カードローンを返せないなら債務整理を検討すべき?今すぐ解決できる3つの方法を紹介

カードローンを返せないなら債務整理を検討すべき?今すぐ解決できる3つの方法を紹介

「急な出費で今月だけどうしてもカードローンの返済が厳しい」「仕事を退職してしまったからカードローンを返せない」など、予想外のことが起きて、カードローンの返済ができなくなってしまうことがあるでしょう。

もしもカードローンを返せない状況に陥ってしまったのであれば、今の状況に応じていくつかの解決方法があります。

たとえば、急な出費で数日先の給料日まで返せないのであれば「カードローン会社へ連絡」をすれば返済を待ってくれるでしょう。

カードローンの返済額が大きくなってきて返済が厳しくなってきたのであれば、おまとめローンを利用して借金を減額する。もしくは債務整理をして借金を減額すれば良いです。

カードローンが返せないからと言って、八方塞がり。何をしても無駄。などと思う必要はありません。早め早めに行動すれば、被害を最小に抑えられるでしょう。

今回は、カードローンが返せないと悩んでいる方に向けて下記のことをお伝えします。

  • カードローンが返せないときは「おまとめローン」「カードローン会社への連絡」「債務整理」のいずれかを検討すれば良い
  • カードローンが返せなくても、新たな借り入れや放置だけは絶対に避けるべき。今の状況を悪化させるだけ
  • カードローンが払えずに放置し続けていると、起こり得る最悪の事態について

カードローンが返せずに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

カードローンを返せないときに検討したい3つの解決方法

カードローンが返せずに悩んでいる方は「友達からお金を借りようかな?」「どうやってお金を工面しようか?」「新たなカードローンから借りて返済しようか」など、様々な可能性を考えながら、多大なストレスに悩まされているでしょう。

もしも今、どうしてもお金の工面が厳しくてカードローンを返せないのであれば、まずは下記の3つのことを検討してください。

  • 借金が複数あるならおまとめローンを利用して返済負担額を軽減させる
  • 数日~1週間程度以内に返せる見込みがあるならカードローン会社へ相談する
  • どうしてもカードローンを返せないのであれば、最終手段として債務整理を検討

カードローンを返せない理由によって、検討すべき手段は異なります。失業等によって返せないのであれば、その場しのぎの解決方法を検討しても意味がありません。

一方で、数日後にはかならず返せる予定があるのに、今すぐ債務整理を検討するのもおすすめできません。

まずは、カードローンを返せないときはどのように対処すれば良いのか?自分にはどのような方法が最適なのか?についてお伝えします。

解決方法①:借金が複数あるならおまとめローンで金利の引き下げ

複数の借金を抱えていて、カードローンの返済が厳しいのであれば「おまとめローン」がおすすめです。おまとめローンとは、今ある借金のすべてをひとつにまとめるために借り入れできるローンの1種類です。

現在、カードローンの他にもクレジットカード等の借金があるのであれば、おまとめローンを利用して返済先を1社に絞ってしまうのがおすすめです。

今、おまとめローンを利用すれば、おまとめローンの融資を受けた金融機関以外の返せないカードローンの返済はすべて終了します。

改めて翌月以降からおまとめローン融資をしてくれた銀行等への返済を行えば良いでしょう。

おまとめローンのメリット

  • 返済先を1社に絞れるため返済計画が立てやすい
  • 金利が下がって返済負担額が軽減される可能性が高い

複数社からの借金を抱えている人がカードローンを返せない一番の理由は「返済負担額が大きいから」ではないでしょうか。

「◯日にはカードの引き落としがあるからカードローンが返せない」「〇〇を先に返したらもうひとつのカードローンが返済できない」などの悩みを抱えている方も多いです。

これらの悩みは「借金を1社にまとめるだけ」で解決できる可能性は高いでしょう。

たとえば、カードローンA社・B社から年率18%で30万円ずつの借り入れしていたとしましょう。それぞれの最低返済額を借入金額の3%とすると、1社あたり9,000円/月の返済をしなければいけません。

2社からのカードローンであれば毎月18,000円の返済を続けていかなければいけません。さらに、毎月9,000円(1社)の返済を続けていけば完済までに47カ月間かかります。

【30万円の借金を年率18%で借り入れし、毎月9,000円返済したとき】

完済までの期間 総利息額 総返済額
47カ月 120,227円 420,227円

上記表は1社あたりの金額であるため、2社からの借り入れであれば2倍の利息等が発生します。

【2社の場合】

完済までの期間 総利息額 総返済額
47カ月 240,454円 840,454円

今だけではなく、長い目で見たときにカードローンの返済負担を減らしたいのであれば、おまとめローンの利用は必須でしょう。

【おまとめローン(13%で計算)で60万円借り換えし、47カ月で完済したとき】

毎月の支払負担額 総利息額 総返済額
約16,000円 168,826円 768,826円

上記表を見ていただければわかるように、おまとめローンを利用するだけで利息が軽減されるため、毎月の支払い負担額も軽減できます。

ただし、おまとめローンもローンの一種であるため、カードローンを返していない方や滞納している方は利用できない可能性があります。

おまとめローンを検討される際にはかならず「返せなくなる前」に申し込みをしましょう

解決方法②:カードローン会社へ電話をして支払えない旨を相談する

カードローン会社へ電話をして「カードローンを返せません」と伝えると、数日程度なら待ってもらえる可能性があります。

この解決方法を使う際には、大前提として「○月○日にかならず支払いができる」などの確証があるときのみです。

たとえば「給料日5日前だけど冠婚葬祭等で急な出費が…。このままじゃ明日のカードローン返済日に間に合わない」などのようなケース。

カードローン会社に相談すれば「いつならお支払いできますか?」などと聞いてくれることもあります。かならず、返済に遅れてしまう前に相談することが大切です。

解決方法③:最終手段で債務整理の検討を

どうしてもカードローンを返せないのであれば、債務整理で解決するのもひとつの解決方法です。債務整理には3つの種類があり、自分の状況に合わせて選択して手続きを進めることができます。

  • 将来の利息をカットして元金のみを3年程度で完済する「任意整理」
  • カードローン等の借金を返済総額の約8割程度カットでき、完済を目指す「個人再生」
  • 一定以上の財産を失う代わりに借金が免責(※)になる「自己破産」

(※)株式投資の失敗、ギャンブル、浪費などが原因の借金については、免責が認められないこともあります。また、著しい免責不許可事由がある場合には「一部」免責となります。現在、働いていて安定した収入がある方やカードローン残高が多くなってどうしても返せない方は、任意整理を検討されると良いでしょう。任意整理は、将来の利息をカットするにとどまり、他の債務整理と比較すると経済的メリットは少ないです。

しかし、カードローンのみを債務整理できたり住宅や車、その他財産を失わなかったりなどのメリットも多くあります。

カードローン等の借金を解決して早めに生活再建を目指したい方にもおすすめな手続きです。

カードローンが返済できなくても絶対に避けるべき2つのこととは?

カードローンを返せないときつい「新たな借り入れをして借金を返済する」とか「支払えないと言って返済をしない」などのことをやってしまう方がいます。

万が一、カードローンが返せなくてもこれらのことは絶対に避けるべきです。

  • 新たな借り入れをしてカードローンを返すのは絶対にNG
  • 支払えないからと言って放置すれば状況は悪化する

次に、カードローンが返せなくても避けるべきこと、避けるべき理由についてお伝えします。

避けるべきこと①:新たな借り入れ

カードローンが返せなくても、新たな借り入れをして返そうとすることだけは絶対に避けてください。とくに、今あるカードローンを返せない理由が「収入的な理由で返済できない」のであればなおさらです。

現状で返済ができないのに、新たに借金を増やしたところで返済をできるでしょうか。

ほとんどの方は「NO」と答えるはずです。

返済できるはずのない借金を抱えてしまえば、後にかならず返済に行き詰まり、また「カードローンが返せない」と嘆くことになるでしょう。

同じことを繰り返すだけなので絶対に避けるべきです。また、カードローン等借金が複数ある人は、借金総額が多い傾向にあります。

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画像引用元:JICC「各種統計データ」

上記画像は信用情報機関JICCのデータですが、ご覧のとおり借入件数が2社以上増えれば増えるほど残高が増えていることがわかるかと思います。借金を返すために安易に借金をすれば、瞬く間に借金は増えていくでしょう。

避けるべきこと②:「支払えないから」と言って放置

カードローンの返済日だけど「返せないものは返せない」「無い袖は振れない」などと言って、カードローンの返済を放置してしまう方も中にはいます。これだけは絶対に避けるべきです。

どうしても払えないのであれば、カードローン会社へ相談をしたり債務整理をしたりするなどの根本的な解決が必要です。

これらを怠ると、厳しい取り立てを受けたり、自分の給与や財産を差し押さえられたりするなどの不利益を受けることになるでしょう。

カードローンがどうしても返せない、どうすることもできない。と考えている方でも、八方塞がりな状況ではありません。

先にもお伝えしたように「カード会社への連絡」もしくは「債務整理」によって根本的な解決ができます。

かならず「逃げ道」が用意されているので、積極的に利用してみると良いでしょう。今このまま借金を放置し続けていれば、最悪の事態を招いてしまいます。今やるべきことは何か?をしっかりと考えて行動してください。

カードローンを返せないままだとどうなってしまう?

カードローンを返せないままだと、下記のような事態に陥るでしょう。

  • カードローンの利用停止・強制解約をされる
  • 残債を一括請求される
  • 遅延損害金が請求される
  • 信用情報にキズがつく
  • 強制執行が開始され、財産等が差し押さえられる

「カードローンを返せない」この事実を甘く見ていると、上記のような想像しただけでも恐ろしい事態に発展する恐れがあります。

とくに、今カードローンが返せないのに、一括請求されたら支払えるわけがありません。

支払いが遅れたことによって遅延損害金が発生すれば、今以上の借金を抱えることになって、とても支払えなくなるでしょう。

強制執行が開始されれば、会社や家族にもカードローンの事実や滞納していた事実がバレてしまいます。

多くの人は、当然「そのような事態になるのだけは避けたい」そう考えるでしょう。

避けたいのであれば、今やるべきことは「どうしても返せないなら債務整理を検討する」もしくは「数日後に返せる見込みがあるなら待ってもらう」いずれかの方法しかありません。

最後にカードローンが返せないままになると、起こり得る事態について詳しくお伝えします。自分の身に起きるかもしれない事態だと思い、今すべきことを考えるきっかけにしてください。

カードローンの利用停止・強制解約になる

カードローンは返済日が1日でも遅れると利用停止になる可能性が非常に高いです。

カードローン会社によっては、支払確認後に利用を再開させるところもありますが、数カ月単位で返済が滞ったり督促等にも一切反応を示したりしなければ強制解約されます。

強制解約されてしまうと、当然そのカードローンの利用はできなくなるでしょう。そのうえ、信用情報機関に「強制解約の事実」が掲載されます。

カードローンが強制解約になる理由は下記のとおりであり、その事実が掲載されればいわゆる「ブラックリスト入り」になってしまうでしょう。

  • 支払い遅延
  • 会員規約への違反
  • 途上与信(借りている期間内の中間審査)に問題があったとき

上記のとおり「余程のこと」がない限りは、カードローンが強制解約されることはありません。

つまり「信用情報に強制解約の事実が掲載される=余程のことをした人」と認定されてしまい、後のローン審査等に多大な影響をあたえます。

今後、「自動車ローン利用して車がほしい」「住宅ローンを組んで住宅を購入したい」「クレジットカードを作りたい」と思っても、情報が消えるまでの期間はほぼ100%不可能でしょう。

借金のすべてを一括請求される

カードローンを数カ月滞納しているといずれ「一括請求」がされます。これは、カードローン契約を締結するときに「期限の利益喪失約款」でだれもが説明を確認しているはずなので「知らなかった」では済まされません。

カードローンを契約している方は全員「期限の利益喪失約款」に同意しているため、一括請求がされたときは絶対に一括で支払わなければいけません。

大手消費者金融アコムでは、AC会員規約として下記のように記載しています。

第12条(期限の利益の喪失)
(2)ショッピング等の利用代金について支払期日に弁済金の支払を遅滞し、当社から20日以上の相当な期間を定めてその支払を書面で催告されたにもかかわらず、その期間内に支払わなかったとき。

引用元:アコム|AC会員規約

消費者金融アコムの場合は、20日以上の期間を定めて書面等で催告をしたにも関わらず、返済をしなかったときは一括請求ができると明記されています。

契約時にはしっかり確認せず、読み飛ばしている方も多いかと思いますが、自分が契約を締結しているカードローンの利用規約を今一度確認されてみると良いでしょう。

遅延損害金が発生する

返済期日までに借金の返済をしなければ、遅延損害金として最大20%の利率で遅延損害金が発生します。

消費者金融アコムで10万円の借金を5日間延滞したときは下記のような計算、遅延損害金が請求されます。

【計算方法】
残高×遅延損害金年率÷365日(うるう年は366日)×期限の利益の喪失日の翌日からの経過日数=遅延損害金
【例】カードローンで借入残高10万円、遅延損害金年率20.00%、期限の利益の喪失日の翌日から5日経過の場合10万円×0.200÷365日×5日=273円

引用元:アコム|返済を遅れてしまうとどうなるのですか?

上記の例では、カードローンでの借り入れが10万円と少額であり、延滞日数も5日間程度であるため「273円」で済んでいます。

借入金額が100万円を超えたり、延滞日数が数カ月単位になったりすれば、数千円~数万円単位の遅延損害金が発生する恐れもあります。

一括請求されたうえに遅延損害金まで請求されてしまえば、当然支払いが厳しくなるでしょう。万が一、返済を滞って上記のような事態になってもまだ、債務整理なら間に合います。

早め早めの行動が大切ですが、遅くなればなるほど選択できる債務整理の種類や解決方法が減っていきます。今何をするべきなのかをしっかり考えて行動するべきでしょう。

信用情報にキズがついてしまいしばらく新たな借金ができなくなる

金融機関等は、貸している相手の返済が滞るなどの事情があった場合、自分が会員となっている信用情報機関に情報提供を行う代わりに必要なときに信用情報機関から情報をもらえる仕組みとなっています。

3種の信用情報機関の間でも、定期的な情報交換がなされています。

信用情報に少しでも問題がある方は、今後のローン契約等に多大な影響をあたえることになるでしょう。

ちなみに、信用情報機関は全部で3種類あり各信用情報機関によって加盟している金融機関が異なります。

  • クレジットカード会社や信販会社が多く加盟している「CIC(株式会社シー・アイ・シー)」
  • 信販会社や消費者金融・カード会社・金融機関・保証会社・リース会社等が多く加盟している「JICC(日本信用情報機構)」
  • 銀行系が多く加盟している「KSC(全国銀行個人信用情報センター)」

いずれかひとつでも信用情報に問題があると、各種ローン契約等が難しくなります。自分が契約を締結しているカードローン会社がどこの信用情報機関に加盟しているかどうかは、下記から確認できます。

CIC加盟員検索はこちら
JICC加盟員検索はこちら
KSC加盟員検索はこちら

なお、カードローン会社等が、いずれかひとつのみに加盟しているとは限りません。ろうきんのようにCIC・JICC・KSCいずれの信用情報機関にも加盟している業者はたくさんあります。

最悪の場合、強制執行となり財産を差し押さえられる

カードローンの返済をせずに放置し続けていると、最終的には裁判所から書類(支払督促や訴状)が届きます。

裁判所からの書類も放置し続けていれば、最終的には強制執行され、あなたの持つ財産を差押えできるようになるでしょう。

「差押えがされるような財産はないから大丈夫」と思っている方もいるかもしれませんが、カードローン滞納による強制執行は「給与」も対象です。

給与が差し押さえられれば、会社や家族にも滞納がバレてしまうでしょう。今の生活が余計苦しくなる恐れもあるので、早め早めの対応が必要です。

ちなみに、裁判所からの書類(支払督促や訴状)が届いたり強制執行が開始されたりしても、債務整理をすれば取り立てや強制執行を止められます。

給与の差押えも止まるため、生活にあたえる影響も限定的で済むでしょう。

ただし、債務整理が取り立てや強制執行を止めることができるとは言っても、強制執行まで段階が進んだ後は「任意整理」では、強制執行を止めることはできません。

債務整理の種類 強制執行が開始されたとき 取り立てや強制執行
任意整理 できる(※) 止まらない
個人再生 できる 止まる
自己破産 できる 止まる

(※)法的には強制執行手続が開始した後でも、任意整理をすることは可能ですが、既に強制執行にまで手続を進めている債権者が任意整理に応じる可能性は限りなく低いと思われます。

1日でも早く生活再建を目指す方であれば、任意整理がもっともおすすめです。

しかし、最終段階である強制執行まで行ってしまえば、任意整理を選択肢として選ぶことが難しくなります。

債務整理の中で唯一法的手続きではない「任意整理」は、メリットの多い債務整理のひとつです。

可能な限り早めの対応をしなければ、最終的に任意整理を選択することが難しくなることについて、しっかり覚えておいてください。

まとめ

今回は、カードローンが返せないときはどうしたら良いのか、返せなかったらどうなってしまうのか?についてお伝えしました。今回お伝えしたことをまとめると下記のとおりです。

  • カードローンが返せないなら「おまとめローンを利用する」「カードローン会社へ連絡をして返済を待ってもらう」「債務整理を検討する」いずれかの手段で根本解決ができる
  • カードローンが返せなくても、新たな借り入れや放置だけは絶対に避ける。今以上に状況が悪化するので要注意
  • カードローンを返せないままでいると、信用情報にキズがついたり強制執行がされたりなど、たくさんの不利益を受けることになる

急な出費等でどうしてもカードローンの返済が厳しくなってしまうときもあるでしょう。

一時的に返せないだけなのであれば、カードローン会社へ連絡をすれば済む話です。

長期的に支払える見込みがないのであれば、おまとめローンや債務整理の検討も必要になってくるでしょう。

カードローンが返せないときに絶対にやってはいけないことが「放置」と「新たな借り入れ」とのことでした。誤って、放置したり新たな借り入れをしたりしてしまうと、今以上に状況が悪化します。

どうしてもカードローンの返済が厳しいのであれば、債務整理を検討すれば根本的に解決できるでしょう。本文でもお伝えしたように、対応が遅れれば遅れるほど債務整理の選択肢が減っていきます。

どのように借金問題を解決するのか。今自分が何をするべきなのか。今回お伝えしたことを参考に考え直してみてください。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※画像はイメージです