狭い部屋の収納力をあげるには? スペースの無駄使いをなくすコツ
収納スペースが狭くて、ついついはみ出しているものはありませんか? でも、それって本当に収納スペースの狭さが原因でしょうか? 今回は見落としがちなスペースの無駄使いについて、スポットを当ててご紹介します!
※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。
こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。
「収納用のボックスやカゴなどはあるのに、入りきらなくてはみ出してしまう」「収納スペースがうまく使いこなせない」こんな悩みをよく耳にします。
でも実はこれらの悩みって、ほんの少しの工夫で解決できたりするんです。無意識のうちに空間の無駄使いをしていること、結構あるんですよ。
今回はお片付け初心者の方でもすぐにできる、収納スペースの広げ方をご紹介します。難しいテクはありません! ほんの少しの工夫で暮らしやすくなるので、やってみてくださいね!
パッケージから出す
お菓子やティーバッグなど、商品の箱や袋に入ったままにしていませんか? これって結構空間の無駄使いをしているんです。
残り一つしか入っていないのに、大きな外箱に入っていたら、空間がもったいないですよね? それに、残量がどれくらい入っているのかもわかりにくいです。取り出すときも毎回箱を開けるなんて面倒くさいので、個包装になっているものは、買い物から帰ったらパッケージから出して収納するのがオススメですよ!
四角い収納グッズでそろえる
収納グッズといえば、かごやボックスなどがありますが、どんなものをご自宅で使っていますか?
見落としがちなのが収納ボックスの底の部分と口の部分の大きさ。
底に向かってすぼまったボックスはその分、収納量が少ないです。
口の部分は幅があるので、一見たくさん入るように見えますが、実際に入る量を冷静に考えて収納グッズを選んでくださいね。
おすすめは90度の四角いもの。無駄がなく、中にしまうものもまっすぐにしまうことができます。
わかりやすく写真を撮ってみました。
カラーボックスに二つ、違うタイプの収納ボックスを並べてみました(底の幅は同じです)。上の写真が底がすぼまっているタイプ、下がまっすぐ90度のタイプです。
こんなにもスペースに差が生まれるんですね! ぜひ、お手持ちの収納グッズを見直してみてください。
入りきらなくて溢れてしまっているものも、収納グッズを見直すことできちんと収まるかもしれませんよ。
立てる収納を取り入れる
平置きで重ねる収納もありますが、立てられるものなら立てる収納の方が省スペースです! 具体的にどういうことか写真を撮ってみたので、ご覧くださいね。
これは我が家のクローゼット。枕棚の左側にある白いボックスに布団を収納しています。結構幅があるもので、元々は二つ重ねて収納していました。
これを立てて収納してみると、こんな感じです。
わかりますか? スペースがかなり空きましたよね! ボックス一つ分置けるくらいのスペースが空きました。
こんな風に、同じものでも立てて収納するだけでスペースに差が出てきます。もし立てて収納できるものなら、立てる収納も検討してみてください。
また、重ねる収納は下のものを取り出すときに、上のものをどかす手間がありますが、立てる収納はそれがないので、取り出しやすさの観点からもオススメです!
置かない収納を取り入れる
収納は置く収納ばかりではありません。「吊るす収納」は取り入れていますか?
空中に収納スペースを作れる吊るす収納は、掃除もしやすいし、なによりワンアクションで取ることができるのでおすすめ!
具体例をまとめてみました。
フックを使う
吊るす収納の定番ともいえるフック収納。取りつけたい場所に合わせてフックを選んでみましょう。
吸盤フックはツルツルした面であればくっつきます。もし、外れやすければ、吸盤補助シールというものも100円ショップで売っているので、試してみてくださいね。
我が家では洗面台の脇に吸盤フックを取り付けて、ドライヤーやヘアアイロンを入れたバッグを引っかけています。
扉裏などにはシールフックがおすすめ。あまり重いものは掛けられませんが、貼ってはがせるシールフックは、賃貸にお住まいの方も気軽にフック収納を取り入れられるのでおすすめです。100円ショップにも売っていますよ。
マグネットがつく場所ならマグネットフックを。
ちなみにみなさん、家の中でマグネットがつく場所って知っていますか?
冷蔵庫によくマグネットを付けている方は見かけますが、それ以外にも玄関ドア、お風呂場の壁もマグネットが使える家は多いはずです。スチール製の家具もマグネットはつきますので、ぜひ活用してみてくださいね。
我が家では玄関ドアにマグネットフックで腕時計を引っかけ収納しています。
S字フックはポール状のものや、長押などのバータイプのものに使えます。デニムやベルトも、こんな風に掛けて収納することができます。
S字フックは、突っ張り棒と組み合わせて使う方も多いですよね。
突っ張り棒を使う
100円ショップでも気軽に手に入る突っ張り棒。ご自宅で使っている方も多いのではないでしょうか?
定番の使い方ですが、横幅に合わせて突っ張り、掃除スプレーなどを引っかけている方は多いと思います。我が家でも取り入れています。
奥から手前に突っ張ることもできます。隙間収納というかんじですが、突っ張り棒さえ入れられれば、フックなどを使って引っかけ収納を簡単に取り入れられます。
突っ張り棒の直径ギリギリのちょっとしたスペースですが、フックを使って引っかけ収納を作れました(ちなみに場所は、クローゼットの脇です)。
一本ではなく、複数使って棚板のように使うこともできます。手前と奥に一本ずつ突っ張れば棚として使うことも可能。木の板などを載せて棚板にすると、より安定してモノを置くことができます。
ダイソーには、突っ張り棒と組み合わせて使うプラスチックの棚板も販売されていますよ!
吊り下げラックを使う
吊戸棚の下など、棚板にかませて使うラックもあります。余っている空間を有効に使うことができ、ワイヤータイプなら通気性もいいですね。
調味料などを置くことができるタイプの吊り下げラックもあります。これは取り出しやすくて、調理スピードも上がりそうですね!
まとめ
こうやって考えてみると、工夫すればスペースは広げられそうですよね! 余っている空白のスペースに目を向けてみると、グッズや、収納方法でカバーできるところは結構あります。ぜひ、今の収納を見直して、モノが収納スペースに収まるように工夫してみてくださいね!
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