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2019年04月08日 12:06 更新

キッチンの掃除スポットBEST5! 便利な2つのお掃除アイテム

毎日立つキッチン、できればいつも清潔にしていたいですよね。でも油汚れや水垢、コゲなど面倒な汚れが多く、ついつい掃除を後回しにしたくなる場所でもあります。特に、梅雨や夏の時期にはニオイも気になるところ。今回はキッチンで汚れやすいと言われるスポットのお掃除方法とアイテムについてご紹介します。

こんにちは、ライフオーガナイザー®︎の松谷麻子です。
 
キッチンの汚れ、というとどんなものを思い浮かべますか?

我が家の場合、子どもたちが好きな揚げ物をよくしますが、換気扇や換気フードがすぐ汚れますし、とにかく油はねのお掃除が大変。そして、排水口のヌメリなどでしょうか。

キッチン汚れと一口に言っても、種類も性質も掃除の方法も違うので、世間にはさまざまな◯◯専用洗剤というのも出ていますよね。

でも今回は、そんな専用洗剤を買わずに、キッチンで汚れやすいと言われる5つのスポットをお掃除する方法と、使用アイテムについてご紹介いたします!

「キッチン掃除をしてもなかなかキレイにならない」「掃除しなきゃと常々気になっていてもなかなかやれない」……そんな方でも気軽にでき、かつキレイになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キッチン掃除、こまめにするべき理由は?

Photo by Mikael Cho on Unsplash

お子様やご家族の口に入る食事を作るわけですから、できればキッチンはいつも清潔にしておきたいですよね。でも毎日育児や仕事で忙しくて、後片付けで食器を洗って作業台を拭く、くらいで終わってしまうことも少なくないと思います。

キッチンは料理をすると、いろんなところが汚れてしまうんですよね。そして汚れは付いたらすぐに掃除をすると簡単に取れますが、時間を置いてしまうと取れにくいものも。特に、油汚れなどは取れにくくなっていく一方です。

そのため、汚れたら頑固な汚れになる前に「こまめに掃除する」ことが大切です。なので、定期的に掃除するタイミングを決めておくとよいですね。

清潔なキッチンは、料理のモチベーションにもつながります。ぜひ汚れを早めに退治して、キレイなキッチンを維持しましょう。

キッチンお掃除の最強アイテム2選

水まわりの水垢やコンロ周りの油汚れなど、いろんな汚れが混じっているキッチン。それぞれにあった洗剤を用意しないといけないと思われがちですが、実はある万能アイテムがあれば大丈夫なんです。

それは「重曹」と「クエン酸」。

ナチュラルクリーニングの代表選手でもある重曹とクエン酸は安全で、小さい子どもやペットがいても安心して使えます。重曹もクエン酸も、キッチン以外の汚れにも使える万能アイテムですので、セットで用意しておくといいですよ。

なお、お手入れの時は、必ずゴム手袋を着用してくださいね。

重曹

重曹は弱アルカリ性ですので、酸性の油汚れを中和して落とすことができます。また消臭効果も高いので、生ごみなどの臭い消しにも効果的。粒子が細かく水に溶けにくい性質なので、その性質を生かして研磨剤として使うこともできます。

クエン酸と反応すると発泡しますので、その泡の力で汚れを浮かし、頑固な汚れを落としやすくすることもできますよ!

クエン酸

クエン酸は、柑橘類の果物や梅干しなどの食品に多く含まれる酸性の成分です。アルカリ性の汚れである水垢に効果的で、蛇口などをキレイにすることができます。(※ただしメーカーによってはメッキが腐食してしまうことがあるので、お使いのメーカーのものをご確認くださいね)

また、細菌の増殖を抑える殺菌効果もあるため、汚れを落としながら消臭や除菌をすることもできます。

【スポット別】キッチンの掃除の進め方

Photo by Daria Shevtsova on Unsplash

キッチン汚れは先述したように、いろいろな汚れの種類があります。その日についたと思われるすぐに落ちるものもあれば、しばらく放置してしまったためになかなか落ちない頑固なものも。

「今日はキッチンの掃除をやるぞ!」と決めたなら、まずは落ちにくい汚れを落としやすい状態にしてあげましょう。

(1)換気扇

換気扇は見えないので掃除を忘れがち。だからこそ、定期的に掃除をすることを心がけたいところです。長い間放置してしまうと、油汚れが換気扇やフードにたっぷりこびりついてしまいます。その状態を見たら……おそらく自力で掃除する気が失せることでしょう(苦笑)。しかも、汚れがこびりついた換気扇は、まわしても換気が十分にできていない恐れも。

定期的なお手入れとしては、換気扇フードカバーの交換。それぞれの形に合ったものが売られていますので、ぜひ活用して、月一回など意識してカバーを変えるだけでも、換気扇自体の汚れを防ぐことができます。

さらに3カ月に一回は、しっかりと全てのパーツを洗ってお手入れをすると、大きな汚れがつく前に予防することができます。

それぞれのパーツは、洗えるものは中性洗剤を使い、ぬるま湯で洗います。

ただ、あまりにもひどい油汚れがある場合には、「重曹」を溶かしたぬるま湯にしばらくつけておくと、油汚れが柔らかくなって汚れを落としやすくなりますよ。

・シロッコファンのお掃除方法

最近の換気扇は、このような形のシロッコファンもよく見かけますね。

こちらはパーツの隙間が細くとても洗いづらいので、ぜひ油汚れがつく前にキレイにすることをオススメします。

換気扇のパーツの中でも、特に洗いにくいと敬遠されがちですが、定期的なお手入れとして簡単にできる方法があります。

それは、スーパーのレジ袋にシロッコファンを入れて、中性洗剤と少しぬるま湯を入れてシャカシャカと泡立てる方法。泡が手の届きにくいところに入り込み、キレイになります。

月一の頻度で変えると決めておくと、換気扇のレンジフードカバーも油でギトギトになる前に交換ができます。

(2)キッチンの壁

キッチンの壁は、油はねや油膜などで意外と汚れています。べたっと曇ってきていたら、油膜が全体についている証拠。そうなってしまった場合のお掃除方法をご紹介しますね。

まずは、重曹水(水100mlに対して重曹小さじ1程度の割合で溶かしたもの)をキッチンタオルに浸して、壁に貼ります。

このキッチンタオルを、気になる箇所全体にはりつけます。

そのまま10〜20分ほど放置してから、キッチンタオルをはがすのですが、その時にキッチンタオルを雑巾がわりにして汚れを取り除くように拭きあげます。

壁には、まだ重曹の成分が残っていますので、水拭きした後、さらにクエン酸水スプレーをさっとかけてから拭きします。クエン酸が重曹と中和して重曹が除去されるだけではなく、拭き残していた汚れなどもキレイに取り除くことができます。

(3)コンロ周り

コンロ周りはすぐに汚れますし、コゲつきも気になりますよね。

まずは、日々の簡単なお手入れとして、調理後まだコンロが温かい状態のときにサッと拭く習慣をつけましょう。温まっている状態ですと汚れはゆるく、洗剤も力も入らずに拭き取ることができ、キレイなキッチンを維持することができます。

コンロの五徳も毎日外して洗う習慣をつけると、油汚れがへばりつくこともなくなりますよ。

それでもバーナーの近くのコゲなどは簡単には取れないことも。そういう場合には、重曹を使ってキレイにすることができます。

今回は、我が家も結構汚れていたので、お恥ずかしながらそのビフォーアフターを紹介します。

まずは、キッチンの壁掃除の時に使った重曹水キッチンタオルを活用します。重曹水キッチンタオルでコンロのこげを包み込むようにして湿布し……。

20分ほど放置しておくと、まず油が固まっていたものがゆるくなって取れやすくなりますので、キッチンタオルでしっかりと拭います。

それだけでキレイになる場合もありますが、今回は頑固なこげが残ってしまいました。

その場合には、クレンザーをサランラップにつけて磨くとキレイに取れることがあります。クレンザーは、ガラストップなどを痛める場合がありますので、素材をご確認の上ご使用くださいね。

どうでしょうか? ここまでキレイになりました。

(4)シンク

シンクは、日々食器を洗った時に一緒に洗うという習慣があれば、大掃除は基本いらない場所です。
例えば、気付いた時にすぐ洗えるようにシンク用のスポンジも用意しておくなど、続けやすい方法を見つけてみましょう。油汚れや汁垂れなどが固まっていることも多いですが、おそらく他の場所よりは油汚れはひどくないはず。

それより気にしたいのが水垢! 水垢でシンクが曇っていませんか? 頑固な水垢には「クエン酸」が効果的です。

水垢汚れは「重曹水キッチンタオル」と同じように、「クエン酸水キッチンタオル」で湿布するのもオススメです。ただし、クエン酸濃度によっては、メッキをダメにしてしまうこともありますので、やりすぎには十分ご注意くださいね。


簡単なお手入れとしては、シンクを丸ごと中性洗剤で洗う時に、泡立てたスポンジにパラパラとクエン酸を振りかけ。そして、そのスポンジで優しくシンクを洗う方法です。

こんなふうにして洗います!
曇りも取れてすっきりしたシンクになりました。
カランもクエン酸で掃除して水垢を取れば、輝きも取り戻してとってもキレイ!

(5)排水溝

気づくとなんだか排水溝から変な臭いが……そんなこと、ありませんか?

キッチンから流れた生ごみなどの汚れが配管の中にとどまって、臭いの原因になっていることがあります。こういう汚れは、「重曹」と「クエン酸」のダブル使いでしっかりと汚れを撃退しましょう。

まず少し多めの重曹を排水溝に振り入れます。(この時は1/2カップほど入れていると思います)

そこに、ぬるま湯500mlにクエン酸を大さじ1ほど溶かしたものを流し入れます。すると、ぶくぶくと泡が発生。その泡が、配管の中で汚れを浮かしてくれます。

そのあと、10〜30分ほど置いてから、再度水を流しましょう。

少し粘度の高いカレーやシチューなどを作った時は、特に気をつけてこの方法で掃除しています。とても簡単なので、ぜひ食後のお茶タイムにお湯を沸かした時などに一緒にやりましょう。

まとめ

今回はキッチン5カ所を、重曹とクエン酸でキレイにしてみました!

重曹とクエン酸は強いニオイもなく、とても安心できる成分ですので、積極的に使いたいですよね。油などの酸性の汚れには重曹、水垢などアルカリ性の汚れにはクエン酸を使ってキレイにしてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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