丸見えでもおしゃれ！　ワイヤーバスケット収納のメリットとデメリット

こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。

見せる収納としても活用できるワイヤーバスケット。種類やサイズも豊富に揃っています。

けれど、収納グッズもものなので、安易に増やしたくはないですよね。

見た目も実用性も兼ねて、家を快適な空間にするためのアイテムとして導入したいものです。

そこで、ワイヤ―バスケット収納のメリット・デメリットをまとめてみました。収納アイテム選びの参考になれば幸いです。

まず一番のメリットは、中身が一目瞭然で分かりやすいということです。

中身が見えないボックスにものを入れていると、何が入っているのか忘れてしまう場合や、ラベリングをするのが手間に感じる場合も……。中身が見えるワイヤーバスケットに収納すれば、毎回ボックスを引っ張り出して探す必要もありません。

また、日用品や食品のストック管理にも向いています。何をどれだけストックしているのか、ストックが後どれだけ残っているのかなども一目で分かるので、重複買いやストック不足も防げます。

スタッキングができるタイプも多いので、使用頻度の高いものは上へ、低いものは下へ、と用途や頻度に合わせて空間を有効に使うこともできますよ。

ワイヤーバスケットは、種類も豊富で好みにあわせて形やサイズ、色も選べます。

おしゃれなものも多いので、中身が丸見えでありながらも、整って見えるというメリットがあります。

例えば、子どもの脱ぎっぱなしの衣類をざっくり放り込むだけでもスッキリして見えますし、雑巾や洗剤などの掃除グッズもカゴにまとめるだけでおしゃれに見えますね。

インテリアに合わせて色を選ぶことで空間になじむので、出しっぱなし、置きっぱなしでもOK！　見せる収納にピッタリのアイテムなんです。

プラスチックのボックスや木製のカゴにものを収納していると、定期的に収納グッズ自体も掃除しないと、底の埃などが気になることもあります。

その点、ワイヤーバスケットは底に埃が溜まりにくく、手入れもしやすいと感じます。

ワイヤーバスケットは、中身を隠して収納したい場合には向いていません。

見た目を白のボックスで統一したい方は、中身のカラフルさがストレスになることも。

見た目はスッキリさせたいけど、ワイヤーバスケットを使いたいという場合は、バスケット内を布で覆ったり、バスケットの中を中身の見えない収納ボックスで仕切ることでカバーすることができます。

ワイヤーバスケットはざっくり収納できるものには向いていますが、細々したものの収納ができないタイプが多いです。また、中身に対してバスケットが深すぎると、取り出す時に引っかかることも……。

持ち手付きの掃除グッズなども、柄の部分だけが外に飛び出してしまって、余計に取り出しにくい……ということもありますので、まずは中に何をいれるのかを決めてから収納グッズを選ぶと失敗しませんよ。

ワイヤーバスケットは素材が固いので、床に直置きしたり、棚に置いて出し入れを繰り返していると、床や棚板部分に傷がつくことがあります。例えばワイヤーの色が黒で床が白っぽい場合、色が移ってしまうことも……。

ラグやマットなどを下に敷く、重い物を入れて引っ張らない、などの対策もできますが、完全に防げるとは限りませんので、その点も含めてワイヤーバスケットを導入するかどうかを検討する必要があります。

メリット・デメリットをふまえたうえで、ワイヤーバスケット収納はこんな方に向いています。

・中に何が入っているのか見えている方が安心する
・中身が見えないと、中身の存在自体を忘れてしまいがち
・きちんと収納したいが、どこに収納したかいつも探してしまう
・ざっくり収納が好み
・出しっぱなしでもオシャレにものの定位置を決めたい
・通気性良くものを収納・保管したい

スタッキングもできて便利です。

取っ手付きで、持ち運びしたい物の収納にもピッタリ！

収納グッズ選びは、快適な暮らしのための手段のひとつです。見た目だけではなく、ものを取り出しやすく、片づけやすいかや、いかにものを探さずにすむかなど、暮らす人に合わせて選んでみてくださいね。参考になれば幸いです。