ベランダ掃除の注意点と正しい手順3つ
雨や風にさらされるベランダはすぐに汚れがちな場所です。あまりお掃除をしていない場合は、汚れが溜まりお掃除が大変になることも。ベランダ掃除の注意点をしっかりと確認して、日頃からこまめにキレイにしておくと気持ちよくベランダを使えますよ。
ベランダ掃除を始める前に
ベランダは洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しむ場所として使われているほか、最近ではバーベキューなどをして家族や友人と団欒の時間を過ごすリラックススペースとして使われることも多くなっています。そんなベランダは、常に外気にさらされているためホコリや汚れ、鳥のフンなどですぐに汚れてしまいがち。
まずは、ベランダ掃除に取り掛かる前に、掃除するときの注意点をチェックしておきましょう。
ベランダ掃除の注意点
ベランダは、自己流で思うがままに使ったり掃除をしたりするとご近所トラブルに発展しかねない場所です。マンションなどでは、ベランダは「共用部分」となるため規定に禁止事項があるかどうかをチェックしてください。
たいていのマンションや集合住宅では、「多量の水を流すことは禁止」となっています。これは漏水の危険があるため。高圧洗浄機の使用も禁止されていることが多いようです。洗浄機は、騒音トラブルに繋がる可能性もあるため、使用しないようにしましょう。
また、自分の部屋の前後左右の部屋でベランダに洗濯物や布団が干されていないか、必ず確認を。掃き掃除をしただけでも周囲の部屋にホコリが舞い上がるため、注意が必要です。掃き掃除をするときは、風のある日は避けて湿度の高い曇り空や小雨のときに行うと、ホコリが舞い上がりにくいためオススメです。
エアコンの室外機をしっかりお掃除する場合はプロに依頼を
室外機をベランダなどの屋外に設置している場合、風や雨、砂などにさらされるため汚れやすく、フィン部分が目詰まりを起こす場合もあります。この状態になると、エネルギーが効率よく供給できなくなり、無駄な電力消費がかかることで電気代が高くなるほか、寿命が短くなる恐れも。
汚れがひどい場合は、室外機のパーツを取り外して、業務用の洗剤を使い高圧洗浄機で汚れを落としていく必要があるため、プロでないとお掃除できない部分になります。室外機をしっかりと掃除したい場合は、プロのクリーニング業者に依頼をしましょう。
自分でできるお掃除方法は、室外機外側のホコリや落ち葉などを取り除く、歯ブラシを使って網目部分の汚れを落とすなど。無理をすると故障の原因にもなるため注意してください。
ベランダ掃除に必要な道具を用意
ベランダ掃除をする際は、お掃除グッズを用意しておくと何度も家の中に出入りせず効率よく掃除が進められます。以下のような掃除道具を用意しておくといいでしょう。
・ほうき、ちりとり
・バケツ(水拭き用)
・新聞紙、ペーパータオル
・デッキブラシ
・住居用洗剤
※重曹やクエン酸などナチュラルクリーニングのものだと、なお◎
・ゴム手袋
・マスク
いざ! ベランダ掃除を始めよう
お掃除グッズを用意したら、早速お掃除をしましょう。ここでは、効率よくベランダ掃除をする手順をチェック。時間をかけずに、きれいに仕上がる掃除方法を紹介します。
ベランダ掃除の正しい手順
1.砂埃を取り除く
砂埃や髪の毛など細かい汚れは、濡らした新聞紙やペーパータオルを床にまいてからほうきで掃いて集めます。こうすることで、ホコリが舞い上がることなく新聞紙がゴミを集めてくれるので、とても効率よくお掃除ができます。
2.床面にこびりついた汚れを落とす
鳥のフンや排ガスなどの汚れは床面にこびりつき、掃き掃除だけでは落とせないことが多いです。そのため、洗剤を用いて汚れを落としましょう。
住居用洗剤と水を1:4になるように作ります。洗剤は少量ずつ使って、ブラシでごしごしこすりましょう。隙間掃除には100円ショップでも購入できる「ペットボトルブラシ」などがオススメ。簡単に床掃除ができますよ。
汚れが落ちたら、洗い流しましょう。ただし、マンションなどは水で流さずに濡らした雑巾などで拭き取るようにしてください。
3.排水口周りの泥汚れを除去する
排水口周りは、少しくぼんでいることから、泥などの汚れが溜まりやすい部分です。そのまま放置しておくと、詰まってしまうので、歯ブラシなど少し固めのブラシで、泥を取り除くようにかき出してください。
まとめ
ベランダは外にある分、どうしても汚れが溜まりがち。まとめて掃除をすると、大変な思いをしてイヤになりますよね。そうならないためにも、こまめにキレイを維持しておくようにしましょう。洗濯物を干している場合は、干す前にサッと掃き掃除をするだけで、ベランダのお手入れも一緒にできますよ。