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2019年05月12日 11:00 更新

【食器の断捨離】手放しづらい食器を整理する方法

食器棚など収納スペースの中に、普段使う食器以外にもたくさんのお皿やカップを所有している人も多いのではないでしょうか。食器はたとえ使わなくても、手放したり捨てたりしにくいもの。そんな食器を整理するにはどんな考え方をすればいいのでしょうか。悩んでいる方のヒントになれば幸いです。

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マスターライフオーガナイザー®のはやさかひろみです。

食器棚にたくさんのお皿やグラス、マグカップなどが入っていて片づけたい、減らしたいんだけどなかなかできない……というお悩みを伺うことがあります。

食器の片づけには、他のものの片づけとは違ったちょっとしたポイントがあるんです。そこで今回は、食器を整理するコツをお伝えします。

食器の整理が難しいのはなぜ?

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大小さまざまなお皿やグラス、マグカップなど、家族の人数分以上に所有しているお宅も多いのではないでしょうか?

マグカップが好きで、食器収納はマグカップだらけ……。かわいいお皿があるとついつい買ってしまう……。

必要以上に所有しているとわかっているのに、片づけられないと悩んでしまうのはなぜなのでしょうか? それは、食器には手放しづらい理由があるからなんです。

食器が手放しづらい理由

①壊れていない

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欠けたり割れたりした食器は、手放すことが多いと思います。よほど思い入れのあるものは補修して使うこともありますが、欠けたり割れたりしてしまった時点で「仕方ないな」と割とすんなり手放せるものです。

では、壊れていないものはどうでしょうか? 滅多に使わなかったり使いにくかったりしても、「壊れていない」=「使える」と考えてしまいがち。確かに「壊れていない」=「使える」ですが、「使える」というのは食器としての機能。食器としてはまだまだ活躍できますが、果たして自分や家族にとって必要かどうか、それはまた別の問題なのです。そのため安易に「使える」と思って所有していると、自分に見合った、家族に見合った量をすぐに超えてしまいます。

使えるからとっておくのではなく、自分が使いたいかどうかを考えてみましょう。ただ「使える」という食器としての機能だけで所有していると、なかなか出番がなく食器棚のスペースを占領してしまうだけになるかもしれません。

②ペア・セットになっている

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他のものにはあまりなく食器特有とも言えるのが、この「ペア・セットになっている」ということです。

カップとソーサーのセットや、5枚組のお皿、同じシリーズの大小の鉢など。必要なのはセットの中の2つだけだとしても、揃いのものは全て持っておかないといけないような気がしてしまうもの。

引き出物などのいただき物には特に、セットものが多いので要注意です。そもそも食器でなくても〇〇さんにいただいた、というだけで手放しにくいものですが、さらにセットで揃っているということが手放しにくさを助長しています。

揃っていると、「一枚欠けてしまったら枚数が揃わなくなる」という不安も生まれます。

5枚組の揃いのお皿、3枚あれば十分。でも欠けたりしたら困るから5枚全てとっておく。

5枚全て使っていたが欠けて4枚に。5枚じゃないから使わなくなったけど、4枚は揃っているからとっておく。

このように、本当は手放したいのにペアやセットであるという理由で手放せないのだとしたら、果たして本当にとっておく必要があるのかどうか、じっくり考えてみた方がいいかもしれません。

③お客様用と普段用がある

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食器の中に、普段使いのものとお客様用のものを分けてお持ちの方も多いです。お客様用の立派な食器があるのに、実はそんなに来客の機会がない、という場合は要注意です。

よくよく伺ってみると、年に一回来るか来ないかのお客様のための食器があり、それが収納スペースをとってしまっているケースも。また、以前はよくお客様が来ていたのだけど、最近はあまりそういう機会が少なくなったという場合もあります。

お客様用の食器としてとっておくなら、どんな時にどれくらいの頻度でくるどんなお客様のためのものなのか、考えてみましょう。よく考えてみたらそんなに必要ないかも……と思うかもしれませんよ。

また、あまり来客の機会が多くないなら、あえてお客様用と普段用を区別しないのもオススメです。とっておきの食器こそ、普段づかいとしてたくさん使ってみてください。

食器を手放す方法

Photo by Skyla Design on Unsplash

手放す、と言っても、捨ててしまうと思うと気持ちにブレーキがかかってしまうもの。私がオススメするのは、あまり出番がない、使いにくいなどのものを手放し候補として分けておく方法です。

食器棚があれば、手放し候補のものは最上段などの出し入れしにくい場所に一時的に移動します。ここで気をつけて欲しいのが、奥にしまいこまないこと。奥にしまったら最後、その存在を忘れてしまいます。普段使うものとは別の、でも目につく場所に一時置きするのです。

もし使いたいと思ったら、そこから取り出して使ってみて、この先も使うようなら普段使いの段に戻します。

一時置きした後、取り出す必要がなく時が過ぎていったら、それは手放してOKの合図です。「一時置き」はやりっぱなしにせず、手放すか使い易い場所に戻して使うかをしっかり見極めましょう。

まとめ

毎日出し入れする食器やグラスなどの収納は、適した量に整理できるととても使いやすくなります。ぜひこの機会に食器の見直しをしてみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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