くすんでしまったトロフィや優勝カップをピカピカにする裏技と保存法
トロフィや優勝カップは、素晴らしい結果を残した証。いつまでもきれいに飾っておきたいけれど、時間の経過と共にどうしてもくすみや汚れが目立ってきます。今回はそんなトロフィや優勝カップを、ピカピカにする裏技と保存法についてお伝えします。
素材によって変わる? トロフィや優勝カップの掃除法
トロフィや優勝カップの多くは、樹脂製や真鍮、亜鉛などの金属製です。表面には金や銀のピカピカと輝くメッキが施されているので、美しい光沢を放っています。
素材によって水分や湿気に弱いといった特長がありますが、基本的なお手入れや保管方法はどの素材でも同様です。
では、どのようにお手入れすればいいのでしょうか?
トロフィ・優勝カップのお手入れ方法
定期的な乾拭きが基本
トロフィ・優勝カップの基本的なお手入れはこまめな乾拭きです。表面についたほこりや汚れ、くすみなどは乾拭きだけですぐに取れます。
使用する布は、トロフィや優勝カップに傷がつかないよう目が細かくて柔らかい布を選びましょう。おすすめは、メガネ拭きやパソコンやスマホ画面を磨くクロスです。ランダムに磨くと傷がつく恐れがあるため、左から右に横方向に磨くなど一定方向に布を動かしてください。
汚れが気にならないときでも定期的に乾拭きすると、光沢感がアップして見た目の印象がよくなりますよ。
水洗いのやり方
トロフィや優勝カップにゴミがついてしまった、くすみがひどいという場合は水洗いしましょう。水で洗った後はティッシュペーパーで水気を取り、目の細かい布で磨いてください。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使います。アルカリ性や酸性の洗剤は素材によって変質する恐れがあるので、使用を避けたほうがよいでしょう。
洗面器に水を入れて少量の中性洗剤を溶かしたら、トロフィ・優勝カップを優しく洗います。その後は通常の水洗いと同じく、ティッシュペーパーで水気を取って柔らかい布で拭きます。
トロフィや優勝カップに水が残ってしまうと、錆が生じてしまったり、水垢によって汚れが目立ってしまったりするので、水分を除去してください。
お手入れの際の注意点
トロフィ・優勝カップを磨くときは、ティッシュペーパーではなく柔らかい布を使ってください。ティッシュペーパーは水洗いしたときの水分を吸収させるのにはぴったりですが、目が粗いものもあるので力を入れて表面を磨くと微細な傷ができることがあります。
頑固な黒ずみには金属用の磨き剤も使用できます。ただし、金属用の磨き剤は使用できる金属の種類が決まっているので、どの素材を使っているのか分からない場合は、むやみに使わないほうがいいでしょう。
金属用の磨き剤には研磨作用があり、表面の汚れをこすり落とすことでピカピカにできます。しかし、金色のトロフィや優勝カップの多くは、素材に塗料をコーティングさせており、研磨剤で磨くことで塗料が剥がれ、トロフィの色が変わってしまうことも。研磨効果のある薬剤を使う際は、十分気をつけてください。
重曹にも研磨効果がありますが、アルミ製品に使うと黒ずんでしまいます。トロフィや優勝カップには、あまり使わないほうがいいでしょう。
トロフィ・優勝カップをきれいに保つための保存方法
トロフィや優勝カップは、こまめにお手入れしても保管場所や状態が悪ければすぐに輝きを失ってしまいます。ここでは、少しでも長くピカピカの状態を保てるよう最適な保管方法について解説します。
直射日光に注意
トロフィや優勝カップは、直射日光を浴び続けると劣化します。表面が日焼けして変色したり、素材が剥がれたりするので、直射日光が当たる窓際を避けて日陰に飾ってください。
温度・湿度を一定に
トロフィや優勝カップに使われている素材は、温度や湿度に弱いです。温度と湿度が一定になるように、エアコンや除湿器などがある部屋に飾りましょう。とくに傷や汚れがあるトロフィや優勝カップは、湿度の高い場所に放置すると錆が発生します。
部屋に飾らず押し入れで保管したい場合は、真空状態のケースや袋に入れると湿度による劣化を防げますよ。
ケース内保存がベスト
汚れやほこりを付着させずに、できるだけ長くきれいな状態で保管したいなら、机や棚の上にそのまま飾るのではなくケースに入れましょう。透明のアクリルケースやガラスケースに入れると、ゴミやほこりがつくことなく、きれいな状態で保管できます。
より美しく見えるよう、背面が鏡になったコレクションケースもあります。ぜひお手持ちのトロフィ・優勝カップにぴったりのサイズを探してみてください。
ケースに入れた場合は、倒れないよう机や棚など安定した場所に置きましょう。
まとめ
くすんでしまったトロフィや優勝カップをピカピカにするには、定期的な乾拭きが一番です。汚れがひどい場合は水洗いをしても大丈夫ですが、水分をしっかり拭き取ってください。さらに保管方法に気をつけることで汚れやほこりがつきにくくなり、劣化を防げます。トロフィや優勝カップは思い入れのあるものなので、ぜひ丁寧にお手入れできるといいですね。