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2019年04月09日 14:44 更新

頑固な油汚れを重曹を使ってキレイに掃除するコツ

キッチンにこびりついた頑固な油汚れは、拭き取ってもなかなか取れませんよね。しかし、油汚れの性質や掃除のコツを知るだけでキレイに除去できます。本記事では、環境にも人体にも優しい重曹を使ったお掃除方法をご紹介します。

なぜ落ちにくい? 油汚れの原因について

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しつこい油汚れの原因

キッチンについた油汚れが、なかなか取れない原因は、汚れの酸化です。油汚れは付着した後、すぐ拭き取れば簡単に落ちますが、時間が経過すると空気に触れて樹脂化します。

樹脂化した油汚れは洗剤も浸透しにくく、こすっても落ちない頑固な汚れになってしまうのです。

また、油汚れは直接飛び散った油だけではなく、料理中に気化した油がついて知らず知らずのうちに定着することもあります。飛び散った油はすぐ拭き取っているという家庭でも、コンロ周りにはしつこい油汚れが薄くついていることが多いです。

掃除のコツを知るだけで落とせる

時間が経過して取れにくくなった油汚れは、汚れの性質を知って対処するとキレイに除去できます。

酸化した油汚れは酸性です。酸性の汚れはアルカリ性に弱いため、アルカリ性の洗剤や重曹を使えば、無理やりこすらなくても落とせます。とくに重曹は、100円ショップでも手軽に購入でき安全なので、小さい子どもがいる家庭でも安心して使えます。

粉の重曹を一袋買って、液体状の重曹スプレーや重曹ペーストを作ると、使用する場所や汚れに合わせて使い分けられ、複数の洗剤を購入する必要もなくなります。

油汚れがあっという間にキレイになるお掃除術

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用意するもの

・重曹(粉、スプレー、ペーストの3タイプを用意しましょう)
・スポンジ
・雑巾
・歯ブラシ
・新聞紙

【 重曹スプレーの作り方 】
スプレーボトルの中に重曹小さじ3、水500mlを入れてよく振って混ぜます。

【 重曹ペーストの作り方 】
重曹大さじ2~3杯に対して、水大さじ1を混ぜてしっかり練ります。

場所によって異なる掃除方法

コンロ周り

天板は重曹スプレーを吹きつけた後キッチンペーパーを置き、ペーパーの上から再度スプレーしてください。30分経ったら汚れが浮いてくるので、スポンジでこすって雑巾で水拭きしましょう。重曹は白浮きしやすいので、水拭きを忘れないでください。

五徳は重曹水につけて汚れを浮かします。桶に60度のお湯を1L入れ、重曹大さじ6杯を混ぜましょう。五徳をつけて30分放置し、汚れを歯ブラシでこすって落とします。水ですすいで乾かしてからコンロに戻してください。

壁は重曹スプレーを直接吹きつけてから、硬く絞った雑巾で拭き取ると汚れがキレイに落ちます。頑固な汚れには重曹ペーストを塗って、スポンジでこすってみてください。


換気扇

しつこい油汚れが付着しやすい換気扇にも、重曹が使えます。

まず、フィルターを外して新聞紙の上に置きます。そして、換気扇の上から粉の重曹をたっぷりかけてください。3時間程度、放置した後に歯ブラシで油汚れをこすります。重曹が油汚れを吸着して、キレイに落ちるはずです。重曹はそのまま新聞紙にくるんでゴミとして捨てましょう。

粉の重曹では汚れが落ちなかった場合は、重曹ペーストを使います。重曹ペーストはとろみがあるので、塗った場所にとどまってくれます。

油汚れを予防する方法

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油汚れは掃除方法も大事ですが、できるだけつかないよう工夫することもできます。

コンロ周りにカバーを活用

コンロ周りに油はねガード(レンジガード)をつけると、油汚れの予防につながります。油はねガードは、100円ショップやホームセンターなど身近な場所で手に入りますよ。最近では、デザイン付きのかわいいガードも出ています。

料理中、換気扇をつける

換気扇をつけて空気を循環させると、気化した油が外に逃げ、室内に汚れが溜まりにくくなります。換気扇を回すときは、他の窓を閉めて密室にしておくのがポイントです。空気の通り道がひとつになり、効果的に換気ができます。

蓋をして油の飛び跳ねを予防

料理中の油の飛びを防ぐため、鍋やフライパンにはできるだけ蓋をしましょう。油が気化して空気中に広がるのを防ぐだけではなく、火の通りがよくなりガス代や電気代の節約にもなります。

定期的に掃除する

油汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。定期的に掃除をして汚れをため込まないようにしましょう。重曹スプレーをキッチンに置いておけば、毎日料理が終わった後にこまめな掃除ができますよ。

まとめ

コンロ周辺の油汚れは、重曹を使うと驚くほどキレイに落ちます。重曹は粉、スプレー、ペーストの3種類を用意してストックしておくと、場所や汚れに合わせて使い分けできますね。こまめな掃除と油汚れの付着を防ぐ工夫で、毎日快適にキッチンを使いましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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