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2020年10月28日 18:51 更新

畳掃除の正しいやり方と2つの注意点!掃除のプロが伝授

日本人にとって馴染み深い畳。しかし、その正しい掃除方法を理解している人は少ないのではないでしょうか? 大掃除の時にしか畳掃除をしない、なんて人も多いはず。今回は、家事代行サービス・CaSyが実践する、日常のお掃除の中で簡単に畳掃除ができる方法をお届けします。

こんにちは。CaSyお掃除キャストのせきです!

お家の中でも、意外に正しい掃除方法がわからない場所といえば、実は畳のお部屋ではないでしょうか?

日本人にとって馴染み深い畳ですが、汚れてしまった場合の対処方法などを正確に理解している人は少ないものです。しかし、放っておくと、畳の隙間にホコリや花粉がどんどん溜まってしまいます。

そこで今回は、畳の正しいお掃除方法やトラブル時の対処法を紹介。掃除機やお掃除シートなど、普段家にある道具で簡単にお掃除することができるので、ぜひチェックしてください。

畳掃除の基本をチェック

畳掃除の手順は?

日常から手軽にできる畳掃除には、フローリングなどと同じく掃除機での掃除が効果的です。

ポイントは、畳の目にそってゆっくりと、掃除機をかけるということ。畳の目には、ダニやホコリが絡みついている傾向があるため、丁寧に掃除機をかけることが大切なのです。

ホコリをしっかりと吸い取ったら、水に濡らしていない雑巾で乾拭きしていきます。雑巾を湿らせない理由としては、水拭きしてしまうことで畳の表面を保護している白土が剥がれてしまう恐れがあるためです。フローリングなどに比べて水を吸収しやすい畳は、水を使わない乾拭きがおすすめ!

しっかりと掃除したい場合は?

畳に汚れがこびりついてしまった! という場合、どうしても掃除機だけでは取りきれないことが多いですよね。

そんなときは、弱アルカリ性の洗剤や5~10倍に薄めたお酢を使います。それを歯ブラシにつけて、汚れをかき出し、その後、固く絞った雑巾で洗剤の成分をしっかり拭き取ります。最後に乾拭きすることを忘れずに。

畳掃除をするときの注意点

湿気はNG! 頻繁に水拭きしない

本来、畳は吸湿性と放湿性に優れています。しかし、昨今の住宅は機密性が高く、畳の放湿がうまくいかないというデメリットも。そのため、頻繁に水拭きしてしまうことで、ダニやカビが発生しやすい状態になってしまいます。

畳の掃除はなるべく、掃除機やほうきでサッと行い、シートなどを使用する際にもウェットタイプのシートは避けるようにしましょう。水を使っての掃除をする場合、乾拭きと換気は必須です!

畳の「へり」を傷つけないように注意!

畳に掃除機をかける際、気をつけないと畳のへりを傷つけてしまうことも。掃除機をかける際はゆっくりと丁寧に、へりの部分まできたら一旦掃除機を止めるなどして、へりに掃除機がかからないようにすることで、へりの破損を防ぐことができます。あまり畳に押し付けながら掃除機をかけるのではなく、ちょっとだけ浮かせる感じでふんわりと掃除機をかけるとよりgood!

【ケース別】畳のトラブル対処法3つ

1.カビが生えた場合

畳にカビが生えてしまった場合は、消毒用アルコールを染み込ませた布でしっかりと拭き取りましょう。その後、カビを拭き取った部分をしっかりと掃除機で吸い取り、乾拭きをします。アルコールはできるだけ揮発性の高いものを使うと、湿気を畳に残すことなく掃除をすることができます。

また、5〜10倍に薄めた酢水で拭き掃除をすることでカビに対する抗菌、除菌効果があるので、最後に仕上げとして行っても良いでしょう。ただし、新しい畳は、酢水で変色を起こしてしまうことがあるので、畳を変えたばかりの際は酢水でのケアは避けてくださいね。

最近、なかなか見ない光景ではありますが、年に2回など定期的に畳干し(畳を床から取り外し乾燥させる)をすると、カビの発生を防ぐことができます。

2: 飲み物をこぼした場合

畳に飲み物やお醤油をこぼしてしまった……誰でも経験のあることですが、この場合も正しい対処が必要になります。

飲み物などをこぼしてしまった場合は、まずティッシュなどでしっかりと拭き取ります。この時、叩くようにして拭き取ることで、奥に入り込んだ水分も吸い取ることができます。

その後は、中性洗剤を含ませた布で拭き取り、水拭きでしっかりと洗剤の成分を取り切りましょう。もちろん、この後の乾拭きも忘れずに!

畳の目の奥に入り込んでしまった場合は、水拭きの前に中性洗剤をつけた歯ブラシで優しくこすり取ります。

小さな子どもがいる家庭などでは起こりがちなこのトラブル。畳を長持ちさせるためにもしっかりと正しい対処法を覚えておきましょう。

3: 油をこぼした場合

同じ液体でも、飲み物とは違って、油をこぼしてしまった場合は少々対処法が異なります。

まず、粉末の洗剤やクレンザーをこぼした箇所にかけて、液体をしっかり吸い取ります。

そのあとは、歯ブラシなどの小さなブラシで汚れをかき取り、掃除機をかけます。この際、掃除機の口は尖ったものに替えて吸い取ると、良いでしょう。

掃除機が終わったら、水分をしっかりと絞った雑巾で洗剤を拭き取り、乾拭きします。

この方法は、クレヨンなど油物の汚れの場合も使えますよ。

まとめ

身近なはずなのに、案外掃除方法を知らない畳。デリケートな材質ではあるけれど、日常のお掃除の中で行えるような手軽な方法でOKなのです。できるだけ長持ちさせるため、日頃のお掃除方法やトラブル時の対処方法をしっかりと理解して、畳と付き合っていきたいですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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