家庭菜園のハーブ栽培の方法!気をつけたい注意点
ハーブは害虫や病気にも比較的強く、ガーデニングや家庭菜園を始めて行う人にも育てやすい植物。今回はベランダでもトライしやすいハーブの種類や育て方、楽しみ方についてご紹介します。
ガーデニング・家庭菜園のスケジュール【ハーブ編】
お肉料理の風味付けにしたり、お茶やジャムにしたり、アロマの香りを楽しんだりと、いろんな楽しみ方があるハーブ。害虫や病気にも強く、成長スピードも速いので家庭菜園ビギナーにも比較的トライしやすい植物です。今回は、その中でも特に人気のハーブをピックアップし、育て方や楽しみ方についてご紹介していきます。
初心者におすすめのハーブの選び方は?
ハーブには、ワンシーズンのみで終わってしまう一年草と一度植えればその後何年か楽しめる多年草があります。初めてハーブ栽培を行う場合は、翌年から植え付けの手間がかからない「多年草」がダントツでおすすめです!
さらに、寒さや暑さに強いかどうかも、育てやすさを見定める重要ポイント。見分け方としては、苗を購入する際、ラベルに「耐寒性」「半耐寒性」「非耐寒性」などが記載してあるので、それをチェックするのが良いでしょう。
初心者におすすめのハーブとして人気のものは、耐寒性があるミントやレモンバーム、オレガノ、常緑のまま冬を越すことができる半耐寒性のローズマリーなどです。
【ハーブの種類別】収穫までの育て方
ローズマリー
芳醇な香りが特徴的で、肉料理や魚料理の香り付けにも重宝するローズマリー。料理の彩りにも使えるので、常備してあると便利ですよね。ローズマリーは一年を通して楽しむことができる植物であり、初心者にも育てやすいのがポイント。
植え付け時期
3月〜6月、9月下旬〜11月
(真冬・真夏をのぞけば、一年中植え付けが可能です)
育て方のポイント
ローズマリーは乾燥気味の環境を好むので、過剰な水やりには注意が必要です。水やりの目安ですが、表面の土が乾いてきたら行うようにしましょう。置き場所は日当たりがよく、風通しのいい場所を選んで。室内での栽培も、日当たりのいい場所であればOKです。ローズマリーは育つにつれて、わき芽がどんどん増えて株の内側が混み合ってくるので、剪定も兼ねて育ったら、どんどん収穫していくようにしましょう。
ミント
ハーブの代表格、ミント。清涼感ある爽やかな香りで、料理のアクセントとしてはもちろん、ハーブティーとしても楽しむことができますよね。ミントはとても丈夫な植物なので、初心者にも簡単に栽培することができますよ!
植え付け時期
冬の11月〜2月をのぞき、通年で植え付けが可能
育て方のポイント
ミントは寒さに強い丈夫な植物なので、日当たりが弱い半日陰な環境でも元気に育ってくれます。しかし乾燥には弱いので、土の表面に乾きが見えたらしっかり水やりを行いましょう。植え付け後、葉が成長してきたら収穫も兼ねて、定期的に剪定を行いましょう。そうすることで、蒸れを防ぐことができます。
バジル
ちぎることで風味と香りが広がり、料理の味をよりクオリティの高い物にしてくれるバジル。特にトマトソース作りには欠かせませんよね。葉も小ぶりでかわいいので、観葉植物としてもぴったりなハーブです。
植え付け時期
4月〜9月
育て方のポイント
バジルは特に乾燥に弱いので、土の表面が乾いたら水をたっぷりあげるようにしましょう。特に夏場は乾燥しやすいので、朝夕と1日2回、毎日行うのがポイントです。日光を当てることで香りも良くなるので、日当たりのいい場所で栽培するのがおすすめ。しかし、夏場の強すぎる日差しは逆に葉が固くなりすぎてしまう可能性もあります。夏場の日差しが強い時期は半日陰に移すなど、調整しながら栽培するようにしましょう。
ガーデニング・家庭菜園のポイント【ハーブ編】
ビギナーは「苗」から始めるのがオススメ
ハーブは種からでも栽培できますが、ビギナーは失敗も少なく収穫もすぐできる「苗」から始めるのがオススメです。ゴールデンウィークを迎える頃には、ホームセンターにたくさんのハーブの苗が並びますよ。ポット苗を買ってきたら、ひとまわり大きいプランターに植え替えましょう。
日当たりと風通しを良くするディスプレイを工夫
ハーブはベランダの半日陰状態でも十分元気に育つものが多いですが、より日当たりと風通しを良くするため、ラックや棚、ハンキングバスケット、ウッドフェンスなどを上手に使って立体的にディスプレイしてみましょう。そうすると見栄えもよくなりますし、効果的に日光をあてることができます。
収穫したハーブの楽しみ方とは?
収穫したハーブはそのまま料理に使ってもいいですが、ハーブティーにすると、よりその摘みたての香りをゆったり楽しむことができます。摘み取ったハーブを荒く包丁で刻み、ポットに適量のお湯を注いで蒸らしましょう。数種類ブレンドしてもいいですね。葉を日光に当てて乾燥させれば、長期保存も可能です。
また、オレンジやグレープフルーツなどのフルーツと一緒に生葉を水と一緒に漬け込んでおけば、トレンドの「デトックスウォーター」も作ることができちゃいます。
まとめ
料理にも紅茶にもアロマにも、いろんなアレンジ・バリエーションが楽しめるハーブ。初心者にも育てやすい植物ですので、ぜひベランダガーデニングにトライしてみてくださいね!