専門家おすすめ！　本当に使える掃除の必需品まとめ

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こんにちは。暮らしと食のオーガナイザーの吉井謡子です。

突然ですが、みなさんはお家にどれぐらいの掃除用品がありますか？　洗剤類のストックが多くて管理が面倒だし、いろんな便利グッズは使い方を確認するのが煩わしい。それに掃除グッズが結構な場所を取っている……そんなお悩みはありませんか？

すっきりとラクに暮らすには、持ち物を厳選して少なくするのが一番。

今回は、ライフオーガナイザー的な観点から、多用途に使いまわせる掃除の必需品をご紹介します。少ないモノを使いまわして、お掃除上手を目指しましょう！

住居の汚れ落としにおすすめなのは、いろんなところに使えるエコな合成洗剤（中性）。

私は、写真にある環境にやさしい洗濯洗剤を使っていますが、食器用の中性洗剤など好みのもので大丈夫です。中性洗剤は酸性やアルカリ性の洗剤に比べて、肌に優しく安心して使えるというメリットも。毎日使うので、ぜひ環境にやさしいものを使いたいですね。

重曹やクエン酸や石けんを使うエコクリーニングもいいですが、アルカリ性や酸性を使用できない素材もあるため、意外と上手に使うには下調べが必要です。その点、中性洗剤は場所を選ばずに使えるところも大きなポイント。

私が使ってる「THE 洗濯洗剤」は、水で4倍に薄めてスプレーボトルに入れて汚れに吹きかけています。トイレやバスルームなどの水回りをはじめ、壁紙や床、家具（濡れてもよい場所）などの掃除にも使える万能洗剤になりますよ。

●THE 洗濯洗剤はこちら
http://the-web.co.jp/products/laundry-detergent

サッと手に取ってすぐに掃除に使えるよう、使い古したクロスを小さく切って用意しておきます。使い終わったら気軽に捨ててしまえるので楽チンです。

キッチンは、重曹よりも水に溶けやすく汚れも落ちやすい「セスキ炭酸ソーダ」で油汚れを落とします。油汚れは酸性の汚れ。セスキのアルカリで中和することで、落としやすくなるのです。

500mlの水に、小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを加えてよく溶かし、スプレーボトルに入れておきます。これを使用後のコンロの油ハネにスプレーして拭き取ると汚れ落ちがよくなりますよ。

浴槽の掃除には酸素系漂白剤を使っています。浴槽専用の洗剤も売っていますが、酸素系漂白剤なら洗濯槽の掃除や洗濯、食器の漂白にも使いまわせるのでおすすめです。

水を循環口より5㎝ほど上まで張り（冷めたお風呂の残り湯でもOK）酸素系漂白剤をおよそ500g入れて混ぜ、10分以上追い炊きをします。その後、数時間放置してからお湯を抜いて軽く洗い流し、新しい水を溜めて再度10分ほど追い炊きをしてすすげば完了です。

その際にお風呂の蓋や椅子なども浴槽に入れておけば、一度にお風呂掃除を終えることができます。

私は浴室掃除には、このブラシと使い古した歯ブラシを併用しています。このブラシはコシがあって、あまり力をかけずに使えるのがポイント。さらに、とても丈夫なので長持ちします。こまめに掃除をしていれば、洗剤がなくても汚れをきれいに落とせますよ。

また使い古しの歯ブラシは小回りがきいて、排水口を掃除したらそのまま捨てることもできて便利です。頑固な汚れは、先ほどご紹介した薄めた中性洗剤で磨くとよいでしょう。

わが家の玄関掃除はとてもシンプル！　使うのは昔ながらの道具ばかりです。

まずは、玄関にたまったほこりや砂をほうきで掃いて取ります。この時、お茶がらや濡らしてちぎった新聞紙を散らして掃けば、埃が舞い上がりにくいと言われています。気になる方は、ぜひお試しを！

そしてやっぱり水を流しながらブラシで擦るのが一番きれいになるのですが、ホースをどこかから引っ張ってくるのはちょっと億劫。そこで私はじょうろを使って水をまきながらブラシで擦ります。

ブラシは浴室で使っている「海をまもるバスブラシ」のお下がりです。デッキブラシのように毛が密についていて、力を入れやすい形状なので、玄関掃除にもピッタリです。

また落ちにくい汚れは、先ほどご紹介した薄めた中性洗剤で磨いてみましょう。

いかがでしたか？　必需品というと「どんな素敵なモノが出てくるのか」とイメージしがちですが、我が家のお掃除道具は、いたってシンプルなものが多いです。でも、数少ないシンプルなものを上手に使い回したほうが、モノも不必要に増えず、家をきれいに保つことができますよ。

みなさんは、お手持ちのお掃除グッズや洗剤類、どれもすべて使っていますか？　これを機に、持ち物やお掃除方法を見直してみてはいかがでしょうか。