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2019年04月03日 17:15 更新

セスキ炭酸ソーダの簡単掃除術! 正しい使い方と使い分け方

「重曹」「クエン酸」「セスキ炭酸ソーダ」。掃除関連の特集を見ていると頻繁によく見聞きするこのアイテムたち。どれも自然派のアイテムでかつお掃除力が強いということは認識しているけれど、どの汚れに強くて違いはなんなのか、いまいちわからなかったりしますよね。そこで今回はこの3つのアイテムの違いや特徴についてまとめてみました!

セスキ炭酸ソーダ、どう使い分ける?

Lazy dummy

セスキ炭酸ソーダとクエン酸、重曹との違い

まず大きく違うのは性質。セスキ炭酸ソーダと重曹は「アルカリ性」ですが、クエン酸は「酸性」です。そして同じアルカリ性でも、セスキ炭酸ソーダのほうが、重曹よりもアルカリ性が強いため洗浄力が重曹よりも強く、油汚れや手垢、指紋汚れを落とすのに向いています。

しかし、洗浄力はセスキ炭酸ソーダより劣るものの、高い研磨効果を誇るのが重曹。鍋やフライパンの焦付き、グリルやコンロの焦付き汚れなどはセスキ炭酸ソーダより、研磨力が強い重曹を使うほうが良く落ちます。

クエン酸は「酸性」の性質を持つため、同じ酸性の油汚れを落とすのには不向きですが、アルカリ性の水垢やトイレのアンモニア臭などの対策に絶大な効果を発揮してくれます。油汚れはセスキ炭酸ソーダ、焦付き汚れは重曹、水垢はクエン酸と、汚れの状態を見極めて使い分けるのがおすすめです!

セスキ炭酸ソーダの汚れ落としパワー! 落とせない汚れは?

セスキ炭酸ソーダは重曹よりも水に溶けやすいため、掃除にも使いやすく高い効果を発揮します。効果がある汚れは先ほど紹介した通り、油汚れや手垢汚れ、指紋の汚れのほか、経血のような血液汚れなどにも効果があります。しかし、セスキ炭酸ソーダは汚れを削り落とす力が弱いため、焦げ付きなど、頑固化した汚れを落とすのは難しい。その場合は、研磨効果が強い重曹を合わせて使うことで、汚れを落とすことができます。

セスキ炭酸ソーダを使ってお掃除してみました!

実際に、セスキ炭酸ソーダを使って、お家の気になるところをお掃除してみました。セスキ炭酸ソーダは換気扇や壁紙などのお掃除にも使えますが、今回は油汚れの多い「キッチンコンロ」と、皮脂汚れの多い「浴槽」をお掃除します。

セスキ炭酸ソーダは100円ショップで購入

今回使ったのは100円ショップで購入した、セスキ炭酸ソーダスプレー。すでに水に溶けているタイプのものなので、そのままスプレーで吹きかけて使うことができて便利です。

【キッチンコンロ】スプレー&パックの拭き取り掃除で綺麗に!

今回は油でベタベタになったガスコンロの天板を綺麗にしたいので、五徳などは取り外して行いました。全体にまんべんなくセスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかけます。

スプレーを吹きかけたら、キッチンペーパーでパック! 油が浮き出てくるのを待ちます。

20分ほど放置したあと、ざっくり拭き取ってから、きれいなふきんで水拭きすると……こんなにきれいに! 掃除時間は合計で30分ほどでしたが、実際に手を動かしているのは5分程度なので、忙しい家事の合間にささっとできちゃいます。

【浴槽】毎日のお風呂掃除はセスキ炭酸ソーダでOK!

我が家ではお風呂掃除はバス用の泡立ちスプレーを使っていたのですが、セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れにも強いのでお風呂掃除に使えると聞いた時、「よっしゃ! これで洗剤がひとつ減る」と思いました(笑)。100円ショップで購入できるので節約にもなりますしね。

シャワーでざっくり浴槽を濡らし、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーします。

ブラシで擦ります。普通のスポンジでもいいですが、我が家は腰痛防止のため(笑)、柄が長いブラシを使っています。セスキ炭酸ソーダは浴槽だけでなく、壁のお掃除などにも使えますよ!

お掃除以外にも! セスキ炭酸ソーダの使い方

いろんなところのお掃除に使えるセスキ炭酸ソーダですが、実はお掃除以外にも使える便利アイテムなんです。洋服のシミなど、日常的に直面することも多いトラブルにも使えるので、使い方を知っていれば、いざというときも活用することができますよ。

洋服の汗ジミ

暑い季節に入ってくると気になってくるのが衣服の汗ジミ。特に白い服は目立ちやすいですし、できる限りきれいにしたいですよね。

そこで使えるのが、「皮脂汚れに強い」というセスキ炭酸ソーダの特徴を活かした家事テク。セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に、衣服を数時間つけ置きしてから洗ってみてください。割合は、お湯1リットルに対し、セスキ炭酸ソーダが小さじ2ほど。汗汚れのほか、食事のときに着いたシミや生理時に付着してしまった経血汚れにも効果的です。

食器のくもり取り

使っているうちにくもりや汚れが気になってくる、ナイフやフォークのカトラリー類やボウルなどステンレス製の食器たち。実はセスキ炭酸ソーダは、ステンレス製食器のくもり取りにも使えます!

鍋やバケツに、水3リットルに対し、セスキ炭酸ソーダ1の割合で入れて混ぜ、その中に食器類を入れましょう。火にかけ沸騰したら火傷しないように気をつけつつ、ブラシなどでこすれば、くもりもすっきりピカピカになりますよ!

まとめ

セスキ炭酸ソーダはドラッグストアはもちろんのこと、最近では100円ショップでも簡単に手に入ります。セスキ炭酸ソーダを毎回水に溶かすのが面倒な場合は、すでにスプレータイプのボトルに入ったセスキ炭酸ソーダ配合のスプレー水もあるので、ぜひ活用してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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