子どもの「好き」が溢れる理想の部屋へ! 子ども部屋の作り方
子ども部屋は子どもが過ごす場所。居心地よく過ごしてもらいたいですよね。今回は、子ども部屋の作り方を紹介します。子どもと一緒に、画像を見ながら理想のイメージを探っていきましょう。子どもから思いもよらない希望まで聞き出せて、びっくりするかもしれませんよ!
こんにちは。ライフオーガナイザーの前田梨絵です。
わが家の2階にある子ども部屋。ベッドもあってちゃんと寝ることのできる部屋になっているのに、当時小学3年生の息子がずっと夜ひとりで寝ることができない、名前だけの子ども部屋になっていました。おもちゃを使いやすくしてみたり、ポストカードを飾ってみたり、あれこれ工夫はしているのに、どうすればひとりで寝られるんだろうとずって不思議に思っていました。
今回は、そんな子ども部屋を作るために、子どもの“好き”を「画像」を使って聞き出すことのできたアイデアについてご紹介したいと思います。
ひとりで寝られない原因は、本人の希望ではなかったこと
わが家の2階にある子ども部屋は、壁一面だけを男の子の部屋っぽいアクセントクロスに張り替えてみたり、子どもの好きそうなポストカードを飾ってみたり、読んでほしい本を置いてみたり、子ども用のギターを置いてみたり、あれこれ工夫はしていたつもりでした。
けれども、よくよく考えてみると「壁紙を張り替えてほしい!」と言われたことも「ポストカードを飾りたい」と言われたこともありませんでした。
男の子っぽい部屋ってこんな感じかな〜と、親が勝手に考えただけで、子どもの意見は聞かずに良かれと思って作った部屋になっていたことに気づいたんです。
そこで、「夜、子どもがひとりで寝られる部屋」を目標に、子どもの希望を取り入れてみようと試みました。さっそく、希望のイメージをたずねるところから始めてみたのですが……。
理想を聞き出すには「ことば」より「画像」がオススメ!
「どんな部屋だと楽しそうだと思う?」「どんな部屋ならひとりで寝たいって思う?」と子どもにたずねてみても、うーん……と首をかしげるだけで、好きなイメージも浮かばないし、浮かんだとしてもことばで表現するのは難しいようです。
それなら、少しでもイメージがわきやすいようにと、画像収集アプリ「ピンタレスト」で「子ども部屋 男の子」などと検索をしてみました。そして、たくさんの子ども部屋の画像を見てもらうことにしました。
すると、さっきまでは首をかしげていたのがうそのように、「これいい!」「これはここがあんまり好きじゃない」などと、イメージが膨らんで意見がどんどん出てきたのです!
見つかった思いもよらない共通点
本人が少しでも「これがいい!」と言った画像をどんどん集めていくと、本人ももちろん親も気づいていないような共通点を見つけることができました!
例えば、
・フローリングにはラグやじゅうたんが敷いてある部屋が好き
(掃除がしやすいからと、フローリングのままで何も敷いていなかったけれど、本当はふかふかのラグやじゅうたんを敷きたいと思っていた!)
・自分だけの空間ができる、二段ベッドが置いてある部屋が好き
(一段のシングルベッドも一緒やん! と思っていたけど、欲しかったのは自分だけの空間だった!)
・天井が星空などになっていて、暗闇で光っているのが好き
(夜、暗くてもこれなら寝られそうと自分でも考えていた!)
・子どもっぽすぎない部屋が好き
(車の形をしたベッドや、すべり台のような遊具のある部屋は、自分にはもう子どもっぽいと思っていた!)
ラグを置いたり、下が収納になっているような二段ベッドを置いたり、天井に光る星のシールを貼ったりすることだって、どれもやろうと思えばできることばかりでした。
そこでとりあえずは物を増やすことなく、家にあるものを使って、子ども部屋のクローゼットをベッドに変身させて自分だけの空間を作ってみました。
すると、一人で寝るどころか、クローゼットの扉まで閉めて寝られるようにもなりましたよ(笑)。
まとめ
親はもちろん、子ども自身でもこんな希望があったんだなとびっくりでした。子どもの「好き」を聞き出せたことで、ひとりで寝られる日も近そうです!
この「好き」を知るために画像を集めるという方法。子どもだけでなく大人でも、少しでもいいなと思ったものをどんどん集めていくと、意外な共通点を見つけることができるのでオススメですよ〜。