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2019年02月20日 18:00 更新

ファイナンシャルプランナー(FP)資格は何種類? 取得法・活用法を解説

ファイナンシャルプランナーには、国家資格であるFP技能士と、民間団体が運営するAFP・CFPがあります。ここでは、それぞれの違いや特徴について解説。また、ファイナンシャルプランナーの資格を取得したい人は、まずどのような資格取得を目指せばいいのかについても紹介しています。

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格って?

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ファイナンシャルプランナー(FP)はお金に関して幅広い分野のうち、主に「ライフプランニングと資金計画」「金融資産運用」「タックスプランニング」「リスク管理」「不動産」「相続・事業承継」の6つを扱います。お金に関するさまざまな分野を一手に扱うことができるので、まさに「お金」のプロフェッショナル! 銀行や保険・証券などの金融業界に勤める方のキャリアアップとしてはもちろん、不動産業界などの業界でも、業務上で役立つ場面が多数あります。また、ファイナンシャルプランナーとして独立し、専門家として仕事を行うという選択肢も!

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格はいくつあるの?

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「FP技能士」と「AFP」「CFP」の違い

「FP」と一口にいっても、資格の種類はさまざま。

大きく分けて2種類あり、ひとつは「FP技能士」と呼ばれる国家資格、もうひとつはNPO法人日本FP協会が認定する民間資格の「AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)」「CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)」と呼ばれるものです。

FP技能士は、1級から3級までのレベルに分かれています。

一方、日本FP協会が認定する「AFP」の資格取得をするためには、FP技能士の2級FP技能検定に合格し、AFP認定研修を受けることが必須となっています。

FP技能士の特徴

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合格することで「FP技能士」を名乗ることができる「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定」。FP技能検定とは、働くことで必要とされる技能レベルの習得を客観的に評価する、国家検定制度のこと。管轄は厚生労働省となります。FP技能検定は1~3級までのレベルに分かれていますが、それぞれに学科試験と実技試験があります。

学科試験

・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・不動産
・タックスプランニング
・相続及び事業承継

実技試験

3級
・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
・資産設計提案業務

2級
・個人資産相談業務
・中小事業主資産相談業務
・生保顧客資産相談業務
・損保顧客資産相談業務
・資産設計提案業務

1級
・資産相談業務
・資産設計提案業務

実技試験は、上記の業務から選択して受験することができます。

AFP・CFPの特徴

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AFPとCFPは、どちらもファイナンシャルプランナーとして必要な知識を持ち、金融に関することに悩む相談者に対して、適切な提案ができる技能を取得したものに与えられる民間資格。しかし、実はそのレベルに大きく差があります。

AFPは日本FP協会が認定する、国内のみで通用する民間資格になりますが、CFPは米国CFP資格認定委員会と日本FP協会が提携し、日本国内に導入した、世界に通用する国際ライセンス。そのため、AFPよりもレベルが高くなっています。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験をまず受けるなら……

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以上ご説明したとおり、いくつか種類があるファイナンシャルプランナー(FP)の資格ですが、どれから取るのがベストなのか、迷いますよね。

FP資格を初めて勉強する方はまず、「AFP」ともレベルが同等の「2級FP技能士」から目指すのがおすすめといわれています。有効期限がある民間資格と異なり、FP技能士は国家資格のため、資格は一度取得をすれば生涯有効です。

そして、2級FP技能士に合格したあと、AFPに登録しておくと、日本FP協会から毎月会報誌が届くので、時代とともに変わっていく金融・経済事情について、リアルタイムで最新情報を知ることができます。

FP技能検定は、合格したらそれで知識の獲得はストップしてしまいますが、「AFP」「CFP」は資格延長のため定期的に知識を更新していく必要性があるので、実務でFPの資格を活かしたい人は目指したいところです。

まとめ

業務で使うことがなくても、お金に関する知識があれば、日常生活の幅広いシーンで役に立ちます。キャリアップの一貫として取得している人もいるので、ぜひ就職・転職・復職の際に役立てください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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