9,786円 8,643円 1,143円 82,821円
3カ月目 9,786円 8,751円 1,035円 74,070円
4カ月目 9,786円 8,861円 925円 65,209円
5カ月目 9,786円 8,971円 815円 56,238円
6カ月目 9,786円 9,084円 702円 47,154円
7カ月目 9,786円 9,197円 589円 37,957円
8カ月目 9,786円 9,312円 474円 28,645円
9カ月目 9,786円 9,428円 358円 19,217円
10カ月目 9,786円 9,546円 240円 9,671円
11カ月目 9,791円 9,671円 120円 0円

10万円の借金をリボ払いで毎月1万円ずつ支払おうと思うと、11カ月もの期間が必要でるうえに支払い当初は利息が1,000円を超えます。

この状態が続けば「なかなかリボ払いの返済が終わらない」と感じてしまうことでしょう。

ただ、支払金額を増やしてあげられれば、元金充当額が増える分確実に早い完済を目指せるでしょう。また、支払う利息も安く済むため結果的にお得になることは間違いありません。

「リボ払いの返済方法は元金均等返済型であるため、毎月の支払額が一定になる反面、支払い当初は利息が高い」このことを理解しておけば、いかにしてリボ払いを返済すれば良いか、1つ目のコツが見えてくるのではないでしょうか。

リボ払い返済のコツ②:臨時収入があるときは繰り上げ返済をする

カード会社によってはリボ払いの繰り上げ返済も認めているので、余裕資金があるときは積極的に繰り上げ返済をしてください。

たとえば、会社からボーナスが入ったとか、思いがけない手当がついた、業績好調で臨時収入をもらったときなど。

繰り上げ返済をすることで、リボ払いの返済がうまくいく理由は①でお伝えしたことと同じです。

繰り上げ返済で確実に元金を減らすことで、返済期間の短縮が見込めるため確実にリボ払いの返済を目指せます。

ただし、繰り上げ返済をすることによって「毎月の支払額を軽減できる(返済額軽減型)方法」もありますが、こちらはおすすめしません。

毎月の返済額が軽減できる分、負担額が減るのは事実ですが、返済期間は短縮できず「リボ払いが終わらない」と感じてしまうことになるでしょう。

リボ払いを繰り上げ返済したときはかならず「毎月の支払額はそのままで、返済期間を短くする(返済期間短縮型)方法」を利用してください。これが、リボ払いを確実に返済するためのコツです。

リボ払い返済のコツ③:固定費のリボ払いは避ける

リボ払いを返済する3つ目のコツは「固定費のリボ払いは避けること」です。

至極当然のことですが、最近のクレジットカードの中には「リボ払い専用カード」が存在していたり、カード申込時に自動的にリボ払いになるような設定がされたりしていることもあるため注意が必要です。

たとえば、毎月の光熱費や携帯料金、保険料等の固定費をクレジットカードで支払えばポイントが貯まるのでお得です。しかし中には、リボ払い専用であることを気付かずにこれらの固定費を支払っている方もいます。

固定費は毎月決まった金額の支出となるはずですが、リボ払いの返済金額が固定費を下回っていると、一生リボ払いが終わりません。むしろ、いずれクレジットカードの利用限度額に達して、返済専用カードになってしまうでしょう。

今一度、リボ払い利用状況を確認したうえで、固定費をリボ払いで支払っているときは契約内容の変更をしてください。

リボ払い返済のコツ④:金利の低いカードローン等へ借り換えをする

リボ払いを返済する4つ目のコツは「低金利のカードローンへ借り換えをすること」です。

一般的なリボ払いの金利は「年率15%」程度でしょう。この金利を引き下げることができれば、毎月の支払額は一定のままで総返済金額を確実に減らし、リボ払いの完済も目指せるでしょう。

とくに「借り換え」を利用することで、借り換え先のローンは「返済専用」になります。

今まで返済しては利用を繰り返していた方にも、おすすめの返済方法と言えるでしょう。リボ払いを確実に返済したい。そう思うのであれば、借り換えをするのもひとつの手段となり得ます。

リボ払いの返済が難しいなら債務整理の検討が必要

「リボ払いの返済が厳しい」とか「リボ払い返済のコツを実行しても返済できる見込みがない」のであれば、思い切って債務整理してください。「債務整理」という言葉に否定的な方もいるかもしれませんが、借金を確実に減らすためには有効な手段となり得ます。

リボ払いを大幅に減額して借金の完済を目指したいのであれば、任意整理や個人再生を検討すれば良いです。リボ払いをすべて精算して、生活再建を目指したいのであれば自己破産をするのも良いでしょう。

「リボ払いの返済が厳しい」そう思ったままの状態で、現状を何も変えなければいずれかならず破綻します。早い段階で生活再建を目指せば、自分の生活にもゆとりがうまれるでしょう。

最後に、リボ払いの返済がどうしても難しい、返済のコツを実践しても完済できない。と、悩まれている方が検討すべき債務整理についてお伝えします。

債務整理をすれば借金総額が大幅に下がる

リボ払いを確実に返済するコツとして、債務整理も有効な手段です。債務整理には大きく分けて下記の3種類があります。

  • 将来の利息をカットする「任意整理」
  • 借金を大幅に減額できる「個人再生」
  • 借金を免責にして生活再建を目指す「自己破産」

(※)株式投資の失敗、ギャンブル、浪費などが原因の借金については、免責が認められないこともあります。また、著しい免責不許可事由がある場合には「一部」免責となります。

ご自身の状況に合わせてどの債務整理を検討すべきか考えてみると良いでしょう。

支払い能力があるなら「任意整理」がおすすめ

任意整理は将来の利息をカットして、残った元金を3年掛けて完済をするよう「債権者と交渉を行う債務整理手続き」です。

任意整理を検討されている方は、返済能力があることが絶対条件です。

万が一、返済能力がないまま任意整理交渉を行ってしまうと、交渉が決裂することもあるでしょう。

返済能力がない、収入が減ってリボ払いが払えない等の事情を抱えているのであれば、個人再生もしくは自己破産を検討してください。

リボ払い残高が100万円を超えているなら「個人再生」の検討が必要

リボ払いの残高が100万円を超えている、もしくは借金総額が100万円を超えていて継続的にまたは反復して収入を得る見込みがあり、総債務額が5000万円以下であれば個人再生を検討してください。

個人再生は、借金の総額を大幅に圧縮して原則3年で完済を目指す法的手続きです。

任意整理とは異なり、法的強制力を持った手続きであるため裁判所の決定を持って借金を減額できるでしょう。

ただし、リボ払い残高やその他借金を合計した金額が100万円を下回るときは、個人再生をする必要がありません。

個人再生では「最低弁済額」が定められていて、いかなる理由があろうと借金を100万円以下まで圧縮することができません。

参考:e-GOV|民事再生法(第231条)

支払い能力がないなら「自己破産」で生活再建を目指す

支払い能力がなく、リボ払いを含むすべての借金の返済が厳しいときは、自己破産を検討してください。自己破産は、あなた(債務者)が持つ一定以上の財産を処分する代わりに借金のすべてを0にする手続きです。

「リボ払いを返済するコツ」とは言えませんが、リボ払いの返済問題を解決する方法にはなり得るでしょう。

「とにかくリボ払いの返済が厳しい」「何をしても完済ができない」「完済できる見込みがない」など、首が回らない状態なのであれば、早急に解決を目指すべきです。

債務整理をするときは専門家への依頼がおすすめ

債務整理をするときはかならず、弁護士や司法書士などの専門家へ依頼されることをおすすめします。

債務整理手続きは非常に複雑で、素人の方が行おうとすれば甚大な労力を費やさなければいけなくなるでしょう。

また、専門家へ依頼するメリットとして下記のことも挙げられます。

  • 受任通知(又は「介入通知」「債務整理開始通知」) によって返済や取り立てが一時的(和解成立までの間)に止まる(※貸金業法第21条)
  • 借金を減額するための交渉力
  • 弁護士にしかできない手続きがある

参考:e-GOV|貸金業法(第21条)

とくに「受任通知(又は「介入通知」「債務整理開始通知」) によって返済や取り立てが一時的(和解成立までの間)に止まる」のは、最大のメリットと言えるでしょう。現状でリボ払いの返済が厳しいのであれば、まずは取り立てを止めることが大切です。

そのうえで、弁護士や司法書士と相談してどの債務整理手続きで借金を減額するか?を決定すれば良いです。「リボ払いの返済から解放される」たったこれだけのことでも、気持ちに余裕がうまれることは間違いないでしょう。

まとめ

今回は、リボ払いを確実に返済するためのコツについてお伝えしました。今回お伝えしたことをまとめると下記のとおりです。

  • リボ払いを確実に返済するコツは「返済額の増額」「繰り上げ返済」「固定費の支払いを避ける」「低金利ローンへの借り換え」の4つ
  • リボ払いの返済が厳しいときに検討する最終手段として、債務整理がある
  • 債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類があり、自分にあった債務整理手続きを行えば、返済負担を軽減できる
  • 債務整理を検討するときはかならず専門家へ依頼したほうが良い

リボ払いの返済が厳しいのは「リボ払いの沼」にハマってしまっているからです。抜け出すためには、とにかく現状を打破する解決策を見出す必要があるでしょう。

リボ払いを確実に返済するコツは「返済額の増額」「繰り上げ返済」「固定費の支払いを避ける」「低金利ローンへの借り換え」の4つであるとお伝えしました。

いずれかの方法を実行すれば、早期の問題解決ができるはずです。

上記を実行してもなお、借金の返済が厳しいのであれば、最終手段として債務整理を検討してください。債務整理は、信用情報に傷がついてしまうことでその後のローン契約等にも影響を与えます。

債務整理を行うメリットは大きいですが、あくまでも「最終手段のひとつ」と思っておいたほうが良いです。まずは、自分ができることから始めてみてはどうでしょうか。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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