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2019年01月21日 22:00 更新

調剤薬局事務の仕事内容は? 資格を取るメリット

病院で処方箋をもらった時、立ち寄る薬局。ドラッグストアで購入する市販薬と異なり、自分で薬を取ることはできず、受付窓口にいるスタッフさんにお願いすることとなりますよね。この「スタッフさん」が、調剤薬局事務のお仕事。今回はこの調剤薬局事務の仕事内容や資格について解説します。

調剤薬局事務の資格はどれがおすすめ?

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調剤薬局事務の資格は何種類?

病院で診察を受け、薬を処方されたときに窓口でもらう処方箋。処方箋を薬局に持っていくと、受付にいるスタッフさんが処方箋を確認し、奥や別室にいる薬剤師さんへと受け渡し、サポートしている姿を見かけますよね。この仕事が、いわゆる「調剤薬局事務」と呼ばれる仕事ですが、「調剤薬局事務」という名称の資格はなく、下記の代表的な6種類の資格がその分野に該当します。

1)調剤事務管理士
2)調剤事務実務士
3)調剤薬局事務士
4)医療保険調剤報酬事務士
5)調剤報酬請求事務専門士
6)調剤報酬請求事務技能認定

各資格試験の特徴は?

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代表的なものでも6種類ある調剤薬局事務の資格ですが、あまり試験の問題内容や難易度に大きな違いはないようです。資格取得に必要な知識に関しては、薬剤用語、医療保険制度や公費負担医療制度についての知識、調剤報酬点数の算定、薬に関しての基礎知識などが求められます。そのほか、実技試験として、レセプトと呼ばれる調剤報酬の明細書を作成する問題が数問あるそうです。

しかし試験の中には受験資格を必要としないものもあれば、所定条件を満たさなければ受けられない試験も。調剤薬局事務士や医療保険調剤報酬事務士、調剤報酬請求事務技能認定などは、通信講座での受講や専門カリキュラムを習得した者のみに受験資格が与えられます。

また、嬉しいのが、試験ではテキストやノートの持ち込みがOKということ! 「暗記が苦手で自信がない……」という方でも挑戦しやすいといえるでしょう。

調剤薬局事務の仕事と資格の関係について

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調剤薬局事務には資格が必要?

特に大きい病院の近くには、ひとつ薬局を見つけたら、少し歩けばまるでコンビニのように「ここにも、ここにも!?」と発見することも多いです。

高齢化社会が進んでいるのもあり、どんどん今後も増えていくことが想定される薬局。先ほど紹介した通り複数の資格がある調剤薬局事務のお仕事ですが、実は資格がなくとも働くことが可能です。しかし、今後薬局が増えていくということは求人も増加していく、ということ。調剤薬局事務の仕事は働きやすいことでも人気があるため、競争率も高いです。働くことに資格はマストではありませんが、資格があることで面接時に大いにアピールでき、採用の確率がグッとアップする可能性が高いです。

調剤薬局事務の仕事はどんな人に向いてるの?

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調剤薬局事務の仕事に適した性格は?

受付で患者さんの対応をするケースが多いため、人当たりがよく明るい人柄が求められます。また、薬剤師や病院と連携をとりながら業務を行うので、コミュニケーション能力も大切になってきます。また、「薬」という、患者さんの病状回復に欠かせないものを扱うため、正確に、集中力を持って業務に取り組める、責任感がある方が向いているといえるでしょう。

調剤薬局事務の仕事に生かせる特技とは

レセプトと呼ばれる調剤報酬明細を作成するため、基本的なパソコンスキルはマストとなります。パソコンに精通している、というほどでなくても良いですが、基本的な入力作業はスムーズにできると◎。コンピュータースキルやレセブト作成の実務能力を高めるため、医療事務と合わせて資格を取得する方もいるようです。

まとめ

今後ますます需要が増えてくる調剤薬局事務という仕事。女性が多く働きやすい職種のひとつですので、「何か資格をとって、出産しても長く働ける環境に」と思っている方は、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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