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2019年04月08日 12:04 更新

掃除用洗剤の種類と正しい選び方とは?

掃除用洗剤はどれも同じだと思っていませんか? 洗剤には種類があり、それぞれ得意な汚れも違います。ここでは、それぞれの洗剤がどのような汚れに対して、パワーを発揮してくれるのかを紹介。汚れとの相性を知って、効率的にお掃除をしましょう。

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掃除洗剤のキホンをチェック

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お掃除をサポートしてくれるのが洗剤です。洗剤の種類によって得意な汚れがあるため、汚れやお掃除場所によって、洗剤は使い分けるようにするのがポイント。まずは、お掃除用洗剤の基本から改めてチェックしていきましょう。

掃除用洗剤の種類

ここでは、3種類の洗剤について、それぞれ解説していきます。

アルカリ性洗剤

アルカリ性の性質を持っている洗剤のことを指します。アルカリ性洗剤は、油分と混じり合って汚れを落ちやすくする性質を持っているため、特にキッチンの油汚れに効果を発揮。その他にも、酸性の汚れである手垢に有効なので、蛇口などの水回りの掃除にもおすすめです。

酸性洗剤

酸性の性質を持っている洗剤のことを指します。アルカリ性の汚れを溶かして中和し、汚れを落としやすくします。pH(ペーハー)は酸性の数値を表しており、0に近いほど酸が強いため、洗浄力も強力に。軽い汚れには弱酸性、しつこい汚れには酸性洗剤を使用すると良いでしょう。酸性洗剤は、水垢や尿石に力を発揮します。

中性洗剤

酸性とアルカリ性の中間にあたる性質=中性を持つ洗剤のことを指します。中性洗剤の大きな特徴は、肌や掃除箇所のダメージを少なく、汚れを落とすことができること。そのため、アルカリ性や酸性と比べると、汚れを落とすパワーは弱いですが、ちょっとした汚れを落とすのには中性洗剤が役立ちます。

漂白剤は3種類ある

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お掃除用洗剤のひとつである漂白剤は、3種類あります。これらの違いを知っていると効率よくお掃除ができるので、ぜひチェックしておきましょう。

酸素系漂白剤

過酸化水素を使って汚れを落とすタイプ。酸素と汚れに反応をする漂白剤です。酸素系漂白剤の主な用途は、シミ抜き、漂白、除菌、消臭の4つです。塩素系の漂白剤と比べると洗浄力はあまり強くはないため、色や柄のある服にも使うことができます。また、消毒・殺菌効果もあるためシンクに水を溜めて酸素系漂白剤を入れて、つけ置きするという人も。漂白剤の中でも、一番使い勝手のよい洗剤といってもいいでしょう。

塩素系漂白剤

次亜塩素酸ナトリウムを主成分として汚れを落とすもの。塩素系は、とても強力な洗浄力・漂白力を持っているのが特徴です。そのため、塩素系漂白剤を使って洗濯をすると、染料を落としてしまい、白くしてしまう可能性も。使用には注意が必要です。

塩素系漂白剤も除菌ができるため、お風呂やトイレ掃除などに、効果をいかんなく発揮してくれる洗剤です。頑固な汚れは、塩素系漂白剤を用いるのがおすすめ。

還元系漂白剤

還元系漂白剤も酸素を使って汚れを落とすタイプ。ただし、酸素系漂白剤とは汚れに対する反応が違うため、別物だと考えてください。酸素系漂白剤は、酸素と結びつくことによって汚れにアプローチしますが、還元系漂白剤は酸素を奪って色素を破壊することで汚れを落とします。

塩素系や酸素系を使っても落ちなかった汚れは、還元系漂白剤を使うと落ちることがあります。塩素系漂白剤で色・柄モノの衣服を変色させてしまった場合には、還元系を使ってみましょう。また、サビがついた部分を白く元に戻す場合も、還元系漂白剤が活躍します。

掃除用洗剤を使うときの注意

塩素系漂白剤のボトルには、必ず「まぜるな危険」と書かれています。これは、塩素系と酸素系を混ぜると「塩素ガス」が発生するためです。塩素ガスとは、非常に強い毒性のあるガスのことで、特有の刺激臭を発生させ、呼吸器官や目、鼻腔を破壊してしまうほどの威力があります。長時間塩素ガスを使用すると、命の危険にもなるので、絶対にボトル表示の指示に従って使用してください。また、塩素系漂白剤は、食用のお酢やアルコール類と混ざった場合でも塩素ガスが発生する可能性があります。キッチンで使うときには、特に注意が必要です。

汚れと相性のよい専用洗剤を選ぼう

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なかなか落ちない汚れには、効率よく落とすために汚れの相性を考えて洗剤を選ぶことがポイントです。専用の洗剤で効率よくお掃除をしていきましょう。

油汚れの多いキッチンは?「マジックリン」

アルカリ性洗剤であるマジックリンは、油汚れにぴったり。コンロ周りや換気扇周辺は特に、油汚れがひどくなりがちなので、定期的にマジックリンでお掃除しておきたいところ。使い方はとても簡単で、お掃除したい部分に直接スプレーを噴射し、布やペーパーで拭き取ればキレイになります。ガンコな汚れには、5分ほど置いておきましょう。泡の力でしっかり汚れを浮かしてくれるので、掃除しやすくなりますよ。

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水回り専用の水垢洗剤が優秀! 「茂木和哉」

今SNSで大人気の洗剤が、この「茂木和哉(もてぎかずや)」です。もともとこの洗剤は、温泉の泉質による強力な水垢を落とすために開発されたもの。弱酸性洗剤で、アルカリ性の水垢をしっかり落とすことができます。また、特殊な研磨剤が使用されていて蛇口などの素材を傷つけずに掃除をすることができるのもポイント。界面活性剤は、不使用なので安心して使えますよ。

使い方は、スポンジに適量出して磨いていくだけ。力はいらず、軽く磨いて水洗いして水気を拭き取れば、ピカピカになります。水垢以外に、鏡に付着したウロコも取ることができると話題です。

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トイレの尿石にはコレ! 「サンポール」

酸の強力な洗浄力と除菌効果で、トイレの尿石をしっかりと落とします。特にガンコな汚れの場合は、便器内に洗剤をまんべんなくふりかけた後に、トイレットペーパーを貼ります。この上から再度サンポールをかけて3分ほど経ったら、ブラシでこすりましょう。洗剤が緑色をしているので、どこにかかっているかが分かり、効率よく掃除ができるのもポイント。

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ナチュラルお掃除派に安全な洗剤を

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あまり化学薬品を使った洗剤は使いたくない。なるべく体に害のない洗剤を選びたい。そういったナチュラル志向な人は近年急増しています。ナチュラル洗剤は、環境の負担を軽減した自然由来を素材としているため、肌の弱い方や小さいお子さまがいる家庭にもオススメです。ここでは、ナチュラル洗剤の種類について解説します。

重曹

重曹は食用としても使うことができるので、安全性がとても高く、キッチンのお掃除をするときにも安心して使用できます。研磨作用があるため、鍋のお掃除やシンク内のお掃除にもオススメ。消臭効果が高く、気になるニオイ対策をしたいときにも使えますよ。

酢(クエン酸)

酸性成分をもつ酢(クエン酸)は、水垢汚れに効果を発揮してくれます。また、クエン酸は殺菌効果もあるため、汚れを落とすだけではなく、消臭や除菌効果もあり! トイレやキッチン周りにも、クエン酸スプレーを常備しておくとよさそう。

セスキ炭酸ソーダ

重曹と炭酸ナトリウムをおおよそ5:5の割合で配合したものが「セスキ炭酸ソーダ」です。重曹よりもアルカリ性が強いので、油汚れのお掃除に向いています。また、汗や血液といったタンパク汚れにもパワーを発揮。お洗濯をするときにも、セスキ炭酸ソーダは使えますよ。

まとめ

お掃除の洗剤成分を知ることで、どの汚れに対して、どのような洗剤を使うべきかわかるようになります。洗剤を上手に使えば、汚れをスルッと落とすことができ、掃除の時間も短縮できますね。酸性・アルカリ性・中性、最低限の洗剤を常備しておくとよいでしょう。

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