「東京ふたり応援会議」イベントレポート~長野県いなし出会いサポートセンターの事例~

結婚支援の課題を考えるため、都道府県や自治体、結婚支援事業に関わる人たちが毎年集まる「全国結婚支援セミナー」。

2019年は、東京都主催(共催)のもと「東京ふたり応援会議」と題して、11月10日(土)・11月11日(日)の2日間にわたって行われました。

本記事では、先進的な取り組みを行っている都道府県・自治体・団体の事例紹介を行います。

結婚登録者の個性を生かす『個人の魅力発見型イベント』

八幡善弘さん(いなし出会いサポートセンター)

「結婚相談所の登録者一人ひとりが主役になる」結婚支援のあり方

八幡さん:人口67,000人の長野県伊那市というところで、行政としてマッチング支援や結婚相談を行っている「いなし出会いサポートセンター」です。

本日は「結婚相談所の登録者の個性を生かす、登録者が主役になる」と題して、現場の事例をいくつかご紹介させていただきます。

結婚は新たな時代に突入していると考えております。恋愛の対象の多様化など、私ども職員も専門的な知識を持っていなければという部分があります。

私の場合は12年前にこの事業を立ち上げた後、早期退職をして大学に入り直し、心理学を学んで戻ってきました。その中で、登録者の個性を生かす結婚支援というので、うちのセンターでは「登録者が主役」という視点でイベントを行っています。

「イベントは誰のためにあるのか」「なぜ開催するのか」「イベント開催者は目的と意義を正しく理解すること」「出会いのためのイベントから、登録者が参加できるイベントを企画」といったポイントを大事にしています。いくつか事例をご紹介いたします。

事例①スコップ三味線演奏会(独演会):登録者の中に、スコップと栓抜きを使って津軽三味線のように演奏してみせる青森県の「スコップ三味線」のすばらしい演奏者がいた。いなし出会いサポートセンターのなかで独演会を開き、一躍時の人に。無事に結婚退会できた。

事例②ドローン飛行体験(操縦)とパワースポットのコラボ:日本三大パワースポット、ゼロ磁場で有名な分杭峠でドローンを飛ばす婚活イベントを開催。女性の方からも人気があったが、出会いよりもイベントに興味があって応募した人というのも多かった。

事例③夜の図書館ツアー:本好きの方が一人ひとり、好きな本のプレゼンを行うという催し。読書好きな人はおとなしい性格が多いのかと思っていたが、実際にプレゼンをすると熱く語る方ばかりだった。

このように、特技を持った人にイベントに出てもらい、参加者みんなで楽しく過ごしてもらう機会をつくるのが伊那市のイベントのやり方です。

私たちが取り組んでいる結婚支援というのは、日々刻刻と変化していますし、人ありきなので相手を思いやるという基礎だけは避けて通れません。

人間関係をつくることが今は少し不得意という若い世代も多い中、改めて相手を思いやる、寄り添うことが相談員にとっては一番大事なのかなというふうに私は考えています。

(取材:マイナビライフサポート編集部)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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