捨てられないを克服!サクサク進む、片付けの順番とは?
いざ部屋を片付けよう! と思ってみたものの、何から手をつければいいかわからなくなったり、次から次へとでてくる思い出アイテムに気を取られて、あっという間に時間が過ぎていた……なんて経験、ありませんか? なかなかモノが捨てられなかったり、片付けが進まない理由は、片付けの順番に問題があるかもしれません!?
片付けするときの決め手は「手順」
クローゼットにパンパンに詰まった服、積みあがっている本や本棚、もう何年使ってないかわからない雑貨類。散らかった部屋に耐えかねて「よし掃除するぞ!」と意気込んでみたものの、思ったように片付かなかったり、一瞬片付いてもすぐ元の状態に戻ってしまっている……なんて経験、ありませんか? 実はそれ、片付けの順番を守らず、手当たり次第に掃除を行っていることが原因かもしれません。
順番を守らないといけない訳
部屋にモノが溢れている原因は、モノをしまう収納部分に問題が多くあります。そこから見直さないと、またすぐに汚れた状態に元どおりになってしまうのです。部屋が汚れている状態では、どうしてもソファの上に脱ぎ捨てられた服や床に散らばった本など、“汚れている部分”に目がいってしまい、その部分のみ片付けがち。けれども、それはモノを退けるのと同じなのです。片付けた状態をキープできてこそ、片付けをしたといえます。順番を守って、散らかることのない片付けを身につけましょう。
たった4つで完結!片付けのステップとは
ほとんどの人は片付けを行うとき、不要なモノを捨てるのと並行して整理整頓をしがち。けれどそのやり方は、片付け中ずっと脳がフル回転なため疲れやすく、あまり効率がよくないのです。そのため、思うように片付けが進まなく、いやになってしまい途中で投げ出し、片付かないという悪循環に。そうならないためにも、ここでは、片付けの4ステップをレクチャーします。
STEP1: 片付けする場所を決める
いくら家の中を片付けたいと言っても、リビング・寝室・キッチン・洗面所、すべての場所を片付けるのは至難の技。それこそ、年末の大掃除クラスの大仕事ですよね。なんとなく片付けを行うのではなく、「今日はリビングの収納棚を掃除しよう」「今日はクローゼットの中を片付けよう」と、片付けるべき場所をしぼるのがポイント。小さいゴールを設定して、一つひとつクリアしていく感覚です。
STEP2: 捨てる
片付ける場所を決めたら、次はモノを「捨てるもの」と「残すもの」に分けましょう。モノが溢れがちな人の共通項として「いつか使うかも」「痩せたら着るかも」と、“かもしれない”という基準でモノを残してしまいがち。基本的に一年使っていないモノは、次の年も使わないことが大半です。「この一年使ったか?」を基準に、捨てるかどうかを判断しましょう。
STEP3: 仕分けする
「捨てる」ステップで残したモノをカテゴリーごとに仕分けしましょう。しまうときに、まとめて収納できるだけではなく、ばらばらな状態で置いていたときに起こっていた「どこいった?」と探す手間をなくすことができます。
本ひとつでも「今月中に読む本」「読み終わって保管したい本」「古本屋で売る本」「捨てる本」など分類することで、収納する本棚も使いやすくなり、すっきりしますよ。
STEP4: 整理する
仕分けが終わったら、最後は収納。それぞれのモノを適した場所にしまいましょう。ここで気をつけるべきポイントは、容量以上のモノをいれないこと。また「汚部屋」に逆戻りしてしまう可能性大です。モノは生活していくうちにやはり増えていくので、収納は7割以内に留めておくのが◎。もしここで、容量オーバーをしてしまうようだったら、収納を増やすのではなく、STEP2「捨てる」に戻ってモノを減らすようにしましょう。
片付けあるある・捨てられないを克服するコツ
片付けのステップをご紹介しましたが、中にはどうしても捨てられないモノがあったり、一人でやるには大変な状態であるケースもありますよね。そんな時は、どう対処したらいいのでしょうか?
捨てる期限を決める
友人や恋人からもらった手紙、別れた恋人からの贈り物、小さくなってもう着れなくなった子ども服など、思い入れが強くなかなか捨てられないモノたち。そのような思い出がプラスされたモノは、ほかの収納と一緒にせず、とりあえず保管しておくボックスを別に作り、まとめておきましょう。そして、今年の年末まで捨てないなど保管期限を決めます。その期限が来たら、また改めて見返すのがベスト!期限をおくことで、意外と捨てれるものが増えたり、他に活用できるシーンがあるかもしれません。
それでも、どうしても捨てられない場合は、ダンボール単位、月数百円で倉庫に預けられるトランクサービスなどもおすすめ。スマホで簡単に利用できます。
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1人で片付けをしない
思い出に浸ってしまい、1人で片付けが進まないのが、片付けできないあるある。複数人で取り掛かることによって、手が止まっていたら、注意してもらうなど効率よく進められる場合もあります。また、自分が捨てられないモノも、友人や家族の判断で、捨てる決断ができたという話も。
残す上限を決めておく
本は何冊まで、洋服はハンガーにかけられる何着まで、と上限を決めておくと、モノが増えなくなるので、片付けをする機会が減ります。制限数をこえれば、何かを捨てなければならないので、必然的にモノを見直す機会も増え、一石二鳥ですね。
まとめ
疲れて帰ってきたとき、部屋がぐっちゃぐちゃだったら萎えてしまいますよね。部屋のきれいさは、気分も左右するひとつ。きれいをキープできる部屋づくり&片付けを心がけましょう。片付けができない原因が、思い当たる方は、順番を見直すことからはじめてみてくださいね。