リボ払いの減額って?返済するコツとやばいリボ地獄から抜け出す方法

           
             

リボ払いとは、クレジットカードを使用した際の、支払い方法の一種です。

「今月は使い過ぎた…」手持ちのお金が足りない、生活費が足りないといった場合に、リボ払いを選択すれば負担を軽減できるでしょう。一方で、その意味を理解しないまま利用し続けると、「いつまで経っても支払いが終わらない」というリスクもあります。

便利~!と使い過ぎる可能性があり、利用明細を見て初めて「使いすぎてしまった…ヤバイ」と感じる場合も。

特に怖いのが、「毎月ちゃんと返済しているから大丈夫!」という思い込みです。最近では請求明細などがWEB明細になっているカード会社も多いため、毎月ちゃんと明細を確認しないと、払っても払っても「元金がなかなか減っていない」という状況に気づきにくいのです。

一括払いや分割払いと比較すると、なんとなく曖昧でよくわからないリボ払い。その特徴や注意点、気づいたら多額のリボを抱えてしまった…となってしまう理由などを分かりやすく解説します。

また、各種クレジットカードの請求書に驚いた経験はありませんか?リボ払い以外にも、各種クレジットカードの請求額が払えない…となった際いったいどんな問題が生じるのでしょうか。延滞リスクやすぐに実践したい対処法まで、わかりやすくお伝えします。

使ったお金の総額が把握しづらいクレジットカードでは、「請求が来たけれど支払えない」というお悩みを抱える方も多いので必見です。

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リボ払いは毎月の支払額を一定にできる支払い方法

クレジットカードのリボ払いとは、「リボルビング払い」を略したもの。クレジットカードの利用金額にかかわらず、毎月一定金額を支払う方式です。

【一括払いの例】
4月1日  ドラッグストアで3,000円の買い物
4月5日  百貨店で20,000円の買い物
4月20日  レストランで7,000円分の食事

合計利用額30,000円を、「4月利用分」として5月の規定日に請求される。

【リボ払いの例】
4月1日  ドラッグストアで3,000円の買い物
4月5日  百貨店で20,000円の買い物
4月20日  レストランで7,000円分の食事

合計利用額30,000円を、あらかじめ設定しておいた一定額分ずつ返済していく。
※残高がゼロになるまで、支払いが続く。

リボ払いを利用するためには手数料を支払う必要があり、利用金額にプラスされて請求されます。手数料分まで全て支払い終わった段階で、リボ払いが完了します。

リボ払いの場合、利用可能枠の範囲内であれば、金額や回数にかかわらず利用が可能です。何度も繰り返し買い物しても、月々の支払いを一定にできる点が、リボ払いの大きな特徴となります。

「仕組みがわかりにくい」「手数料がかかる」など、ネガティブなイメージも強いリボ払いですが、欧米では一般的な支払手法です。その特徴をしっかりと理解した上で、上手に付き合っていきましょう。

分割払いとは考え方が異なる

リボ払いの仕組みがわかりにくい…と感じる理由として、「分割払いとの違いがよくわからないから」という意見も目立ちます。

リボ払いと分割払いの違いは、以下の通りです。

リボ払い 分割払い
月々の支払い金額 利用金額にかかわらず一定 利用金額によって変動
支払い回数 利用金額を支払い終わるまで 規定の回数を事前に設定
手数料 必要 2回までであれば不要
(3回以上は必要)

分割払いは、クレジットカードで決済するたびに、まず「回数」を指定します。利用金額を回数で割ることで、1回あたりの支払金額が決定する仕組みです。

リボ払いの場合は、まず「月々の支払金額」を指定。これによって、支払い回数が変動する仕組みとなっています。

分割払いであれば、「2回」までなら手数料無料で利用可能です。一方で、リボ払いの場合、たとえ「2回」で支払いが完了したとしても、手数料は発生。支払金額から、自分にとってメリットの大きい支払い方法を選択しましょう。

リボ払いの利用方式と返済方式

リボ払いを利用するタイミングは、以下の3つです。

  • クレジットカードを利用する前
  • クレジットカードで買い物をするとき
  • クレジットカードを利用した後

「クレジットカード=リボ払いで利用する」と決めている場合、事前に設定しておくのがおすすめです。全ての買い物が、自動でリボ払いへと登録されます。

また、クレジットカードの中には、リボ払い専用のものも。契約したカードがこちらのタイプであれば、わざわざ事前登録する必要はありません。

「普段は一括払いだが、状況によってはリボ払いを選択したい」という場合は、買い物をした際に、支払い方法をリボ払いに設定しましょう。レジの人に決済をしてもらう場合、「リボ払いで」と伝えればOKです。

「今月はカードを使いすぎてしまった…」という場合には、後からリボ払いに設定しましょう。買い物内容を指定して、支払い方法を変更できます。

リボ払いの2つの返済方式

月々の支払金額を一定にできるリボ払い。厳密にいうと、以下の2つの返済方式があります。

定額返済方式
利用金額がいくらになっても、毎月同じ金額だけを支払っていく方式です。利用金額が5万円のときも、100万円のときも、「支払いは月に3万円」と決めれば、毎月3万円ずつ返済していきます。
元利定額方式なら、3万円内に手数料が含まれ(手数料が多くなると元本が減りにくくなる)、元金定額方式なら、3万円に手数料をプラスして(手数料が多くなると月々の返済金額も増える)支払います。
残高スライド方式
同じリボ払いでも、こちらは残高によって毎月の支払い額が変動する仕組みを採用。支払い残高が少なければ月々の返済も少なく、一定金額を超えた段階で、スライド式に返済金額もアップします。

どちらの返済方式になるのかは、クレジットカードの規約によっても異なります。リボ払いを利用する際には、事前に規約を確認しておきましょう。

クレジットカードに備わっている機能の一つ「キャッシング」でもリボ払いを選べる!

キャッシングという言葉を耳にする機会は多いですが、具体的にどのような内容を指すのか、実はよくわかっていない…という方も多いのではないでしょうか。

キャッシングは、クレジットカードに付随している機能の一つです。

通常クレジットカードは、物やサービスを購入する際に、いったんその費用を、立て替えてもらうために使用します。しかしカードが使えない場面や、どうしても現金が必要な場面もあるでしょう。

このような場面において、「クレジットカードを使って現金を引き出すことができる」というのが、キャッシング機能の詳細となります。

飲み会費用の集金や、冠婚葬祭などで必要なお金は、「クレジットカードで支払う」ということが不可能ですが、キャッシングであれば、すぐに現金で対応できます。

クレジットカードのキャッシング機能であれば、財布の中に入っている手持ちのカードを使って、すぐに現金を引き出すことが可能です。

お金を借りるためにわざわざ面倒な手続きを踏まなくて良い点も、メリットと言えるでしょう。

借りたお金はその後返済する必要がありますが、その際にプラスされる金利こそが、最大のデメリットとなります。

クレジットカードのショッピング機能であれば、「翌月一括払い」を選択することで手数料はかかりません。

一方でキャッシングの場合は、どのような支払い方法を選択したとしても、金利手数料が課せられる仕組みとなっています。

お金を借りる方法もさまざまですが、キャッシングの金利は15.00%~18.00%と、比較的高めに設定されています。借りたお金以上に支払わなければならないという点を、しっかりと頭に入れておきましょう。

キャッシングは、いざという場面で便利に使える機能です。とはいえ初回利用の際には、「いったいどうすれば使えるの?」と疑問に抱いてしまうこともあるでしょう。

キャッシングを賢く活用するための、利用方法と返済方法に関する基礎知識をまとめます。

クレジットカードのキャッシング枠の確認を

クレジットカードのキャッシング機能を利用するためには、まずカードの契約内容をチェックする必要があります。カード契約時の内容によって、すでにキャッシング枠が設定されているケースもあれば、設定されていないケースもあります。

キャッシング枠の欄に「20万円」などと記載があれば、それがキャッシングで利用できる上限金額となります。

記載がない場合には、クレジットカード会社に連絡し、改めて審査を受ける必要があります。通過すれば、収入条件などに応じて、新たにキャッシング枠が追加されるでしょう。

キャッシング枠が設定されたカードがあれば、あとの利用方法は極めて簡単です。以下の手順で実践してみてください。

  1. 提携金融機関のATMやキャッシュディスペンサーに行く
  2. 「お引き出し」を選び、クレジットカードを入れる
  3. 事前に設定した暗証番号を入力する
  4. 「お借り入れ」を選び、さらに返済方法を指定する
  5. 金額を指定する
  6. 現金とクレジットカード、利用明細を受け取る

利用できるATMや暗証番号などの必要な情報さえ揃えておけば、銀行口座からATMでお金を下ろすのとほぼ同じ感覚で、利用することができます。

またクレジットカードによっては、ネット上のマイページや電話からキャッシング利用の申し込みを行うことで、指定口座へとお金を振り込んでくれるサービスも提供しています。

キャッシング利用の際に周囲の目が気になる場合には、こちらの方法のがおすすめです。

返済は「翌月一括払い」や「リボ払い」などに対応

キャッシングを利用する際に、併せて検討しなければならないのが、返済方法についてです。

キャッシングの場合、返済方法は主に以下の2つの種類から選択することになります。

  • 翌月一括払い
  • リボルビング払い

翌月一括払いは、当月に利用したキャッシング利用分を、翌月に一括で支払う方法です。一方リボ払いは、利用金額に関わらず事前に設定した支払い金額を、支払いが完了するまで払い続ける仕組みとなっています。

利用金額や収入状況などに応じて、自分にとって無理なく支払いができる方法を選ぶことが大切です。

もしも既にキャッシングを利用し、返済に困っていて専門家に相談しようか迷っているという方は、一度、自分の借金が減らせたりなしにすることができないかを、借金減額シミュレーターを使って調べてみましょう!

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リボ払いを選択するメリットは「利便性」

リボ払いを選択するメリットは、「支出を一定にすることで、月々の家計管理がしやすくなる」という点です。

毎月の収入はある程度決まっているもの。一方で、支出も常に一定とは限りません。突発的な支出があった場合でも、リボ払いなら無理なく支払いできるでしょう。

また「リボ払いにしておいて、余裕のあるときに繰り上げ返済する」ということも可能に。「いったん支払いを後回しにして、余裕のあるタイミングで対応する」ということができるのも、リボ払いの魅力と言えます。

繰り上げ返済した分はすべて元金に充当されるので、総返済額を減らし、返済期間を短くすることにつながります。

リボ払いを選択するデメリットは「手数料」と「使い過ぎ」

一方で、リボ払いにもデメリットはあります。中でも無視できないのが、「手数料」と「使い過ぎ」問題です。

リボ払いの手数料は実質年率15.0%

リボ払いの一般的な手数料は、実質年率15.0%です。この手数料率は、決して低いものではありません。

100,000円の買い物を、リボ払い(元金定額方式)で10,000円ずつ返済した場合、実質年率15.0%なら、手数料の総額は6,000円以上に。もちろん、利用金額が増えれば増えるほど、手数料負担も重くなります。

利用総額に気付かないまま使い過ぎに

特に定額返済方式の場合、クレジットカードの利用総額に気付きにくい可能性があります。どれだけ使っても毎月の返済負担は変わらないためです。

中でも元利定額方式の場合、リボ払いでで発生している手数料も見えにくい仕組みに。「毎月きちんと返済しているものの、実はそのほとんどが手数料支払いに消えていて、元本が減っていない」という状況もあり得るでしょう。

気づけば、ショッピングリボを利用しすぎて、請求総額がとんでもない額になってしまっていた!借金地獄に気づかないうちに陥ってしまった…という状況にもなりかねないのです。

もし、こんな金額もう自力では返せない…という額になってしまっているのなら、合法的に「借金を減らせる」「借金を免除してもらえる」借金減額措置もあります。こちらは後述します!

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リボが減額できるか確認!

リボ払いの支払いができない場合の対処法!債務整理の検討も視野に入れて!

リボ払いは借金と同じです。返済を滞納すると、いろいろなリスクが生じます。

カード会社からの連絡に対して真摯に対応しましょう。

クレジットカードの「クレジット」とは、「信用」を意味する言葉です。信用を失わないためには、カード会社と真摯にやり取りすることが大切です。

カード会社からの連絡を無視するのは辞めましょう。支払える場合も支払えない場合も、まずはカード会社の担当者とやり取りし、その後の流れについて相談してください。

規定日までに支払えないことが確定している場合、支払日前に相談することをおすすめします。支払い日を伸ばしてくれたりその月の返済額を減らしてくれたり、柔軟に対応してくれる場合があります。

最終的には、給与や財産を差し押さえられ、全ての返済が完了しない限りそれは続きます。こんなことになってしまっては大変です!

クレジットカード会社からの請求に対して支払いができず無視してしまった場合、どのような事態に発展するのでしょうか。

具体的な流れと時期は以下のとおりです。

延滞1日目~ クレジットカードが利用停止になる、遅延損害金が発生
延滞後数日~1週間程度 クレジットカード会社から支払い案内の連絡がくる(電話・ハガキ)
延滞後1週間~2週間程度 クレジットカード会社から督促状が届く(内容証明郵便)
延滞後1ヶ月程度 取り立てが厳しくなり、クレジットカードは強制的に解約される 残債の一括請求を受ける可能性もある
延滞後2ヶ月程度 個人信用情報機関に金融事故情報として登録される(個人信用情報に事故情報が記載=ブラック扱い)
延滞後3ヶ月程度 裁判や財産差し押さえ

請求額が支払えないまま問題を放置した場合、その期間に応じて徐々に状況は悪化していってしまいます。

クレジットカードが身近な存在になっている今、以下のような料金を「クレジットカード払い」に設定している方も多いことでしょう。

  • 電気代
  • 水道代
  • 携帯電話料金
  • 保険料

クレジットカードが使えなくなれば、当然これらの支払いもストップしてしまいます。カードだけではなく、その他の支払いについても「延滞→サービス提供停止」といった事態に陥る可能性もあるので、十分に注意してください。

クレジットカードの一時停止や強制解約に関するルールは、契約中のカード会社によって異なります。詳しい内容については、利用している会社の規約をチェックしてみましょう。

クレジットカードの請求額を支払えなければ、クレジットカードを使えなくなります。しかし、問題はそれだけではありません。クレジットカードを止められるのと同時に、以下のような問題が起きる可能性があるでしょう。

損害遅延金が発生する

クレジットカードの規約には、返済が滞った場合の遅延損害金についても明記されています。損害遅延金の利率は、法律によってその上限が決められています。

ショッピング利用 年14.6% 消費者契約法
キャッシング利用 年18.0% 利息制限法

具体的な金額が知りたい場合には、以下の計算式を活用してみてください。

遅延損害金=請求金額×遅延損害金年率÷365日(もしくは366日)×遅延日数

遅延損害金年率14.6%で、10万円を1ヶ月間(30日)滞納した場合の遅延損害金は、10万円×0.146÷365×30日=1,200円です。利用料金の10万円に1,200円がプラスされて請求されます。

損害遅延金は、滞納期間が長いほど増えていき、負担が大きくなっていきます。「大した金額ではないから」と油断するのは禁物です。

ブラックリストに掲載される

クレジットカードの請求を、2~3ヶ月無視した場合、その情報が個人信用情報機関に登録されます。いわゆるブラックリストと呼ばれる状態で、以下のような影響が出ます。

  • 別のクレジットカードの利用ができなくなる
  • 新たなクレジットカードの作成ができなくなる
  • 新たなローンを組めなくなる

ブラックリストに登録された情報は、約5年間消去されません。住宅ローンを組んだり、携帯電話やスマホ本体を分割払いで購入したりすることも難しくなってしまいます。

一度の遅延期間が2~3ヶ月未満でも、数か月連続で遅延が発生した場合には注意が必要です。ブラックリストに登録される可能性が高くなります。

利用金額の一括請求を受ける

クレジットカードでキャッシングやリボ払いを利用していた場合、1ヶ月分の請求金額が利用金額よりも少ないケースもあるでしょう。

請求を無視したり延滞状態が続いたりした場合は、利用金額の全てを一度に支払うよう、カード会社から求められる可能性があります。

財産を差し押さえられる

カード会社からの連絡を無視したり、請求に応じない状態が続いたりすれば、カード会社は法的手続きをスタートします。

裁判の結果、財産の差し押さえなど、法的措置が講じられるケースも少なくありません。

差し押さえでは、動産、不動産、債券などさまざまな財産が対象となります。特に債権である給料や預金は、債権者も差し押えしやすく、真っ先に差し押さえられやすいです。

社会的な信頼の失墜

カード利用者が請求に応じなければ、カード会社からの取り立ては徐々に厳しくなっていきます。

勤め先や自宅に、頻繁に連絡が来るようになれば、身近な人も「何かがおかしい」と気付くでしょう。社会的信頼を失うリスクについても、頭に入れておいてください。

でも、どんなに支払いが苦しくても、新たに借金をして返済するのはやめた方が良いです。瞬間的には返済できているように見えますが、より苦しい借金生活を送らなければならなくなってしまいます。多重債務に繋がりかねないため絶対NGです!

また、クレジットカードの現金化も規約違反ですので絶対にやめましょう。

インターネット上には、「クレジットカードの現金化」をうたうサービスが存在します。明確な法律違反ではないものの、カード会社は現金化を禁止しているので、見つかると強制解約させられるでしょう。

手っ取り早く現金を入手できる方法ですが、クレジットカード会社に知られれば、利用停止処分となります。別のトラブルに巻き込まれる可能性も高まりますので、利用しないようにしましょう。

「ついうっかり」による支払ミスも含め、クレジットカードの請求が払えない場合の対処法

クレジットカードの支払いの遅延は、ちょっとしたうっかりミスによっても生じがちです。

  • 指定の口座に現金を入れ忘れていた
  • 別の支払いを忘れていて、口座に現金が残っていなかった
  • 振込を忘れていた

悪気がない場合でも、遅延が発生した後の流れは、お金がなくて返済できないケースと同じです。クレジットカードを止められたり、財産を差し押さえられたりする可能性もあるので、十分に注意してください。

うっかりミスの場合の正しい対処法は、「できるだけ早くクレジットカード会社に状況を伝え、支払いを済ませる」ということです。
  • 再引き落とし日までに口座に現金を用意しておく
  • クレジットカード会社から届いた振り込み用紙を使ってお金を振り込む
  • 遅延に気付いたタイミングでカード会社に連絡し、指示を仰ぐ

数日~1週間ほどで対処できれば、大きな問題が発生することはありませんので、落ち着いて対処しましょう。また、同様のミスが発生しないよう、注意してください。

まずは、クレジットカード会社に支払えないという事実の連絡を入れましょう!

今までの利用実績によっては、支払期日の延長が認められる可能性もあります。誠実に支払いが難しい旨をクレジットカード会社の担当に伝えてみてください。

「支払えない」という事実を伝えるのは、勇気がいること。しかし、「なんとかして支払いたい」という誠意を見せることで、クレジットカード会社側が、支払い方法の変更に応じてくれる可能性があります。

また、今後の手続き方法について、アドバイスしてもらえる可能性も。相談してみて損はありません。

ボーナス払いや分割払いに変更できれば、今月分の支払い負担は少なくなるでしょう。リボ払いにすれば、支払額に関係なく、月々の支払い額を一定にできます。

ただリボ払いは、毎月支払っていることで、支払い総額の残金がどれほどなのかを確認しないと、いつの間にか「リボ地獄」に陥る危険性もあるので、注意しましょう。

分割払いやリボ払いに変更した結果、所定の手数料が加算される可能性があります。詳細の条件についても確認した上で、変更を検討してみてください。

支払い方法の変更できないか確認してみましょう

一括払いにしている場合は、分割払いやリボ払い、ボーナス一括払いなどに変更できるか確認してみてください。

ただし、手数料が上乗せされるので注意が必要です。特にリボ払いの手数料は高めに設定(年15%程度が一般的)されています。

支払いが長期化しやすく、手数料により支払い総額が大幅に増えてしまうデメリットが…。

お金を作ることも考えよう!手元にある物をお金に換えたり、副業で収入を増やそう

請求金額が数万円程度の場合、手元にある品物を現金化することで、支払いできる可能性があります。フリマアプリやリサイクルショップも上手に活用してみてください。

売買成立までに時間がかかる可能性もありますから、早めの行動を心掛けましょう。

また、できれば手放したくない!という物の場合は、質入れを検討することも選択肢にあります。(ただし、質入れに返済するお金を用意する必要があるので、そのお金を用意できるかどうかを検討してください)

また、物を売る以外にもスキル売ったり、副業で収入を増やすことも考えると良いですね。

カードの利用状況を改めて見直そう

手持ちのお金がなくても買い物できるクレジットカードは、便利なもの。しかし「請求額を支払えない」という状況に陥っている場合、使い方が不適当である可能性が高いです。

「たまたま入金のタイミングが悪かっただけ」と考えるのではなく、カードの使い方について、あらためて見直してみるのがおすすめです。

払えない、払えそうにないという状況は根本的な解決策を講じなければ同じことがこれからも起きてしまうと考えておく方がリスクヘッジできて良いのではないでしょうか。

専門家や公的機関へ相談してみて!

無料で借金相談できるところもあります!返済プランを教えてもらえたり、利用できる制度や、債務整理した方が良いなど最適なアドバイスをしてもらえます。

何より、悩みを聞いてもらうことで精神的に少し楽になれるはずです。

新型コロナの影響なら社協からの融資も視野に入れてみよう

クレジットカード請求額の支払いが難しい理由が、「新型コロナウイルスの影響による収入減」である場合、社会福祉協議会(社協)からお金を借りられる可能性があります。

緊急小口資金(特例貸付)
新型コロナウイルスの影響による休業等で収入が減少し、緊急かつ一時的な生活維持のためのお金が必要な世帯を対象に、20万円を上限に貸付を行う制度。無利子・保証人不要で利用でき、償還期限は2年以内。
総合支援資金(生活支援費)
新型コロナウイルスの影響で、収入の減少や失業等により生活が困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯を対象に、月15万円(単身世帯の場合)を上限に貸付を行う精度。無理し・保証人不要で利用でき、償還期限は10年以内。

利用できる可能性がある場合は、ぜひ検討してみてください。

借金を減らしたりなしにできる!債務整理で解決することも選択肢にいれてみて

任意整理個人再生自己破産といった手続きで、借金を整理(減額やゼロに)する方法です。

債務整理は、借金救済のための措置なので、詐欺や怪しいものではありません。

任意整理 裁判所を通さず、クレジットカード会社との交渉によって、
月々の返済負担を減らしたり、分割回数を増やしたりする制度
個人再生 裁判所を通してクレジットカード会社と交渉し、
負債を大幅に減らした上で、3~5年かけて返済する制度
自己破産 破産法に基づいて、裁判所に負債の返済義務を免除してもらう制度

クレジットカードの支払いに困っているときには、「借金が減る」「借金をチャラにできる」という特徴に、魅力を感じる方も多いことでしょう。

クレジットカードの支払いが困難…という時にまず考えたいのが「任意整理」です。手続きも比較的簡単で、裁判所への申立の必要もなく、周囲にもバレにくい方法です。

将来利息をカットできるため、毎月の返済額をそのまま元本返済に充てられます。支払総額を減額できるので、リボ払いで返済に困っているという方には特におすすめ。

ただし、債務整理にも様々な条件や、リスク、デメリットがあります。弁護士や司法書士など、専門家に相談しながら、個々の状況に合わせた方法を選択しましょう。

個人信用情報に記載され(ブラックリストに載る)、任意整理の完済後、5~10年は新たなローンを基本は利用できなくなり、新しいクレジットカードの発行もできません。スマホの分割購入もできなくなります。

こういったデメリット部分について、慎重に考えた上で検討をすることをおすすめします。

債務整理のメリット・デメリットについて詳しくはこちら。
アディーレ法律事務所 債務整理とは?メリット・デメリットや借金を減らす4種類の手続を紹介

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リボ払いと上手に付き合っていくための3つのコツ

デメリットもあるリボ払いだからこそ、上手に付き合っていくためには、コツがあります。3つのポイントを紹介するので、ぜひ頭に入れておいてください。

使った金額はその都度確認しよう

どれだけ利用しても、支払金額が一定のリボ払い。利用金額に対して、つい無意識になってしまいがちです。

リボ払いだからこそ、「自分が何にどれだけお金を使っているのか」を把握することが大切です。カード会社から利用明細が届いたら、その内容を確認しましょう。

手数料や残高など、あらゆる情報を総合的に考慮し、無理のない範囲での使用を心掛けてください。

余裕があるときに繰り上げ返済しよう

リボ払いで手数料をできるだけ少なくするためには、返済期間を短くすることが大切です。ボーナス時期など、余裕があるときには積極的に繰り上げ返済しましょう。

繰り上げ返済は、カード会社に連絡して行います。ネット上で気軽に手続きできる会社も増えているので、ぜひチェックしてみてください。

「1度リボ払いを設定したら、繰り上げ返済で残高がゼロになるまでは利用しない」など、自分なりのルールを設定しておくと安心です。

月々の支払い金額はできるだけ高めに設定しよう

リボ払いで失敗しないためには、月々の支払金額をできるだけ高めに設定しておくのがおすすめです。

月の支払いを10万円に設定しておけば、10万円までの利用金額を、翌月一括で清算可能です。リボ払いの手数料が発生する可能性もありますが、最小限で済ませられます。

クレジットカード会社の中には、リボ払いを選択する会員向けに、さまざまな特典を用意しているケースもあります。「特典のためにリボ払いにしたいが、デメリットが不安」という場合には、ぜひこちらのコツを実践してみてください。

リボ払いで困ったときは、リボ減額ができる可能性がある債務整理を!

リボ払いの返済期間が長くなると、以下のようなリスクがあります。

  • 手数料の支払い総額が増える
  • いつまで経っても返済が終わらない
  • 気付かない間に、返済不可能な状態に陥ってしまう

中でも大きな問題となるのが、3つ目のポイント。自分では「毎月支払っているから問題ない」と思っていても、「実は元本がほとんど減っていない」というケースもあります。

返済不可能なほど、利用金額が膨れ上がってしまった場合には、「債務整理」を検討しましょう。リボ払いでも、債務整理を利用することで、リボ減額についての可能性が見えてきます。

自分の借金がいくら減らせるのか?を簡単にチェックできる、借金減額診断を活用してみてください。

債務整理には、主に以下の3つの種類があります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

この中で、リボ払いと相性が良いのは「任意整理」です。任意整理とは、将来的に発生する利息をカットし、返済総額を圧縮する方法。手数料部分が圧縮できれば、確実に元本を減らし、無事に完済できる可能性も高くなるでしょう。

任意整理では、裁判所を通さずに、金融業者を選んで話し合うことが可能。ブラックリストへの登録は避けられませんが、生活への影響は少ないでしょう。

リボ払いが原因で債務整理について検討する場合、まずは専門家に相談してみましょう。借金問題に強い弁護士や司法書士が、相談に乗ってくれます。

支払い困難な場合にどの対処法を選ぶべきかは、個々の状況によって異なります。返済の目途が立たないにもかかわらず、一時的に借金をしても状況は好転しません。専門家への早めの相談も視野に入れつつ、冷静な判断を心掛けましょう。

債務整理の実績がある評判の良い、【借金相談におすすめの専門家】はこちらです。借金減額診断で借金が減る可能性も分かるので、そのまま借金相談するのもスムーズです!

  • アヴァンス法務事務所
  • 弁護士法人 響
  • 司法書士法人 渋谷法務総合事務所

リボ払いは仕組みを理解して賢く活用しよう

支出を一定に保ち、家計管理がしやすくなる一方で、リボ払いには「手数料」や「使い過ぎ」といったリスクもあります。

「いったいどういった特徴を持つ利用方法なのか?」という点を正しく理解した上で、安心・安全に活用することが大切!使い方を間違えると、いつの間にか借金地獄、リボ地獄に陥りかねません。

返せていないリボ払いの請求があるのに、また別の買い物をリボで…返しているけれど、毎月定額しか返せていない、元金がほとんど減っていないということに気づかなくなりがちです。

リボ払いを上手に使いこなすためには、利用状況を逐一確認することや、できるだけ素早く支払いをすることが重要。「今までやってこなかった…」という方も、まずは現状把握からスタートしましょう。遅すぎることはありません。

現状把握の結果、「すでに支払いが困難である」という場合は、リボ払いでの借金を減額、もしくはなしにできるかもしれない、「債務整理」を検討してみてください。まずは一度専門家に相談してみることで、不安を軽減できるはずです。

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