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2019年01月25日 07:00 更新

行政書士資格の難易度は? 仕事内容や年収、試験に関するギモンを解決

法律専門国家資格の中でも、幅広い専門知識を持つ行政書士の資格試験。今回は行政書士の資格について、難易度や試験に関する疑問などをまとめました! これから行政書士の資格を取得しようとしている方、まずはチェック。

行政書士の仕事について

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行政書士の仕事内容

行政書士の仕事は、「官公署に提出する書類」「権利義務に関する書類」「事実証明に関する書類」、大きく分けてこの3つの書類を、個人や法人に変わって官公署に提出するというお仕事。

一言でいうとシンプルですが、その内容は多岐にわたり、行政書士によって得意とするジャンルも異なります。あまりにも対応する分野が広いため、行政書士の仕事がイメージにしにくいと思っている人も少なくないようですね。

行政書士の平均年収は?

一概には言えませんが、平均は600万円ほど、といわれています。しかし、中には平均を大きく引き離し、数千万円稼いでる方もいらっしゃいます。開業して独立して事務所を開いていれば、人気や実力によって、大きく収入も変わってきます。

行政書士資格について

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行政書士試験はいつ?

行政書士の資格試験は、原則毎年11月の第二日曜日に行われます(平成30年は11月11日に実施予定)。試験出願期間は、毎年7月終わりころから8月末までとなり、合格発表の時期は翌年の1月末。場合によっては、9月はじめまで受け付けてくれる年もあるそうです。出願するのに受験資格は特に必要なく、どんな方でも受けられます。受験費用は7,000円。

行政書士試験の必要科目は?

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行政書士試験の必要科目ですが、

・行政書士の業務に必要な法令等を問うもの
憲法、民法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法を中心とする)、商法(会社法)、基礎法学

・行政書士の業務に関連する一般知識等を問うもの
政治、経済、社会、情報通信、個人情報保護、文章理解

に分けられています。

問題数は、法令等の科目が46問、一般知識等の科目が14問になります。

行政書士試験の合格率は?

平成29年は、受験者40,449人に対して、合格者6,360人と合格率は15.7%でした。年度によって異なりますが、行政書士試験の合格率は10%前後と、非常に難しい、難易度の高い試験となっています。正直、筆者の知人で、何年も挑戦し続け、ようやっと最近合格したという方も……。

合格の基準は行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、50%(122点)以上であること、行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の43%(24点)以上であること、そして全体が満点の60%(180/300点)以上の得点を取れている、というすべての条件を満たした上で合格となります。一般知識は出題範囲も広く予測が難しいため、法令等科目での得点を取ることが合格のカギとなっているようです。

行政書士の資格を取得するには?

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行政書士試験の勉強方法

行政書士の資格試験は前述したとおり、難易度が高く、また出題範囲も幅広いので、正直、独学では勉強に限界があります。また、一朝一夕で身につく量でもなく長期戦の勉強になってくるため、独学だとモチベーションをずっとは保ちにくい、というデメリットが。行政書士資格試験の勉強は、スクールや通信講座を活用するのがオススメです。口コミでも人気なのは「フォーサイト」や「LEC」「TAC」、ユーキャンなど。通信講座にもよりますが、だいたい数万円~30万という予算感。選ぶときは通学するか自宅学習か、合格率やサポートの充実具合も合わせて、比較検討をしてみましょう。

まとめ

取り扱える分野が広いため、各個人の能力がカギとなりそうな行政書士。難易度が高いため、繰り返し問題を解いて慣れることも必要です。スクールや通信講座などをうまく使って、試験対策を行ってみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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