住まい 住まい
2019年06月17日 19:30 更新

どうやって「お下がり」をとっておく? 子どもの衣類収納法

子どもの衣類は、成長とともに新しいサイズへの買い替えが必要になりますよね。そんな時期にとてもありがたいのが「お下がり」ですが、その収納に頭を悩ませている方が多いのも事実。今は着られないけれど……次の子のために……ととってある子どもの衣類、今回はそんなお下がりの収納のコツについてお伝えします。

こんにちは、マスターライフオーガナイザー®のはやさかひろみです。

成長とともに新しいサイズへの買い替えが必要になる、子どもの衣類。お子さんがいるご家庭の片づけに関する悩みは、お子さんのおもちゃと衣類であることが多いように思います。

特に赤ちゃん~幼児期の衣類は、80、90、100、110サイズ……と種類も多く、成長とともにどんどん大きくなりますから、管理も大変。

サイズアウトした服をお友達にあげたり、もらったり、兄弟間などでも「お下がり」で着まわした経験のある方も多いかもしれませんが、今着ている服とは違う、「お下がり」服はありがたい反面、収納の悩みの種でもあるようです。

お下がりをもらったら、まずすることとは?

もらったままではなく、わけてから収納

Lazy dummy

お下がりは、大概まとまった数でやってくるもの。1枚、2枚ではなく、袋や箱にドサっと、というパターンが多いと思いますが、そのお下がりの袋や箱、いただいたらそのまま、クローゼットや押し入れなどに収納していないでしょうか?

残念ながら、いただいたお下がりを全て使う(着る)ということはあまりないようです。なぜなら、親の好みが違ったり、子ども本人の好みが違うから。

そして一口に好みと言っても、色・形・デザイン・サイズ感・ウエストゴムの締め付け感など……。さまざまな部分で、好きか好きじゃないかは人ぞれぞれ違います。そのため、お下がりの中でも、親や本人の好みのデザインのもの、合うサイズ感のものだけを着ることになり、中にはいただいたけれど着なかった……というものが出てきてしまうのです。

お下がりは、いただいたらそのまま全て収納せずにまずは「わける」ことをオススメします。例えば、わが子がそのサイズになった時に「着せたいもの」か「着せたくないもの」か、「手持ちの服と合うもの」か「合わないもの」かなどを重要視してわけてみましょう。そして出番が来たらすぐに使えるように準備しておき、そのサイズになるまでは収納の中で待機させておくイメージです。

わけたら、後々着せたいものや手持ちの服と合うものだけを収納します。それ以外は、しまっておいても出番がないと思われるもの。

「せっかくいただいたのに、もったいない」と思うかもしれませんが、ただとっておいて「使わない(着ない)」ことの方がもったいないのです。出番がないと思われるものは、他の方へ届くようリサイクルに出すなど手放しましょう。

サイズや季節ごとに分類

Lazy dummy

「わける」作業が終了し、後々着せたいものだけになったら、サイズや夏物・冬物などで分類しておきます。その際、必要になった時にすぐとり出せる分類方法になっているか、注意してください。

長袖&長ズボン、半袖&半ズボン、アウターなどがサイズごとにある程度まとまっていると、いざ必要になった時に便利です。それから、特別なとき用のものは一緒にしないのもポイント! 「発表会用の白シャツ黒ズボン」「水着」など、用途が限定されているものは、普段着とは別にしておくと分かりやすくなります。

ただし細かく分類しすぎると、どこに何が入っているか逆にわかりにくくなってしまったり、次のお下がりもまた同じように分類するのが難しくなるため、あまりオススメできません。ざっくりでも、使う時に楽なように分類するのがポイントです。

仕組みを作ったらあとは回転させるだけ!

お下がり衣類のサイズ別収納ボックス
出典: http://hiromimi33.cocolog-nifty.com

お下がりをサイズや季節ごとに分類したら、各分類ごとに箱などを用意し収納します。今使うものではないので、湿気に注意した上で、押入れやクローゼットの上部など、手の届きにくい場所に収納してもいいかもしれません。

着る時期が来たら箱から出して、普段の収納場所へ移動します。また次のサイズのお下がりが来る予定があれば、空いた箱はそのままにしておきましょう。

例えば兄弟で兄130サイズ弟90サイズなら、お下がりは100・110・120(それぞれに夏・冬)。弟が100サイズになったら箱が一つ空くので、次に来る兄の130サイズを入れるために空けておけばOK。兄弟間でも着せたいものだけに厳選してから収納しましょう。

お下がりをあげるときも要注意!

Lazy dummy

お下がりは、あげる側になる場合もありますよね。あげる場合は、もらってくれる相手に「使っても使わなくても処分してもOK。あなたの好きにしてね」と伝えましょう。

人は「もらったものを捨てたり使わないのは、くれた人に申し訳ない」と思ってしまい、いらないと思っていても手放すことができないもの。善意であげたものが相手の「いらないけど手放せなくて困るもの」にならないように気をつけたいものです。

まとめ

お下がり服は「出番が来たらすぐに使える(着られる)」ことが大切。いただいた衣類を活用するためにも、しっかり分類して収納しておくといいですよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-