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2020年10月28日 18:55 更新

賃貸でもできるディアウォールDIYの5つの活用事例

壁を傷つけることなく棚などを設置できると、DIY通の間では定番アイテムでもある「ディアウォール」。今回は、そんなディアウォールの魅力を徹底解剖! 使いこなすには少し難易度が高めですが、ポイントを掴めば初心者でも使えるようになりますよ。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

ディアウォールって何?

Photo by Katy Belcher on Unsplash

DIY通の間では、よく見聞きする「ディアウォール」。けれど、DIY経験値がほとんどないビギナーさんにはあまり耳慣れない言葉ですよね。

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こちらが「ディアウォール」!

「ディアウォール」とは、天井と床に突っ張らせることで、壁に傷や穴をつけず木材を設置することができるアイテム。使用する木材は「ツーバイフォー」といって、どのホームセンターでも必ずと言っていいほど売られている規格の木材です。

本体の下部にバネが仕込まれていて、バネの働きで突っ張らせ、床下と天井にしっかりと固定できる仕組みになっています。

ディアウォールのメリット、ラブリコとの違いは?

ディアウォールのメリットは、なんといっても壁や天井に傷をつけず、柱を設置できること。ディアウォールを使って柱を設置することができれば、そこにビスを打つなどして、棚を設置することができます。賃貸の場合はもちろん、なかなか家の壁に穴をあけるのには抵抗があるので、DIYを楽しむ人の中では助かるアイテムとして重宝されているんです。

ちなみに、類似アイテムとして「ラブリコ」があります。ラブリコはこちら。

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使える木材もツーバイフォーと同じですが、ディアウォールがバネの力で突っ張らせるのに対し、ラビリコはバネとネジの力で突っ張らせるものという違いがあります。どちらも壁に傷をつけずに棚を作ることが可能。

ディアウォールの使い方

まず、ディアウォールと使用したい場所に合った、ツーバイフォーの木材を用意します。木材はディアウォールをはめ込むことも考えて、40mm〜45mmほど短くカットするようにしましょう。

木材の用意ができたら両端にディアウォールをセットして、天井上に押し上げるようにして垂直に立てていきます。ピタッと壁にハマったら設置完了です!

初心者でも簡単&おしゃれ! ディアウォールの活用方法

棚・本棚

Photo by Roman Mager on Unsplash

ディアウォールを使った基本のDIYといえば「棚」。アレンジもしやすく、本棚・収納棚と工夫次第でいろんなデザインへ変えることができます。まずは、そんな基本の「棚」作りからご紹介!

【必要な材料】

・ディアウォール
・ツーバイフォーの木材
・棚柱
・作りたい段数分の棚受け・棚板

【作り方】

1.まず、木材に棚柱を取り付けます。棚柱は、木材の中心に取り付けるようにしましょう。メジャーなどを使って、真ん中に印をつけてから取り付けると失敗しにくいですよ。棚柱をしっかり手で固定し、ネジで取り付けましょう。
2.棚柱を取り付けたら、次にディアウォールを取り付けます。
3.ディアウォールを立て、天井上から下に、垂直に押し上げるようにして入れ込みます。
4.柱がきれいに収まったら、棚柱に棚受けを取り付け、その上に棚板を重ねます。
5.欲しい段数分、棚板を置いたら完成!

キッチン

Photo by William on Unsplash

食器、食材、調味料、洗剤のストックと、とにかくキッチンはものが溢れやすいところ。しかし収納棚を置けるスペースはある程度決まっていますよね。そんなキッチンの収納をさらに増やしたい場合は、空間を活用して収納スペースを作るのもひとつの手!

例えばレンジ上、シンク上、キッチンコンロの横、冷蔵庫の上……など。キッチンにたくさんある"空きスペース"をうまく活用することができれば、収納スペースもぐっと広がります。

【必要な材料】

・ディアウォール
・ツーバイフォーの木材
・棚注
・棚受け・棚板
※今回はキッチンシンクの上を想定して、取り付け方をご紹介します

【作り方】

1.ツーバイフォーの木材に、棚柱を取り付ける。
2.キッチンシンクの上に、ディアウォールを取り付けた木材を突っ張らせる。
3.棚受けを設置し、棚板を乗せる。さらに棚板に、アイアンバーを取り付けるとアクセントになっておしゃれ!

基本的な取り付け方は、棚のときと同じ要領ですが、例えば棚の下側にアイアンバーを取り付けてグラスホルダーエリアを作ったり、ディアウォールを取り付けたツーバイフォーの木材に有孔ボードを打ち付けて、かける収納を作るといったように、さまざまなアレンジをしても楽しいですよ♪

Photo by Kari Shea on Unsplash

作業スペースに欠かせない机も、ディアウォールで作ってしまいましょう! 机は棚よりも奥行きが必要なので、ツーバイフォーは2本ずつ、合計4本使うのがオススメです。

少し間隔をあけて2本ずつ設置して棚受けを取り付け、テーブルとなる棚板を柱に取り付けます。テーブルの上に棚板をいくつか取り付ければ、収納も増やすことができますよ。

ハンガーラック

Photo by Shanna Camilleri on Unsplash

ディアウォールの間に突っ張り棒をつけ、そこに洋服をかけるだけ。耐荷重が気になるので100円ショップの突っ張り棒ではなく、頑丈なものを選ぶようにしましょう。

洋服をかける箇所の上に棚を取り付け、帽子や服飾雑貨、おしゃれな洋雑誌、小物などをおくと、まるでお店のような雰囲気に仕上がりますよ!

テレビ上の壁面収納

Photo by Mr. chen on Unsplash

リビングのデッドスペースのひとつといえば、テレビ台の上。市販のテレビ台だと収納部分が不満でうまく活用できていないな……なんて場合は、ディアウォールを使えば、収納力も申し分ないテレビ台を作ることができます。

【必要な材料】

・ディアウォール
・ツーバイフォーの木材 4本
・棚受け
・棚板

【作り方】

1.木材同士の間隔は等間隔に設置するのではなく、ひとつだけテレビの幅+αと広めに間隔をとるようにしましょう。
2.ディアウォールを木材に設置し、突っ張らせます。
3.木材ごとに棚受けを取り付け、棚板を置いていきます。
4.テレビやDVDレコーダー、その他収納したいものを置いて完成!

まとめ

アレンジ次第でプロ顔負けの本格的な家具が作れちゃうディアウォール。ビギナーさんには少々ハードルが高いかもしれないので、できれば旦那さんがお家にいるときに一緒にやるようにしましょう! また、一度棚受けを取り付けてしまうとやり直しが大変なので、家具を作る前は簡単なものでいいので、軽く設計図をつくることをおすすめします。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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