おしりふき、手・口ふきに! ウェットシートを1枚ずつ取り出す裏技
ウェットシートを使う時、つながって出てきてしまうことはありませんか? そんなプチストレスを解消する裏技を紹介。手間も道具も必要ありません。元々付いている「あるモノ」を使うだけで、ウェットシートを1枚ずつ取り出すことができます。3児を育てるイクメンパパが、6年間に渡るオムツ替えから編み出した方法をご紹介します。
ウェットシート取り出し時のプチストレス
こんにちは。整理収納アドバイザーの水谷妙子です。
子育て中の家庭では、おしりふきや手・口ふきをはじめとするウェットシートは必須ですね。それ以外にも、暮らしのさまざまな場面で活用されていると思います。
しかし、いざ使おうとした時に、2枚3枚4枚……ビローンとつながって出てしまうことはありませんか? 急いでいるのにイラッ! もったいない! とプチストレスですよね。
そこで今回は、ウェットシートを1枚ずつ取り出すことができる「タテ貼りの技」をご紹介します。
なんと、捨ててしまわれがちな「アレ」を使います。取り出し口が工夫されているケースも売られていますが、その前にぜひこのテクニックをお試しください!
ちなみに今回紹介する方法を編み出したのは、うちの夫なんです。我が家では、子ども達の成長具合や体調を共有するために、夫がオムツ替えをする光景は当たり前。家や外出先で6年間に渡り、3児のオムツを替えた夫が、少しでもスムーズにできないかと考えて辿り着いた方法です。とても簡単にできますので、覚えておくと便利ですよ!
ウェットシートがつながって出てくる理由
そもそも、ウェットシートはなぜ何枚もつながって出てくるのでしょうか?
ウェットシートは、ティッシュペーパーと同じで次から次へと出てくるように折りたたまれてパッケージに入っています。これを、ポップアップ方式といいます。
ティッシュペーパーは乾いているので1枚ずつ取れますが、ウェットシートは濡れたもの同士なので、どうしてもシートがくっつきやすくなってしまうのです。
市販のシートの取り出し口は、だいたいが横長の楕円形です。そのまま取り出すと、折りたたまれたシートが素直に出てきます。
つながって出ないようにするには、シート同士がくっついている部分をはがす必要があるのです。
スムーズにウェットシートを取り出すための方法
付属のシールをタテ貼りしてみよう!
まずは、ウェットシートの取り出し口についているシールを完全にはがします。そしてシールを90度回転して、タテに貼りかえます。
取り出し口の幅を狭くして、パッケージの中で積み重なってくっついたシートが出る瞬間に「ひっかかり」をつくるのです。
取り出し口をどのぐらい狭くするかというと、幅1〜2cmぐらいにするのがオススメです。
万が一、次のシートが出なくなった時に、間からシートを指でつまめるぐらいは開けておくといいです。
シートの種類、成分の違い、残りの枚数、乾燥具合によっても条件が変わってきます。お手持ちのもので、少しずつ間隔を調整してみてくださいね。
タテ貼りしたらケースに入れる&フタをつける
シールをタテ貼りしたあとは、ウェットシートケースに入れたり、ウェットシート用のフタを貼ってください。口を開いたままにしておくと、すぐにシートが乾燥してしまいます。
これは大人気の「無印良品のポリプロピレンウェットシートケース」に入れて使っている様子です。
これは、よくあるウェットシート用のフタです。外出先でおしりふきやウェットシートを持ち運ぶ時に、こちらを使う方も多いのではないでしょうか。
先にシールをタテ貼りして、その後にフタを貼りつけると、より1枚ずつ出しやすくなります。
置き型のシートケースに比べると軽いので、片手でサクサクとまではいかないのですが、シールをタテ貼りした方が取り出しやすくなります。
これは完全に裏技ですが、ひとつ前のシールを捨てないで取っておいて、1枚は取り出し口を狭くするために、もう1枚は乾燥防止に。ダブルで貼って使うこともできます。
裏技が使えないウェットシートも!?
シールのタテ貼りはいろいろなウェットシートに応用できますが、基本的にはティッシュペーパーのように次から次へと出てくるポップアップ方式に対して有効です。
携帯用の小さなシートや、フロア掃除用のシートなどは、次々に出ないように1枚ずつ折りたたまれているので、この方法は使えません。
お手持ちのウェットシートが、どのようにたたまれているのかチェックしてみてくださいね。
まとめ
取り出し口のシールは、はがしたらすぐに捨ててしまう方は多いのではないでしょうか? せっかくなので、こんな形で使ってみてくださいね。
おしりふきをはじめとするウェットシートを使いたい時って、切羽詰まっている場面が多いもの。そんな時に使える技で、みなさんのプチストレスが解消できたら嬉しいです。
お手持ちのシートの種類によっても変わってくると思うので、様子をみながらお試しくださいね。